room01_20190315
ご案内:「川の上流」にジュリンノさんが現れました。 (03/15-23:00:15)
ジュリンノ > ( (03/15-23:01:24)
ジュリンノ > (ある金髪の少年が曇り濁った面持ちで突き出た大岩の上に大の字をつくり、晴天な星空を眺めている。) (03/15-23:02:20)
ジュリンノ > (この濁った面持ちの発端は、ちょっと前。 …… あの時、俺は己が実力を凶器とした。 増して、乙女の苦悩を己の虚栄心を満たす為に利用し、その身を刺し貫いてしまった。) (『こんなつもりではなかった』『アイツくらいの実力なら、たやすく勘づいて避けると思った』 …… 言い訳にすら、ならんな。) (03/15-23:05:14)
ジュリンノ > (……この悲劇は、単に己ののぼせ上がり…などと片付けられない。 …… あの時、彼女を刺し貫いた手を掲げ、歯を食いしばる。 そう、今の己の肉体能力なら、身構えていない生身ならたやすく貫ける。 …… その志をひとつ誤れば、たやすく悲劇と犠牲を産み出す。 …否、そんな凶器を制御しているに過ぎない、といったところか。) (03/15-23:09:50)
ジュリンノ > (改めて。 今回の悲劇は、己の実力者としての「在り方」を根本から問わざるを得ない機会にもなってしまった。) ……… ……… 『お前はもう、立派な強者だ。 強者となった以上、その力に対する敬意と、それを操る己への構えを身に付けねばならないぞ』 …… …… こーゆうコトなンかい?ウェルよお。(夜空に向かって、誰に向けたモノでもない独り言。 … なんとも臭い行為ゆえ忌避っていたが、今は不思議とそうしたくなった。) (03/15-23:14:32)
ジュリンノ > ……(瞼をつむり、海より深く息を吐く。 …… あの時の己は、自らの実力に驕り、相手の力量も…真に差しのべるべきモノを見定める瞳を濁らせた、最も性質の悪い餓鬼でしかない。  … どこぞの新祖のおぜーうさまとか、俺の惚れた女とかなら、きっとその一言で己を断じたのだろう。) (03/15-23:18:20)
ジュリンノ > (更に思考のフォーカスが遡り、己の実力の原点に達する。) ……… (…姉さん。今の事を知ったら俺、何発ひっぱたかれて泣かれるンだろう。 今この一瞬だけでもい、こんな幼稚な俺のもとに甦って、怒り狂ってひっぱたいてほしい、己を弾劾して欲しい。 )   (一瞬瞳を潤わせ、それを夜空にすら晒したくないが為横向きに転がり、歯を食いしばった。) ……そっ。 (どーすんだよ俺、このままじゃアイツを連れ戻すことも、姉さんの仇討ちも、アイツとの仲直りも………  ……も、なんもかもできねえぞ。( (03/15-23:24:37)
ジュリンノ > (この出来事に真の決着をつけ、再びちゃらけた己をあの連中に見せるに必要なのは謝罪でも賠償でもない。 …二度とこのような馬鹿を起こさない、『俺なりの強者の在り方』を見いだすしかない。) (だが、どうすればいいんだろう。 強者の在り方って、そもそも何だ。 己の実力に奢らず、常に冷静に向き合うコト? いたずらに他人の前で威を示さぬことか。 …… これはそれに基づく『行動そのもの』であって、『在り方』そのものでは、きっとない。 )  (彼女が順風満帆な鍛練ばかりで必死の気迫に飢えているというなら、この少年は目先の生死をかけた死闘のあまり、己の在り方や道と向き合う機会に飢えている、といったところだ)  (03/15-23:30:12)
ジュリンノ > (ここの連中を、その教師役として期待することは出来ない、か。 あいつら、揃いも揃って物分かりが良すぎる。 もっと独善的に己を責めて、追い詰めて欲しい。 優しく気にするな、だの次は気を付けろなどと片付けられてたまるか。) ……てめー一人でやるッっきゃねーですかい? (起き上がると目頭を左腕で擦り、自嘲の嘆息) (03/15-23:38:45)
ジュリンノ > (…この悲劇があろうが、今まで培ったこの実力を蔑ろにしようと、今、俺は戦う事を、この剣を手放す訳にはいかない。 仮に『お前の力は災厄にしかならない』と断ざれようとも。)   (そして、もうひとつ思い出した。 俺は、彼女と同じ立場になった事がある。自分の力で友を傷つけた、と慚愧の念に苦しむ半身の友を、俺は「俺は大丈夫だから、気にするな」と赦しはしなかった。 俺はアイツに、こう言ったんだ。 「ー ー ……… ………」)  ……… (偉そうにここまで他人に言ってのけたのだ。 …俺も等しく、その言葉の責任を全うせねばならない。)  (03/15-23:48:02)
ジュリンノ > (…この悲劇があろうが、今まで培ったこの実力を蔑ろにしようと、今、俺は戦う事を、この剣を手放す訳にはいかない。 仮に『お前の力は災厄にしかならない』と断ざれようとも。)   (そして、もうひとつ思い出した。 俺は、彼女と同じ立場になった事がある。かつて、ある強大な敵との戦いの最中、共に戦った半身の友が覚醒させた力の巻き添えを食って死の危険を覚えたことを。自分の力で友を傷つけた、と慚愧の念に苦しむ友を、俺は「大丈夫だから、気にするな」と安っぽく赦しはしなかった。 俺はアイツに、こう言ったんだ。 「ー ー ……… ………」)  ……… (偉そうにここまで他人に言ってのけたのだ。 …俺も等しく、その言葉の責任を全うせねばならない。 岩から飛び降りると、まとった藍色の外套ごと胸元を握り、改めて留め具をしめた)) (03/15-23:50:27)
ジュリンノ > (かくして、少年は更なる自然の極地へと足を踏み入れる。 あの館に、連中に再び堂々と面を見せるには、これを見いだしてからだ。 …… 成すべきことは控えているが、今はもう少し、此処であの面々を『からかってやりながら!!!』 自分を鍛えたい。) (03/16-00:13:41)
ご案内:「川の上流」からジュリンノさんが去りました。 (03/16-00:13:48)
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