room49_20190729
ご案内:「とある世界 -川の上流-」にエレンさんが現れました。 (07/29-10:12:43)
エレン > (ここはとある世界の川の上流。黒髪の娘は一人の壮年の男性と連れ立ってこの場所を訪れていた。男性は身長こそよりも低かったが、体格は悪くはなく、街から離れたこの場所までの移動もそれほど苦にはしていない様子だった) (07/29-10:15:54)
エレン > (ここはとある世界の川の上流。黒髪の娘は一人の壮年の男性と連れ立ってこの場所を訪れていた。男性は身長こそ彼女よりも低かったが、体格は悪くはなく、街から離れたこの場所までの移動もそれほど苦にはしていない様子だった) (07/29-10:16:49)
エレン > (川は上流へと登るにつれて渓流と読んでも差支えないほどになっており、緑の木々の合間を流れる川は大小さまざまな岩で縁取られているようだった) (07/29-10:19:05)
エレン > (この辺りが良さそうですよ、と男性は告げる。どうやら目的の場所であるらしい) わかりました。(と答えて、顔に当たる木漏れ日の日差しを手で遮る。日差しは強かったが、木々の緑と川の流れのおかげか、それほど暑くは感じなかった。川の流れが呼ぶ風が心地よい。遠く、近くとで蝉が鳴いているようだった) (07/29-10:22:30)
エレン > (男は腰に回した道具入れからルーペを取り出し、川の中へと入っていく。川魚だろうか。幾つかのきらめきが彼から離れるように岩陰へと逃げていくようだった。すいませんね、とそれらに謝るようにしながら、男は身の丈の倍以上もありそうな岩の傍らに辿り付くと、岩に手を当て、ルーペを翳して岩の表面を確認し始める) (07/29-10:26:11)
エレン > (鳥の声が聞こえる。彼女には馴染みのない声だったが、視線をやれば枝の上から何やらを狙っていそうな綺麗な青い鳥が目に入った。狙いは魚であろうか?見るともなしにその視線を追って川を眺めてみれば、日差しを反射して水面に、一瞬だけ跳ねる魚の鱗が光った。次の瞬間にはその魚をさっと咥えて飛び立っていく青い鳥) (07/29-10:29:59)
エレン > へー、上手いもんだわ。(感心したように呟く。自分もあんなふうに出来るだろうか?と棍を手に水辺へと近付いていった。しかし、彼女の影が近付けば、魚たちはすっと場所を移してしまう。その段階で気付く) あ、思ったよりも難しそうね、これ。(位置取りからちゃんとしなければ、敏い魚たちにはあっという間に気付かれてしまうのだと悟り、とりあえずはと元の位置に戻った) (07/29-10:34:59)
エレン > (そんな事をしている間にも男は岩の表面を眺め続ける。表面の砂を払い、苔を剥がして麻で出来た手袋で擦り岩肌を露出していく。麦藁帽子が飛んでしまわぬように顎紐でしっかりと固定しているのだが、それが時折邪魔になるのか覗き込む向きを頻繁に変えているようだ) (07/29-10:38:53)
エレン > (結局、麦藁帽子を取る事にしたらしく、顎紐を外す...と、折悪しく風が吹きぬけ、その帽子を川に飛ばしてしまった) あ―。(と言う声が二人から同時に漏れる。その帽子を取ろうと川に入ろうとした娘を、男は手で制した。「駄目ですよ、貴女が濡れてしまってはいざと言うときに動けないでしょう?」と。納得した娘は、腰までを水に付けながらざぶざぶと川を進む男の事を岩の上から眺めていた) (07/29-10:43:24)
エレン > (「よしよし、いい場所に落ちたようです」とはその男。ちょうど流れから外れた溜まりの部分に麦藁帽子は落ちており、下流に流されていく事はなかったようだ。娘もその姿を追って近くの岩の上へと移動してきている) 大丈夫ですか?(と声を掛ければにこりと頷いて見せ、そしておや?と言うように改めて足もとへと目をやった) (07/29-10:46:12)
エレン > (その溜まりの中に身を沈めると足元から一欠けらの石を取り出した。持ち上げて彼女にも見えるようにする。「どうです、いい鉱石でしょう?」そんな事を告げられても、彼女には何のことかさっぱり分からない。そんな彼女に向かって男は石を放る。ちょっと距離の足りないそれを足を踏み出して受け取ると、石の一部に青と緑の中間のような鉱石が見て取れた) (07/29-10:51:21)
エレン > わぁ...綺麗ですね。これが探していた物なんですか?(棍を脇に抱えつつ石を眺めて彼女。「きっと鉱床もあると思うんだけどね」と男。嬉しそうに笑う様子には釣られて笑みが浮かんでしまったようだ。と、そこで聞こえた背後からの唸り声。慌てて石を鞄に仕舞うとその声の主に向けて棍を構えた) (07/29-10:56:13)
エレン > (森から表れた声の主は体長130cm程だろうか?小柄な熊であった。棍を構え、睨み付けながら男を背後に背負う形で場所を移動する。ふむ、と後ろで男が思案顔を浮かべた。「どうやら水場を汚してしまったようですね。」との声に視線を熊から切らぬままに娘は問いかける)―どうしましょう?(と) (07/29-10:59:45)
エレン > (「とにかくこの場は明け渡しましょう。」男の声に頷いて彼女は棍の正面を熊に向けたまま男に近付く。男は川から這い上がるようにして岩場へと移動する。男と熊の間に立ちながら、エレン達は移動を始めた) (07/29-11:02:10)
エレン > (充分に距離を確保出来たと娘が判断した時、同じくそう感じたのだろう。熊は先ほどの川の溜まりへと向かい水を飲み始めた。この気温は動物にとっても同じく厳しいようで、暫くは水辺から顔を上げる様子もなさそうである) (07/29-11:05:13)
エレン > (「お邪魔もしてしまいましたし、今日の調査はこれくらいにしましょう。」との言葉には随分あっさりした物だとも思ったが、雇い主の言葉であるので、そこには従う事にする) じゃあ、これはお返ししておきますね。(と、鞄から先ほどの石を取り出して男に渡した) (07/29-11:08:39)
エレン > (それでは帰りもお願いしますよ、と男は濡れた麦藁帽子を被って歩き始めた。日差しはまだ強い。歩いているうちにすぐに乾いてしまうのだろう。その男を先導するように、娘を棍を手に歩き出して...) (07/29-11:10:53)
ご案内:「とある世界 -川の上流-」からエレンさんが去りました。 (07/29-11:11:03)
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