room52_20190710
ご案内:「クレヴィスの街 -自警団詰め所-」にアステル☆さんが現れました。 (07/10-21:13:38)
アステル☆ > (今、妖精たちの間では新しい遊びが流行っていた。) (07/10-21:13:52)
アステル☆ > (競技名は『ボトル』。) (07/10-21:14:03)
アステル☆ > (海なり川なり山なり野なり泉なり。捨てられた透明な瓶の中に自ら入って、一定時間の間にどこまで運ばれるかを競うものである。) (07/10-21:17:08)
アステル☆ > (尚、開封された時点(生鮮物は未開封での運搬が大事)、または一定時間ある場所から動かなくなった時点(死蔵)でトライ終了。記録を測定する。) (07/10-21:20:06)
アステル☆ > (この競技のポイントは如何に人の目を引くか。そして手に取られる様な工夫をするかである。) (07/10-21:22:22)
アステル☆ > (上手くすれば多くの人の手を渡り、その間に妖精は特等席(瓶の中)から間近に人の交渉を観察できるのだ。) (07/10-21:26:51)
アステル☆ > (さておき。妖精も勿論参加した。) (07/10-21:27:46)
アステル☆ > (ただいまの記録は8km。) (07/10-21:28:30)
アステル☆ > (クレヴィス郊外で拾われて、クレヴィスの街の門を通過。拾った人物は瓶詰妖精を自分の懐に入れる事なく、自警団詰め所へ拾得物として届けたのである。) (07/10-21:30:32)
アステル☆ > (迷うことなく何故か直行。) (07/10-21:31:01)
アステル☆ > (そうして妖精の前には何故か異世界料理のカツドゥンと、調書らしき罫線の入った真っ白な用紙。それに眉毛をハの字に困らせた団員が居て、言葉なく固まっていた。) (07/10-21:35:20)
アステル☆ > (人相書きにはアステルの特徴。結構。かなり上手に特徴をとらえたイラストで、透明な瓶の中に封入された妖精が高い確率でアステルであると確信されている。) (07/10-21:38:49)
アステル☆ > (こぽり。と瓶の中で気泡が上がる。透明な瓶の中は、やはり透明な何らかの液体で満たされていて、妖精はその中に浮いていた。) (07/10-21:42:18)
アステル☆ > (調書には、これまで妖精が仕掛けたと思われる悪戯の数々が載っている。) (07/10-21:45:23)
アステル☆ > (自警団員の男は、恐らくこれらの背景についてアレコレ妖精に尋ねたいのだろう。男の醸し出す雰囲気から察するに、何をどう尋ねるか聴きあぐねている感じだろうか?) (07/10-21:47:03)
アステル☆ > (だが「下手な質問はできない」とでも思われてるのだろう。瓶の中からにっこり微笑みかけただけで、酷く狼狽える男だ。息遣いが荒い。) (07/10-21:52:08)
アステル☆ > (自ら志願した割に、質問の一つも飛んでこないのは一体全体どういう事なのか。) (07/10-21:59:42)
アステル☆ > (カツドゥンに添えられた箸を瞬きの道で空中に保持して、最後のカツを透明な瓶の壁を透過させる。) (07/10-22:04:05)
アステル☆ > (タイムアップ(死蔵)だ。ここから移送される事は無いだろう。決してカツドゥンを平らげたからではなく、妖精は最後ににっこり微笑んで、自身に瞬きの道を繋げた。) (07/10-22:07:38)
アステル☆ > (一瞬の星光が瞬いた後には、空になった瓶と、妖精が関与した項目(悪戯)に妖精のサインの入った調書。それに目を擦る男だけが残ったらしい。) (07/10-22:09:48)
ご案内:「クレヴィスの街 -自警団詰め所-」からアステル☆さんが去りました。 (07/10-22:09:57)
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