room50_20191201
ご案内:「※森の中」に黒外套さんが現れました。 (12/01-22:37:39)
黒外套 > (あの戦いを経て、朦朧とする意識が途絶えた後、改めて目が覚めるとそこは森の中だった。切り裂かれた腹部に手を当てると、柔らかな蔦が包帯代わりに胴体に巻きつけられていた)ここは……(ゆっくりと体を起こすと、薄汚れたワンピースのまま駆け寄る琴音の姿が飛び込む) (12/01-22:42:05)
黒外套 > 琴音……「良かった…傷が深くて…私だけだと、これが精一杯で……」(蔦からは治癒の蜜が少しずつにじみ出ており、縫い塞いだ傷口に染み込んでいく。申し訳無さそうに眉をひそめる琴音の頭へぽすっと掌を重ねる)助かった……ここまで引き上げてくれたのも、琴音だろう?(優しく撫でると、薄桜色の瞳がじわりとにじみ、涙が溢れ出していく) (12/01-22:45:35)
黒外套 > ……(泣きじゃくる姿に、改めてその名を呼ぼうとすると、ぴくりと手が震える)誰か来る(予備の短剣を引き抜くと、立ち上がろうと力を振り絞るが、痛みでなかなか動けない。心配そうに体を支えようとする琴音の後ろから見えるのは、薄紫の鎧をまとった大男の姿だ。それは間違いなく自分達と同じ力) (12/01-22:48:08)
黒外套 > 「よぉ、旦那。やっぱ生きてたか」……ブレイク(破壊という異名を呼べば、兜の隙間から映る光の瞳が歪む。要件は分かるだろう?と嘲笑う姿に、歯を食いしばって立ち上がる)琴音……戦うぞ(その言葉に息を呑む琴音は、両手をギュッと胸元の前へ寄せて上向きに唇を差し出す。軽く重ねる瞬間に滲む蜜が体に入り込むと、Half bloomとかすかな声が響いた) (12/01-22:52:09)
黒外套 > (桜の花弁のような光となっていく琴音が、黒外套の全身を包む。白銀色のタイトな鎧をまとい、その手には薔薇飾りのロングソードが握られていく)「旦那ぁ……そいつは無茶ってもんだ」だからといって、安々と死ねるか…っ(そうですかいと呟く大男も得物を握りしめる。巨大なトゲ付きの鉄球。その鎖が連なる先にグリップがあり、やはり薄紫の薔薇飾りがある) (12/01-22:55:37)
黒外套 > (鎖分銅の如く鉄球を振り回すと、そのまま真っすぐに投げ放ってくる。迫るハンマーを横に避けようとすると、手首を返して軌道を変える。鋭角なターンで曲がってくるそれに目を見開くと、剣でどうにか受け止めようとするが)ぐぅぅ……っ!!(衝撃が傷口をこじ開けるように伝わり、激痛に力が抜けてしまい、地面を転がっていく) (12/01-23:00:17)
黒外套 > ((に、逃げましょう! この傷ではいくらなんでも))((アイツはクズだが馬鹿じゃない……泳がせることもない…っ))(鎧の隙間から鮮血を滴らせつつ、どうにか立ち上がるも既に息が荒い)「さぁて、トドメといきやしょうか!」(今度は薙ぎ払うような軌道で鉄球を放ってくる。それをしゃがみ込む様にしていなすと、軌道変更で落ちてくるハンマーを前へ飛び出していなす。鉄球が地面に沈み、これでスキができたと思いきや……)がはっ!?(唐突に背中に直撃する衝撃に、体がのけぞりながら骨の悲鳴が鼓膜に伝わる) (12/01-23:05:53)
黒外套 > (ハンマーの棘が勢いよく伸びて地面を蹴り、その勢いで突撃して背中を強打したのだ。突き刺さる棘で傷まで追ったところで、大男はナックルガードを降ろした手を後ろへ引いた)「オラァっ!!」(こちらへ飛んできた黒外套の腹部へ鉄拳を振り抜く。前後から挟み込まれ、軋む音が更に激しくなると、膝から崩れ落ちていき……薄桜色の光と共に鎧が消え、琴音が傍に転がる) (12/01-23:08:26)
黒外套 > 「傷口に聞くだろぉ、旦那よぉっ!」(うずくまったところにサッカーボールキックを叩き込まれ、血を滴らせながら仰向けに転がされていき……)「イヤァァァッ!!」(琴音が涙を溢れさせながら絶叫するも、大男は気にすることなく、こちらの傷口に足を振り下ろし、傷口を踏み潰す) (12/01-23:10:47)
黒外套 > 「傷口に効くだろぉ、旦那よぉっ!」(うずくまったところにサッカーボールキックを叩き込まれ、血を滴らせながら仰向けに転がされていき……)「イヤァァァッ!!」(琴音が涙を溢れさせながら絶叫するも、大男は気にすることなく、こちらの傷口に足を振り下ろし、傷口を踏み潰す) (12/01-23:11:39)
黒外套 > 「ボスもアンタを殺せっては言ってるが、何処にいるのか答えやしねぇ。建前で殺しの命令とか、舐め腐るのも体外にしろってんだ!」(そのまま改めて踏みつけられ、痛みに声も出せずにいると、琴音が転がっていた短剣を拾い、大男に飛びかかろうとする)「やめてっ!!」(切っ先で鎧の隙間を狙おうとするも、大男は何故か動かず……代わりに、木の陰から飛び出してきた新手が、琴音の手の甲を槍の柄で打ち払う) (12/01-23:17:26)
黒外套 > 「これが狙いで?」「そうだ、そっちは博士様が好きにしろって言ってるからな、好きにさせてもらおうってな」(控えていた部下らしき男達が更に3人ほど出てくるも、それぞれが手にしている武器には全て薔薇飾りがある。武器を叩き伏せられた琴音の手を掴み、明らかにならず者な男が小さな体を引っ張り上げて吊るす)「ということで旦那ぁ、アンタ 用済みなんだわ」(そういうと、銃を持っていた一人にやれと顎をしゃくる。銃口を向けると、イヤと小さく繰り返しながら、琴音の瞳が大きく見開かれていく) (12/01-23:22:25)
黒外套 > 「うるせぇ黙ってろ!」(呻く琴音へ無慈悲に裏拳を叩き込む大男。そして、それと同時に銃声が2つ鳴り響いた。通常の武器よりも強化された弾丸が胸元にめり込んでいく)「……っ!!」(再び涙が溢れ出すと、無理やり手を振り払って琴音がこちらの胸元へ飛び込んでくる。震える手が体を確かめようとするも、微動だにしない体に息は荒くなるばかり) (12/01-23:27:54)
黒外套 > 「嘘……イヤ……イヤ……っ」(震える声だけが響くと、大男は小さくため息をついて琴音の首根っこを掴む。人形のように引っ張り上げられると、行くぞという声と共に部下たちを伴って大男はこちらに背を向ける) (12/01-23:30:28)
黒外套 > 「ごめん、なさい………ごめんなさい…」(自分が想いを向けなかったら、受け止めさせなかったらと、IFの答えばかりがぐるぐるすると、そんな声も出るのだろう。琴音の慟哭が遠ざかっていき、聞こえなくなる頃には森は静寂に包まれる。薄桜色の薔薇の香りを僅かに残して……) (12/01-23:32:26)
ご案内:「※森の中」から黒外套さんが去りました。 (12/01-23:32:48)
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