room40_20190908
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にエレンさんが現れました。 (09/08-22:08:27)
エレン > (黒髪の娘は棍を片手に修練場の中央に立っている。目を瞑ったまま、髪は風に揺られるに任せて静かに佇んでいる) (09/08-22:15:01)
エレン > (闘技場での試合を終えたのはもう数日前であるが、その時の余韻がまだ残っているような気がする。その時の一戦が、言ってみれば楽しかった、のである。本人にそうと言っても首を縦に振る事はないかもしれないが、他に形容する言葉もないのだから仕方がない) (09/08-22:20:40)
エレン > (やはりあの剣筋に対する物なのだろう。相手の鍛錬の度合いが伝わってくるような、見事な閃きであった。目を瞑れば浮かんでくるようなそれは、相手をしている身ながらも惚れ惚れとするような物であった) (09/08-22:25:25)
エレン > これであの乱暴な口調さえなかったら…(素直で真面目なその剣閃とは裏腹な粗暴を絵に描いた様な口調を思い出し、思わず苦笑を浮かべた。先日、戦ってみたいと口にしたその相手の事である) (09/08-22:27:40)
エレン > (結果的には彼女の辛勝である。相手の剣士のバックステップからの見事な突きであったが、寸前の所で棍でいなし、身体を回転させながらその剣士の懐に入り込んでの頂肘である。相手の右脇腹に吸い込まれたそれが決定打となっての勝利であった) (09/08-22:36:41)
エレン > (実際のところ、剣の切っ先は彼女の右胸に傷を残している。右に逸らしたその剣は彼女の胸元を薄く切り裂いていた。あとほんの数寸踏み込まれているか、もしくは彼女の反応が数瞬でも遅ければ結果は逆となっていた事であろう。それは彼女自身もよく分かっていた) (09/08-22:43:06)
エレン > 棍を持ってきたのは失敗でしたね…(ふっと息を吐いて呟く。なかなか冷えない頭を冷やすために来たというのに、その時の事ばかり思い出してしまっていけない。いっそ衝動に任せて棍を振るってしまえば良かったのかもしれないが、そうする気にもならずにいるのだった) (09/08-22:50:16)
エレン > (かんかんっと棍で石畳を軽く突く。腕は動かさずに指の動きだけで繰り返す。少しの間そうしているとやがて向きを変え、館に近い位置に置いておいた外套と鞄を手にした) (09/08-23:00:25)
エレン > (頭を冷やすならばここではない場所で。そう思いなおした彼女は館から出る方向へと道を進み始める)……蛍火よ。(手を翳して呟けば、彼女の使えるほぼ唯一の魔法は薄緑の明かりで道を照らし始めた。その灯りも、やがては宵闇へと消えていく…) (09/08-23:04:01)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からエレンさんが去りました。 (09/08-23:04:07)
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