room52_20190529
ご案内:「クレヴィスの街」にリント=ヴルムさんが現れました。 (05/29-19:45:52)
リント=ヴルム > …………(オープンカフェでコーヒーを啜りながら、リントは静かにカタログを見ていた。目を通すのはマジックアイテム目録、多種多様な魔法使い用の道具が写真付きで解説されている週刊誌だ。) (05/29-19:48:56)
リント=ヴルム > (杖、巻物、魔石を使用した使い切りの道具。いずれも使ったことはなく、属性魔法の練習をサボらず真面目に続けてきた彼女はある意味では駆け出し魔法使いである。それ故にグリモワールなど触ったことはないし、杖など握ってみたこともない。簡易な魔法と魔力による攻撃を織り交ぜての戦闘が主である。……一応、喧嘩殺法もしたことはあるのだが。)……こういうの、いいよね(この間、異世界で買ってきた中古のグリモワールはもってみると実に魔法使いらしくてよかった。前提として省略されている特有の魔術式がよくわからなくて積んでしまっているが、勉強したら媒体として持ち込むのもいいだろう。ついでにそれにここに載ってるトネリコの杖などを加えればとても魔法使いらしくなるだろう。形から入る、というわけではないがカッコいいので使ってみたい気持ちがフツフツと湧いてくる。) (05/29-19:58:22)
リント=ヴルム > …………(ただ、こういったものはどうにも高い。安物では武具として使うには心もとないし、すぐに壊してまた買い直すハメになるだろう。正直なところ、使いみちもわからない。自身に魔法を教えてくれた 屍王 リッチ の少女は雷撃で縛る魔法陣や相手に近寄り炸裂する機雷を杖のひと振りで作り出していたが、あの手の『陣』の魔法を瞬時に作ることはまだできない。しかしそれでも、杖を振るい呪文を唱える魔法使いへの憧れは捨てられない。)……やっぱり、カッコいい(同じカッコいいなら、魔法剣士になってみようかとも考えた。だが、木の枝を拾って振り回してみたが気づいたら魔法使いのマネごとをしていた。気持ちの折り合いを付けたいのだが、こうして行く先々でカタログを購入しては眺めてしまうあたりつけられていない。すっかり冷めたコーヒーを軽く飲みながら、一口大のチョコレートドーナツを口に運んで見つめていた。) (05/29-20:09:26)
リント=ヴルム > そういえば、アリーセは元気かな……(不意にリントは顔を上げた。浮かぶのは今宵の月のように青白い肌をした貴族の少女の姿。呼吸すら必要としない血の通わぬ不滅の身体と死して手にした絶大な魔力を纏う屍王。その笑みはニンゲンの基準で言えば、まさに息を呑むような妖艶さを湛えたモノであったと記憶している。自信満々で冷静で、そして意外と庶民的。そんな彼女はたしか、祖国に充満したウイルスを消し去る方法を探しているのだが果たしてどうなったか……あまり会えていないけど元気だったらいいな、と先生のことを考えて頬杖をついた。)……ん?(不意に、カタログのページにリントの目に止まるものがあった。)……これは(思わず注視すると、そこには『ドラゴンの杖』という強力な魔法武装があったのだ。素体はトネリコの木の中にミスリルの糸を通し、魔力を込めやすくそして通しやすく作られている。そして先端には魔導合金を用いてドラゴンの上半身を型どり、大魔道士の魔力を具現化した宝珠を抱くデザインになっている。安定感があり、そして魔力を通して荒っぽく使用しても壊れない。そして何よりデザインがカッコいい。思わずそのページの図解をジッと見つめてしまう。) (05/29-20:30:07)
リント=ヴルム > ……(だが、テンションは下がる。高いのである。めちゃくちゃ高いのである。それもそのはず、これは店頭には並ばず完全なオーダーメイド。職人が一本一本作るものなのだ。リントの懐事情は正直、あまり芳しくない。こうして行く先々でカフェに寄るし、衝動買いもしてしまうし、そもそも際限なく食べてしまう大飯喰らいなので食費がものすごく高いのだ。そんなわけで貯金ができない性質なので、たぶん買えない。ため息を吐くと、カタログを閉じてドーナツを食べる。)……おいしい(フワフワでふっくらで、とろけるように甘いチョコレートでコーティングされたドーナツ。これも別段安くない。所持金的に食いっぱぐれることはないのだが、こういうものには手が出ない。本拠地に溜め込んでいる財宝を使えばイケるかもだが、それに手を出すのはできない。キラキラの財宝の山を切り崩すことはイヤなのだ。……パッと大金が入る仕事でもあれば話は別だが、そんな美味いお話があるはずもない。)…………ドーナツおかわり(魔法使いリント=ヴルムは不服そうな顔をしながら、夜のおやつタイムを続ける。一攫千金を少しだけ夢見て……) (05/29-20:38:07)
ご案内:「クレヴィスの街」からリント=ヴルムさんが去りました。 (05/29-20:38:11)
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