room00_20190311
ご案内:「時狭間」にキヨヒメさんが現れました。 (03/11-21:23:46)
キヨヒメ > (今宵、キヨヒメは美味しそうにお茶を飲んでいた。いつもの着物は修理に出したのでいつもとちょっと柄の違うモノを選んでいるのだが、彼女はやはりいつも通りであった。お茶受けに剥いたりんごを食べながら、ほわほわとした緩い笑みを浮かべていた) (03/11-21:25:53)
ご案内:「時狭間」にテラさんが現れました。 (03/11-21:28:03)
テラ > (カランカランと扉のベルを鳴らし、農家の娘と思しきあか抜けない格好の少女が入ってきた。) …あら、貴方は。確か、キヨヒメさん? (着物の柄は違えど、人なのだから着替えは当然のこと。淑やかな『ひんがし』のスタイルは良く覚えていて。) (03/11-21:30:05)
キヨヒメ > (重々しく頭を垂れた秋穂を思わせる金色の三つ編み。見た目を重視しているこちらとは違い、機能性を重視しているのが見て取れるちょっとやそっとではヘタれない茶色のワンピース。少女とはいえ農家らしい力強さを備えた腕に、しっかりと栄養を取っているのが見える健康的で瑞々しい肢体。――現れたるその見覚えのある少女を見て、キヨヒメは顔を嬉しそうにほころばせた。)ああ、こんばんは。テラさん……でしたわね。今宵も良い夜ですね(優しい笑みを浮かべて、恭しく一礼をする。よければ、と隣の席を軽く手で指し示すよ) (03/11-21:39:21)
テラ > (濡れた鴉の羽のような美しい黒髪。歩く姿だけでも文字通りの『華』となる華美な衣服。あらゆる意味で対照的な佇まいと言えた。) はい、テラです。覚えてくれていたんですね。ふふ、ちょっと嬉しいです。 (勧められるまま、よいしょ、と隣に腰掛ける。マスターには「お水」とだけ。) ええ、いい夜です。とても。曇天で月が陰る夜にこそ、映える花もあるというもの……なんて、ちょっとクサいですね。 (口元に手を当てて笑い。) キヨヒメさん、着物を変えられたのですね。こちらも良くお似合いです。 (03/11-21:47:09)
キヨヒメ > 風流のあるお方だと思いますわ。私も藤花や枝垂れ桜など映えると思っていたりしますわ 宵の闇は優しいもの、ですからね(なんて、苦笑いするテラに対して肯定を返してみせた。)ありがとうございます♪いつもは一年着れるモノを選んでいたのですけれど、たまには別のものに袖を通したくなってしまいまして(嬉しそうに、その振り袖をふりふりして裏地なんかも見せちゃうよ) (03/11-21:59:13)
テラ > 風流……私は単に、自然の表の面と裏の面に通じているだけですが、ふふっ。 (少しおかしそうに笑い、) 私は揺り籠を揺らす慈愛の手であり、大枝を折り、去りて死に至らしめる魔手でもある……キヨヒメさんなら既にお気づきとお思いですが、私は人間ではありません。私は大地の精……確かに自然との合一を風流と称すならば、それは実に言い得て妙ですね。(そう言って、にこりと微笑んだ。) それはそれは。来(きた)る春を予感させるような柄ですね。良くお似合いですよ。 (ぽん、と手を合わせて。) (03/11-22:07:48)
キヨヒメ > 表と裏、ですか?(表裏、というのをそのままの意味で受け取りキヨヒメは目をちょっと丸くした。)ええ、存じておりました。生まれること、育つこと、実ること、死ぬこと。それらを世にもたらした私のよく知る豊穣の女神様によく似た空気をひと目見た時より感じておりましたから。とはいえお忍びで人の身体で生活を楽しんでおられる方かと?(零落した神、ということはまだ知らない。こっそり神気をギリギリまで抑えて人間になるというのもよくあることである。)ありがとうございます、うふふっ♪(純粋に褒められてはしゃぎそうになるのを抑え、お上品に口元を押さえて含み笑いをひとつ。) (03/11-22:15:35)
テラ > はい。自然には優しい面と荒々しい面、どちらもあるということです。人は夜の闇を恐れますが、それは安寧と眠りをもたらすものでもある……これは先ほど、キヨヒメさんが仰った通りです。 (ちょっとかいつまんで説明。) やっぱり。キヨヒメさんからも、水の神気とでも言えばいいのかしら、そういったものを少し感じていましたので。私は、単に人間が好きなだけで、そこまで深い理由はないのです。強いて言えば、人間性は日々の何気ない営みの中にこそ、その妙を見せるから、ですね。それを間近で見たいなら、人に紛れ込むのが一番です。 (「とはいえ、ここは人でない者の方が多いので…」と、苦笑しながら肩を竦めた。それが正体を明かした理由らしい。) 礼には及びません。お世辞ではありませんもの。 (こちらも、にこりと笑う。) (03/11-22:23:36)
テラ > はい。自然には優しい面と荒々しい面、どちらもあるということです。人は夜の闇を恐れますが、それは安寧と眠りをもたらすものでもある……これは先ほど、キヨヒメさんが仰った通りです。 (ちょっとかいつまんで説明。) やっぱり。キヨヒメさんからも、水の神気とでも言えばいいのかしら、そういったものを少し感じていましたので。お忍びと言うよりも、そうですね。私は単に人間が好きなだけで、そこまで深い理由はないのです。強いて言えば、人間性は日々の何気ない営みの中にこそ、その妙を見せるから……ですね。それを間近で見たいなら、人に紛れ込むのが一番ですから! (「とはいえ、ここは人でない者の方が多いので…」と、苦笑しながら肩を竦めた。それが正体を明かした理由らしい。) 礼には及びません。お世辞ではありませんもの。 (こちらも、にこりと笑う。) (03/11-22:24:38)
キヨヒメ > 自然のみならずヒトも神様にもそれはありますわ。和魂と荒魂、何にでもあるものですからね ええ、眠るには安らぎが必要ですが丑三つ時は魑魅魍魎が跋扈する危険な時間でもありますからね(神々がすごく身近にいるものだから、その手のことはよく理解している。農業なんかやったことないけれど、泣きそうなことになることも多々)ああ、それは私の生みの母が龍神様の侍女をやっていたミズチだから、ですわね。とはいえ見慣れていれば誰でも気づくかと思いますわ。……なるほど、つまるところヒトを好んでくださり間近で見てらっしゃるというわけですね ……?ヒト、というのはこうして耳で聞いて口で話して、自然の恵みを享受して日々を生きてやがて死ぬ『太陽の民』のことでは?(素でキヨヒメは疑問を口にした。どうやら『ヒト』の解釈がなんだか独特らしい。)ああっ、そんなこと言われると照れてしまいますっ(もう胸がドキドキしちゃう!とはにかんで身をよじらせた) (03/11-22:34:36)
テラ > ニギミタマとアラミタマ……それは良くわかりませんが、後者は語感からして神の荒ぶる側面だとして、前者が神の穏やかな側面のことかしら? 何にせよ、同じような教えがあるようですね。 (世界は異なれど、人と神の在り様は同じ。そのことに何とも言えない感覚を覚える。) ミズチ……確か蛇神の一種ですね。侍女とはいえ、中々の血筋とお見受けします。……ふふっ。 (キヨヒメの「太陽の民」という解釈を聞き、少し寂し気に笑う。) 貴方の世界では、そうなのですね。私の世界の「人」は……神や自然と己を切り離しました。私は不要とされ、忘れ去られ、信仰を失って神から精霊へと零落したのです。 (彼女の言う人も、また独自の定義があった様子。) とはいえ、それも昔の話。いささか狭量でした。少なくとも時狭間に身を寄せる内は、私も言葉を交わせる者全てを『ヒト』と見なすことにしましょう。どうか貴方の世界は、千代に八千代に神と『ヒト』が共存できる世界でありますよう…。 (手を組んで、祈った。元が神だという彼女が、果たして何に祈るのか、それは誰にもわからない。) …それはそれとして、ですね。その着物、他にも替えとかあったりします? いえですね、私とキヨヒメさん、体格が似通っているのでもしかしたら……ああ、いえ、いえ! 着てみたいとかそういうわけでは! (既に語るに落ちている。) (03/11-22:47:46)
キヨヒメ > ええ。結局、どちらかが抜け落ちても世の中は立ち行かないのかもしれませんね(実るだけ、死ぬだけ。どちらも同じくらい大事だ。)……豊穣の神、イナリ様は「ヒトが神を不要とする時が来れば、姿を隠してその後を見守る」と仰っていました。ですが、最初からそうやって覚悟をしているのならともかく一方的に切り捨てるなんて。……正直なところ、怒りを感じます(キヨヒメはテラの話を受けて、機嫌悪そうに目を吊り上げた。なおヒトである『太陽の民』のほかに『月の民』という定義もあるけどそれはそれとしよう)……そうですね。ちょっと変わった異人の方もまた変わらずヒトですし、そうしてあげてくださいましね。……大丈夫ですよ、テラさん(精霊、というものはよくわからないけど零落した神だというのはわかる。なので、返礼をするように懐からお饅頭を差し出すと捧げるように優しく置き、彼女に向けて二度恭しくお辞儀をし、柏手を二回。そしてもう一度祈りを込めてゆっくりと頭を下げた。――神社でやる、アレである)……ふふ。そう恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ。ですが、ちょっと背丈に違いがありますからしばらくお待ちいただきたいですわ。……ところで、お好きな柄などはございますか?普段着に使えるモノか、それとも私のような晴れ着というのもいいかもしれませんね(慌てるテラに、微笑ましげな微笑を浮かべてそう語りかける。) (03/11-23:04:53)
テラ > 生きることは死ぬことであり、死ぬことは生きること。種が芽生えるのもその前に、果実が腐り果てねばなりません。世の理は得てしてそういうものなのでしょう。 (大地の精霊なだけあり、そういった側面は良く心得ている様子。) 良いのです。キヨヒメさんが怒って下さるだけで、私は十分に報われました。いつか私が完全に忘れ去られ、消え果てても、キヨヒメさんの中の思い出には残って下さることでしょう。私はそうやって、神であった頃は「無駄」と切り捨てていた人々との繋がりや感情を、思い出に残す旅をしているのです。人々が言う「勇気」や「奇跡」は、きっと思い出の中から生まれるものだと、そう感じましたので。 (異国どころか異界の所作であるが、神を敬う仕草だということは直感的に理解できた。こちらも辞儀を返して、お饅頭はありがたく頂こう。テラは大地というあらゆる生物の子宮であり、またあらゆる生物が飲み込まれ、土に環るアギトでもあった。つまるところ、肉も野菜も良く食べる。魚は苦手。) はむ、はむ。ああ、帽子でわかりにくかったですが、キヨヒメさんの方が……むぐ、少し大きいですね。好きな柄は、それはもう花柄です! 葉の冠に色とりどりの花や果実を纏った豪奢な衣……昔が懐かしいわ。なので、ええ、普段着よりも『ハレの日』に着るような、そういった拵えの着物があったら、是非とも。 (お饅頭をむしゃむしゃと頬張りながら。) (03/11-23:17:14)
テラ > ただ、ええ。一度来たら、二週間はしがない農家として過ごします。また、神らしく傲岸不遜に振舞ってしまうかもしれませんもの。 (そう言って、立ち上がった。) ご馳走様でした。このような供物は初めてでしたが、大変に美味でした。 (それは饅頭そのものもそうだが、込められたキヨヒメの真心がそうだった。神にとって、人々の信仰心は水や空気のようなものである。) それでは、そろそろお暇します。そうそう、クレヴィスの町は相応に「普通のヒト」もいらっしゃるようですので、そちらでは私は「しがない農家の娘」ということにしておいて下さいね。 (そう言って、ウインクしながら人差し指を唇に当てて、笑みながら去っていった。) (03/11-23:20:16)
テラ > ですが、一度着たら、二週間はしがない農家として過ごしましょう。また神らしく、傲岸不遜に振舞ってしまうかもしれませんもの。 (そう言って、立ち上がった。) ご馳走様でした。このような供物は初めてでしたが、大変に美味でした。 (それは饅頭そのものもそうだが、込められたキヨヒメの真心がそうだった。神にとって、人々の信仰心は水や空気のようなものである。) それでは、そろそろお暇します。そうそう、クレヴィスの町は相応に「普通のヒト」もいらっしゃるようですので、そちらでは私は「しがない農家の娘」ということにしておいて下さいね。 (そう言って、ウインクしながら人差し指を唇に当てて、笑みながら去っていった。) (03/11-23:21:09)
テラ > ですが、一度着たら、二週間はしがない農家として過ごしましょう。また神らしく、傲岸不遜に振舞ってしまうかもしれませんもの。 (そう言いながら立ち上がり、) ご馳走様でした。このような供物は初めてでしたが、大変に美味でした。 (それは饅頭そのものもそうだが、込められたキヨヒメの真心がそうだった。神にとって、人々の信仰心は水や空気のようなものである。) それでは、そろそろお暇します。そうそう、クレヴィスの町は相応に「普通のヒト」もいらっしゃるようですので、そちらでは私は「しがない農家の娘」ということにしておいて下さいね。 (ウインクしながら人差し指を唇に当てて、笑みながら去っていった。) (03/11-23:21:38)
ご案内:「時狭間」からテラさんが去りました。 (03/11-23:21:48)
キヨヒメ > ああ、よく聞いたお話ですわ。私、神社育ちですからそういう話はよくわかります……(ありがたいお話を聞くように、キヨヒメはしっかりと耳を傾けていた。精霊神の言葉はまさに聞くに値する金言なのだ)…………思い出にはさせませんよ(キヨヒメの言葉は、消滅を良しとしないものだった。だから、思い出に残すとかそういうセリフに反抗心を見せていた。)いえ、私のほうがちっちゃいのですよ。……そういえば『五穀』を模した着物や、芸妓さんもあわやな着物の心当たりはございますね。ちょうど背丈も同じくらい……(不意に、テラを見ていたキヨヒメの目が細まる。なんだかすごく覚えがあるらしく、ふむふむと考え出すのだ ……と、考えている間にテラは帰るようだと見えて慌てて身なりを整えた)はい!ではまた次はお友達として会いましょう。お野菜、また楽しみにしておりますよ?(去り行くエレンの頼みを受け、キヨヒメも笑顔を返して見送るぞ。……彼女はまだまだ、ここにいるようで――) (03/11-23:26:56)
ご案内:「時狭間」からキヨヒメさんが去りました。 (03/11-23:27:01)
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