room02_20190320
ご案内:「山中」にジュリンノさんが現れました。 (03/20-22:57:25)
ジュリンノ > …(大森林にうっそうと生い茂る木々。そのうちの幾つかが唐突に揺れる。 と同時に、一人の金髪の少年が降り立つ。) (03/20-22:58:11)
ジュリンノ > ……さッすがに、誰もおらんわね。(ひとり頷く。 あれから数日、特にアテもなく山中をさ迷った結果、遂に一日中人の気配や「存在」を感じず過ごしてしまった。 動物の類すら寝静まった中、若干痒くなった頭を掻いて闇夜の中……手を差し伸べる。)  (夜中の大自然に一点の光。 少年の左手に浮かぶ光弾という照明。 緑豊かな木々の合間から漏れる月光など、はかないものよ) (03/20-23:00:58)
ジュリンノ > (漠然と気を研ぎながら歩き出す。 己が血肉を狙う瞬速の不意打ちに備えて。) …… (とりあえず、あれから漠然と考え続けたが、胸の中枢に巣食う「黒き一点」は消えない。  コイツが消えない限り、あの面々と顔はできれば合わせたくはない。 … と思って遠出したはいいが、聊かし過ぎたか。) (03/20-23:03:26)
ジュリンノ > (とりあえず開けた場所まで歩いて、そこで聖(ひじり)のゴスペルな結界を展開しておやすみといきたい。 … … ) …あぁっふ (…そーいや俺、 冒険したてのころにもこーゆう山ン中うろついて、ガチビビってたッけかね。 人の気配が皆無な暗闇、特定の生理的反応すらおさえつける底なしの恐怖。 … 今でこそ遠慮なくそれを発揮出来るが、中々どうして、慣れっておっかねー) (03/20-23:07:36)
ジュリンノ > (かつては「己を狙う者から生き延びる」一心で剣を振るい、やがて本来の「目的を」見定めるようになり、今ではそれを果たす為…立ちはだかる強敵を倒す為の実力を求めている。 どんな強大な相手なのか、今ではそれすら分からないが、仮に世界規模の戦闘力を持った存在が立ちはだかろうと、倒さねばならぬなら倒さねばならない。 …… けど、そんな「強者」になるからには、相応の振る舞いと心得が必要だという。) …… ああーん。 (いつも、ここまで考えた時点で思考が止まるか延々と堂々巡りで終わる。 己に信念だの道だの正義だのといった高尚なモノは不要、ただ、力さえあれば良い。 クサい綺麗事もお説教もなく、お客様目線でもイケメン主人公と評判になるそんな人間……を目指してきたが、現実、それではいけないのだろうか。 ……)  (不意に立ち止まり、空いた左手で額を抑えて唸る。 あんな過ち…否、軽率な考えと無縁な姿勢って、何だよ) (03/20-23:16:47)
ジュリンノ > ・・・あーあー。(……思考を少し斜めに捻って、少年はまぶたを少し見開く。 …何故その「軽薄」に至ったのか? …そのプロセス、今までの軌跡を思い返してみる … やってみようと思った) (03/20-23:20:45)
ジュリンノ > (と、歩き出しているうちに景色が開けてきた。 今宵はここで夜営といこう。 腰の剣を抜き、先端に淡い光を纏わせると大地に突き刺し、簡易的な魔法陣を濁った鼻歌交じりで描く。) … … (…俺、あそこの連中のように、拮抗した友人同士で「切磋琢磨」をした記憶が、あまり無い。 己より格上の敵との死線ばかりが記憶に浮かぶ。 … じっくり相手の実力の全貌そのものと向き合う機会に乏しく、瞬間の閃きの如く目先の弱点や対策ばかり見つめざるを得なかった。 しかも、相手は己より上な強いヤツばかり。 よく今まで生き延びたものと思うが、それによってどうにも「他人を見る眼」を養っていない、そんな気がして。) (03/21-00:15:59)
ジュリンノ > (まして、今まで「人間風情」「雑魚」「クソガキ」などと扱き下ろされてばかりで、互いの実力や素質を評価し合う経験も、あまりしていない。 己を卑下する相手を歯を食いしばって見上げ、それに一指報いんとしてばかりだった。 … お陰で持ち前の執念もあってスペックそのものは高まった。 だが、それに偏りすぎて己を真っ向から制し諌める存在に多くめぐり合えなかった事で、高まった実力や自信がやがて一人歩きし、「相手を見る眼」を余計に鈍らせ、己の感覚本意で相手を計ってしまうようになってしまった。 性質の悪い事に、無意識下で、だ。) うんしょー (円陣を描き終え、硝子質の如く刀身を軽く布で拭いつつ) (03/21-00:21:14)
ジュリンノ > (今回は「他人を傷つける」という末路を辿ってしまったが、少し間違えていたらあのまま……。 … 最も最低最悪なのは、強敵への油断を生み、志半ばで殺られるコト。 … 今のままだと、充分ありうる。 ) (剣を収めて陣の中央に立ち、その手を拳にして念じると同時、円陣が淡く輝き外周から波の如く光の壁が浮かぶ。 コレにて退魔の円陣の完成。 魔道書を必死こいて解読して会得下、数少ないまっとうな施術である。) (03/21-00:24:51)
ジュリンノ > (これで低級の、知性そのものを持たない魔物などは入ってこれない。 これを破れるレベルの相手であっても、接近に合わせて光の壁が特有の振動数を伝える為熟睡していても察知は容易。 それすら対処してくるような相手が来たら…… まあ、その時はその時で対処するっきゃない。 数時間は持続する陣の中央で堂々と仰向けに寝転がり、足を組みあくびを一発) … ( ああ、そーいやもっと前、あの連中とパーティ組んだ際も俺、あんま動けなかったっけ。 そもそも多数で行動する事自体皆無だった、というのもあるだろうが、結局のところ、原因のひとつにはなっているのだろう。  かと言って、チーム戦の練習…などは、流石にする気もないしその暇も無いが。) (03/21-00:28:53)
ジュリンノ > (強者強者、きょう…しゃ。 …… … そーいや、俺がそう呼んでる連中ッて、今までどんな風にしてそう呼ばれるに足る実力ば得たのだろう。 またひとつ、閃きが脳裏を過ぎる。 …・・・) … (そのあたりも、考えてみよう。) (03/21-00:30:47)
ジュリンノ > (…… あああーあああーああぁ…… 俺、つええヤツと散々向き合ってンのに、案外ソレを吸収する機会ッての、無駄にしてらぁ。 もったいねー! 寝相を変えて自嘲する。)  (鍛錬ばかりな彼女やらを本音見下しかけた事もあったが、俺に一番足りないモノに面々は恵まれている事を思い知り) ああーん、もうね。 (03/21-00:34:52)
ジュリンノ > (そうこう反芻させていくうちに、少年の意識はまどろむ。 胸に巣食う一点の淀みはまだ消えないが、ほんの少しだけ、それを溶かす糸口をつかめたよ ような気がした) (03/21-02:30:30)
ご案内:「山中」からジュリンノさんが去りました。 (03/21-02:30:33)
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