room01_20191020
ご案内:「灼熱の鍛冶場」にゼーゲさんが現れました。 (10/20-16:25:44)
ゼーゲ > (肌を焼き焦がす熱。肺を焼き滅ぼす瘴気。懐かしく感じる魔界の空気は余人が立ち入る場所ではない。漆黒の炎が砕け散った大地から漏れ出るように噴き出すその地で私は幾度目かわからぬ鍛冶仕事を行っていた。溶かし、伸ばし、冷やし、焼き入れ――極限まで弱めたミスリルとオリハルコンをそれぞれ別にして、鍛えてゆく。)…………(ミスリルの核にふたつに割った双子石を埋め込み、その上からミスリルの皮を被せて魔神の鎚で伸ばす。その作業はとうの昔に終え、今はオリハルコンを鍛造する作業に私は勤しんでいた。) (10/20-16:31:19)
ゼーゲ > …………(一度殴りつけるごとに火花が散る。)…………(漆黒の業火に融けた盾が少しずつ伸びてゆく。)…………(荒廃したその空気の中で叩きつける私の肌は黒く焦げてゆく。滅びの業火が肉を焼き、骨にまで達しようとする。だが、些細なことだ。私はただその為に生まれてきたかのように金色に輝く鉄を打つ。) (10/20-16:34:30)
ゼーゲ > (全てが滅び去った世界があるとするならば、私が作り出したこの鍛冶場がその一端だろう。闇の集う地に程近いこの地で引き出した究極にして無限の滅び、それを以て神金を極限まで鍛え抜く。滅びの中でこそ勇者は生まれ、輝かしい伝説が世界を救う。)ハァァァ……(……頬が溶けたか。口腔を閉じられず、炎が私の中に入り込む。だが問題はない。金槌を叩きつけ、幾重にも重ねたオリハルコンが輝きを増している) (10/20-16:39:42)
ゼーゲ > (この盾に込められるのは怨念、滅び、絶望。私は禍々しく輝くオリハルコンを、絶対不変の水に入れる。一瞬で熱を奪われ、そして水が蒸発してゆく。水蒸気は炎の下に舐め取られて消えてゆく。私はそれを見下ろしながら、オリハルコンを引き上げる。そして、未だ輝くそれを再び叩き始める。)ァァァ…………(盾の形を整え、そして鍛える。冷やして固め、また叩く。私の身体が限界に達したところで問題はない、ただ、鍛えればよいだけのことだ) (10/20-16:43:36)
ゼーゲ > (完成したらどうなるか。私はそれを想像するのが楽しみだ。口端を吊り上げ、鎚をただひとり振るう。――永遠の闇の中で、ただひとり) (10/20-16:44:51)
ご案内:「灼熱の鍛冶場」からゼーゲさんが去りました。 (10/20-16:44:54)
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