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ご案内:「何処かの草原」にキヨヒメさんが現れました。 (03/07-20:31:34)
キヨヒメ > (今宵の月は新月。満月ともまた違う、闇の月。揺蕩う闇の静寂のもと、童女は刀を構えたまま仁王立ちをしていた。吹けば飛ぶような小さな身体に獣のような鋭さを秘め、何もいないこの場にて『相手』を見据えていた。) (03/07-20:34:55)
キヨヒメ > (静寂。草原を撫でるそよ風と、自らが刻む呼吸の音。世界がベールを脱いだように感じられるこの空間こそ、キヨヒメにとっては絶好の修練場であった。素振りを何万とするわけでなく、秘境の山を踏破するでも、据え物斬りをするでもない。何もないからこそ、できる稽古がある。 ――張り詰めてゆく緊張の糸。静けさの中で睨みつけるキヨヒメは刀に手をかけて――) (03/07-20:38:22)
ご案内:「何処かの草原」にジュリンノさんが現れました。 (03/07-20:39:40)
キヨヒメ > シャアアッ!!(内に押し込んでいた殺気が、刃となって放たれる!刀を逆風に振り上げ、手首の動きで持ち替えしながら重心の移動により身を回すとその勢いのままに刀を薙ぎ払う。だが、完全に振り払うのではなく、途中でその斬撃は止まる。相手の次の手を受け流すように刀を滑らせ、最後は蹴りを放つ!)アァッ!(蹴りを放つと共に踏み込み、撃ち放つ刀の切っ先が空気を引き裂き鋭く突き出される。敵の喉元を的確に狙った致命の一撃。真っ直ぐにはなったまま、キヨヒメは動かなくなる。) (03/07-20:43:37)
ジュリンノ > (そんな彼女を見つけるや否や、企みを奥底に秘めた笑みをたたえ、無遠慮に・無節操に駆けて彼女から数メートル離れた後方でしゃがみ、両手で頬杖を突いて小憎たらしき笑みで見上げ、凝視する金髪の少年が加わった。 いつも羽織る藍の外灯は、脇に抱え) おッほおお~ッ!!?……んん~ッ、んッふッふッ~ (やがて、彼女が裂帛の…というより、殺気の域に達したそれと共に一閃放とうものなら、その軌道を丸めた瞳で追い、歓声を漏らすのである。) (03/07-20:46:22)
キヨヒメ > (キヨヒメは何者かが近づいてきていたのを感じ取り、一気に鋭利な空気が消えてゆく。擬音で例えるならばサーッとひいていくというのが適切だろう。キヨヒメは刀の血を払うように鋭く、小さく振り抜くとゆっくりと納刀をしてそちらに振り向いた)ごめんなさい、人がいないと思ってつい。こんばんは♪(穏やかな笑みを浮かべ、キヨヒメはジュリンノに恭しく挨拶した) (03/07-20:49:53)
ジュリンノ > おおっほおお~~ ・ ・  (03/07-20:50:21)
ジュリンノ > おおっほおお~~ ・ ・ ・ んーッ? (捉えようによっては茶化しているととられてもおかしくないおどけた声色と深い笑み。 高揚しているようにも見えたが、彼女が己に気づき雰囲気を緩めたなら、少年の表情も同時に、一瞬だが呆けたソレになって) どーしたい? さ、わたしに構わず、続けて続けて。 (再び茶化し全開に笑みながら右手を振る。 だが、彼女から間合いを取ろうとしない。多少は距離をとってこそいるが、このまま彼女のその得物を振るえという無謀を言い放つ)  (03/07-20:53:36)
キヨヒメ > ……?ええ、わかりました(キヨヒメはジュリンノの言葉を受けて、ササメユキをもう一度引き抜いた。闇の中でも際立つ神性を帯びた白銀の刃が抜き放たれた瞬間、彼女の纏う空気もまた刃となる。そしてそれを剣道でよく見かける構え、正眼に構えると眼前を見据えた。)ハアッ!(彼女の肉体の全ては戦う為のパーツと化していた。考えることもせず、思考しての戦闘など最初からしていない。獲物に襲いかかる獣のように猛然と踏み込み、牙を突き立てるが如く刀を振り下ろす。その剣閃は軌跡となって閃いた!) (03/07-20:58:57)
ジュリンノ > (続けてくれるなら、この少年はただ彼女の周囲、一定の間合いを保ち続けたまま四方八方にまとわりついて、その得物の閃光を、その佇まいを、まとう雰囲気を 彼女の肢体を食い入るように、舐め回すように眺め続けた。些か不審の域ですらある、が。)………んーっ、ふーん?ほーおー!?(オマケに時おり上げる声も凄まじく耳障りかつ決して小さくはない。 まるで、全身全霊で彼女の鍛練を妨害にかかっているかの如く。) んやあ、ええねえ~! (彼女の上半身を見据えながら言うこの一声は、いささか…?) (03/07-21:02:45)
キヨヒメ > (ジュリンノの言葉にキヨヒメは反応を示さない。それは彼をどうでもいいものとして扱っているというよりは、今目の前のことに集中していてそもそも気づいていないのだ。振り抜いた刃を更に袈裟に、斬り上げに、或いは蹴りを織り交ぜた迷いのない攻撃が放たれる。か弱く見える細腕は鞭のようにしなやかに刀を振り回し、その足捌きは絶え間なく動くも絡むことなく彼女の身体を動かしてゆく。 ……なお一応言っておくがそこまでのブルンバストはないぞジュリンノくん) (03/07-21:07:43)
ジュリンノ > ………(とたんに、少年の先程までのふざけきった面持ちが沈む。 やがてそれは微かな苦々しいながらも微笑みに変わり、うんしょーと腰を持ち上げて立ち上がると腰の剣を外し、地面に突き刺すと柄に両掌をのっけて) ……んああ、やっぱちょっとええかー? (今度は中断を求める。実に手前勝手。 少しは反応されると思ったが、ここまで集中され続けられると彼女にまとわりついた意味が半分くらいなくなる。) (03/07-21:10:57)
キヨヒメ > はい?(キヨヒメはふと、ジュリンノの言葉を聞くと一気に中断してそちらに振り向いた。キョトンとしたまんまるお目々で、とりあえず愛想笑いしてる顔だ) (03/07-21:15:03)
ジュリンノ > んやあわりぃね、わざと邪魔しちまって。(斬りかかられても文句の言えない文句をさも当然のごとく吐きつつ黄色く笑って。 一度呼吸を整えてから) …なるへそなあ。ご評判の通りって事け。その引き締まったボデ…もとい気合い、その身のこなし……アンタあ、かなりすげえ修行を受けてると見た。(一瞬、不純な単語が顔を出した気がしないでもない、が) (03/07-21:19:20)
キヨヒメ > いえ、大丈夫ですよ(口元を袖で隠してにっこりと笑う。続けてねと言われたのでこうしてやっていたわけですが、という感じだしね)……?あ、いえ。評判……ですか?ええ、神様のもとで修行をしておりました。今はこうして稽古をしておりますけれど、たまに夢枕に立たれることもあるにはありますね(ちょっと笑い話を語るような調子である。今も半殺しの目にあうことがあるからな) (03/07-21:24:14)
ジュリンノ > …アンタ、やさしいね、つくづく。(目を細めて一言。一応、覚悟はしていたらしい。)ンやね?あるお方にあンたん事を絶賛されてな?偶然見かけたモンだかあら ・ ・ ・ んんッ?(笑顔をたたえながら高らかに語るが、は、て。と、彼女が語った一言にその動作を凍結し、幾度か無機質なまばたきを経て) ……たとえ、ではなく? (03/07-21:27:12)
ジュリンノ > アンタ、やさしいね。(目を細めて一言。一応、覚悟はしていたらしい。)ンやね?あるヤツにあンたん事を絶賛されてな?偶然アンタを見かけたモンだから?お手並みはいけん… ・ ・ ・ んんッ?(笑顔をたたえながら高らかに語るが、は、て。と、彼女が語った一言にその動作を凍結し、幾度か無機質なまばたきを経て) ……たとえ、ではなく? (03/07-21:28:26)
キヨヒメ > そうですか?(特に何を考えていたわけでもないので、優しいねと言われても首を傾げるくらいである)そんな、そんなに言われてしまいますと照れてしまいますっ ですが、まあ……そう言われると頑張らないと、ですね(ほっぺたを赤くしながらも、拳を作って頑張ろう!なんてポーズをするよ)ええ、本当に神様ですよ。なぜそんな方に弟子入りしたのかは今はもう記憶も定かではないんですけどもね (03/07-21:37:22)
ジュリンノ > ……(恥じらう仕草にまぶたを見開き、首を降ると フ ってか細く息ついて)…ヤ、ヤレヤレ。こんなナヤマシイ仕草が出来る娘にしごいてもらって平然としてるあの野郎は不健全にも程があるぜ。(完全にこちらの話だが、一瞬でも彼女の恥じらいに戸惑った己がユルセナイ。また一息ついてから)…… …… はあああん……?(時間をおいて把握すると、どこか醒めたような、そんな面持ちと声色。)つまりだ、最ッッ高の教育環境に恵まれてたッちゅーワケでえ。 …さてはその獲物も、その神様のご加護とやらでも浴びてンのけ?(彼女の一振りを指差して) (03/07-21:42:14)
キヨヒメ > …………?えっと、あんまり荒い口ぶりはよくないですわよ?(イマイチ理解できていないキヨヒメは首を軽くかしげた。そして、とりあえず野郎という言葉に反応して口出しした。)そうなりますね。でも、果たしてその最高の教育を何処までモノにできたやら。……評判がいい、といってもこの刀に助けられているというのも大きいですから(恵まれているというのは自覚しているのか、ササメユキを優しく撫でるキヨヒメは普通にそう答えた。) (03/07-21:48:15)
ジュリンノ > ああーん?アンタ…とその仲良し数名が平和過ぎンだよ。こんなん、荒いうちにも入んねーや。(己の口調そのものに注文を付けられたと判断し、人差し指をたてて振り、片目を瞑りながら気取って講釈を垂れておく。) …掴めねえ、のか?今のてめえの実力ッてヤツを。 (03/07-21:55:47)
キヨヒメ > でも、いけませんよ(めっ!と人差し指を立てて注意をひとつ。 そこからのジュリンノの言葉に、キヨヒメは戸惑う。少し前なら笑っていた内容だが、今はまさにその内容だ。……だから、しばしの沈黙の後に意を決して話しだした。)……ええ。私の剣には、誰かの為に振るうとか、何かを為すために振るうとか、そういう目的がないんです。頭では焦る必要はないと言い聞かせているんですけれど、周りがどんどん守るべきものを見つけて成長していくので取り残されたような気持ちになるんです(師匠から教えてもらったこと、それだけなのだ。それを使って研鑽してはいるけれど、それをとったら自分に何が残るか?……それが、わからないのだ) (03/07-22:10:50)
ジュリンノ > ほーん。(彼女が切実に打ち明けた内なる迷い。それを同じく迫った眼差しで聞き入れていた少年だったが、返す一声はあまりに呆気ないソレではあった、が。 暫し間を置いてから頭を掻いて) 随分とまあ、贅沢なお悩みだこッて。アンタのように恵まれきったヤツにゃありがちと言やあ、ありがちなんだが…… (03/07-22:13:28)
キヨヒメ > 贅沢な悩みだというのは存じております。恵まれた上での悩みと言われても仕方のないことですが、それでも焦燥感が湧いてきてしまうんです…… なるべくは考えないようにはしているのですけど、ね(自分がどれほど恵まれているのかは自分が一番知っている。だけど、それはそれである、と) (03/07-22:16:16)
ジュリンノ > …んーッとね。まあ、その前に幾つかきいとこーか。(幾度か首を捻り、鳴らし、唸った結果、彼女に制止の手をさしのべてそれを柔らかな拳にして、ため息を経て再び口を開ける。)アンタさ、此処でも元居たトコとかでも、褒められてばっかだった? 少なくとも、此処ではアンタ、結構持ち上げられてる気、すンだよね。 (03/07-22:18:36)
キヨヒメ > 元の世界ではそうでもありませんでした。此処ではたしかに、おっしゃる通りすごいすごいとあまり言われるので照れくさくて仕方ありませんわ(思い浮かべるのはたくさんの人の顔。場合によっては言いすぎだろう、と思ってしまうほどの持ち上げを受けたことがある。) (03/07-22:22:11)
ジュリンノ > うん。……やッぱ、そーだろうね。(少なくとも、此処に於いて、という事が分かっただけでも万々歳。目を瞑って幾度か頷いたあと)……あと、さ。「ヒト」相手にその得物ば向けた事、たくさんあるって言える?(あえて、「ヒト」という形で指定し、指を立てながら首をかしげた) (03/07-22:26:52)
キヨヒメ > ……正直、本物の「神童」は身近におりましたから(キヨヒメが語るそれは、自分よりも上と認めている誰かのことを尊敬しているものだった)……たくさんというほどには、向けていないかと(言われた時、キヨヒメの目には言いしれぬ恐怖のようなものが奥底にあった。それはジュリンノに向けたものではない、行き場のないもの) (03/07-22:31:45)
ジュリンノ > ダレノコトカナー?(ニヤ、という表現が似つかわしい、一見不真面目に笑んで首を傾けるも束の間)……なーる。 ………アンタあ、今ンままだと将来ヤベえかもしんねえな……一生戦場に立たねえで、見せモンとして振るうならともかく。(自分の顎に手を添え、神妙に唸りながら切迫気味に、溢すように語る) (03/07-22:37:15)
キヨヒメ > ……ええ。……人も獣も変わらぬと、武具を握った私はそう何処かで考えているのです。皆さんは私の未来に期待を置いてくれているのですが、このままだと私はどうなるのか……たまに、すごく怖くなるんです(ジュリンノに対して語るのは、他の誰かに語ることのできないこと。強い自分であろうとするけれど、その為に何をしたいのか?それがわからないまま、武芸が鍛えられているのだ。戦場に立ったらどうなるのか、その答えのひとつは血の海に沈んだゴブリンたちだ。) (03/07-22:45:21)
ジュリンノ > ホントにおッかねえのはね、「ヒト」のカタチをしたヤツなのよ?(そと突き立てた剣から手を離すと一気にソレを引っこ抜いて腰に添えなおす)…俺はアンタの戦士としての未来、めっさ不安。少なくともアンタと一緒に戦う事になっても背中の敵をよろぴくー、って言えない。アンタの底力がどんだけすごかろうとな。 ……… まずね、「目的を探して焦ってる」って時点で色々分かってない。…んや、「分かりすぎてる」からなのか。 (03/07-22:53:10)
ジュリンノ > ホントにおッかねえのはね、「ヒト」のカタチをしたヤツなのよ?(そと突き立てた剣から手を離すと一気にソレを引っこ抜いて腰に添えなおす)…俺はアンタの戦士としての未来、めっさ不安。少なくともアンタと一緒に戦う事になっても背中の敵をよろぴくー、って言えない。アンタの底力がどんだけすごかろうとな。 ……… まずね、「目的を探して焦ってる」って時点で「強さ」ってやつの肝心なトコが分かってない。…んや、「分かりすぎてる」からなのか。 (03/07-22:55:38)
キヨヒメ > そうですね(覚えがあるというか、同じ人型とは思えない存在と修行してきたのでちょっとズレてるが共感する。人の姿をしたアヤカシや鬼、というのはよくいるし)……強さ、というのはなんでしょうね。禅問答になるしかないのですが、考えれば考えるほどに深みにはまっていきそうです(普段は剣を曇らせないために表に出さない迷い。強さがわかってない?確かにわかっちゃいない。だから、キヨヒメはそう言われても弱々しく答えるしかない) (03/07-23:01:51)
ジュリンノ > ………そりゃあね……ッ!?(此処からは、理屈で手取り足取り語って教える域ではないと直感で判断。 …… 彼女を数秒見据えて気まずそうに視線を泳がせるが、己に何かを言い聞かせて決意。 周囲を見渡し、余計な『存在』が無い事を確認して、彼女に向き合う。 ……今回は違う、今回は違う!!今回は、違うんだ!…あと、覚悟、しとこ。 よし!) …… ンでも、それでも……(時おり噛む。ああ、ヤベ。でも…… 頬を掻いて幾度も首を降って、真剣な眼差しで彼女を見つめて) アンタのさっきまでのあの…ああああの動きとか、す、すンげえ、キレイだったよッ!? み、見た目もすげえ美人だけどー!?……結構ね、見とれッ、ちまってたの……そこはさ、すんげえいいなって思ったのは、確かなんだ。( い…ッ…言ッ、ちまった……… 唇をイビツにうごめかせ、緊張のあまり乾いた瞳で懸命に彼女を見据えた。) (03/07-23:10:24)
キヨヒメ > ――ありがとうございます(剣の腕と、キヨヒメ自身の悩みはそれぞれ別のモノ。武芸の腕そのものには誇りがあるので、そのあたりは純粋に嬉しいのだ。だから、使い方がわからないだとか与えられたものだとか、そんなことは言いはしない。ただ、優しく穏やかに微笑んで素直にお礼をひとこと告げるだけだ。……憂いを帯びた瞳でジュリンノを見返し、静かにしていた。) (03/07-23:15:01)
ジュリンノ > …ッ…!!(苦渋の末、少年は彼女との距離を少しずつだが詰めていって。)…ちょっとだけ…ちょっとだけ、さ、近くに居て、ええか……な…? ……(彼女に近づく、というより、密着する、という表現が相応しいほどに、恐る恐るだが、真剣に張り詰めた声色で囁きかける。 今、少年の鼓動はすさまじく高鳴っていた。…違う意味でだが。 今、少年は彼女の性分に賭けていた。)…ちょっとだけ、で、ええから……すまん、急に……さ。    (03/07-23:21:47)
キヨヒメ > (キヨヒメはちょっと目を丸くしたが、少しの思案の後)ええ、大丈夫ですよ(生来、囁きかけるようなしっとりとした声で返す。そんなに近いと、静かに空気を震わせる清らかな声がジュリンノの耳に直に届くやもしれぬ。穏やかな笑みを浮かべたキヨヒメは、ジュリンノの好きにさせるのだ) (03/07-23:25:42)
ジュリンノ > ……(嗚呼、この魅惑的な彼女の囁きすら、全く響いてこない。今、この少年の精神状態はある意味極限。 …… こんなカタチになってしまったのだ、後戻りはできやしない。 瞳を固く瞑って、ほんの微かに彼女に触れる程度に密着して。)……わ、りぃな……… ッ。 …… 俺、今までしごかれて貶されて、ズタボロになってばっかだったから……アンタのよーな優しげなヒトに…す、少しでも触れて…てえん……だ……(嘘は、一応ついてはいない。唇を噛み締め震わせて、言葉の通り、彼女に微かに寄りかかるようなカタチをとった)  (03/07-23:30:56)
キヨヒメ > …………(キヨヒメはジュリンノの言葉を聞くと、母か姉のような温もりを持つ瞳を向けた。子供扱いしているのではない。しごかれ、貶され、ズタボロにされた。そんな言葉に彼女は思うことがあったようだ。普段なら殿方に寄り添われることは恥ずかしくて無理だったが、今はそうではない。何も言わず、ただ受け入れてその頭を撫でながら地べたに座ろうと。……立ったままでなく、座っていたほうがよかろうという判断。乳系統のソレを思わせる生々しい少女の甘い体臭と、着物に染み込ませた花を思わせるキヨヒメ好みの優しい香り。それらが入り混じった匂いが、近寄れば鼻孔をくすぐるだろう) (03/07-23:38:38)
ジュリンノ > ……… …… … . . . (きっと、今の己の居心地は、本来なら桃源郷の如くなのだろう。 だが、今はそれを感じとることは出来ない。 瞳を固く瞑ったまま固まっているのは、彼女の溢れる年齢不相応なほどの母性を噛み締めているからなのか………) (03/07-23:40:34)
ジュリンノ > (  そうでは、ない  ) (03/07-23:40:46)
キヨヒメ > (キヨヒメは完ッ全にジュリンノの言葉を信じ切っている……というわけでもない。でも、深くは問わない。彼の言っていたことのままにしてあげるだけだ、今のところは) (03/07-23:43:13)
ジュリンノ > (次の瞬間、少年は一層瞼を固く瞑り、固く拳にしていた右手の指をすべて伸ばし、貫手のカタチにすると、それを渾身の力を以てして彼女の腹部に突き出した。 並みの人間を遥かに凌駕する肉体能力を持ったこの少年の貫手は、彼女が腹部によほどの装備をしているか、同じく人間を凌駕した防御力を持たない限り、容易に指し貫かれ、彼女の背から血漿にまみれた少年の手が顔を見せる……かもしれない。 彼女がどう動くか、そんなこと、考えてなどいなかった) (03/07-23:43:35)
ジュリンノ > (この瞬間、少年は完全に固まり、万一彼女から反撃があったとしても、それを避けることも防御することもかないはしない。)  (03/07-23:44:55)
キヨヒメ > ……え?(キヨヒメはその不意打ちに、対応できない。あまりにも突然すぎるし、刀を握れる距離ならともかく敵意なく懐に入れたままに放たれたソレを回避や防御など流石にできようはずもない。刀剣の一撃を防げる肌襦袢とて――それを防ぐことは叶わぬだろう)かふッ……(骨が折れる。皮が裂け、肉が斬りひらかれ、臓腑が破られる。へし折れた骨が内臓に突き刺さり、キヨヒメの口から血が噴き出した。彼女の身体を刺し貫いたジュリンノの手は鮮血に彩られ、生暖かい生命の色を引き抜いたかのようだ。キヨヒメは驚愕に目を見開いたまま、やがて身体を弛緩させる。力を失った四肢、とめどなく溢れ出る血。キヨヒメの意識は遠のいてゆく) (03/07-23:52:34)
ジュリンノ > (彼女ならきっと瞬時に察知して避けるだろう、防ぐだろう、返り討ちにするだろう、何せ彼女は神様を師にした実力者。 …… 捨て身の演技をかまして油断させ、不意打ちを仕掛ける事で「絶体絶命の感覚」というものを教えるつもりだった。 …だが、その手は少年の思惑どおり、冷たく虚空を裂きはしなかった。)   (次の瞬間、右手に感じる生暖かな肉感。   何故?)  ………ーーーッ…!? (瞬時に何が起こったかを把握すると、カタチとしてはこのまま己に寄りかかるであろう彼女に、少年の瞳が血走った。 全く考えすらしなかった事態に、全身から脂汗があふれでる。皮膚という皮膚が蒼白に染まる。そして) お………い………? ………… ナッ……何故に……… なんで避けねえんだよ……!!!??? (03/07-23:58:05)
キヨヒメ > (その言葉はキヨヒメには届いてはいない。ただ、戦闘などする気もないしジュリンノの言葉を信じて気も緩んでいた。そもそも、この距離でこの速度の一撃を回避などできるはずもないのだ。彼女はあくまで婦女子、それを回避できるとなれば人外の身体能力を持たなくてはならない。)…………(だが、ジュリンノにはイヤというほどわかるだろう。目の前にいる少女は人外でも神様でもなく、ただ剣の腕が立つだけの幼い少女なのだと。今刺し貫いたのは、少女の気の緩みをついて騙し討ちをしたということに過ぎないのだと) (03/08-00:03:00)
キヨヒメ > (更に言えば――ジュリンノを不可避の距離にまで入れたのも、彼のとある言葉に共感したからだった) (03/08-00:04:55)
ジュリンノ > ……!!!(それから暫く、少年の記憶が無かった。 だが、血走った瞳はそのままに、瞬く間に彼女の血肉にまみれた右手に柔らかな治癒の光を…膨大なそれを輝かせ、彼女の肢体に添え、今できうる最高の治癒術…「レストア・ウィンディ」を施した。)  (死なないで、死なないでくれ。 頼む。頼むから息を吹き返せ……目え、開けてくれッ!!!!!!) (03/08-00:06:12)
ジュリンノ > (彼女の傷口が完全に癒え、彼女の意識が戻るのをその目で、その耳で受け入れるまで、この少年は全魔法力をこのひとつの術に費やすのだ。 彼女を死なせない、死なせない、死なせない…… このあと彼女から…彼女の幼馴染から…ここから追い出されたって構わない。 だから、だからどうか、目だけ開けてくれ!!!) (03/08-00:07:57)
ジュリンノ > (この治癒術は、一般的なそれとは少々機構が異なる。 対象の生命力の促進などによるものではなく、照射する治癒の魔法力が欠損した彼女の血肉に成り代わり、文字通り「修復」を施す。 対象への肉体的な負担は殆ど無く治癒効果も確実だが、魔法力の消費は激しい。 だが、今はこの術に賭けるしかない。 …彼女の意識が戻るかどうかまでは、この術の効果の範疇ではないが) (03/08-00:10:40)
キヨヒメ > (キヨヒメは力なく仰向けに倒れ、まぶたを閉じていた。ミズチ由来の生命力も未だ未熟が故に、殺すことは造作もない。血が流れ出るごとにキヨヒメの息が弱々しくなり、ぐったりとした彼女はボンヤリとしていた。――だが、ジュリンノが治癒に尽力すると、紫色に染まっていた唇の色が戻り始め、土気色になりつつあった青白い肌に血の気が戻ってゆく。ハーフドラゴンとはいえ基本はヒト、治療はそう難しくはないだろう) (03/08-00:11:52)
ジュリンノ > (この治癒術は、一般的なそれとは少々機構が異なる。 対象の生命力の促進などによるものではなく、照射する治癒の魔法力が欠損した彼女の血肉に成り代わり、文字通り「修復」を施す。そしてこの「レストア・ウィンディ」は、彼の数ある治癒の術の中でももっとも効果の高いもの。瀕死の重傷だろうと、生きてさえいれば全快にだって容易い。 対象への肉体的な負担は殆ど無く治癒効果も確実だが、魔法力の消費は非常に激しい。 だが、今はこの術に賭けるしかない。 …彼女の意識が戻るかどうかまでは、この術の効果の範疇ではないが) (03/08-00:12:36)
キヨヒメ > (――やがて、治癒が終わったあとはキヨヒメは安らかな寝顔を見せていた。小さな呼吸に合わせて胸が上下し、ちゃんと生きている。だが、一度気を失ったことでしばらくは目を覚まさない模様) (03/08-00:13:32)
ジュリンノ > ッ……ッ!!!たの …む………ッ!!! おねげえだ!!あとで好きなだけ俺ば殴れ!!斬れ!!! 目エ覚ませ…ッ!!! さましてくれ!!!(夜空をつんざく少年の悲痛。魔法力が猛烈に失われていくのがこんな非常時であっても体感できる。 …此処まで一心不乱に治療にあたったのは、『あの惨劇』……あの人を失った瞬間以来だ。  だが、無意識に抱擁していた手に彼女の体温を感じ、は、とまぶたを開いて幾度も彼女の名を叫ぶ。 ……  彼女の声を、意識を感じなければいけないと) (03/08-00:16:36)
キヨヒメ > ……んぅ(ようやく、かすかにキヨヒメの目が開く。何が起きていたのかも未だわからぬといった様子で、さながら寝起き。困惑というか、もはや何がどうなっているのかもわからない目であった) (03/08-00:19:39)
ジュリンノ > (一心不乱に彼女を揺さぶり、叫び、彼女の意識を何より渇望し続けた。そして)キヨ………ッ!!??  !!!(……彼女の輝かしい瞳が見えた……彼女が意識を取り戻した。 涙がとめどなくあふれでる事すら自覚しないまま、この上ない安堵に面持ちを和らげ、その場で一旦抱えた彼女ごと座り込むと、重く俯いた。) ッ…い………かッ……た………ヨカッタ……ッ…!!! (切れ切れに歓喜の声を絞りだし、全身を怯えた幼子のごとく震わせていた。) (03/08-00:23:42)
キヨヒメ > (口元の血を懐紙で拭い、抱えられたままにジュリンノを困惑したまま見つめていた。)……あの、どうしたんですか?(第一声は、それだった。展開が急すぎて、痛みやら何やらももはや夢幻の如く感じてしまっていた。何がどうなってんの?とばかりにキヨヒメはただ当惑していた) (03/08-00:27:47)
ご案内:「何処かの草原」にジュリンノさんが現れました。 (03/08-00:32:04)
ジュリンノ > すま…ッ……ねえッ!!!すまねえ……ッ!!!俺、俺!!!アンタに…アンタに最低なコト…ッ!!! アンタに「絶体絶命の瞬間」 ッてのを味わわせる為にアンタを油断させる為…だけに!!! クズ過ぎる…ッ!!! ンでも、でも…ッ!!!目エ覚ましてくれてホントに……… …ッ!?(狂乱のまま泣き叫び、大粒の涙を背の低い雑草への栄養としつつひたすら声を震わせ懺悔を叫んでいたが、彼女の思わぬ一声に、瞳を涙で赤く染め、涙で濡らした呆けた顔を、思わず彼女に向けてしまった。) ……え……っ……と…… (03/08-00:35:24)
キヨヒメ > 何か、私の命を狙っておられたかと思いました。しかし、私もこのようにまだまだ未熟な身の上ですのでこのようなことはあまりなさらないでくださいましね。流石に、アレばかりは防御も回避もできませんから(特に気にした様子もなく、キヨヒメは微笑んで語る。ジュリンノの言う絶体絶命のピンチ、というのに慣れているかのようにさほど動じていない。少し考え事をする素振りをした後に――)……とりあえず、涙をお拭きなさい(新しい懐紙を、ジュリンノに手渡した) (03/08-00:41:57)
ジュリンノ > (この少年は、自分でも気づかぬうちに、他人の実力に対する目線が狂っていた。 この少年に立ちはだかる敵は、常にこの少年を上回る強敵ばかりであった。 彼が経験を積んで強くなろうと、常にその更に上をゆく者達が決まって立ちはだかり、生死をかけ、ただひたすらに足掻き続けた。 …そうしていくうちに、他人の実力を見る目線がどこまでも高くなってしまったのだ。 この世界の実力者が称賛するんだ、きっと彼女はこのくらい強い筈。その『このくらい』の度合いが、他のまっとうな経験を積んだ者より遥か高く狂っていた。 そして、もうひとつ。 この少年は、彼女を知らなさすぎた。 彼女の実力を殆どその目にしていなかった。 もし一度でも彼女と手合わせの機会でもあれば、このような馬鹿げた発想には至らなかっただろう。 …彼の壮絶ながら歪な戦績と、それにより狂った見当による悲劇であった。)  ………ッ………!!! …ち…げえだろ……ッ………もッと……もっと怒れよ!?憎めよ……ッ!!??ひっぱたいたっていい、その得物で同じく俺ン腹ば貫いてくれたっていい!!! ふ、つう……俺ば責めて…!!! (彼女のそのおおいなる”器”に、再び涙が溢れ出て懐紙を受けとることすら忘れ、また小刻みに俯いて涙をこぼし続けた。) ……どーして…そンな優しいン……ッ!!?……平和ボケも、大概…ッ…!!! (03/08-00:50:52)
ジュリンノ > (この少年は、自分でも気づかぬうちに、他人の実力に対する目線が狂っていた。 この少年に立ちはだかる敵は、常にこの少年を上回る強敵ばかりであった。 彼が経験を積んで強くなろうと、常にその更に上をゆく者達が決まって立ちはだかり、生死をかけ、ただひたすらに足掻き続けた。 手合わせをする相手も、決まってこの少年が全力で立ち向かおうといくつ傷を負わせられるかわからない猛者ばかり。 …そうしていくうちに、他人の実力を見る目線がどこまでも高くなってしまったのだ。 この世界の実力者が称賛するんだ、きっと彼女はこのくらい強い筈。その『このくらい』の度合いが、他のまっとうな経験を積んだ者より遥か高く狂っていた。 そして、もうひとつ。 この少年は、彼女を知らなさすぎた。 彼女の実力を殆どその目にしていなかった。 もし一度でも彼女と手合わせの機会でもあれば、彼女の『限界』を感じる機会があったなら、このような馬鹿げた発想には至らなかっただろう。 …彼の壮絶ながら歪な戦績と、それにより狂った見当による悲劇であった。)  ………ッ………!!! …ち…げえだろ……ッ………もッと……もっと怒れよ!?憎めよ……ッ!!??ひっぱたいたっていい、その得物で同じく俺ン腹ば貫いてくれたっていい!!! ふ、つう……俺ば責めて…!!! (彼女のそのおおいなる”器”に、再び涙が溢れ出て懐紙を受けとることすら忘れ、また小刻みに俯いて涙をこぼし続けた。) ……どーして…そンな優しいン……ッ!!?……平和ボケも、大概…ッ…!!! (03/08-00:58:53)
キヨヒメ > ……そう言われましても、腹部の傷を治してくれたでしょう?悪意があったわけじゃないんですから、そうやって悪く思ってくださるだけで大丈夫ですわ(そもそも、キヨヒメの性根は戦いに身を置き続ける者ほどに疑り深くはない。……味方を疑うということを覚えるには、まだまだ経験が少なすぎた。)……それって、そんなに悪いことでしょうか?あなた、悪い人じゃないでしょう(純粋な疑問としてキヨヒメはそう告げた。……ジュリンノが知らないのは、キヨヒメはのんびりするのも好きだということ。そして、セフィードを通じて彼のことを知っていること。だから信じた。) (03/08-01:00:51)
ジュリンノ > ……ッ…ったり、めえ……だろ…ッ……!?(彼女に目を合わせんが為に深く俯きながら、切れ切れにこぼしだす。)………あいつらと一緒にいい顔してるアンタを見て、なンぼ羨ましいって思った事かよ…ッ!? あんな風に誰とでも打ち解けて、素直に感じた事を他人に伝えられて、相手を立てるッて事を普通に出来るアンタが、アイツらが羨ましかった……!!! ……俺がいつの間にか色んな理由つけてあまり出来なくなッた事なんだ、全部……ッ………  わりぃコトなンかじゃねえ、すげえよ、ホント、素晴らしい事なんだ!!!(同じく、全身全霊を以て彼女の疑念を否定し、今まで数多の言い訳と虚勢の裏に秘めた彼女たちへの真の想いを露にした。)……さっきアンタにかけた言葉だって、嘘じゃねえ……… …あれ、全部本音なんだよ…… 近くに寄っていいか、ってコトと、刺した事以外は………  ンな事言う資格、無えんだろうけど……  (03/08-01:08:20)
ジュリンノ > (彼女が他人を疑い、身構える経験が足りないというなら   この少年は他人を肯定し、受け入れる経験が徐々に不足していった、といったところだろう。) (03/08-01:13:53)
キヨヒメ > (ジュリンノの言葉を聞きながら、優しくその肩を抱こうと。)……今からでもそれをやりませんか?羨ましい、だなんて思うなら来てしまえばよいではありませんか。誰も拒むようなことはいたしませんわ(静かに聞いていたキヨヒメは、ただひとことそう告げた。そこまで言うほどなのなら、今からでも遅くはない。無理強いをするつもりはもちろんないけれど、もし望むならば……とキヨヒメはジュリンノの肩を抱きながら優しく語りかける。)やっぱり、優しい方じゃありませんか。……なんだか、私の幼馴染に似てますね(クス、と笑いながらキヨヒメはジュリンノに優しく話しかける。やはり、先程の狼藉も特に気にした様子もない) (03/08-01:17:55)
ジュリンノ > (彼女の包容を、今度はなすがままに受け入れる。こんどはその感触が魂の髄まで伝わってくる。だが、今の俺はそれに甘えてはいけない。……背筋を張りつめ、彼女にあまり触れないようにしつつ)……できるかよ……俺、セフィードに不意打ちかましたあの野郎と…同類になッちまったんだぞ。………俺、どの面下げてあいつらと接すりゃいいんだよ。俺……そこまで役者になれねえよ……(彼女を傷つけた咎を刻んだまま、あの者達に接する自信が無かった。)  ………! (だが、次に注がれた一言が、それらすべてを溶かした。 …こんな俺が、優しい。 ……… ) ッ……底抜けの…お人好し……が……ッ………!!! ッソッ……俺が惚れた女の次くらいに、裏切れなく…なッちまっただろーが…ッ…… (力なく彼女にもたれかかり、弱々しいながらもか弱く声を震わせた) (03/08-01:27:19)
ジュリンノ > (ここまでに至っても、少年が何より選ぶべき存在だけは、決して揺るぐことはなかった。) (03/08-01:27:56)
キヨヒメ > それなら……いっそ、腹を割って話してみたらどうですか?合わせる顔がないとか言って、顔を合わせないようにしたら困ってしまうのは事情を知らない人ばかりです。何にも知らせずに姿を消すというのはお互いに良くないものを残しますよ。喧嘩は両成敗、何であれ話したほうがいいですよ 私もついていってあげますから、ね?(キヨヒメは面倒くさいことになるのが嫌いなタイプゆえ、諌めるようにジュリンノに告げた。無条件で、傷つけた咎を持ったまま接することができない?だったらそれを話して謝って、気持ちよく会ってほしい。それがキヨヒメの考えであった)……私は、あなたがどんな目に遭ってきたかはわかりません。でも、絶体絶命の瞬間というものはイヤでも師匠が与えてくれるので同情くらいはできますわ。……何かあれば、頼ってくださいましね?お話しを聞くくらいのこと、力をお貸しするくらいのこと、いたしますから(力なくもたれかかるジュリンノを抱擁しながら、その背を撫でながら語りかける。最高の教育を受けている、といってもそれは次元違いの存在に立ち向かわなければならぬ半殺し。ゆえにこそ、こうもひどく慣れているのだ) (03/08-01:38:58)
ジュリンノ > ……… ………(なんて、どこまでも優しくて正しいんだ、この女は。 音も出ないまでの正論を、否応なく、優しく突きつけてくる。 普通は受け入れるしかないではないか。……だが、どんなにわからず屋であろうと、少なくとも「今」は、どうしてもそれを受け入れる事ができなかった。 ……けれど、忘れえぬ溝として我が魂に刻み付けられたのは、確かだった。)  (そっと彼女を振り払い、彼女に半目だけ向けながら) ……少し、時間、くれや。……しばらく、一人で考えてえんだ。俺、いっぺんそういうのを本気で向き合ってかなきゃいけねえんだ。………えっと、館に帰ンのか?…送るくれえは、するよ。 ほれ……(そ。彼女にしゃがんだまま背を向ける。 おんぶ) (03/08-01:45:25)
キヨヒメ > (じっと見つめるキヨヒメは、面倒ごとの元を嫌なのだと目で語っていた。面倒くさい親友の頑なさに似たものをジュリンノに感じ、なんだか放っておけない気持ちになっているのだ。だから目の前で面倒になりそうなことなんて放っておけない。振り払われても、じっと見据えていて)……はい、お願いします(ジュリンノの言葉に、ひとことだけ返して笑顔でおんぶをしてもらうことにする。よっこいしょ、と乗る彼女は少女らしく軽い。) (03/08-01:50:37)
ジュリンノ > (これ以上、今の迷いに満ちた心境で事態をかき乱したくはない。彼女への行為に真に報いるなら、やるべき事はひとつ。今の乱れた心境でも、その程度の事は掴めた。 そっと彼女を背負ったまま立ち上がって) ……軽いなあ、アンタ。…… …俺、アンタを送り届けたらいっぺん消えるけど、頭冷やして、俺なりにどう在るべきかッてのを考えたら、そう遠くねえうちに戻ってくる。 …そン時は、今みてえなゴタゴタは言わねえ、誰にでも元の俺で普通に接する。 …アンタが探して焦ってるモノへの俺なりの「答え」も、ちゃんと理屈で答えられるようにするから……(彼女の眼差しに応えるかのように、ささやくように返す。 一人になって考えて、落ち着いて、決着をつける。 単純明快なこの三つの元、幕を下ろす決意を告げた。 そして) …しっかりつかまれや。 (そう小さく告げると、人間のそれを越えた脚力で一気に館の方面まで跳躍・疾走を繰り返す。 彼女を送り届けたらその場で再びこの大自然へと踵を返し、暫し頭を冷やす為の野外生活を開始するのであった。) (03/08-01:59:13)
ジュリンノ > (不意に、己の背に感じる彼女の …… の感触に、鼓動を高める程度の余裕は、今でもできているそうな・・・) (03/08-01:59:55)
キヨヒメ > ……まあ、女の子ですから。 ええ。でも、無理だけはなさらないでくださいね(キヨヒメはジュリンノにそう告げて、しっかりと捕まった。振り落とされないように腕に力を込めて、体を密着させて――自分の身体がどういう結果をもたらしてるかはこの場面で気にしてる余裕はないけどネ!) (03/08-02:03:09)
キヨヒメ > (着いたあとは破損した着物を仕立屋に持っていくためにアレコレ準備をし始めるのであった……) (03/08-02:03:58)
ご案内:「何処かの草原」からキヨヒメさんが去りました。 (03/08-02:04:01)
ご案内:「何処かの草原」からジュリンノさんが去りました。 (03/08-02:07:15)
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