room49_20180801
ご案内:「とあるお国の訓練場で」にズフルさんが現れました。 (08/01-12:34:50)
ズフル > (珍しく抜き身の真剣を構えて目を瞑る。 集中し、集中し、集中する。 以前は良く吐かされていたこの場所も随分と久々に感じる。 旅に出てから暫くの間立ち寄っては居なかった、が、あんな事があれば出向かない訳にはいかないだろう。) (08/01-12:37:02)
ズフル > (先ほど顔見知りの兵士さんに呼んでもらえるよう頼んでおいたし、暫く待てば目的の相手は来るだろう。 なら待つ間にする事は何万、何十万と繰り返した工程から導きだした自分の剣をどう運用するかのイメージトレーニング。 手に持つ剣の重みが心地よい。 悩みが一つ晴れたお陰か、随分と澄み渡った気持ちで集中出来る、と僅かに口角が上がった。) (08/01-12:39:37)
ご案内:「とあるお国の訓練場で」にラクアさんが現れました。 (08/01-12:41:08)
ラクア > (訓練場の入り口でズフルを見つけ、一瞬声をかけようかと考えるが声を喉元で止め、剣を持ち集中するズフルの姿を遠目に見る。 その姿には歪みが無く、軸の通った剣士のソレでこの国から旅立った時より僅かに大人びた印象を受けた。 きっと弟子は良い出会いを重ねているのだろう、と思わず口角が上がった。 旅を勧めた時は自分の経験則を押し付けただけなのでは無いかと思ったりもしたが、間違いではなかったようだ。)  (08/01-12:43:23)
ズフル > (自分の剣は正道で無くても良い。 正道では辿り着けない場所に行き着きたいのなら、別の道を模索するしか無いだろう。 笑われても良い、貶されても良い、論より実だ。 そう割り切ったあの日から胸の中にあった重い石が消えたように体が軽い、今ならきっと憧れたあの人にでも剣を届かせる事が出来るのではないか、そんな想像まで頭を過ぎった) (08/01-12:45:43)
ラクア > (弟子の佇まいから自信を感じる。 元々ポテンシャルは高かった子だ、きっと良い剣士になるのだろうと思った、が、彼は自己評価が低く、可能かも知れない事を諦めるような癖がある事も知っていた。 世界を見て上には上が居る事を知るのも必要だ、だが、それが自分の過小評価に繋がっては意味が無い。) 少し、背が伸びましたか? (少年の中にある僅かな、でも確かな変化に喜びを感じる。 人当たりの良い笑顔を向けながら、少年へと歩を進めた) (08/01-12:49:07)
ズフル > さあ、どうだろ。 旅に出てから計ってないから。 (目を瞑ったまま声を返す。 ああ、親の次に聞いた声だ、と胸の中に僅かな安心感が生まれるのを感じる。 憧れたこの人のほんの少し高めな声が胸の中に沈んで行く。 帰郷と言うのはこんなにも安心する物なのか、と知らず知らずのうちに僅かなホームシックを感じていたであろう自分に苦笑が浮かんだ) (08/01-12:51:47)
ラクア > 良い旅を続けているようですね。 (少年の正面に回りこむようにゆっくりと歩を進める。) 構えから自信を感じます。 それで、今日はどうしたんですか? (訓練場に呼び出す程だ、きっと何かがあったのだろうとは察する。 目を瞑ったままの少年の前に立ち、言葉を待つ) (08/01-12:54:32)
ズフル > 本当はまだ戻る気は無かったんだけど。 (剣の先を僅かに揺らす、上下左右不規則に。 酷くゆっくりと、長く。 最初は僅かに、次第に動きを広くして行く。 相手に気取られぬよう静かに静かに剣の動きを大きくしていく、そして剣の動きが大きくなっていくのと反比例するように自分の気配を薄く、薄く消していく。 ここに自分は居ない、ここには剣が一本浮いているだけ、そんな錯覚を感じさせるのだ) 不思議の館のミストさんに会ったよ。 (小さく声を吐き出す。 同時相手の視界を切るように姿勢を屈め飛び出した。 地面を這うような疾走、そこから体を捻り相手の体の正面を切り裂くつもりで全力の一閃を放つ) (08/01-12:58:49)
ラクア > ……っ! (絡め手を! 思わず驚きを隠せなかった。 自分に憧れるが余り正道に拘りを持って居た少年がまさかこんな手を売ってくるとは思って居なかった。 何を仕掛けてくるのか楽しみだった事もあり剣の動きに目を取られる。 更に続く言葉に一瞬思考が白く染まり、次の瞬間には相手の姿を見失っていた。 戦場であれば自分の命にすら届き得るかも知れない一閃を、それでも男は受けきった。 一歩後ろに下がり、腰の剣を抜く。 顎先まで迫った殺気の塊に無理矢理当てるように剣を引き上げてそれを受け止めた。 これだ、これなのだ。 この少年は人を切った事が無い、にも関わらず自分に真剣で向かって来る時にはいっぱしの剣士さながらの殺気を込める、その鋭さこそがこの少年の優れた点である。 思わず額にじんわりと汗が浮かんだ) 初めて、ですか。 貴方の剣を【受けさせられた】のは。 (弟子の成長に、また思わず口角が上がる) (08/01-13:04:28)
ズフル > (確かな手ごたえ。 必殺の気持ちを込めた剣は不発に終わる。 だが、手に伝わる剣の感触はいつもの真綿を切ったような柔らかな物では無く金属同士がぶつかる衝撃のソレ。 憧れの師匠を、同じ舞台に引き摺り下ろしたと言う確かな手応え。 喜びに踊りだしそうな気持ちをぐっと抑える。 まだだ、自分の成長を見せるにはまだ一歩先に踏み込まなければならない、だからこそ選んだ言葉は生意気な物で) 今ならラクアさんにも勝てちゃうかも? (口元は笑み、吐き出すは軽口。) 今日は全力でやってよ。 今ならきっと、いけるから。 (08/01-13:09:20)
ラクア > (弟子の心中を察した。 成程これが彼の見つけた剣の道かと納得する。 力にも速度にも恵まれない少年が武の鬼達と渡り合う為に選択したのはこれかと頷いた。 悩んだのだろう、考えたのだろう。 きっと進みたかった道とは違うのだろう、それでも実を取った弟子の事を師として心から賞賛したいと思った。 やりたい事よりもやらねばならぬ事を選択出来るその心は、きっと多くの者を護る為の礎となるのだから。 ならば返す言葉に迷いは無い。 少年がこの想いで自分を追ってくるのならば、自分は何時までも彼の憧れる道であろうと心に決める) なら、普段は全力の100分の1くらいで居ましたが、今日は50分の1くらいで相手をしてあげましょう。 (軽口に軽口を投げ返す、これこそが今少年が求める言葉だと思ったから) (08/01-13:14:20)
ズフル > はっ! (思わず吐き出すような笑いが浮かんだ。 きっとこの人は自分の事を判ってくれている。 だから乗ってくれたのだ、自分が全力を出せるように。 真剣を殺す気で振りぬいて尚、それは届かないと乱雑な言葉で想いを届けてくれたのだ) 後悔は死んでからじゃ出来ないんすよ? (受けた相手の剣を弾く、一歩距離を取り構えを直す。 体に一本軸が通るのを感じる。 嗚呼、本当なこうやって構えて、正しく打ち込んで、相手を打倒する力が欲しかった。 本当は電撃と見紛うような足運びで相手を翻弄する速度が欲しかった。 自分が今よりも幼い頃に憧れた男装の女剣士の御伽噺。 正道を尊び、正道で全てを打ち負かす。 そんな人に自分もなりたかった、でもその願いは叶わない。 だから選んだ、みんなを護る為に、国民を家族と呼んでくれる王族の盾になろうと。 その為ならば泥をすすっても構わないと。 それが自分の騎士の誓いだと少年は信じて疑わない。 そしてそれをぶつける相手が今目の前に居る、なら、全力を持って剣を振るう事こそが相手の想いに答えるただ一つの術で。) 行くよ……! (きっと一撃で終わらせられるのだろう、それで良い、今はそれで良い。 3年後、5年後、この人の横で戦う為ならば今は負けよう。 深く踏み込む、一足で距離を詰め、渾身の縦一閃を見舞う) (08/01-13:23:02)
ラクア > ええ、来なさい。 (剣を収める。 今の自分と少年の間にある差をしっかりと見せてあげる為にあえて剣を収める。 これが貴方の目指す者の姿だと、貴方の中にある最も強い騎士の姿だと鮮明に焼き付けてあげる為に。 道の終着点はここだと、こここそが頂だと伝えてあげる為に。 少年の踏み込む一歩は深く、油断も隙も無い。 だが、一流の武芸者同士の立ち合いはお互い常に隙など無いのが常であり、その中で勝利を掴み取る事が一流と超一流の違いである。 故に一歩踏み出した、振り下ろされる剣に向き合い集中する、失敗は許されない局面において少年の師は笑った。 まるで散歩でもしているかのような柔らかな足取り、そして眼前に迫る剣の腹に左手の甲を添えて左に逸らす。 少年の剣が冴えているからこそ、その一閃は横からの衝撃に弱く、さほど力を混めずともその軌道をずらす事に成功する。 更に一歩、少年の横を通り過ぎるように歩を進めた。 そして右手を持ち上げる) 強くなりましたねズフル。 貴方のその心を、決意を、私は師として誇りに思います。 (持ち上げた右手で優しく少年の顎を払う。) (08/01-13:32:40)
ラクア > ええ、来なさい。 (剣を収める。 今の自分と少年の間にある差をしっかりと見せてあげる為にあえて剣を収める。 これが貴方の目指す者の姿だと、貴方の中にある最も強い騎士の姿だと鮮明に焼き付けてあげる為に。 道の終着点はここだと、こここそが頂だと伝えてあげる為に。 少年の踏み込む一歩は深く、油断も隙も無い。 だが、一流の武芸者同士の立ち合いはお互い隙など無いのが常であり、その中で勝利を掴み取る事が一流と超一流の違いである。 故に一歩踏み出した、振り下ろされる剣に向き合い集中する、失敗は許されない局面において少年の師は笑った。 まるで散歩でもしているかのような柔らかな足取り、そして眼前に迫る剣の腹に左手の甲を添えて左に逸らす。 少年の剣が冴えているからこそ、その一閃は横からの衝撃に弱く、さほど力を混めずともその軌道をずらす事に成功する。 更に一歩、少年の横を通り過ぎるように歩を進めた。 そして右手を持ち上げる) 強くなりましたねズフル。 貴方のその心を、決意を、私は師として誇りに思います。 (持ち上げた右手で優しく少年の顎を払う。) (08/01-13:33:43)
ズフル > ……あ。 (間抜けな声が出た。 自分の頬を凪ぐ優しい手の感触と同時に体中の線が切れたように力が抜ける。 酷く心地良い。 まず手の力が抜け剣を掴んでいられなくなる。 次に立っているはずなのに地面が近付いてくるのを感じる。 何だこれ。 言葉を吐き出そうとしても喉が言う事を聞いてくれない。 両足ががくがくと震えている事だけが判る、次第にその震えが全身に広がる。 嗚呼、酷く、寒い。 それを感じると同時に最後に残った意識の線が途切れた) (08/01-13:37:56)
ズフル > ……あ。 (間抜けな声が出た。 自分の顎を凪ぐ優しい手の感触と同時に体中の線が切れたように力が抜ける。 酷く心地良い。 まず手の力が抜け剣を掴んでいられなくなる。 次に立っているはずなのに地面が近付いてくるのを感じる。 何だこれ。 言葉を吐き出そうとしても喉が言う事を聞いてくれない。 両足ががくがくと震えている事だけが判る、次第にその震えが全身に広がる。 嗚呼、酷く、寒い。 それを感じると同時に最後に残った意識の線が途切れた) (08/01-13:38:21)
ラクア > ズフル。 貴方はまだまだ強くなれる。 きっと、この大陸の誰もがその名を知る程に強くなれると私は信じています。 だから今は眠りなさい。 起きたら、さっきの話しの続きを聞かせてください。 今日はお休みを取りますから、満足するまで訓練にも付き合ってあげます。 おやすみなさい。 (08/01-13:40:31)
ご案内:「とあるお国の訓練場で」からラクアさんが去りました。 (08/01-13:40:47)
ご案内:「とあるお国の訓練場で」からズフルさんが去りました。 (08/01-13:40:51)
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