room41_20190610
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」にキヨヒメさんが現れました。 (06/10-08:16:01)
キヨヒメ > (誰もいないホール。朝の中、キヨヒメはひとり机に向かってぼんやりとしていた。……否、沈み込んでいた。) (06/10-08:16:47)
キヨヒメ > (何故、今になってあのときの言葉がのし掛かるのだろう。キヨヒメは憔悴した様子でため息を吐いていた。かつてセフィとミルキーウェイで遊んだ時に言われたこと、場所のせいか顔を赤らめてしどろもどろになっていた自分を見て冗談で言ったことなのはわかっている、その後のことだって特に何を言うつもりもない。近頃、恋愛模様を見るのさえ煩わしく感じてきてしまっていることと、失恋はやはり関係のないことだ。誰だって悪くはない。) (06/10-08:17:29)
キヨヒメ > (だが、どうしても不意に思い出したあの何気ない言葉が伸し掛かる。――ひょっとして男の人に弱い?というあの言葉が。確かにクライスにも懐いていたことは確かだし、もしかして自分は殿方なら誰でもいい尻軽なのでは?と悪く受け取って考えてしまってからドツボにハマってしまっていた。考え過ぎなのはわかっているし、改めて問えば違う言葉が返って来るだろう。だが、そんなこと問えるはずもないだろう。こうして抱え込んでいたことを知られれば、それこそまた怒られるだろう。だけど、それでも考えずにはいられない。自らの卑小さに嫌悪感が湧き出てくる。吐き気を催すような自己嫌悪と焦燥が渦巻いて、苛むのだ。こんな独り相撲をしている原因は自分でしかない。頼れる姉である自分。恋に憧れる子供である自分。恋沙汰に冷めた気持ちを抱く女である自分。信念を持てない未熟な戦士である自分。多くの自分が擦れあい痛みを伴っていた) (06/10-08:19:44)
キヨヒメ > (気がつくとキヨヒメは頭に爪を立てていた。先日の発言の矛盾。刃を振るう理由云々、恋愛にうんざりしている云々。そんなことを言いながら応援はしてるし、そしてゼルに冗談でお嫁さんになれるかも?なんて言ったりもした。結局はその場の勢いで言ってしまったこと、なのだろう。そう思うと、やはり膨れ上がる自己嫌悪に手の力が強まる。だが、我慢すればそれでいい。いつも通りに振る舞って、ふさぎ込む姿は見せず、いつも通りに強く在ればそれでいい。それだけだ)……キヨは、強い女ですから(そう、強い女なのだ。矛盾した気持ちを抱いていても、耐えきってみせる。誰にも気づかれないように処理してみせる。わざわざセフィ達の手を煩わせるなんてことは、しない。下唇を噛み、言い聞かせるように繰り返し繰り返し呟いた。) (06/10-08:25:28)
キヨヒメ > …………(夏が、来る。キヨヒメは目を伏せ、静かに首を横に振る。心を押し殺そう。愛してくれる弟たちをいたずらに掻き乱すだけのことは、したくない。心の中にしまい込んでおけば、きっといつか答えがわかる。その時までずっと、ずっと――) (06/10-08:29:10)
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」からキヨヒメさんが去りました。 (06/10-08:29:12)
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