room01_20190710
ご案内:「森の中」にキヨヒメさんが現れました。 (07/10-22:06:59)
キヨヒメ > (そこは荒野に立地的にほど近い森の中。人気がなく、静かな夜の中でキヨヒメはいつもの稽古をしていた。振るう剣光の鋭さはいつもの通り、何が為に振るうのか未だわからぬその刃を磨き上げるべく単純な素振りを繰り返す。既に振り慣れたとは言っても、心地よい腕の痛みが僅かに走る。心技体、それらの合一を目指してこの夜も越えんとしていた。) (07/10-22:10:41)
キヨヒメ > (人気がない、というのは良いものだ。常ならば危ない真剣を遠慮なく振り回すことができるのだから。何を斬るでもなく、空気を鋭く切り裂きながらキヨヒメの呼吸はいつしか森と同化していた。近づくのは危ないにしろ、まるで木の一本であるかのようにその存在は薄い。) (07/10-22:13:48)
ご案内:「森の中」に巨大コブラさんが現れました。 (07/10-22:32:17)
巨大コブラ > (獲物を求めて瘴気の荒野より迷い出た巨大なコブラ。その全身はかなりの範囲を漆黒の鱗に覆われており、爬虫類独特の細い虹彩の目が深紅に染まっている。細い舌はチロチロと獲物を探す。得物を......敵を求める本能は、この地に何か、がいることを察しているかのようだ) (07/10-22:35:16)
キヨヒメ > (禍々しい気配。獣であるならばあり得ぬアヤカシのソレに、キヨヒメは静かに振り向いた。視線の先にあるのは――)……!(とても大きな大蛇だ。かつて知り合いのおじさんが踏みつけた大蛇程ではないにせよ、かなりの大きさ。キヨヒメは刀を持ったまま静かにその場を離れようとする。気づかれぬうちに逃げようと――) (07/10-22:39:03)
巨大コブラ > (漆黒の鱗はコブラの本能に訴える。狩れ、と。殺し合え、と。その目よりも舌に感じる小さき物の気配。その巨躯をくねらせ、森の木々を縫うようにその身を進める。明らかにキヨヒメを追う様な動きに、さて気付くだろうか?) (07/10-22:41:44)
キヨヒメ > (……つけられている。キヨヒメはそう確信すると、一気に走る。背を向けて走る彼女の背は見るからに無防備だが?) (07/10-22:46:47)
巨大コブラ > (ずるりと這う巨大なコブラ...いや、その鱗と姿は地を這う龍に見えなくもない。木々を縫いながらも、その速さはキヨヒメに劣らない。いや、僅かに勝るか。鎌首を擡げたまま、器用にも徐々に距離を詰めれば、頭を勢いよく突き出してキヨヒメの背中に襲い掛かる!) (07/10-22:50:52)
キヨヒメ > シャーッ!(その瞬間、キヨヒメは振り向いて走る勢いのまま身を投げ出しつつ何かを投げつけた!キラリと光るそれは小さな刃物、日ノ本の鍛冶技術で作られた鋭い小柄だ。それはコブラの右目掛けて飛翔し、投げつけたキヨヒメは背中から受け身を取って後方に転がってコブラの直線上からズレようとする!) (07/10-22:56:12)
巨大コブラ > <ギィン>(と硬い金属音を響かせ、小柄は勢いよく牙を...顔を突き出したコブラの右目に突き刺さる。しかし身を引く事は無く、そのまま真っ直ぐに、牙はキヨヒメの背中があった場所を噛み抜いた。その場に背が無かった事にすぐに気付いたコブラは、右目に小柄を突き刺したまま残りの身体を引き戻し、再び鎌首を擡げて狙いを定めているようだった) (07/10-23:00:33)
キヨヒメ > これは……(キヨヒメはコブラが少しでも怯んだならばそれに乗じて斬り込むつもりではあった。蛇は目がなくても獲物を追える特性をもつ為、目を潰してもあまり意味がないことを知っている。一切退く様子のないコブラを見やると、キヨヒメは自らの内にあるミズチの血を僅かに励起させ体温を落としてゆく。現出させるには力が必要でも、そうでないならば時間をかけずに使うことが可能だ。熱を抑え、何処までごまかせるか。射程範囲からひとまず離れようと、ゆっくりと下がってゆく。) (07/10-23:07:09)
巨大コブラ > ぐルルルルル...(唸り声は犬にも似たそれで。真っ直ぐにキヨヒメに向ける残った左目は血よりもなお紅く見えた。舌をチロチロと動かし、得物の場所を確認する。コブラはキヨヒメに引く事を許さない。漆黒の鱗のコブラは、鎌首を擡げたままキヨヒメの動きに合わせて胴体をくゆらせ、距離を保っている。その牙の届く距離の僅かに外で、機を伺う様に) (07/10-23:11:10)
キヨヒメ > (そこでキヨヒメは敢えて、前に出た!だが、飛び出して射程範囲に入った次の瞬間サイドステップで木々の合間に飛び込み、木達を縫って駆けて飛び回る。もしも下手に攻撃をすればその身体の大きさゆえに木に邪魔をされ、スキを晒すだろう。コブラの死角を狙うべく、翻弄にかかるのだ!) (07/10-23:16:16)
巨大コブラ > (キヨヒメの動きに合わせ、シャァっと噛み付こうとする。も、その姿は無く、牙に感触もない。牙から漏れた毒液が滴り、触れた下草をじゅわっと蒸発させた。煙がコブラの鼻腔をくすぐり、更に衝動は強くなる。舌を出してキヨヒメの動きを察すれば、樹木に巻きつくようにしながら樹上へと移動していく。登れば今度は枝を伝い始める事だろう) (07/10-23:21:25)
キヨヒメ > (凄まじい毒だ、噛まれたなら確実に即死だろう。このレベルの相手をする想定はしていないため、弓矢を持ってきていない。だが、あの邪悪が相手ならばひとつは切り札がある。とはいえ今は使えない。闇の中を駆け抜け、コブラに頭上だけは取られぬように八相の構えのままとりあえず走る。コブラからすればいつでも射程範囲、ではある) (07/10-23:24:57)
巨大コブラ > (止め処なく湧き上がる殺意と、それでも敵を観察する冷静さとを両立させているコブラではあるが、次第に重きは殺意に傾いていく。暗い森の中でも不思議と赤黒く光って見える左目にが頭上から追い立てる。ぽたり、ぽたりと滴る毒が、キヨヒメの背後で不気味な蒸発音を響かせていた。その音が、徐々に近くなっている事をキヨヒメは感じていることだろう) (07/10-23:29:08)
キヨヒメ > (一歩間違えれば死ぬ。だが、脳天か心臓にササメユキを突き刺してトドメを刺すしか勝ち筋はない。山育ちの脚であっても、いつまでもは保たない。そしてヘビは狡猾な策略家――そのへんのアオダイショウですら、ネズミを食い殺すのに洗練された動きをする。膨れ上がる殺意は既に底冷えする程に感じられる。)…………(だが、キヨヒメはひとつ覚悟を決めた。賭けに負ければ死ぬだろう。しかし逃げられないのなら、やるしかない。キヨヒメが走った先は邪魔になるものが何もない広場。大樹を背に、キヨヒメは蛇に振り向いて刀を納めた。) (07/10-23:33:16)
巨大コブラ > (樹上から広場に降り立ち、胴体を引き摺りながらコブラはキヨヒメに向かう。その動きは俊敏を極め、目で追うのも難しいほど。鎌首を擡げずに進むコブラは、キヨヒメが止まった事に気付けば更に速度を上げ、突如停止する。いきなり制動したその頭を基点に尻尾を振り回し、キヨヒメに巻き付こうとした) (07/10-23:37:56)
キヨヒメ > (キヨヒメは目を閉じた。何も考えず、静寂の暗闇の中に自らを落とす。コブラが急静止し、丸太の如き太い尾を振りかざしたその時もそれを気にしないようだった。その間にも空気を斬り裂き、巨大な尾が巻き付くだけでなくキヨヒメを吹き飛ばさんとする。)――ノウマク サンマンダ バサラダン センダンマカロシャダ ソハタヤ ウンタラタ カンマン!(――だがその瞬間、キヨヒメは何か呪文らしきモノを唱えた!ササメユキの鞘に刻まれたマントラが輝き、彼女を中心に烈火が波濤のように生じなだれ込む。炎は渦巻き、神鳥の姿を型取り豪風を巻き起こし大蛇を押し返し焼き尽くしにかかる!この炎は明王の火、邪悪を打ち払い障害を焼き払う守護の炎。森の中でありながら何も燃やさず、邪悪だけを焼こうとする。 この聖炎がキヨヒメの切り札であった。もし燃やせなくても巻き付かれるタイミングをズラすくらいはできるかも?) (07/10-23:46:45)
キヨヒメ > (難しく書いてるけど要するに拡大解釈可能な魔性特攻である) (07/10-23:51:19)
巨大コブラ > (バチバチっと火花でも散らしそうな、放電のような音を響かせ、コブラの漆黒の鱗が爆ぜていく。爆ぜたその場所からはコブラ本来の赤い鱗が覗いていた。そうして漆黒の鱗の剥がれ落ちた尻尾は、しかし、今度は遮る物の無いようにキヨヒメを襲う! 尻尾は巻き付かずに殴りつけるように振りぬかれ、キヨヒメを弾き飛ばさんとした。もちろん、炎に弾かれた瞬間があるためタイミングは少し遅れての事となるでしょう) (07/10-23:53:27)
キヨヒメ > (鱗が剥がれ落ちて純粋なコブラと化した後はキヨヒメは咄嗟に身を低くして、獣の如き前傾姿勢で駆け出した!背後にあるのは大樹、そして炎が煙幕となってキヨヒメの姿は火影に隠れて見えぬだろう。)覚悟ッ!!(キヨヒメは勝機、とばかりにササメユキを構えて突進の勢いを全て乗せて全身全霊の刺突を放つ!狙うは強力な鱗に守られていないであろう首元、蛇の急所である付け根部分!) (07/11-00:03:16)
キヨヒメ > (鱗が剥がれ落ちて純粋なコブラと化した後に焼かれる反応が見えぬのが炎の合間から見えた。次が来る、そう確信したキヨヒメは回避のために咄嗟に身を低くして、獣の如き前傾姿勢で駆け出した!背後にあるのは大樹、そして炎が煙幕となってキヨヒメの姿は火影に隠れて見えぬだろう。)覚悟ッ!!(キヨヒメは勝機、とばかりにササメユキを構えて突進の勢いを全て乗せて全身全霊の刺突を放つ!狙うは強力な鱗に守られていないであろう首元、蛇の急所である付け根部分!) (07/11-00:05:35)
巨大コブラ > (チロリと舌を出したコブラはキヨヒメが向かってくる事を察知するも、尻尾の勢いは止まらず、大樹に巻きつくようにぶつかり止まった。キヨヒメの勢いは早く、鱗を失い脱力にも似た感覚を持っているコブラでは次の動きには間に合わない。それでも半ば本能に従い、キヨヒメに向かって牙の立ち並ぶ大きな口を開き、噛み付かんとする) (07/11-00:11:23)
キヨヒメ > (その毒牙にかけられそうになってもキヨヒメの速度は落ちない。一切の迷いなく突き進むササメユキの切っ先がコブラの首元を刺し貫くか、コブラの牙がキヨヒメの小さな身体をズタズタに引き裂くか。既にそれは速度勝負であった。) (07/11-00:15:21)
巨大コブラ > (コブラに先ほどまでの勢いは無い。もはや惰性でこの小さな得物に向かっているに過ぎなかった。そんなコブラが、今のキヨヒメの速さに勝てるはずもない。首元を刺し貫かれ、巨大な蛇は長い胴体をのた打ち回らせた。苦痛から逃れんとする力任せのその動きに巻き込まれれば多少の怪我をすることもあるかもしれない。その動きはしばらく続いた後、弱々しく地面へと落ちていく事になる) (07/11-00:20:05)
キヨヒメ > (キヨヒメはせめてもの情けとして、ササメユキを更に押し込んだ。痛みをなるべく感じさせずに、命を奪う為に。噴き出す血に身を汚しながらもコブラへとトドメを刺す。)うっ……(だが、のたうち回る蛇にぶつかられてキヨヒメは吹き飛ばされた。尻もちをつく形で叩きつけられ、打ち据えられた身体が痺れるように痛む。けれども、やがて弱々しく死んでゆくコブラを見るとキヨヒメは歩み寄り刀を引き抜いた。)…………(不自然な殺意だった。誰かに取り付けられたような、魔的なほどの殺意。最後の弱々しさは明らかにそれまでとは違う。……倒れたコブラの骸を見下ろし、血に濡れた少女はしばし佇んでいた。その眼差しはコブラへの哀れみが) (07/11-00:26:24)
巨大コブラ > (時折、小さく痙攣するように巨大な身体を震わせる。コブラ本来の赤い鱗は、それまで無茶を贖うかのようにぼろぼろにひび割れ、欠け落ちていた。首から流れる赤黒い血は地面に大きな血溜まりを作っていた。コブラはもう、動かない) (07/11-00:31:14)
キヨヒメ > (キヨヒメは納刀し、コブラを見下ろしてその瞳に涙を潤ませる。目を伏せ、静かに手を合わせるとその冥福を祈る。常世への旅路、それが幸せであるように……と。)……何が、あったのでしょうか(目を開けたキヨヒメはコブラを見下ろし、そう呟いた。目を逸らしてはいけない無残な死に様はひどく心にくるものだ。やがて、踵を返すとゆっくりと森を後にするだろう。この黒幕が何なのかはまったく、わからないまま) (07/11-00:37:15)
巨大コブラ > (巨大なコブラの身体は、やがて風化するように崩れ去る。後に残された血溜まりは黒い鱗に吸収されるように、消える。後に残されるのは、鱗の欠片のみで...) (07/11-00:45:46)
ご案内:「森の中」からキヨヒメさんが去りました。 (07/11-00:47:06)
ご案内:「森の中」にマフィネロディさんが現れました。 (07/11-00:48:02)
ご案内:「森の中」から巨大コブラさんが去りました。 (07/11-00:48:08)
マフィネロディ > (そして、誰もいなくなった森に瘴気が渦を巻きやがて人の姿を取る。巨大なコブラだった物へと折り目も正しく一礼する形を取れば、すっと白手袋の右手を差し出した) (07/11-00:50:46)
マフィネロディ > (ひび割れ、焼かれた鱗がその手に戻れば、僅かに表情を曇らせる)......これは...これでは、使い物にはなりません、か?(浄化の炎に近しいその焔を受けては、鱗も今宵の力の殆んどを焼き尽くされていたようだ。鱗に残る僅かな力は、しかし逆に言えばその浄化の焔を受けし鱗。僅かながらと言えど、その耐性を得た鱗ならば、ある意味では希少な物とも言えよう) (07/11-00:54:57)
マフィネロディ > (やがて紅い舌が小さく唇を舐める。思い出すのは先ほど、この蛇を仕留めた少女)......ふふ、面白い者もいらっしゃるようですね。(右手を軽く握る。鱗が軋んだ音を立てた。そして握り潰すようにすれば、その鱗は右手の上から消えた。代わりにまだ綺麗なままの別の鱗が手に乗っている) 鱗の力も、ふふ、なかなかの物のようです。次は、ふふふ.........(笑みを深くしながら、執事は考えていた。次の獲物の事を) (07/11-01:01:10)
マフィネロディ > ふふ、良いものを見させて頂きました。満足な報告をする事が出来そうですね。(優しい笑みを湛えれば、執事はどこかに向かって一礼する) それでは、今宵の幕はここまでで御座います。どうぞ皆様、良い夢をご覧下さい。(口上を終えれば、執事は一礼した姿のまま、瘴気の霧となって森から消える。あとには何も、残らない) (07/11-01:04:52)
ご案内:「森の中」からマフィネロディさんが去りました。 (07/11-01:04:57)
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