room40_20191214
ご案内:「神隠しの森の館 -s-48-」にノラさんが現れました。 (12/14-22:04:09)
ノラ > (『にぃちゃん――』柔い、肌。小さな、手。嗚呼、またこれだ、と思う。久しぶりに見る、夢。) (12/14-22:05:23)
ノラ > (夢の中。幼い妹の前に立つのは、妹が生きていた時なら自分もまだ幼かった筈なのに、今の自分の姿、だ。夢だと自覚をしながらも、幼い妹の前にしゃがむ。妹の白く小さな手の中には、白詰草の花が揺れる。『てま。』そっと呼びかける。幼い妹の、無邪気な笑顔に、ズキリと胸が痛む) (12/14-22:08:21)
ノラ > (『すまん。すまんなぁ』きっと、酷く情けない顔をしているんだろう。きょとんと小首を愛らしく傾ける妹。) (12/14-22:10:00)
ノラ > (『にいちゃんな。まだ、そっちに行けん様になったがよ。てまが、寂しい想いしちょるのに、にいちゃんはもうちょい、生きていとうなったが。大事なもんがな、出来ちゅう。』妹が、笑う。小さな手が、伸びて来る。きっと、また、血飛沫を浴びる。そう思って、夢の中で目を閉じる。ふわ、と髪に小さな手が触れた) (12/14-22:14:36)
ノラ > (よしよし、とする様に、小さな手が、頭を撫でる。はっとなって顔を上げる。) (12/14-22:15:51)
ノラ > (その刹那、妹の首に一筋、戦が走る。ドクっと心臓が跳ね上がる。吹きだす、血飛沫。周囲が深紅に染まる。ヒっと喉の奥で声にならない悲鳴が漏れる。いつの間にか、妹の後ろにあの男の顔。名は知らない。手にぬるりとした感触。見たくない、と思うのに、視線が下がっていく。見ると、自分の手には一振りの剣。銀色に鈍く光る刃を、幾筋も伝う、深紅。視線が赤を辿る。男の腹へと吸い込まれる刃。『ああ、お前が殺したんだよ』 男が、嗤う。) (12/14-22:20:18)
ノラ > (男の言葉に、ふつり、と怒りが沸く。怒りの対象は、自分自身だ。『――ああ、そうじゃ。おまんを殺したんは俺じゃ』 きっと、この悪夢を、彼も見てしまう。呪縛の様に。情けなくて、腹が立つ。だから、押し込んだ。無かった事にする様に。夢の中だけでも、その真実を塗り替えたくて。涙が溢れて来る。『にい、ちゃん――』幼い妹の声に、駄目だと思いつつも、顔を上げる。男の腹に押し込んだはずの剣は、幼い妹の腹を、深く貫く。ばくり、と白い肌が裂け、内臓がぼろりと零れ落ち、妙に生暖かい感触が手の上に落ちる)ぅ・・・あああああああ―――ッ!!!(悲鳴を上げて、飛び起きた)ッハ・・・ッハ・・・ッハ・・・ (12/14-22:26:53)
ノラ > (見渡すと、部屋の中はもう真っ暗だった。今は、いつの何時だ?頭が混乱する。じっとりとした汗で気持ちが悪い。時計を見ると、深夜に差し掛かる様な時刻)ッハァ・・・。(ギリ、っと心臓を抑え、くしゃりと前髪をかきあげて)――み、ず・・・。(酷く喉が渇く。ふらりとベッドから降りると、コタツに置かれたボトルを取り、中の水を喉に流し込む)――はぁ・・・。 (12/14-22:31:28)
ノラ > (炬燵の上に置かれたスマホを手に取って。待ち受けには、椎那の写真。コツ、と画面を額に当てて)――大丈夫・・・。大丈夫じゃ・・・。あの頃とは違う。椎那が、おるき。(手の震えが、スマホを通して額に伝わる。体が、重い) (12/14-22:33:41)
ノラ > (熱っぽいかもしれない。ふらりと引き出しを開けると体温計を出して。ピ。数秒で、ピピピっとアラームが鳴る。)・・・うぁちゃー・・・。(がっつり、熱が出てた。38.6. 久々にやってしまった) (12/14-22:36:01)
ノラ > (汗ばんで気持ちの悪いシャツを脱いで着替え、脱いだ服はそのまま脱ぎ捨ててベッドにぼすんっと倒れ込む)んなぁ・・・。 (12/14-22:38:01)
ノラ > (道理で異様に眠かったわけだ。節々がギシギシと痛む。眠れば悪夢を見てしまいそうで不安になったが、手にしたままのスマホを見れば、ふっと力が抜ける。)ぁー・・・。椎那に会いたい・・・。(ぼんやりと、呟いて) (12/14-22:41:40)
ノラ > (声が、聞きたい。笑顔が見たい。とっとと治さないと。とん、とスマホの画面にキスをする)・・・ああ、俺・・・。我儘言ってもえいかもしれんなぁ・・・。(ふ、っと小さく笑う。クリスマスプレゼントに強請ろうか。)椎、那ぁー・・・。(布団を被るとスマホを胸に抱いて) (12/14-22:46:08)
ノラ > (きっと、今度は悪夢は、見ない。願わくば、ひと時で、構わない。全部忘れて、せめて夢の中で会いたい。すぅ、と沈み込む様に、眠りに落ちて――) (12/14-22:48:32)
ご案内:「神隠しの森の館 -s-48-」からノラさんが去りました。 (12/14-22:48:42)
:::: PbsChat v2.7改変版 ::::