room52_20191014
ご案内:「クレヴィスの街 -時計台-」にアステル☆さんが現れました。 (10/14-21:39:45)
アステル☆ > (夜の帳が降りてもなお明るい街並みの灯りを時計台から眺める。ベッドタウンは雨戸も落ちてそろそろ眠りに就こうかという時分、時計台から見渡せる街並みはまだまだ活気に溢れていた。) (10/14-21:42:15)
アステル☆ > (でも構わない。表通りから2つも通りを挟めば街灯りは極端に少なく、皆眠りに就いている。そう。皆眠っている。) (10/14-21:43:45)
アステル☆ > (だから妖精は歌った。) Calling. Calling. 呼. 湖. 呼. 輪. 隣. 輪. (10/14-21:49:29)
アステル☆ > (可聴域を越える歌。光の波長で奏でる調べ。同じフレーズを何度も幾度も繰り返す。 この土地になら、ヴィジョナリーが来ている筈だと。) (10/14-21:50:58)
アステル☆ > (応えはあった。街のあちこちから同じフレーズの歌が響く。 ならば使えるだろう。) (10/14-21:52:10)
アステル☆ > (ベッドに就いた人々が眠りに落ちる。眠りに落ちた人々が夢に落ちる。夢に落ちた人々が集合意識の世界に落ちる。――落ちていく。) (10/14-21:53:36)
アステル☆ > (落ちる先は夢胡蝶ヴィジョナリーが作る現実と寸分違わぬ夢世界。全ての夢が共有された架空の街。) (10/14-21:55:45)
アステル☆ > (人は夢の中で前後の整合性を保った行動の一切を取ることが出来ない。が、脈絡のない突飛な発想は全て夢の中に現れる。) (10/14-21:59:36)
アステル☆ > (そうして妖精はさらに歌う。) Calling. Calling. 呼. 湖. 呼. 輪. 隣. 輪. (10/14-22:01:37)
アステル☆ > (人々の夢世界。架空世界をウラヴィス電子世海に接続。人々の夢が繰り返し押し寄せる波となってウラヴィスの電子機器を駆け抜ける。) (10/14-22:04:41)
アステル☆ > (そうして妖精は重ねて歌う。) Calling. Calling. 呼. 虚. 呼. 輪. 厘. 輪. (10/14-22:06:53)
アステル☆ > (新たに架空の世界が在れば、この夢世界に繋がる様に!) (10/14-22:08:14)
アステル☆ > (何も隔てるものもない。夢という限定された世界の中で、人々は全ての軛から解き放たれた!) (10/14-22:09:16)
アステル☆ > (歌を終えて耳を澄ませる。夢の歌は夢の中だけで静かに残響を木霊せている。外の世界には響いてこない。) (10/14-22:11:18)
アステル☆ > (この悪戯はきっと長く保つだろう。) (10/14-22:15:58)
アステル☆ > (暫く歌に耳を傾けていた妖精は、歌が安定したのを確認して静かに時計台から飛び立った。) (10/14-22:16:44)
ご案内:「クレヴィスの街 -時計台-」からアステル☆さんが去りました。 (10/14-22:16:47)
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