room01_20191021
ご案内:「岩場の温泉 癒しの湯」にゼーゲさんが現れました。 (10/21-17:05:35)
ゼーゲ > (岩場の温泉。姉さまに話を聞いた通り、竜の岩場とかいうところの近くにあるという露天風呂。岩風呂、と言ったほうが正しいだろう。硫黄……とは違うその心地よい香りはバカになった嗅覚でもしっかりと感じ取れた。否、バカになったのは嗅覚だけではない。触覚といい聴覚といい、五感全てが今の私にはない。モツをこぼさぬよう歩く私にはこの絶景を楽しむ術はなく、右の瞳を使った感知で進むほかにない。) (10/21-17:09:27)
ゼーゲ > …………(ここか。ひときわ強い光の力。その力は見ずともわかるが、この瞳が覗くがゆえに更によく感じ取れる。ああ、いっそ美しさすら感じる白色の力。だが、私はこの力が嫌いだ。産まれて積み上げてきた『記憶』さえも不要として消し去り、轍として残した傷痕も消失させる。痛みとはヒトがヒトとして築き上げたモノの証だ。そして、記憶とは後の世に伝え紡いでゆくロール。それを等しく無意味とし、赤子に戻すなどこれを作り上げたものはさぞや完全で尊きものなのであろう。――ああ、ヘドが出る) (10/21-17:14:23)
ゼーゲ > (だが、今回の目的は当時もあるがもうひとつある。私が握っている盾、新たなる武具の仕上げだ。鍛えに鍛え、不壊の盾として作り上げたこの武具は既に血塗られている。億万の呪詛が染み付き、持つ物の魂を侵食する危険な装備になってしまっている。元素にまで染み込んだ破滅の力を抜くには、その対極に位置する力で漂白するしかない。だからこそ、この地を選んだのだ) (10/21-17:18:50)
ゼーゲ > (盾を持ち、私はゆっくりと温泉に入る。もはや感触など感じない。ただ、入ったのだろうという感触を味わうだけだ。) (10/21-17:19:41)
ゼーゲ > (盾を持ち、私はゆっくりと温泉に入る。もはや感触など感じない。ただ、入ったのだろうという事実を認識するだけだ。) (10/21-17:20:12)
ゼーゲ > (今の肉体の欠損は、おおよそは筋肉の腐食、内臓器官の焼失、下顎の喪失に喉元に穿孔。左腕は完全に炭化し、腹部に大穴が空いていたか。骨は――ああ、背骨は辛うじて残っているが、肋が侵食破壊されて心臓に続くケーブルが幾つか断線しているか。放っておけばどうせ治るが、ケーブルの断線は面倒だ。治りが遅くなってしまう。)…………(……腹の中に温泉を入れれば、短時間で治るか。あまり長く入るとあのお方の力までもが浄化されてしまうが、痛覚が復活したところで上がれば問題はないか。私よりも盾の方が時間がかかるだろうし、それくらいがちょうどいい) (10/21-17:27:05)
ゼーゲ > (……多少は『寝た』ほうが良さそうだ。思考が、少し纏まらなくなってきた。私はその身を温泉に沈め、しばらく眠りにつくことにした。……溢れ出す流血が温泉を紅く染め上げるとき、私は目覚める。悪魔の血を以て魔人の復活を……zzz) (10/21-17:28:55)
ご案内:「岩場の温泉 癒しの湯」からゼーゲさんが去りました。 (10/21-17:28:59)
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