room03_20180727
ご案内:「太古の森・聖域」にキヨヒメさんが現れました。 (07/27-19:48:43)
キヨヒメ > (――流れ落ちる滝。静謐なる空気に満ちた聖域に、水を被る音が響く。それは幾度も幾度も続き、絶えることはない。) (07/27-19:50:13)
キヨヒメ > (それはキヨヒメが、桶を使い自らに水を浴びせている音。いつもの綺麗な振り袖ではなく、真っ白な着物一枚という出で立ちをした彼女は既に相当にびしょ濡れとなっていた。腰までの髪は地につかぬように結い上げ、その先端から雫が垂れる。着物は重々しく肌に張り付き、彼女の身体を伝って水がなおも流れ落ちてゆく。それは彼女の全てのケガレを洗い流すかのように、月の光を受けてキラキラと輝いて。そしてまた一度、キヨヒメはざぶう、と水を頭から被った。) (07/27-19:54:42)
キヨヒメ > (禊を続ける彼女は無心で水を被る。その理由は、ひとつしかない。) (07/27-19:57:16)
キヨヒメ > (――竜狩りの件。友を助ける為に刃を取ると決めた。狂気を打ち破るために力を貸すと決めた。必要ともあれば、禁じ手を使うことも視野に入れていた。そう、多くのことを考えていたし、援護だってするつもりでいた。) (07/27-20:00:05)
キヨヒメ > ……ふう(けれど、彼女は見てしまった。修練場に一人佇むセフィの姿を――己の全てを賭けて、戦いに赴かんとする『漢』の顔を。その瞳を、その志を見てしまえば彼女はもはや何を言うことはできなかった。手を貸すことはしてはならぬこと、それは武芸者である以前に『女』であるキヨヒメには痛いほどにわかるのだ。) (07/27-20:04:08)
キヨヒメ > (幾度目かの水浴びを終えたキヨヒメは、ゆっくりと桶を傍らに置くと、乱れた衣服を直して髪を絞ることもせずにゆっくりと正座した。そして、目を瞑りゆっくりと息を吐いて心を統一してゆく。)……旅路の神ヤサカトメ様。軍神タケミナカタ様。異邦より祈りを捧げることをどうかお許しください(キヨヒメは神の名を唱え、胸の前で合掌して祈りを捧げる。ただ、一心に。) (07/27-20:11:27)
キヨヒメ > (祈ることは勝利?それは違う。では、彼に力を与えること?それもまた違う。彼女はただ、彼の無事を祈るだけだ。無事に、ただいまと言ってくれるその時が来ること、それがただ彼女の望みであった。けれど、彼女は祈りを終えると何処か自嘲するように微笑んで――)……この期に及んで、なおも武器は磨いておこうなどと考えるとは……つくづく、おせっかいなものですわね……(そう、つぶやくと水を流しながらゆっくりと立ち上がる。これは誰にも見られてはいけない。だから、またいつもの振り袖を着て、いつも通りに振る舞うだけだ。……でも、もしも求められたならばその時は――)……ええ、どうなろうとも私は私らしく、やるだけですわ(ただ、ひとことつぶやいて……聖域を後にした。) (07/27-20:16:56)
ご案内:「太古の森・聖域」からキヨヒメさんが去りました。 (07/27-20:17:00)
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