room40_20180925
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にズフルさんが現れました。 (09/25-21:02:27)
ズフル > (夜風に僅かに目を細め、いつものように森からこの場へと現れる。 以前と僅かに違うのは鬱々とした空気感は僅かに晴れ、何処か開き直ったような表情をしている事で) (09/25-21:03:51)
ズフル > ふぅ……。 (一つ息を吐いて修練場の中心まで歩く。 今日は木刀を借りるでも無く、木偶を持ち込むでも無く、歩を止めれば腰の剣を抜き、いつものように右足を前に半身に開いた刺突武器の物に似た構えを取って) (09/25-21:06:18)
ズフル > (目を瞑り、一度ゆっくりと息を吸い込み吐き出す。 最早幾度繰り返したか見等もつかない集中の工程。 ただ、以前と違うのは構えを取り息を吐く、それだけの行動で額にはじわりと汗が滲み、やがて数分も経てば少年の額から顎の下まで一滴の汗が流れた) (09/25-21:08:56)
ズフル > (反芻し、反芻し、反芻する。 危機感を、恐怖感を何度も何度も脳内で再生していく。 消えないように、忘れないように、あの夜の恐怖こそが自分の弱さの証で、身命を捧げて国を護る騎士になると言う事は決して負けられない戦いがあると言う事。 そして、あの日自分に敗北感を与えたソレは、自分が騎士を目指す以上絶対に負けてはいけない相手で。 ならば未熟で愚かな己を忘れぬ為に、何度でもあの日の光景を思い出そう。 剣を構え呼吸をし、それだけで全身の力が奪われていく。 湧き上がる嘔吐感に口元をおさえようとしてそれを堪える、眩暈にくらむ足を地面に結び付けるように力を込め体を支える。) (09/25-21:16:15)
ズフル > (目指す物があり、自分の中にそれを邪魔する物がある。 ならばそれを乗り越えなければならないのは当然の事で、そしてそれは自分で乗り越えなければならない事で。 仮にこれで心が折れようとも、ソレは自分が弱かっただけで、そんな者には騎士を目指す資格は無い。 そして敬愛する師は自分が必ず今の状況を乗り越えると信じている。 ならば、その信頼を裏切ってはならないと強く思う。) (09/25-21:22:37)
ズフル > ぐ……う……。 (暫く構えを維持している中突然膝を付き左手で口元を抑える。 吐き気と眩暈に耐えかねて右手を膝をおって右手を地面につく。 胃から逆流してくる物を吐き出さないようにだけ堪える、ただ眩暈が消えない。 視界がちらつき、数秒に一度意識がブラックアウトし掛ける。 滝のように流れる汗が顔を伝って地面に跡を残して) (09/25-21:31:19)
ズフル > (口元まで上がって来た物の不快感に思わず涙が溢れた。 それでもこれを堪えられなければ胃の中身と一緒に自分の想いも全て流れていきそうで、力いっぱいそれを飲み込んだ。 右腕が体を支えるのもそれが限界で、へたりこむように地面に顔をつけた。 眼球を動かせば視界に入る自分の剣、自分の為だけに父が打った世界に一本の剣。 それを握り続ける想いだけは無くさずにすんだと僅かに安堵を感じ) (09/25-21:41:46)
ズフル > (いっそこのまま眠ってしまいたいと思った。 そもそもきっとあの日の事なんか全部夢で、目が覚めれば以前のように師から剣を教わり辛くはあるが穏やかな日常が戻ってくるのだと夢想する。 だが、それもほんの僅かな時間で、そんな現実逃避を出来る程自分はまだ努力していないと思い至る。 自分の進む道の先が一体何なのかは判らない、立派な騎士になれるのか、それともただの人斬りに落ちぶれるのか、はたまた剣を握る道すらも諦めてしまうのか、それでも胸の中に宿る小さな火は消えないと、消してはならないと思うから、今一度体に力を込めて立ち上がる) (09/25-21:53:04)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にキヨヒメさんが現れました。 (09/25-21:59:05)
キヨヒメ > ――大丈夫ですか?(その時、後ろから響く声。ズフルが立ち上がるその後ろに、木刀を腰に提げた年幼い少女が静かに彼を見据えているだろう。凪のように緩やかな瞳、風になびく結い上げた髪は彼女の頬を撫ぜるよう。彼女はひとこと、心配するような言葉をかけた後はただそこに佇んでいた) (09/25-22:02:18)
ズフル > 大丈夫だよ。 少し頑張りすぎて疲れちゃったんだ。 (背後を取られる。 三度目だ。 一度目はあの悪魔のような白い白い子供に、二度目はここで震える右手を抑え込んでいた時にサロンから除く相手に。 そして今年齢で言えば自分よりも遥かに幼い少女に。 振り返らずに、声色だけは努めて普段通りに作り上げ声を返す) (09/25-22:06:27)
キヨヒメ > ……疲れているのであれば、少しお休みしましょう?大丈夫、稽古を少しくらい休んだってバチは当たりませんから(キヨヒメは、たまさか辿り着いた石舞台の前でそう語りかける。……果たして、何があったのかは知らない。けれども、彼の姿はかつて内弟子として師のもとで死にかけていた過去の自身と不思議と重なり合って見えたのだ。振り返ることもないズフルに対し、キヨヒメは近寄ろうと一歩踏み出した。) (09/25-22:15:39)
ズフル > なあに、そんなに心配する程の事じゃないよ。 明日は特別な仕事も無いしゆっくり休めるから。 (言葉には人当たりの良い普段の彼の色を乗せた。 いつからだろう、自分がこんなに簡単に嘘をつくようになったのは。 本当は今すぐ休んで、眠ってしまいたい。 全てを忘れてしまいたい、ただ、今足を止めてしまえば二度と前には進めないような気がして、本能的な危機感が彼に休む事を許さない。 一歩、距離の近付く気配に、白い少年に襲撃を受けたあの日を思い出し僅かに体が震えた) (09/25-22:20:57)
キヨヒメ > ……本当ですか?(もう一歩、踏み出して。キヨヒメは穏やかでもなく静かに、まっすぐに問いかけた。その瞳は少しだけ細まり、彼女はその腰の木刀に手をかけていた。) (09/25-22:23:56)
ズフル > ……(僅かに、間を置いた。 少女と知り合ってからまだそれほど多くの時が経っている訳では無い。 それでも自分の背後に立つ少女が損得を抜きに人に優しく出来る相手なのだと言う事は判っている。 それでも、少年は嘘を突き通す事を選んだ) ああ、本当に大丈夫。 何も心配はいらない。  (09/25-22:27:50)
キヨヒメ > そうですか(大丈夫だ、という言葉を聞いた途端、キヨヒメは石畳を蹴った。飛び出した空中で木刀を抜き放ち、ズフルの背に向けて逆袈裟の一太刀を振るう。速度こそ速いが、けして避け辛いものではないモーション。そして、たとえ当たったとしても、寸前に力を抜くだろう。――しかし、その軌跡に躊躇も容赦はない) (09/25-22:35:08)
ズフル > (敵を想い、敵を見続けた集中の日々が、以前よりも感覚を鋭敏にしていた。 背中と頬に風を感じてとん、と軽く前に飛ぶ。 そのままキヨヒメの一閃を避け、そこで始めて振り返る) な? 大丈夫だろう? (表情は穏やかで、影が落ちる事は無い。 十二分に貰った時間で、表情を作るだけの余裕もあった) (09/25-22:40:00)
キヨヒメ > …………(その穏やかな表情を見るキヨヒメの顔は、何処か怒っているような目をしていた。振り抜いた木刀をそのまま鞘に収め――)大丈夫というのであれば、私から言うことは何もありません ……ですが、ただひとりで荷物を抱え込むと沈みます。それだけは、お忘れなきよう(何が起きたかは知らない。何を抱えているのかも知らない。けれど、キヨヒメは今のズフルの動きと表情から、何かを見抜いていた) (09/25-22:48:19)
ズフル > 大丈夫。 (自分の心に言い聞かせた。 自分にかける暗示に乗れるだけの余力はあるつもりだった) 何とかするから、大丈夫。 ありがとう、どうしようも無くなった時は、きっと皆に頼るから。 (怒りの色を見せたキヨヒメの視線に、僅かに苦笑を浮かべ、それでも首を傾げて微笑んだ) 俺はいくつも荷物を抱えられる程強くない、ソレは判っているつもりだから。 (09/25-22:51:32)
キヨヒメ > きっと、ではダメですわ。絶対に頼ってください。……それに、強ければ荷物を抱えられるということはありません。むしろ強ければ強いほど、逆もありえます(ハッキリと、それだけは告げた。自らに言い聞かせるような大丈夫だという言葉は尊重しようとは思うが、どうしようもないところまで追い込まれてもなお『きっと』など、看過できないことだった。)……ひとつ、何も考えずに私と手合わせなどはいたしませんか?今すぐにとは言いませんが、お付き合いはいつでもいたします。……傲慢かもしれませんが、その時はあなたの力の限りを私にぶつけてください。 (09/25-23:02:14)
ズフル > ああ。 その時は絶対に頼るよ。 (小さくもう一度笑って頷いた。 こうやって笑顔を作る事に慣れていくのも、大人になると言う事なのだろうかとふと思う。 そしてその裏で作り物であろうと、笑顔を作れているうちは大丈夫なのだろうとも感じる) 力の限り、か。 確かに、前は満足に相手も出来なかったからな、近いうちにそういうのもありかもしれない。 (もう一度笑顔を作り、剣を腰に収めた。)  (09/25-23:09:41)
キヨヒメ > ……(本当は、どうしようもなくなる前に頼ってほしい。けれど、それを言ってもかわされるだろう。キヨヒメは子供だからこそ、ズフルの姿に危ういものを感じて仕方なかった。)ええ。次を楽しみにしておりますわ(微笑むことはできない。だが、真摯な眼差しで告げるのみ) (09/25-23:14:59)
ズフル > (表情と言葉から、少女が自分に対して何を思っているのかを大体のところは察していた、だからこそ、もう一度苦笑を浮かべて) 心配性だな。 もう一度言うよ。 大丈夫だよ。 そこまで馬鹿じゃないつもりだから。 (歳相応の少女に語りかけるように努めて優しく声色を作って) うん、俺も楽しみにしてる。 (09/25-23:22:49)
キヨヒメ > (優しい声色を受けてもキヨヒメは黙ってジッと見上げていたが、やがてため息とともにようやく微笑した。)……はい、私も退屈させないようにしますわ(そう、告げて。キヨヒメは軽く月を見上げた。……綺麗な月を見上げる彼女は、ただ穏やかに佇むのみ) (09/25-23:29:05)
ズフル > (少女に笑顔が戻れば、良かったと胸を撫で下ろす思いで) 退屈させないように頑張らなきゃいけないのは俺の方だけどな? (何て笑って、つられるように月を見上げて) (09/25-23:34:42)
キヨヒメ > ……私とて修行中の身、力の限りお相手いたしますわ(月を二人で見上げ、しばしの時間が経過する。何も言わず、月の光が二人を見下ろしていた。静かな夜はどこまでも深く、星を帯びた空は吸い込まれるように無窮だ。……その光景を見ることに、邪魔をする者は何もない) (09/25-23:48:05)
ズフル > まあ、この間よりは楽しめるように頑張るよ。 (星を見上げ時間を使う、思えばそれもいつぶりだろうか。 調子を上げては下げ、足踏みし、その場に止まっていたような気すらする。 それでも前に進んでいるのだと言う妄信にも近い想いが無ければ今の自分は一歩も前に進めない、なんと情けない事かと口元だけに自嘲の色を含んだ笑みを浮かべる) ……さて。 そろそろ良い時間だ。 俺はそろそろ行くよ。 (09/25-23:54:15)
キヨヒメ > (キヨヒメが星を見上げて思うことは、これまでのこと。そして、これからのこと。数多の輝きを瞳に移し、ここではないどこかにいる数多の人々を思い浮かべる。……強きものとして扱われ、それに応えるも何もなく稽古をする日々。目指す先は未だ見えず、今を生きるだけの剣の道。……キヨヒメは自身に問いかけることもまた多い。だが、ただ進もうと思い、目を細めるのだ)……ええ、また会いましょう (09/26-00:00:39)
ズフル > ああ。 あらためて楽しみにしてる。 今日はありがとう。 (最後に一度、いつものように人当たりの良い笑みを作れば、森の中へと姿を消していく) (09/26-00:02:42)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からズフルさんが去りました。 (09/26-00:02:45)
キヨヒメ > …………(心配のし過ぎだろうか、とひとり残されたキヨヒメは自身に問いかける。……けれど、どうしても改めることはできない。そっとしておいたほうがいいということもまたあるが、それでも声をかけたくなるのだ。それは間違っているのかもしれないし、余計なお世話でもあるかもしれない。けれど)……心配なものは、心配なのですわ(ひとり、そうつぶやいて。キヨヒメは夜の空気をまた感じていた。) (09/26-00:05:46)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からキヨヒメさんが去りました。 (09/26-00:05:49)
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