room41_20180916
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にズフルさんが現れました。 (09/16-23:12:01)
ズフル > (ふらふらと徘徊を続けて、結局最後に辿り着いた場所はここだった、と苦笑を浮かべる。 今日は木材を纏めて糸で縛った打ち込みようの木偶を来る前に用意してきたようで、剣を地面に下ろせば木刀を借り出して、木偶を修練場の中心に置いた) (09/16-23:14:27)
ズフル > (木刀を構え、木偶と向き合う。 ) (09/16-23:16:52)
ズフル > (あの日以来、ずっと考え続けた。 そして辿り着いた結論は、自分は今まで世界を半分しか見ていなかったと言う事だ。 前だけを見て進む事が正道で、光の道と信じて疑わなかった。 前を向く事と、後ろを振り向かない事は全くの別物で、出来ない者、辿り着けない者を視野に入れていなかった。 弱者を護りたいと聞き心地の良い言葉を並べ、その本質を理解しておらず、そしてその覚悟すらも足りていなかった。) (09/16-23:19:35)
ズフル > (父の覚悟を思い返す。 あれが大人であると言う事で、あれが道を志すと言う事だと心底思う。 故、自分が真に弱者を護れる者になりたいと思うのならば、あの時自分は刺し違えてでも敵を打倒せねばならなかった。 身命を捧げ、自分が愛した国の皆々を護ると語るのならば、あの時自分の思考が命を護る事に染まってはならなかった) (09/16-23:23:17)
ズフル > (師ならばきっと、あの七宝と対峙したとておびえる事も、恐怖する事も無く立ち向かったのだろう。 一対一で奴を打倒する事を決意していただろう。 師を目指し、その道に焦がれ、自分もその道を歩みたいと思ったのならば、あの日自分の背に師の影を背負う程度の事が出来ずして何とする。 歯を食いしばった。 右手で握った木刀に力を込める。 構えはいつもと同じ半身に開いた刺突武器の構えにほど近いそれで。) (09/16-23:26:54)
ズフル > (未だ震えが収まらない右手の手首を強く左手で握り締める。 この恐怖は許容しよう。 あの日の痛みも受け入れよう。 まだ自分は師には遠く及ばないのだから。 それでも自分の胸に灯る小さな火だけは消してなるものかと思いを込める。) (09/16-23:29:50)
ズフル > (身剣合一。 そんな高みに至れるとは思って居ない。 ただ、誰かを護りたいと思ったこの剣が、倒さねばならない敵に届けばそれで良い。) ……っ! (強く、強く力を込めて一足に飛び込んだ。 それは以前この場所で少女に打ち負かされた時と同じ剣筋で、その日の光景が脳裏に蘇る。 それでも良い、命を賭すと決めたのだから、打ち抜かれようと斬り裂かれようと構わない。 ただ難敵を打ち倒すだけの時間があればそれで良い。 まだ震えたままの右手が、木刀を振るい木偶を打ち抜く。 それはお世辞にも優れた太刀筋とは言い難く、普段の少年から見ても程度は低い。 だが、恐怖し、怯えた日から今までの間で、始めて熱を込めて振るえた一閃だったと確信する) (09/16-23:37:58)
ズフル > ……。 (打ち抜き、残心。 一閃だけで体中の力を持っていかれた気がして思わず膝を付いた。 熱を込めて、魂を燃やして振るう剣がこんなにも消耗する物だとは思ってもみなかった。 これに比べれば、幾ら今より優れていようとも今までの自分の剣は児戯にも等しかったのだと思い知る。 なるほど、これは届かないわけだと小さく自嘲の笑みを浮かべた。 誰かより優れた、素晴らしい人達は皆こんな剣を日夜振り続けているのだ。 自分の愚かさに、ただただ叫びだしたくなる気持ちを抑えた) (09/16-23:42:40)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にシェスさんが現れました。 (09/16-23:43:16)
シェス > (散歩でもしようかと部屋を出て館2Fの廊下、窓の外を見やれば何やら修練場で剣を振るう人影が見えて。長い杖をズルズルと引きずりながらそのまま2Fのテラスの扉を開いて外へ。テラスの手すりにもたれかかって…。特に彼に対してアクションを起こすわけではない。こちらからは声をかけるでもなく、下にいる人影に視線を投げかけて。その動きをただ静かに見つめる観察の姿勢。) (09/16-23:46:50)
ズフル > く、はは……。 (思わず涙と笑いがこみ上げる。 左手で前髪を強く強く握り締めた。 これが本当に剣を振るうと言う事で、これが剣を道を目指すと言う事か、今更ながらに思い知る。 何と、何と長く果てしない道なのだろう。 こんな剣を何度振り続ければ求めた所にたどり着けるのか皆目検討もつかない。 それでも、ようやく自分は今スタートラインにたったのだと確信めいた物を感じた。 自分に向いた視線に気付くのは、ひとしきり感情を吐き出したその後で。 先日後ろを取られた事が頭をよぎり、はっとして上を見上げた) あ……。 (09/16-23:51:18)
シェス > (目を細めてその複雑に泣き笑う様子を見つめていて。彼は一体何をしているのだう……。それでも声はかけないで。身丈以上の長さのある杖を自分自身に立てかけ手すりに片肘をついて顎を乗せて。 と、何のはずみか、相手がこちらの存在に気づいた様子。上を見上げた視線はこちらに向いたのだろう、目が合うのだろうか。 彼の顔がこちらを向いてから数秒の間の後。)どうも。(と、日常会話の声の大きさで、短い挨拶とともに軽く会釈する。距離的に声が聞こえるかどうかはわからないけれど。) (09/16-23:56:50)
ズフル > (見られた。 最初に思ったのはそれで。 涙を拭うのも違う気がして、どうして良いか判らないと困った様子で) ……ど、どうも。 (とりあえずは僅かな居心地の悪さを解消するように会釈と共に挨拶を返した) (09/17-00:01:13)
シェス > (コチラとしてはただ単に。人の扱う剣の体の動きを見たかった。それだけ。 ひとまず外に出るという本来の目的を果たすべく。片手に杖を握り直しもう一方の手を手すりに添えて。ひょいっと2Fのテラスから飛び降りる。バサリと長いコートの飾り布が長い髪がバサバサと揺れて。スタリと地面に着地する。着地する足音は…高所から飛び降りたわりには静かだ。視線を彼に向けてから。) ……邪魔をしてしまったようで。 (すまないな、と言外に含めて。勝手に様子を見ていたことには触れないのだけれど。それから、飛び降りた勢いで裏返ったコートの裾や布をなおす動作。) (09/17-00:09:25)
ズフル > (軽い身のこなしと言うには静か過ぎる着地に僅かに驚きを浮かべて。 左手で僅かに前髪を直す。) いや、場所が場所だし。 (自分の敷地でもないのだから気にしてないよ、とこちらも言葉にはせず語り。) (09/17-00:12:49)
シェス > (コートを整え直し、相手の返答が聞こえれば再び顔を上げて。 特にコレと言った感情のこもらない顔と瞳を向けて。) そうか。(気にしていない様子を見やれば、ただ一言そう返答して。数秒相手の顔を見つめた後、視線を外した。 顔見知りでもない相手、会話の緒もなければ……。再び視線を杖を自分に立てかけてゴソゴソとランタンを引っ張り出して、モゴと短い詠唱。ランタンに灯る炎。明るくなったそれを杖の先に引っ掛けて…とマイペースに自分は自分の準備を整えていく。) (09/17-00:22:59)
ズフル > (むしろ、自分の方が邪魔じゃないかと申し訳無さに近い物を感じて。 淡々と準備をしていくシェスの姿を視界に入れたまま、模造刀庫の辺りまで歩を進めて腰を下ろした。 時間的に場所を変えて何かをしようなどと言う気は起こらず、相手の成す事を静観しようと決めたようだ) (09/17-00:27:57)
シェス > (移動していく彼の様子にはて?と首を傾げた。そして、小さく苦笑して。) すまない。気を使わせてしまったな。 ……あそこを出入り口代わりにしているのでな。玄関よりも部屋に近い。 (と、灯りをぶら下げた杖の先で、先程自分が飛び降りた2Fのテラスの当たりを指し示し。この場所を使いに来たわけではないと告げて。) (09/17-00:34:28)
ズフル > ああ……。 (なるほど、と示された場所を再度見上げて自分の思い違いを理解した) いや、むしろ邪魔じゃなかったんなら良かった。 (人当たりの良い笑顔を作って声を返し) (09/17-00:38:34)
シェス > (明るい笑顔をみれば、こちらはゆるりと頭を下げて。) ……無理せん程度にな。(修練していた彼、涙を流した彼。事情は知らないが…。挨拶代わりにそんな言葉を口にした後、小さく頭を下げると、長い杖をズルズルと引きずりながら歩き始める。 彼の横を過ぎて茂みの方へと足を向けて。) (09/17-00:44:22)
ズフル > (作った笑顔の下で、ぞくりと胸を突き刺される感触を受けた。 相手の言葉は深く語らず、それで居て真直ぐであるが故に恐らく知らず知らずの間に自分に負荷をかけ続けていた自分を見抜かれたような気がして。 僅かに崩れそうになる表情を、それでも持ち前の人当たりの良さでカバーして) きっと、何とかなると思うから。 (口から出た言葉は、勿論何があったのかは語らない。 けれど初対面で受けた気遣いに、感謝の気持ちだけは返すように心を込めた) (09/17-00:48:55)
シェス > (相手の様子に少し目を細めるも。) そうか。(と、返す言葉はただそれだけ。短くそっけない言葉のみだ。 振り返ることもなく立ち止まることもなくそのまま夜の森の茂みの中へとのんびりと入って行く。 さて、今日の散歩は何処へ向かおうか…。しばらくすればその足音もランタンの光も遠ざかり聞こえなく見えなくなるだろう。) (09/17-00:55:41)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からシェスさんが去りました。 (09/17-00:55:44)
ズフル > ふぅ……。 (一度ゆっくりと息を吐き出し空を見上げる。) 無理しない程度に、か。 (かけられた言葉を反芻して、頬に当たる風が以前より冷たくなっている事を感じる。 そういえばこんな僅かな季節の変化にも気がつかない程自分は追い詰められていたのかと思い知る。 2,3度左手を握り締めては開きを繰り返し、次にゆっくりと息を吸い込んで自分の頬を叩く) よし! (もう一度前を向く為の感情を確かめて、木刀を模造刀庫へと返却し地面に置いた剣を腰へと戻す。 最後に手製の木偶を回収して森の中へと姿を消す) (09/17-01:03:15)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からズフルさんが去りました。 (09/17-01:03:19)
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