room11_20190703
ご案内:「※闇の集う場所 -2-」に帽子の男さんが現れました。 (07/03-19:58:15)
帽子の男 > (遠くから歩いてくる。外縁部の地域で立ち止まり、キョロキョロと見回すようにして)あぁ、こんな感じかあ。これならよっぽどうっかりでもしない限り、迷い込むことはない…のかな?この世界のことはよく知らないけど。…うん、まあ。どの世界にも危険な場所はあるでしょ。(考えるように頷くと、ふと気配を手繰るように顔を上げる。帽子に隠れてその表情は見えない) (07/03-19:58:52)
帽子の男 > 向こうか。せっかくだし行ってみよう。どんなもんか、把握しといた方がいいよね(ジッと見つめるのは森の奥深く、禍々しい障気が渦巻く深淵部の方向だ。躊躇いなく突き進む程に濃くなる障気は肌を刺すよう。だが、障気の濃度に合わせて軽微な魔力をその身にまとわせ、何の影響もなく軽い足取りで進み続ける) (07/03-19:59:29)
帽子の男 > (どれ程歩いただろうか。男は気付いていた。自分の気配に誘われるように魔物が集まってきていることを。否、敢えて誘うように、途中から魔力を放出してきたのだ)…ふふ。魔物かあ。(ちらりと見回しても姿は見えない。小さく笑うと、そのまま深淵部へ突き進む) (07/03-20:00:24)
帽子の男 > (不意に進行方向を阻むように葉擦れの音がした。かと思うと、低い唸り声が男を囲むように響き始める)きた!きたきたぁ…!(楽しみを待ちわびていた子供のような口調。すぐ傍の岩の上に飛び上がると、グルリ、自分の周囲に円を描くように大きく腕を動かした。だが一見すると何も起こらず、唸り声は至近距離まで迫る) (07/03-20:01:08)
帽子の男 > (突如、茂みから獣が飛び出した。通常より一回り大きいそれは、群れの長だろうか。それに倣うように四方から姿を現したのは、獰猛なウルフ達だ。)…わぁ、狼?…にしては見た目が…へぇ、これが魔物かあ(その場にしゃがみこみ、頬杖をついて岩の上からマジマジと観察をしたりする。そんな男にジリジリと間合いを詰めながら、長の短い吠え声を合図としてウルフ達は一斉に飛びかかった) (07/03-20:01:50)
帽子の男 > (一瞬の出来事だった。何もない空中に突然血飛沫が広がったかと思うと、複数のウルフの体が木っ端微塵に弾けた。ビシャリと重い水の音を立てて、男を中心として円を描くように、血と骨と肉塊が地に落ちる。先ほど魔力の気配を消して張り巡らせた、触れるものを内部から破裂させる魔法の罠だ。男は微動だにせず、ただその様子を眺めるまま) (07/03-20:02:48)
帽子の男 > …ありゃ、弱っ。魔物ってもっと強いイメージあったけど。使う魔法の強さ間違えたや。(尻尾を巻いて逃げていく、生き残った数匹を見送りながらそんなことを呟く) (07/03-20:03:58)
帽子の男 > (不意に、異様な気配を感じた。素早く振り向きながら身構える。その手に魔力をまとい、いつでも魔法を発動出来るようにする男の見やる向こう側は、小さな崖になっている斜面だ。数分の後に、その崖の向こう側から巨大なドラゴンが顔を出した) (07/03-20:04:18)
帽子の男 > でっか!えっ恐竜!?あっドラゴンか!でっっか!!!(思わず叫ぶその声に興奮が混じる。ドラゴンは5mほどもあるだろうか、その深淵部を縄張りとする個体のリンドヴルムだ。男の放出する魔力に誘われるようにグルリと首をもたげると、真っ直ぐに男の姿を認めた) (07/03-20:05:02)
帽子の男 > (リンドヴルムの攻撃、攻撃、攻撃。長い首を生かし、的確に男を狙って牙で抉ろうとしてくる。その動きを見切り、右へ左へ、息をつく間もない攻撃を最小限の動きでかわしていく。そうする間に男も反撃を忘れない。爆発魔法を絶え間なくぶつけ、確実にリンドヴルムにダメージを与えていく) (07/03-20:05:36)
帽子の男 > (不意に、死角から走った何かが男に衝撃を与えた)──がっ…!(吹き飛ばされながらもクルリと空中で体勢を整え、地面に降り立った。肩を抑える指の間から血が溢れ出、袖に染みを作りながら滴り落ちる)…う、わあ。えげつない(そう呟いて見た先には、ゆらゆらと振られる長い尾。その先には矢じりのような刺があり、先ほど自分を切り裂いた正体がそれだと分かる) (07/03-20:06:36)
帽子の男 > (牙と、尾。双方の攻撃を掻い潜りながら撹乱するように動き反撃するが、徐々にその動きが鈍くなるようだ。避けるために飛び込むように転がり込んだ後、とうとう立ち上がれずしゃがみこんだ) (07/03-20:06:58)
帽子の男 > (その絶好の好機を狙い、リンドヴルムが押さえつけようと足を上げる。次の瞬間、バチリと衝撃が走りリンドヴルムの身体が硬直した。ニヤリ、男が笑う)残念、罠でーす(ヒョイと立ち上がり落ちた帽子を拾うと、しっかりと被った。振り向き様に身体に一層の魔力をまとわせる。迸るそれは足元から地へ、男が動いた軌跡をなぞるように走り、リンドヴルムを囲む大きな陣となった) (07/03-20:08:51)
帽子の男 > (魔法陣が発動する。魔力の刃が切り刻むかのように皮が裂け、肉が飛ぶ。悲鳴を上げるリンドヴルムの足元から徐々に細切れとなっていき、体重を支えきれなくなると地響きを上げて倒れ込んだ。もがき苦しむリンドヴルムに容赦なく魔法は襲いかかり、ついに肉塊の山と血の海を残して辺りは静かになった。対象物を失った魔法陣は輝きを失い、後に残ったのは返り血を浴びた男一人だ) (07/03-20:09:26)
帽子の男 > ──あはっ(不意に、男が肩を揺らす)うふ…あは、あはははははは(我慢出来ないというように、狂喜じみた笑い声を上げながら血の海をバシャバシャと進む。手を突き出すと風の刃を作り、更にぐちゃぐちゃにするように、何度も何度も、切り裂く) (07/03-20:10:16)
帽子の男 > (不意に笑いを止め黙り込んだ。ガクリと腕を落とすと、項垂れるように肩を落とす)…はあー…(トボトボと離れると、サッと腕を振り払う。強い炎が巻き起こり、リンドヴルムも、ウルフも、形のなくなった死体を全て飲み込んで焼き尽くしていく)…僕、何やってんだろ。帰ろ。(凄惨な光景が灰となったことを確認すると、項垂れたまま背を向けた) (07/03-20:11:03)
帽子の男 > (男の足元の影が伸び、男の姿を飲み込むとそのまま消える。森の深淵部に似つかわしくない、その辺り一帯が焼け焦げたような光景が後に残された) (07/03-20:12:30)
ご案内:「※闇の集う場所 -2-」から帽子の男さんが去りました。 (07/03-20:12:34)
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