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ご案内:「風の渡る丘」にmistさんが現れました。 (02/11-09:50:00)
mist > (薄曇りの空。重く立ち込めた灰色の空から一筋、雲を穿ち、一筋の光が落ちる。穿たれた穴から差し込む陽の光に蒼く鱗が煌めく。頭を下にした格好で翼を畳み、勢いよく滑空した竜は大きく翼を広げ、落下を止めて、体を回転させながら飛翔をしたり、また雲を突き抜けたり。舞う様に、遊ぶ様に空を自由に飛翔する。やがて大きく旋回をすれば、眼下に見える風を受けて揺れる大きな木を頂く丘へと視線を向ければ、丘の上へと降りていく。地面から数m程の高さで竜の姿は霧となり、人の姿へと変化する。白く霧を棚引きながら) (02/11-09:58:23)
mist > っは・・・。(眩しそうに双眸を細め、白く息を吐きだせば、ゆっくりと大樹に歩み寄り、そっと片手で大樹に触れる。こつん、と額を幹へと当てて)──戻れた・・・。(変わったのは、些細な事だけだ。そう、思おうとした。 けれど、失っていたものの大きさは、この手の中に取り戻してみると、なんて大きな事だったのか。 常に不安定だった、どこか少し宙に浮いてしまっていた足元が、漸く安定した地面へと降りた、そんな感じだった。 人のそれよりも遥かに遅い鼓動も、脈打つ自分の血の感覚も、体内を巡る核の移動する感覚も、体の中心から湧き出る力も、そのどれもが『お前は竜だ』と告げてくれている。 忘れようとした、忘れたと思っていた、竜で有った頃の感覚。泣き出しそうな程に嬉しくて──愛おしい。) (02/11-10:08:45)
mist > (触れる大気が、風の匂いが、体に染み込み同化していく。自分と同じものだというこの感覚。 元より現象の竜は、精霊に近い。 大気も風も、曇った空から降りて来る微粒子の水も、瞳に飛び込んでくる景色さえも、自分の一部の様に感じる、遥か遠くの事さえも、指先で触れるかのように感じ取れる。 幾ら竜の力を残していても、人に似せた身体は、これらを全て遮断していた。呼吸をするだけで、大気が自分の中を流れていく。小さな箱に閉じ込められていた感覚が解放されたのを感じる。幹に背を預け、大気を受け止める様に大きく腕を広げて) (02/11-10:16:17)
ご案内:「風の渡る丘」にフォンセさんが現れました。 (02/11-10:19:55)
mist > (胸いっぱいに大気を吸い込み、ぎゅ、と腕を回し、自分の体を抱きしめる。贖罪の念も、ある。あまりにも子供染みた理由で、意地を張り、自らの手で失ってしまった。愚かな意地が招いた、全ては自分の弱さが招いた事だった。口の中で、ごめん、と。ただいま、と、呟いて) (02/11-10:21:33)
フォンセ > (空を、銀色の鱗を持つ竜が飛ぶ。どこかに向けての移動中のようで、そのまま上空を抜けていこうとして。眼下にいるその姿に気づいた。見慣れた姿。だが、最後に見たときと何かが違う。そんな印象を抱きつつ、ちょっと久方ぶりだったのもあって近づくことに。ゆっくりと高度を下げいこう) (02/11-10:21:51)
mist > (キラリ。目の端に何かが移る。見上げれば美しい銀の竜。は、っと笑みを浮かべれば、其方を見つめて。 同じ竜だからこそ分かりそうだ。 以前はまるで身に纏う様に揺らめいていた、竜から見れば異様な程に薄くおぼろげだった竜気。今はそれが生き生きと、全身から光を放つようにあふれ出している。浮かべる笑みも以前よりも自信に満ちたもので) (02/11-10:25:05)
フォンセ > (高度を下げたところで、光に包まれて人の姿へと変わる。その纏う色は黒だ。空中で姿を変え、地面へと静かに降りたって)…何だか、生き生きしてるな。いいことでもあったか?(穏やかな表情のままに静かに尋ねる。身に纏う竜気の違いには気づきつつも、敢えて。変化はわかれど経緯はわからない) (02/11-10:27:46)
mist > (とん、と其方へと足を進める。其方の姿が人の姿に変わると同時、両手を広げて抱き着こうと。)…フォンセ、フォンセ、戻れた・・・! (02/11-10:30:33)
フォンセ > …戻れた?(抱きつかれれば、そのまま抱きとめつつも、ちょっと事情がまだよくわかってない)ミスト、いきなりそこから言われてもわからない。前置きなしだとわからん。(だけどもとても喜んでいる状態なのはわかる。ポンポンと背中を軽く叩きつつ、続きを促して) (02/11-10:33:10)
mist > (は、っと、泣き出しそうな、嬉しそうな笑みを浮かべ)僕は、『大気の精霊』。グリンデルの現象の『竜』。神隠しの森の『守護竜』だ。(何度となく口にした呼び名。 が、紡ぐ言葉に、表情に自信が溢れる)竜に、戻れた。僕は竜だ…!(一度顔を見つめる様に体を離し、そう言い終えればまたぎゅっと抱きついて)戻れた・・・!!胸を張って言える。僕は竜だ。 (02/11-10:36:46)
フォンセ > …あぁ。(ようやくわかった。竜でありながら、その実態は竜とは少し異なる物だった相手。別段それを気にしたことはなかったが当人はそうではなかったのだろう。そして、どうやってかはわからないが戻れた。正真正銘の竜に。つまりはそういうことか)そうか。よかったな。(溢れている自信も伝わってくる。それがちょっとだけ羨ましいとも思いつつ、祝福の言葉を)仮初よりは、やはり本当の物である方がいいからな。(気持ちはわかる、と微笑もう。かつての自分が、そうだったから、少しは気持ちもわかる) (02/11-10:43:01)
mist > ん。(嬉しそうに笑みを浮かべて)話を、聞いて貰っても良い? 懺悔も込めて、と言うか…。 かなり恥ずかしい話でもあるんだけど。 誰かに聞いて欲しい気分なんだ。(体を離せば片手を差し出して) (02/11-10:46:08)
フォンセ > あぁ、私でよければ構わんさ。まぁ、座るか。(芝生の上へと静かに腰を下ろして、ポンポンと隣を叩こう) (02/11-10:47:38)
mist > ん。(ふ、っと笑えば同じように芝生の上、隣に腰を下ろす。小高い丘は遠くに時狭間の丘が見える。その丘の方へと視線を向けて)まだ、この世界の存在を知らなかった頃の話、なんだけどね。 神隠しの森の館が宿屋になって間もない頃の話。 元々あの館は、僕が300年ほど前に見つけて拠点としてた場所だったんだ。 (02/11-10:51:31)
フォンセ > …あそこは、そんなに歴史があったのか。(300年前と聞けば、その数字に少し驚いた様子で) (02/11-10:52:58)
mist > 確証があるわけでは無いんだけどね。 あの場所は、僕の生まれた世界、グリンデルの残骸の1つだと僕は推測してる。 300年前に僕の世界、グリンデルは滅びて、塵となった。 その時に異世界の研究をしていた魔導科学者の家だったみたい。 300年前に僕はあの場所を見つけて、あそこを拠点に色々な世界を巡って、久しぶりに戻ったら、あそこは宿屋になっていた。(小さく苦笑を浮かべて) (02/11-10:55:54)
フォンセ > 異世界との繋がりがあって、それでも崩壊から逃れられた可能性か。だが、戻って宿屋になってたら…それは、さすがに驚くな。(家に帰ってみたら、宿屋になっていた。そりゃ苦笑も浮かぶというもの) (02/11-10:58:47)
mist > まぁ、巣を乗っ取られるのもそう珍しい事でもないからね。 いい加減諦めもあったし。 長くあの場所を離れてもいたし、まぁこんなもんかとは思った。(苦笑を浮かべ) 元々人間は大嫌いだったし、相手にしなければ良い。精々給仕でもして貰おうと思って。 でも、あの場所に足を運ぶうち、少々絆されてしまってね。 数名の者に情が移ってしまったんだ。 気を付けては居たんだけど。 (02/11-11:01:35)
フォンセ > 巣か…。(ちょっとだけ、遠い目になって)ふむ…。(以前に少しだけそのあたりは聞いた記憶もある。が、今はともかく聞き手に徹しよう。相槌一つ) (02/11-11:04:21)
mist > 僕は人食いの種だし、人の肉以外は水や紅茶や珈琲と言った抽出した液体しか口に出来ない。店に行ってお菓子や食事を勧められても当然食えない。 そんな折、ね。 店にやってきた客に言われたんだよ。『人を食う者は人の集まる場所に来てはいけない』ってね。 (02/11-11:08:44)
フォンセ > …それは勝手な道理だな。(客に言われた言葉を聞けば眉間に皺を寄せて)…人前で堂々と人を襲って食べて、それで言われたのならまだわからなくもないが。そういうわけではないのだろう?(そこまで無思慮ではないことは、自分もよく知っている) (02/11-11:10:26)
mist > 元々は僕の巣だった場所に勝手に入り込んで奪い取っておきながら、人食いと判れば追い出そうとする。 ・・・無論僕はその店に来るものを食おうとは思っていなかったよ。 だから腹も立ったし悔しかったし、悲しくてね。 何度も言われた事だから、そのまま流せば良かったのに、受け入れられたと思ってしまった僕は、怒りのまま自棄起こしてね。 まぁ、今思うと本当に下らないし、子供じみた事だったんだけど。 食わねば死ぬと言うのに、人を食うなら来るなと平然と言い放つのに腹が立って、なら、と思ったんだ。 『人しか食えない者を否定するというのなら目の前で飢えて朽ちてやろう。片方で善人ぶってるヤツがこの地になんの害も齎さずにいる者を言葉一つで殺せるんだ』と見せつけてやろうと思って。 もう、疲れてしまっててね。 …馬鹿でしょ?(苦笑を浮かべて) (02/11-11:16:34)
フォンセ > ……そうだな。さすがにそれは、な。(そこまですることもないだろうに。でも、ミストはそれを実行に移してしまったのだろう。苦笑を浮かべる姿に、釣られるように苦笑を浮かべて) (02/11-11:18:56)
mist > 結果は飢えて暴走。仲間の一人を死に追いやって、飢えて苦しむ僕を、当時の恋人が人を食わずに済む方法があるかもしれない、とある遺跡に向かう事を提案してきたんだ。 僕の種はたった1度だけ恋をして1つだけ卵を産む。 勿論名も預ける。 彼が僕を案じていたことは判っていたし、そのままで良いと思っても居なかったし、承諾をして、その遺跡に向かい、出会った賢者に言われるままに体を捨てた。 彼の気持ちや、あの場所に居たいという気持ち。殺した仲間に対する懺悔。 賢者が示してくれたクリエイト=オーブ── 僕の額に埋まっていた石ね。 あの石の価値。 そういうのを考えると、やめますとは言えなかった。 釈然としないままに、自分から竜で有ることを捨ててしまった。 (02/11-11:23:22)
フォンセ > ……そうか。(そういう経緯があったのか、と。そのあたりの事情は知らなかったゆえに、ちょっぴりしんみりと) (02/11-11:25:23)
mist > 人の肉を食わずとも良くなったけど、ずっと、思っていたよ。自ら竜を名乗る時。 …ずっと、『嘘だ』って、心の中で呟いてた。 どうしても竜を捨てきれなくて、クリエイト=オーブに力を移して、未練たらしく竜を名乗っては居ても、実際は人でも竜でもない。作り物だったんだから。 竜の力も呼び出さなければ使えもしない。 そんな中途半端なままに、竜を名乗る自分が滑稽でみっともなくて、情けなかった。ずっと。誇り高い竜だと自分に言い聞かせて、本音を見ないフリを続けていたけれどね。 (02/11-11:29:22)
フォンセ > ………。(じっと、静かに耳を傾ける。だが、その心境は察することが出来ないわけでもない。色々と、自分とて思うところがある話だ) (02/11-11:30:30)
mist > あの体になった事で、良かった、といって良いのか分からないけれど。竜で有ることを捨てた事で、リュウヤに恋することが出来て、リュウヤなら、人食いの竜のままでも受け入れてくれることを知った。余計に後悔をしてたんだけどね。 先日息子から、竜の眷属になるって宣言されて。(ふふっと笑って)息子は竜の血を受けてオルーサの眷属になる、そう言ってた。なら、と思ったんだ。 丁度娘が竜になりたいと言ってたし、もしも竜になる術があるのなら、僕も竜に戻れはしないだろうかって。 で、友人に相談をしたんだ。 とても優れた魔術師でね。彼・・・彼女?なら、あるいは、って。 望みをかなえてくれたんだ。(両手を広げ、その手に視線を落とす。嬉しそうに、自らを愛おしむように) (02/11-11:35:33)
フォンセ > 確かに、竜の血にはそういう力があると言う話は私も知ってはいる。最も、私は違うのだがな。(残念ながら、そういう力は自分にはない)…そうか。そうして戻ることが出来たわけか。ここは、おめでとうと言うべきかな。(ふっと、笑みを浮かべて) (02/11-11:38:21)
mist > 僕の血にもそういう効果は無いよ。(ふふっと笑って)だから、あの魔術師なら、と思ったんだ。 感覚がこんなにも違ったのかと驚いたよ。 たった10年ほどの間だったけど、自分の元の体だから当たり前かもしれないけれど…。こんなにも自分に竜の力は馴染むのかって。 風が、大気が、自分の一部として感じられるのかって。(心地よさそうにわたる風に目を細め)有難う。(それはそれは嬉しそうに笑って) (02/11-11:41:42)
フォンセ > 仮初と本来の身体であれば、当然感覚は違うだろう。馴染んで当然だ、それがミストの力なのだから。(笑みを浮かべながら、静かに告げて)しかし、そうなると”遊び相手”としては、私は不釣り合いになったかもしれんな。(などと少し冗談じみた口調で。だが本心でもある。仮初状態でほぼ互角だったのだ。本来の力を取り戻したのなら、その分色々あがってるはず。きっと、差は出来ている。そもそもとして、生きている時間が段違いなのだから、当然と言えば当然なのだけど) (02/11-11:45:13)
mist > 元より現象の竜の中でも小型種なのは変わらないさ。それに…(少し悪戯っぽく笑って)フォンセも遊ぶのは嫌いじゃないでしょう?(くすくすくす) (02/11-11:47:46)
フォンセ > …嫌いではないが。相変わらず、自分で答えが見つけられなくてな。(そう告げる表情はとても複雑な気分を表していて)まだ、立ち直るには少し時間が掛かりそうだよ私は。 (02/11-11:50:14)
mist > (ふ、と目を細め、其方の髪に手をやり、さらりと撫でようと)君が何を悩んでいるのか、そこが判れば答えも見つかりそうだね。 取り留めも無くて良いから、誰かに胸の内を話してみたら?話す間に、自分の答えが見つかることもままあるよ。 僕で良ければいつでも話を聞くし。(目を細め、微笑を向けて) (02/11-11:53:12)
フォンセ > …そうだな。機会を見つけて、そうするとしよう。(誰かに話す。その提案には小さく頷いて)その時は頼む。(微笑む相手には一言、そう告げて)…だがとりあえずは、話を聞けて良かった。何はともあれ、よかったな。(静かに微笑んで。そして立ち上がろう) (02/11-11:56:35)
mist > ありがとう。もう暫く懐かしいこの体を満喫するよ。付き合ってくれてありがとう。(こちらも立ち上がって) (02/11-11:58:10)
フォンセ > 気にすることはないさ。では、またな。(そう告げて、地面を蹴る。高く跳躍して、その姿は再び銀竜の姿へ。そして頭上を一回旋回してから、どこかへと飛び去っていって) (02/11-11:59:44)
ご案内:「風の渡る丘」からフォンセさんが去りました。 (02/11-11:59:47)
mist > (ふっと笑えば此方も地面を蹴る。さらりと白い霧へと溶け込んで、渦巻く霧は竜の姿へ。旋回するフォンセに続き、空を舞う。じゃれる様に舞えば、此方も別の方角へと飛翔し───) (02/11-12:02:14)
ご案内:「風の渡る丘」からmistさんが去りました。 (02/11-12:02:19)
ご案内:「風の渡る丘」にmistさんが現れました。 (02/11-21:22:10)
mist > <ヒュォ…ッ>(低く立ち込めた雲を切り裂き、月光が差し込む。キラリと月光に青白く鱗を煌めかせ、雲を棚引き降りて来る硝子細工の様な竜。丘の上空を旋回し) (02/11-21:23:44)
ご案内:「風の渡る丘」にエルティアムさんが現れました。 (02/11-21:25:29)
エルティアム > (丘の大樹には鷹の翼の男がいた。知った気配に目を開ければ枝から飛び降りる。枝葉の傘の下から進み出れば頭上を見上げて、感嘆の口笛を吹いた) (02/11-21:29:06)
mist > <ヴァサッ>(大きく羽を打てば、ゆっくりと降りて来る。サラ、と白く霧へと変化すれば、すぐにそれは色彩を帯び、人の姿へと姿を変える。 ふわりと踊るような足取りで草の上につま先を落とし、音もたてずに着地をする。渡る風が蒼いローブを揺らして)エルト。(枝から飛び降りた青年へ、笑みを浮かべる。 親しみを込めた笑みはそのままに、どこか自信に満ちた、尊大とも取れる笑み。手にした酒瓶を軽く掲げて見せて) (02/11-21:30:56)
エルティアム > (こちらも片手を上げて返すと、いつものへらへらとした笑みを浮かべて) よお、来よったな。どうも風の匂いが変わった気がして、な。(そして、こちらももう片方の手を上げて見せる。そちらにも酒瓶が握られていた) 考えるこたぁ一緒やったようやねぃ。 (02/11-21:34:19)
mist > ──ははっ。(其方の持つ瓶に気づけば思わず笑いが漏れて)祝杯に付き合って貰おうかと思ってね。(サクリと草を踏み、其方へと歩み寄れば、どっかりとその場に腰を下ろす。片膝を立てて。) (02/11-21:36:25)
エルティアム > ああ、付き合わせてもらおかねぃ。(こちらも腰を下ろす。翼を風が撫で、さわりと音を立てた) しかしまあ…こうやって目の前に居ってもいまいち形が掴めんな。不思議なもんや。(風を感じる彼にとっての感覚。視覚だけではない何かがあるのだろう) (02/11-21:39:45)
mist > (ふ、っと笑みを浮かべ。軽く片手を空中へと差し伸べる様に挙げる。 サワリ、とミストの周囲だけ、僅かに空気が変わる。 夜露を含んだ風と同じ空気、同じ気配に。 混ざる気配は竜独特の気配を纏い)──諦めていたんだけどね。 取り戻せたよ。 竜の体を。(エルトが風に誇りを持つように、竜としての誇りがその笑みに浮かぶ) (02/11-21:45:19)
エルティアム > ん…そやったか。なーんとなく、風にお前さんが混じっとる気がしたんは間違いやなかったようやね。(目の前の事象に納得がいったように目を細める) はは、いい目をしとるなぁ、お前さん。今日の酒は、格別美味そうや。(笑み、変わらなく見えても、それはどこか嬉しそうで) (02/11-21:50:00)
mist > ねぇ、分かる?竜として生まれて、3000年の歳を生きて。 エルトが風の民としての誇りがある様に、僕も竜としての誇りがある。 仮に、だよ。 君が、君の誇りの象徴ともいえるその美しい翼を奪われたとしたら。(空中に指先を這わせ、グラスを2つ取り出せば、酒を並々と注ぎ片方を其方に差し出して。 重い話だというのに、話す口調はどこか晴れ晴れとして、笑みさえ浮かべ) (02/11-21:52:53)
エルティアム > (手を延ばし、一つを受け取る。もう片方の手ではその瓶を受け取り、そちらへと向けるだろう) そら、俺ならな…(一度言葉を切る。考えるというよりは、答えはすでに決まっている気がする) 耐えられんやろなぁ。 空に帰れんのでは、俺が俺でなくなってまう。 それは、俺には耐えられん事や。 (02/11-21:57:26)
mist > ん。 でも、僕は、自分が望んだわけでは無いにしろ、それを受け入れてしまっていた。ずっと蟠りを残したまま。 (グラスを其方へと向けて)竜の誇りを口にする時も、自分を竜だと名乗る時も、いつも被っていたんだよ。偽りの仮面を。(そっと片手で自分の顔を覆うようにして)ずっと、足が地面に付いていない様で、竜でなくとも僕は僕だと言い聞かせても、自信が無かった。誇りを失うという事は、とても脆くなるという事なんだね。 (02/11-22:00:52)
エルティアム > (両翼を広げる。大きな、翼を風に靡かせて) 俺が俺であるためにこの翼が必要なんと同じで、お前さんにはその竜の身体が必要やった。(やがて翼を畳み、それからようやく、お返しのようになみなみと酒を注いだ) 結果論やが、失う事で大きく知る事もあるんやろな。 (02/11-22:06:01)
mist > (眩し気に広げられた翼に視線を送る。 この男には、この翼が良く似合う。 誇り高い風の民の、雄々しくも美しい翼は、なんとも尊大で威厳がある。)ん。竜であって、初めて僕と言える。 失ってみてそれに気づくなんて、なんとも滑稽な話だけどね。 きっとあのままなら、僕は死ぬ間際まで後悔をしていたと思う。平然を装って、ね。 自分が自分であるって、こんなにも満たされるものなんだと、取り戻して気が付いた。(カチ、と其方のグラスへと自分のグラスを当て、クィ、と酒を煽り) (02/11-22:11:17)
エルティアム > 我慢も無理もしとった積もりも無かったんやろが……ずいぶんとやせ我慢をしてきたわけやねぃ。(へらりと笑えば、そのグラスの酒、こちらも一口、二口) お前さん、もしかして俺が……(羨ましかったんやないか?と。その言葉は飲み込んだが。翼を見る時の目が。今では何となく、そんな風にも思えてしまって) っと、すまん。余計やった。(へらっと誤魔化すように笑って) (02/11-22:17:32)
mist > いや? 自覚はあったよ。 だから言ったでしょう?仮面だ、とね。(片手で顔を覆い、指の間から覗く蒼い瞳を細めて笑い)…竜を捨てると決めたのは僕自身。 守護竜と呼ばれ、あの場所を愛してしまった僕が、唯一の居場所を奪われないためには、僕が手に掛けた者への贖罪の為には、そうするのが良いと自分に嘯いて、でもね。納得など出来る筈なんて無かったんだ。 愛する者の為と言うのなら、きっと後悔はしなかった。 それでも誇りは失わずにいられたと思う。けれど、何故竜であるこの僕が、人に媚びへつらうように竜であることを捨てなくてはいけないのか。 その点に関しては、1㎜も納得など出来る筈は無かったんだよね。 (続く言葉に、ふっと笑みを浮かべ)ご名答。(やけに素直に認めた)羨ましくもあったけれど…。 …自慢でもあったかな? (02/11-22:24:11)
エルティアム > あんまり察するんやない、折角呑み込んだつーに。 ったく、お前さんに気に入られるんも難儀やねぃ。(自慢とまで言われれば苦笑を浮かべて、酒を呑み) しかし竜を捨てた、か…(その時に、一体どれほどの葛藤があったのか、と。自分に置き換えて考えても、それは身震いがするほどである) (02/11-22:33:06)
mist > (くすくすと可笑しそうに笑って)翼を広げる時の君は、惚れ惚れするくらいに美しいと思ったし、その雄大な姿はまさに風の民に相応しい。 最初に出会った頃に言ったでしょう? 僕は綺麗なものが好きだ、とね。 …竜の力だけでもと残しはしたけれど…。 自分が何か分からないというのは不安なものだね。 特に己の種に誇りを持っていれば尚の事。 簡単なその場の思い付きで、さらりと否定をする人間を憎みそうになった事も1度や2度ではないよ。 でも、取り戻した。(片手を空へと伸ばし、何かをつかみ取る様にぐっと拳を握りこんで) (02/11-22:38:10)
エルティアム > そいつぁ ”俺の” 自慢さね。お前さんにやったつもりはあらへんで? (へらへらと返しつつ。ちょっとは本気で言ってるかもしれない) ああ、今のお前さんにはむしろ俺が惚れ惚れしとるよ。(瞳を見て口にする。酒を呑みながら) いや、惚れ直した言い換えたってもええで。今までのお前さんも、嫌いやあらへんかったしな。(へらへら。もちろん、今は段違いに魅力的に見えるのだけど) (02/11-22:46:22)
mist > その誇りがあるから、君は僕の自慢となりえるのさ。(ただの翼じゃない。その翼に込められた風の民の誇りこそが、羨ましくもあり、そういう彼が己の友だという事が自慢なのだ。 俺のと強調する、その誇り高さこそが好ましい)ふふっ。これが、これこそが『僕』だからね。(以前からも、どこか高飛車な、自信に満ちた笑みに見えた表情も、作り物であった事が判りそうな程に。誇りを取り戻した笑みは、依然と比べるまでも無い)残念なセリフだな。 僕は君をとても気に入っているのに。出会った時からずっと。(にっこり、と笑みを向けて) (02/11-22:52:48)
エルティアム > 誇れんような風で飛んで来たつもりはあらへんが、な。(少しだけ、視線を先に移して。続く言葉にはさらに目を細める) け、人に気に入られるつもりで居るわけやあらへんよ。俺は俺、や。 (いい加減次呑めとばかりに瓶を掴むとそちらに向けて。こっちは空けた) (02/11-23:04:44)
mist > (くすくすと笑えば、クィ、と酒を煽る。瓶を手に取れば其方のグラスに酌をして)──その翼を広げる時。空を舞う時。それを見る度、僕は胸を躍らせたものさ。 そうしてまがい物の自分を思えば、君の姿は羨ましくもあった。僕が手放してしまったものだったからね。 漸く君の隣に胸を張って並べる様になった。そう感じているよ。(目を細めて) (02/11-23:08:45)
エルティアム > (受けた酌、グラスはそのまま口に運んで呑むようで) はは、もうそないに感じる必要はあらへんやろ?(羨ましい、なんて感情は、もう必要ないはずだ、と。自信に溢れるその瞳、姿に。少し嬉しくなる) ……美味いな。今日の酒は。(へらりと御返杯) (02/11-23:19:48)
mist > ああ。 羨むのも、己を思って嘆くことも、もう無い。全身を巡る血が、指の先まで隅々に行きわたる竜の力が、僕の身に触れる大気が、風が。 これがお前だと伝えてくれる。胸を張って竜の眷属だと言える。 ああ、美味いね。(満ち足りた笑みを浮かべ、返杯を受ければ味わうように酒に口を付けて)…本当に美味い。 (02/11-23:23:20)
エルティアム > (美味そうに酒を呑む姿に目を細め、そして唐突に) あー、ちょいとだけ分かった。こいつがお前さんの言う自慢、やな?(先ほどの、少し嬉しく思った事が。つまりは、この不思議な感覚が) ちーと気恥ずかしいが、確かにお前さんは俺の友、で…(くい、と酒を呑む。その相手と酌み交わせる美味い、今日の酒を) お前さんは、俺の自慢さね。 (02/11-23:30:37)
mist > (は、っと嬉しそうに笑みを浮かべる)光栄だ。 (カチリ。もう一度グラスを其方のグラスへと当てて)竜に戻れて、真っ先に此処へ来たいと思ったんだ。此処の渡る風はいつでも君を思い出す。霧の竜は大気の精霊。風を好む。 君に話したくて、ね。(クィ、っと酒を飲み干せば立ち上がり)──飛ばない?(ザァ、っと梢を揺らす風。 凍えそうな程に冷えた空気さえ、酒で火照った体には心地が良い。) (02/11-23:36:19)
エルティアム > ああ、そら望むところや。(同じように飲み干せば、グラスを瓶の傍らへ) 付き合うたるで。この風、存分に感じるとしよかねぃ。(きっと、今までよりもさらに近い感覚で飛べるような気がして。もう一度風が吹き抜ける。熱くとも冷たくとも、風は心地よい。その風を受けるように大きく翼を広げると、地を蹴って) いい時に戻れた。この場所に…ミストの、この時に立ち会えて良かった。(これは呟き。空へ向けて。風の中へ。へらり、笑みを浮かべた) (02/11-23:43:50)
mist > 君にはこの丘が一番似合うと、僕は思うよ。(ふ、と笑みを浮かべる。渡る風。揺れる大樹。森を一望できる、この場所には、彼が戻ってしまってもいつも彼の風を感じていた。サァ、っと白く霧が舞う。 膨れ上がり、竜の姿を象る。いつもと、同じように。ヴァサ、と広げた翼。仄かに燐光を放つ鱗は、以前よりもこれに馴染み、高く掲げる首の先、見つめる目には自信が蘇っている。ザン、と翼を打てば空へと舞い上がり) (02/11-23:47:43)
エルティアム > 他も知らんくせによお言うわ。(へらへらっと笑って。とはいえ本人も同感だったりするのだが…先に風に舞っていた鷹は竜の姿を見守る。目を細め、嬉しそうな、楽しそうな笑みを浮かべて) 見事や。そいつが…(本来の、かと。風に感じる、ミストの気配も。それらを感じながら、翼を羽ばたかせればさらに上空へ…) (02/11-23:52:40)
mist > クォォォォーーーーーーーーン(後を追って飛び立つ鷹に、歓喜の声を高らかに上げる。纏う風も体に馴染み、遊ぶように上に下にとエルトにじゃれつく様に飛ぶ竜は薄曇りの空の下、全身で喜びを体現する。暫し空の散歩を楽しもう───) (02/11-23:56:16)
ご案内:「風の渡る丘」からmistさんが去りました。 (02/11-23:56:47)
ご案内:「風の渡る丘」からエルティアムさんが去りました。 (02/11-23:57:13)
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