room51_20191021
ご案内:「魔海」に無名の魔術師さんが現れました。 (10/21-22:18:58)
無名の魔術師 > (普段は暗いその空間に、シロツメクサが咲き誇る。上を見れば、青空と眩しい太陽。一見するとまるで別世界だ) ...(無限に広がる花畑の中心に、本を持った14歳ほどの少年が座っている。少し長い銀髪を後ろで束ねた、穏やかな銀目の少年が、魔術師であることを知っている人物は数少ない) (10/21-22:23:57)
無名の魔術師 > (徐に本を開いて、静かに読み始める。始まりはいつも青い空の中。何度も読んだそのページを、愛しげに見つめて) (10/21-22:26:26)
無名の魔術師 > (自分に出会うより以前、エッタは酷く孤独だった。その逃避の果てに描いた物語は、一見すればめちゃくちゃだが、そのすべてに彼女の願いが込められていた) (10/21-22:28:18)
無名の魔術師 > (全てから忌み嫌われたが故に、外を出ることさえ許されなかった彼女が憧れていた、空と海と森。まともなものを与えてもらえなかったが故の食、玩具、衣服への興味。一緒になって喜びや悲しみを共有できる友達。そして――) .....ああ、やっぱり(完成を見ることなく失われた書物。最後に描いた憧れが何だったのか、今こうして知ることができた) (10/21-22:36:31)
無名の魔術師 > (オチは、なんとなくわかっていた。それは、彼女が1番求めていたものだったから) ....青い羽。鳥じゃないところが、君らしいかな(欲しかったのは、ただ細やかな幸せだったということ。今よりも、ほんの少し、良い日であればと願っただけ) (10/21-22:40:57)
ご案内:「魔海」にアステル☆さんが現れました。 (10/21-22:42:42)
無名の魔術師 > (自分に出会うより以前、エッタは酷く孤独だった。けれど振り返ってみれば、自分に出会ってからも、酷く孤独だったではないかと、思わずにはいられない。元いた場所より広いところで、たったの二人...否、人という存在は彼女だけだったのだから) (10/21-22:43:36)
アステル☆ > (もしかしたら偽物の空かもしれない空色が本物の空色と交差して、妖精が花園に降りた。魔術師の正面に。本を持ってじっとしているのを見ると、首を傾げて。) 黄昏てるな? (空はこんなに青いのに。) (10/21-22:44:20)
無名の魔術師 > いいや、ただの読書だよ。ずっと待ち望んでいた結末に、ようやく出会えたんだ。むしろ、嬉しいくらい(アステルの方を向いた少年が、柔らかい笑みを浮かべる。それは、外見も中身も、普段と全く別人であった) (10/21-22:48:02)
アステル☆ > そうか。 (嬉しそうな笑みに妖精もにこりと微笑んで。) しかし私はちょっと不満だ。その本と繋げられたら、もう少し展開に幅が出たと思ったんだが、惜しかった。魔術師もな。 (本に向けていた視線を魔術師に向け直して) (10/21-22:51:45)
無名の魔術師 > 僕としてはこれでよかったんだと思う。本物の力を借りてしまったら、それはまた別の物になっていたと思うから(薄く微笑んで、本を閉じる) (10/21-22:58:05)
アステル☆ > それで魔術師は一体どうしたんだ? いつもと違う姿だが。 (かなり見かけない。この姿は初見。) (10/21-22:59:58)
無名の魔術師 > "約束"だったからね、僕の大事な人との。具体的には、内緒(口元に人差し指を添えて) (10/21-23:01:15)
ご案内:「魔海」にノーマンさんが現れました。 (10/21-23:01:35)
アステル☆ > 残念。それなら聞けないな。 実は何か企画してるんじゃないかと思って寄ったんだ。 (一枚かませて貰おうと思って。なんて首を振り振り。) (10/21-23:02:39)
ノーマン > (空間が揺らぐ。魔法陣が1つ現れ、そこから姿を現すだろう)…ふぅ。(出てきたところで、一度周囲を見回して。それから、話をしている魔術師とアステルの姿に気づくだろう。だが話し中なら、すぐには近づかないだろう) (10/21-23:03:11)
無名の魔術師 > 残念だけど、そういうのじゃないんだ。そういうのはまた、いつもの僕が勝手に始めるだろうから、待ってて(なんて、幼い笑みを浮かべてみせる)>アステル (10/21-23:05:05)
アステル☆ > (随分ナチュラルに表れたノーマンに、知っていたとはいえ魔術師との距離の近さに驚く。ここまで気の置けない間柄だとは思わなかった。特に内密の話をしてる訳でもなく、ちょいちょいと手招き。)>ノーマン (10/21-23:05:05)
無名の魔術師 > (新たに入ってきた人物に気づき、そちらに顔を向ける)やあ、ノーマン。やっぱり来てくれたんだ (いつもとは違う外見。いつか夢で見たアンリの姿がそこにある)>ノーマン (10/21-23:06:34)
ノーマン > ん、いいのかな。(手招きをされれば、そちらへと近づいて行こうか)邪魔しちゃいけないかな、と思ったのだけど。(苦笑を浮かべながら、そう告げて)>アステル (10/21-23:06:56)
アステル☆ > ――うん? (首を傾げて魔術師を改めて観察する。理解と同時に、にやーっとした笑みが顔に広がっていった。唐突に妖精の隣に水晶が現れて回り出す。リンリンと水晶の触れ合う様な幽かな音が響く。) (10/21-23:07:34)
アステル☆ > 何もしてないからな。 (にっこりと微笑んで)>ノーマン (10/21-23:07:58)
ノーマン > その本への思い入れは事前に聞いていたからね。それに、色々と気にもなったものでね。(いつもとは違う姿。だが、その姿には見覚えがある。だから驚きはしない)…知ることは出来たかい?(そして、投げかけるのはそんな問い)>無名の魔術師 (10/21-23:10:03)
ノーマン > そうだったのか。それなら、遠慮は要らなかったね。(微笑む相手に、こちらは小さく肩を竦めて)>アステル (10/21-23:10:37)
アステル☆ > うむ。何もしてないぞ。 (こくこくと頷いて。) (10/21-23:11:17)
ノーマン > そうだね。今は君自身は、何もしてないね。(隣で幽かな音を立てて回す水晶へと視線を向けて)>アステル (10/21-23:13:34)
無名の魔術師 > ああ、ごめんね。もしこの場所を記録しようとするなら、それは無理だよ。今日ばかりは、そういうのできないようにしてあるからね。誰にでも見せびらかしたいものではないんだ。ただ静かに胸の奥にしまっておきたい(水晶を出すなら、やんわりとそう告げて) ...アステル。悪いんだけど、ノーマンと2人にしてくれないかい?彼と話がしたい>アステル (10/21-23:14:28)
アステル☆ > 何かな? (にっこりと微笑んで、水晶を背にする位置にすいっと宙を移動する。ノーマンの視線を水晶から切った。) (10/21-23:14:37)
無名の魔術師 > そうだね...得たものは細やかで、それでいてとても大きかったよ(儚げな笑みをノーマンに向けて、そう答える)>ノーマン (10/21-23:16:16)
ノーマン > それは、何をしてるのかと思ってね。(背に隠れた水晶へと視線を向けて、そっと尋ねてみたりして)>アステル (10/21-23:16:47)
ノーマン > …そうか。(返事を聞けば、静かに目を閉じて)でも、それだけでもないだろう? 君のことだから。(そっと静かな声で告げて)僕でよければ、聞くよ?>無名の魔術師 (10/21-23:17:51)
アステル☆ > (魔術師に言われて、背にしていた水晶を振り返る。リンリンと鳴る音は水晶に超短パルスレーザーで記録をつける音。つまり音がしていれば記録ができているのだが……水晶に傷は見られない。 すっごく残念そうな顔をして、両手を挙げた。) 分かった。邪魔はしない。良い時を過ごせ。 (にっこり微笑んだ妖精が瞬きの道に乗ると同時、妖精の手から離れた水晶がその場に転がる。空に広がる本物の空が去って、元の青色が戻ってくる。) (10/21-23:18:44)
ご案内:「魔海」からアステル☆さんが去りました。 (10/21-23:18:55)
無名の魔術師 > ごめんね、ありがとう(去っていくアステルに優しい声音でそう告げて) (10/21-23:20:42)
無名の魔術師 > ......(自分の隣をぽん、と軽く叩く。隣にどうぞ、という意味らしい) (10/21-23:22:02)
ノーマン > じゃあ、お言葉に甘えて。(隣まで行けば、そっと腰を下ろそうか。あとは、語り始めるのをそっと待とう) (10/21-23:23:23)
無名の魔術師 > (ノーマンが腰かけると、目前に二人の子供が現れる。それはアンリとエッタだ。2人はちょこんと座って、赤茶色の本を一緒読んでいる。『エッタのお話、本当に面白いね。ずっと読んでいられるよ』『本当?嬉しい!...じゃあ、完成したらアンリにあげる』『えっ、いいの?』『うん!アンリならずっと大事にしてくれるし、読みたい時に読めるから!...でも、いつ完成するか、わからないんだけど』『あははっ、それなら大丈夫。いつまでも待ってるから』『ほんと?約束だよ!』『うん、約束』 そう言って笑い合ったあと、その姿は消えるだろう) (10/21-23:27:46)
ノーマン > (そのやりとりを見て思う。その約束を、ずっと待っていた。そして、それは本自身にも刻まれていた。だから、危ない橋を渡ってまで完結させようとしたのだろう。魔術師は、そんな本の意思である存在を良くは思わなかったようだが)……ようやく果たせたわけだ。(ぽつり、と) (10/21-23:32:30)
無名の魔術師 > アンドリュー....36憶年だ...."たった"36億年....あっという間だったよ(本をそっと撫でながら呟けば、儚げな笑みを浮かべ、ぽたぽたと涙が零れ落ちる) 本当は、エッタと2人で読みたかったよ...ごめんね....ごめんね....(本をぎゅっと抱きしめて、嗚咽をもらす) (10/21-23:35:46)
ノーマン > ……その年月は、その一言で片付けるにはあまりに長すぎるよ。(正面を向いたまま、静かに告げる)……そうだろうね。(本を抱きしめて嗚咽を漏らす姿に、静かに目を閉じて) (10/21-23:39:00)
無名の魔術師 > いいや、僕にとって彼女を失ってからの時間は、ここ最近まで空白に等しかった。穴を埋めるように、魔術を中心に色んなことに手をつけていたら、時間は面白いくらい、早く過ぎていた...時間というものを感じなくなっていたかもしれないね(零れる涙はそのままに、静かに語る)  (10/21-23:47:13)
ノーマン > …そうか。それは良かった…と言うべきなのかな。(時間が早く過ぎていたとの言葉には、少しだけ複雑な表情になって)でも、それでも辛かったんじゃないかい? 他の事に意識を集中させてないと、やってられないくらいに。(涙がこぼれる様をちらりと見て) (10/21-23:51:30)
無名の魔術師 > ...辛いよ、辛くて仕方がない(すっと顔をあげれば、ノーマンを見つめて) 悔いたって仕方がない。失ったものは戻らない。取り戻せたとしてもそれは、本当に救いたかったものじゃない...わかってる...わかっていても、受け入れられないんだ... (10/21-23:55:57)
ノーマン > ………そうだろうね。その気持ちを、ずっと、気が遠くなるほどの時間抱えてきたんだ。その重さは、きっと僕が想像もつかないほどのものだろう。たかだか数百年程度しか生きてない僕には、想像もつかない。(そう言いながら、そっと手を出す。そして、頭の上に手をのせようとするだろう)過ぎたものは戻らない。過去に戻ってやり直しても、それは別の軸となる。時渡りと言うのは、そういうものだからね。(それでも、それを実行して、1つ約束を果たしたりしているが。魔術師のケースはまたそれとは別。それで解決するものではない)…一番、悔いているのは何なんだい? (10/22-00:02:51)
無名の魔術師 > 生きた年月じゃないさ。むしろ、世界を失った君だからこそ、わかると僕は思う(銀の瞳を細めて) エッタの願いを叶えてあげられなかった...一緒に外の世界を旅する夢。僕はその"外"を潰してしまった。元居た世界も、別の世界へ行く可能性も... 僕に足りなかったのは、力じゃなくて心だったんだ (10/22-00:08:37)
ノーマン > …わかる部分もある。でも、やっぱりその悔いを抱えたまま長い時間を生きる辛さは、まだわからないよ。ただわかっているのは、一生消えないということだけだ。その上で、付き合っていくしかない。(そう言って頭を撫でて、手を離し)………。(続く言葉には黙って耳を傾けよう) (10/22-00:12:22)
無名の魔術師 > そう。結局記憶を消さない限り、ずっと縛られ続けたままだ。恐らくは、永遠に...今となっては、それも悪くないのかもしれないけどね(そっと撫でてくれるなら、一度目を伏せて。それからまた開く) もっと周りを、自分自身を信じる心があれば、結末は違っていたと思う。僕にとってエッタが全てで、だからエッタを失うのが怖くて...でも結局、全部失くした (10/22-00:18:06)
ノーマン > 消せば確かに楽にはなるかもしれない。でも、縛られていたからこそ得られたものもあるはずだよ。そうだったからこそ、今があるんだ。君を取り巻く周りを思い出すといい。(再び前へと視線を向ける)…過去は変えられない。変えられないままに生きていくしかない。でも、君は、もう少し救われても良いと思うんだ。もう、充分に苦しんだはずなのだから。 (10/22-00:23:29)
無名の魔術師 > そうだね、それは間違いなく...(こくりと小さく頷いて) どうだろうね。奪ったものの重さを思えば、まだ足りないくらいかもしれないけど...君が救ってくれるのかい、ヒーロー?(なんて冗談交じりに笑って) (10/22-00:27:39)
ノーマン > ……どうだろうね。考えていることはあるけど、それを実効したとして君にとっての救いになりうるのか。その部分に自信があまり持てないな。(思案顔のままに告げて)でも。でもだ。それでも、今の君を見ていると何か力になりたいと思うよ。君が、僕の世界に来て協力を申し出てくれた時のように。 (10/22-00:31:10)
無名の魔術師 > 僕としては、君がそう考えてくれるだけでも十分救いだけどね(くすっと笑って) ふふ、今度は立場が逆転してしまったね。思えばあれも良い思い出だ(視線を本に向けて、優しく撫でる) ...今日はまだいいの?あの子が待ってるんじゃないかな?  (10/22-00:36:24)
ノーマン > …それだけは足りないよ、きっとね。(ふっと笑い返して)……あぁ、そろそろ戻らないとだね。(もうこんな時間か、と立ち上がって)………その状態は期間限定なのかな?(いつもそんなだったら、もっとトラブル少ないんじゃないかい?なんて、冗談めかしてみたり) (10/22-00:40:02)
無名の魔術師 > わざわざ来てくれてありがとう、アンドリュー(こちらも立ち上がって、感謝を述べる) 約束をしたのは"僕"だからね。もう少し堪能したら、いつもの姿に戻るよ。本当は、もう二度と戻るつもりのいない姿だから...ごめんね(儚げに微笑んで) (10/22-00:44:59)
ノーマン > そうか、わかった。あぁ、そうだ。1つ、おまじないをしておこう。(帰ろうとして、思い出したように魔術師へと近づいて行こう。そして、ぽふっと再び頭に手をおく。そうすれば、ノーマンの魔力が付与されるのを感じるだろう。特に術式としての形はない。ただ長く残留しそうな、そんな感覚はするかもしれない)もし、君が期待してくれるなら、しばらくでいいからそのままにしておいてくれ。 (10/22-00:47:21)
無名の魔術師 > おまじない...?(不思議そうに小首を傾げて) うん、いいよ。大丈夫...ありがとう。むしろ大事にするね(魔力を付与してくれるなら、愛しそうに見上げて) (10/22-00:52:21)
ノーマン > よし…。(上手く浸透すれば、小さく頷いて)それじゃあ、帰るよ。またね。(そう告げて、転移魔法を起動していなくなることだろう――) (10/22-00:53:20)
ご案内:「魔海」からノーマンさんが去りました。 (10/22-00:53:23)
無名の魔術師 > さよなら、またね(去っていくノーマンを見送れば、再び花畑に腰かけて。もう一度、本を静かに読み始めるだろう――) (10/22-00:55:22)
ご案内:「魔海」から無名の魔術師さんが去りました。 (10/22-00:55:29)
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