room49_20191201
ご案内:「※竜騎兵の世界」にイヴォンさんが現れました。 (12/01-17:05:27)
イヴォン > (ーー幾つもの銃声が次第に収束していく。断末魔が少なくなればなるほど、音は確実にそこに迫っていた。血に濡れた呻きと共に、窓ガラスを突き破って転がり込んだのは父が送り込んだ最後の竜騎兵だった)……<<ぎぃ……っ>>(古ぼけた木の扉が死神の到来を奏でると、するりとそこから姿を表す。幾多の同僚を地獄へ送り、脇腹の被弾から鮮血が滴り、致命傷を避けた被弾で血の香りが強まる姿で) (12/01-17:08:35)
イヴォン > 「いい加減にしろ、お前がこいつ等を庇いたてする理由が何処にある!?」(年老いた竜騎兵の将軍、実父が怒りを顕にしながら拳銃を向ける。ほぼそれと同時にリボルバーの銃口を向け、互いに殺意を差し合う。ただ、そこにいるのは二人だけではない。父の片手に首を巻き取られた男が一人。自身にあてがわれた婚約者の竜人が愛した人だ)……あるよ。アンタは人を駒としか見ない。部下だけじゃない、母さんもだ。産後スグ戦場に連れ戻す馬鹿野郎だ。(感情の消えた殺しの顔が淡々と語り、実父は顔に血を満ち溢れさせながら歯ぎしりを響かせた) (12/01-17:13:22)
イヴォン > 「我が国は上も左右も全て敵に挟まれてるのは分かるだろうが! それを」本音を言えよ、母さんは自分と弟を生む道具。自分に当てた婚約者も同じ、それ以上の価値はない。自分の立場が、家が栄えるなら……同じ国民の女が一人泣いても良い、そういう嘘を宣う男だ、アンタは(怒りに銃口が震える。別段自分達が竜の娘を娶らなくても、誰かが、資格があるものがやればいいことだ。それをこの男は名誉に縋ったのだと断じる)……悪いけど、君ごと撃つ。いい?(心臓や肺を隠すようにしつつ、頭部も抱えた男の頭で、なるべく隠した状態。無傷で撃ち殺すには無理だと思えば、諸共と淡々と問いかけた) (12/01-17:18:00)
イヴォン > 「戯けたことを…」「……や、やってくれ!貴方にだけ命を張らせて、俺が張らないなんて都合が良すぎる」(その言葉に目を見開く実父だが、抱えられた男の目に偽りはない。分かったと静かに呟くと、トリガーにかかる重さを少しでも下げて、そして確実に貫くためにハンマーを起こす)「……こっちよ!」(父の左側にある離れた窓、そこに飛び出す竜人の娘。不慣れな手付きで拾った拳銃を握り、撃とうとするのをみた父は直様そちらへ銃を向けた)「貴様まで血迷ったかっ!」(銃声が重なる、どちらも弾も当たらず、 (12/01-17:22:43)
イヴォン > 「戯けたことを…」「……や、やってくれ!貴方にだけ命を張らせて、俺が張らないなんて都合が良すぎる」(その言葉に目を見開く実父だが、抱えられた男の目に偽りはない。分かったと静かに呟くと、トリガーにかかる重さを少しでも下げて、そして確実に貫くためにハンマーを起こす)「……こっちよ!」(父の左側にある離れた窓、そこに飛び出す竜人の娘。不慣れな手付きで拾った拳銃を握り、撃とうとするのをみた父は直様そちらへ銃を向けた)「貴様まで血迷ったかっ!」(銃声が重なる、父の弾は彼女の肩を貫いたが、ささやかな抵抗は届かなかった。それでも、その発砲で吐き出される薬莢をスライドが噛むと、装弾不良を起こす)「しまっ……」……(伸びた腕に一発打ち込み、体がよろけると、男が剥がれる。その瞬間を狙いすまして胸を撃ち抜く。コンマ数秒で実父は血に伏す) (12/01-17:25:06)
イヴォン > (濁った息を吐き出す実父へと歩み寄っていくと、すっと銃口を頭部へと向けていく)「イヴォン、貴」<<ダァンッ!!>>(躊躇いなく、躊躇なく。それが当たり前のように引き金を絞り、鮮血を床に咲かす。静まり返る中、ちらりとジャムを起こした拳銃を見やる。だからどうにかしろと更新を具申したのを無視した結果であり、呆れてものも言えない。その合間にも男は竜の娘に駆け寄り、傷口の様子を確かめる。幸い貫通したので重傷ではなさそうだ)…これを、傷口を消毒して、塗って。とりあえず布で塞いで逃げて(応急処置のキットを彼等に差し出すと、迫る羽音に眉をひそめながら振り返る。本来あるべき、空を統べる竜の尖兵達が朝焼けに照らされていた) (12/01-17:32:02)
イヴォン > 「あれは弟さんの……」…まぁ、そう来るって思わなくもなかった(アイツが腐っているのは、既に知っていること。狼狽える男に淡々と答えると、道中投げ捨てた対物ライフルを拾い上げる)アイツの狙いは自分だけ。行って、君等をあの馬鹿の手柄のオマケにさせるわけにはいかない(逃げろと改めて促すと、竜の娘が痛みに耐えながら呟く。竜神の加護があらんことをと、その言葉に僅かに口角を上げれば行けと改めて顎をしゃくって促した) (12/01-17:36:14)
イヴォン > (対物ライフルを担いで崩れかけた2階建ての家屋へと向かうと、窓を失った枠にバイポットを立てる。反射を防ぐために、レンズの前に薄布をかぶせると、目測で銃口の位置を定めていき、薄っすらと覗ける世界へ意識を集中させる)「兄さん、これはもう庇い立て……」(勝ち誇った声を張り上げる姿がわずかに揺れる。あれかと分かれば、薄布をどかして最後の調整から引き金を絞った)<<ドォンッ!!>>(勝利宣言を叩き伏せるように爆音が響く。音に顔をあげた飛竜の頭部が貫かれて爆ぜると、そのまま地面へと落ちていく姿に舌打ちをして離れる。殺到するライフル弾の雨から逃げつつ、こちらも同じライフルを握っていく) (12/01-17:42:19)
イヴォン > 「クソ兄貴……っ! 必ず、必ず殺してやるから覚悟しろっ!!」(余裕の仮面が剥がれ、風の力を使って廃屋の屋根に降り立つ弟の叫びに、溜飲も下がるというもの。その後、太陽がまんまるに浮かぶまでの合間、銃声は止まなかった。幾多の偽物を撃ち殺し、刺し殺し、殴り殺し、四肢が動かずとも喉笛に噛み付いてでも抗う姿は獣と大差なく、畏怖を持って鎖に縛られた体が引きずられていった)「……凄いのがいたもんねぇ」(そのすべてを見たわけではないが、死屍累々の戦場を見下ろしながら、竜翼の少女は呟いていた) (12/01-17:48:23)
イヴォン > (ーーその日のうちに始まる処刑を前に、最後の言葉を求められ、自身はこう答える)今日、人々を守る竜騎兵はすべて滅びる。何故なら、自分が最後の竜騎兵だからだ。階級や立場に縛られ、愛し合う人々を祝福することより、家柄を守ることを選んだ者に、空翔ける騎士の誇りなど、あってたまるか。それに賛同するものにもだ(銃口を向けられつつも、最後まで曲げずに朽ちることを選ぶ姿にメヒティルトの口角が一気に上がると、銃口の前に降り立つ)「探索がてらに、面白いやつ見つけちゃったわ」(小悪魔じみた笑みと小ささに、何だこのジャリはと思ったのは今は懐かしい。命を救われた竜騎兵は今もこの世にいた。子猫の様に丸まる白き氷竜の撫でながら、月夜を見上げながら) (12/01-17:52:40)
イヴォン > (これが過去の終わりであり、今の始まりである) (12/01-17:53:23)
ご案内:「※竜騎兵の世界」からイヴォンさんが去りました。 (12/01-17:53:26)
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