room49_20191221
ご案内:「※アンドレイファミリーの屋敷」にサラさんが現れました。 (12/21-16:30:43)
サラ > () (12/21-16:30:52)
サラ > (買取に向けての進捗を伝えるべく、屋敷へとやってくる。しかし、普段なら屋敷の使用人が迎えるはずの邸宅内には誰も居ない。どうしたのだろうかと小首をかしげながら、奥へと歩を進めていく)旦那様……? (12/21-16:32:02)
サラ > (まるで人の気配がない。感情が宿ったことで不気味という感情が沸き立つと、ぞわりと肌を震わせながらも奥へ奥へと進む。主がいる筈の部屋のドアの前へ立つと、静かにノックをしようとした瞬間、聞き覚えのある断末魔に喉を引きつらせ、瞳を大きく開きながら両手で口元を覆う) (12/21-16:35:15)
サラ > ((どうしよう!? どうしたら…!?))(戦うか、逃げるか。沸き立つ恐怖に足がすくみ、思考がグチャグチャに掻き混ぜられていく。そして、きぃっと後ろの扉が揺れる音に驚きながら振り返ると、同時に溢れた芳醇な血の香りにカチカチと歯がぶつかり合う) (12/21-16:37:22)
サラ > (恐る恐るそこへと踏み込めば、部屋の奥には赤い血肉の面しか見えない屍が転がっていた。それこそ部下なのか、使用人なのか分からない、タダの肉の塊である)……っっ!?(勘定があることが、今は酷く疎ましい。怖くて堪らず、ぺたりと座り込みながら畏怖の雫が幾重にも流れ出す。そして、そこに掛かっていた廊下からの光が、人影に遮られると…油切れの機械のように振り返る) (12/21-16:42:41)
サラ > 『君は……あぁ、クロエ20か。まさかサンプルの核を植え付けられてるとは……これは驚きだ』(意外そうに怯える様子を眺めるのは、メガネをした細身の男だ。サラを、琴音を、しのぶを作った後任の錬金術師である。そして傍には、薄紅色の薔薇を側頭部の両方に咲かせた薔薇のヘッドドレスをした少女。真夜とは違う顔立ちをしているが、可愛い整いをしている。そして、二人の後ろには開かれたドアの世界があり、横たわるアンドレイの姿が見えた) (12/21-16:52:08)
サラ > 旦那様っ!?(涙を散らせながら、もつれるようにして駆け出す。二人の合間を強引に突っ切ってアンドレイの元へと駆け寄ると、絨毯は元の色よりも赤く黒く染まり帰っていた。床だけでなく、周囲に転がった人の残骸で室内は紅に彩られている)『……逃げなさい。心を持ったなら、尚の事だ』(この館にはいい思い出はない。けれど、アンドレイは一人の子供として接してくれる事も多く、嫌いではなかった。無理だというように頭を振るも、無慈悲に足音が近づく) (12/21-16:58:12)
サラ > 『アンドレイ氏とは利害が一致しなくなったのでね、用済みなんだ。さて……クロエ20、君も彼には用事がないだろう? 着いてくるんだ、手数は多いほうが良い』(そして、この男はこちらを駒としか見ていない。その言葉に肩を震わせながらも、嫌だと頭を振ってしまう)『そうか、なら……ロザリー、あとは任せるよ』(勿論よと少女は微笑むと、静かに黒いクラシックロリータのドレスを纏う少女が近づく。弓張り月の如く嗜虐的に目を細めながら) (12/21-17:02:37)
サラ > こ、来ないでっ!!(薔薇の花弁を周囲に撒き散らすと、それをカッターのように鋭くして一気に吹き荒ばせた。しかし、ロザリーは掌から発生させた薔薇蔦で斜めに一閃するだけでその風圧で花弁を斬り裂き、蔦をこちらへ直撃させてくる)……(ぞりぞりと削ぎ落とされるような激痛に目を白黒させながら膝から崩れ落ち、血脂を振り払う蔦が紅の一線を描く) (12/21-17:06:13)
サラ > 『ねぇ、確かめたいことがあるの』(何がというようにそちらを見上げると、蔦を纏めていき、ドリルの様にうねらせていくのが見えた)『人は簡単に引きちぎれたけど、私の同族はどうか試してないの。貴方になら試しても問題なさそうね?』(だって消すのだからというように微笑む様子に青ざめると、思考はもう動かない。スカートの下に忍ばせたダガーを二つ引き抜くと、一か八かの突撃を掛ける)『さっき彼が言ってたわね、なんて言ったかしら』(まるで遠くの景色でも見るような様子で、見やりながら半身になるよう回避すると、蔦のドリルを脇腹に突き立てる)『…思い出した、愚かっていうんだったわ』っぁぁぁ!?(人の体から響いてはいけなさそうなくぐもった音色が響くと、血肉の飛沫が舞い散り、ぐいぐいと押し付けられてしまう) (12/21-17:14:04)
サラ > 『そっか、内側からも生やせるものね』(ドリルを押し込んで、内臓ごとグチャグチャにしてやろうとしていたようだが、体内から発生させた薔薇蔦で絡め取り、どうにか抑え込むと震える手でダガーに魔力を注ぎ込んで強化し、ドリルを切り裂いたのだが)『じゃあこっちにしましょう』(蔦を腕に絡みつけて巨大な拳にすると、それで全力で殴りつけてくる。蹴り飛ばされたボールのように勢いよく窓ガラスへ激突し、破片に体を切り裂きながら中庭を転がる) (12/21-17:17:17)
サラ > 『最初から核がなければ、こんな辛い目に合わなかったのに……残念ね』(冷たい同情の声を投げかけられる中、傷口を蔦で縫い合わせて強引に塞いでいく。それだけでも激痛で意識がすっ飛びそうになるも、四つん這いになりながら必死に堪える)そんな事……ない、心が…宿った、だけなのに……全部、違って見えた(核を植え付けてもらった日の事を、それからの事を思い出しながら、涙目でロザリーを睨む)だから……なにも、後悔……してないっ(最大限の抵抗を吐き出すも、悪魔はそうと微笑むだけ。薔薇蔦を硬い枝に変え、突き刺そうと放たれた……避ける術などない) (12/21-17:22:20)
サラ > (避けれないと思った瞬間、銃声がそれを叩き落とす。ロザリーが見上げた先には小さな影が二つ)『お、落とした、よ!』『流石です、しのぶ!』(更に離れろと言うように投擲されたのは、スティレットの様に鋭く細い投げナイフ。ロザリーが飛び退くと、先程まで居た地面にダスダスッと突き刺さる。サラの前に降り立ったのは、琴音としのぶ。自分の遠い姉の様な存在) (12/21-17:28:14)
サラ > (琴音の手にはナタ、しのぶの手には電動ドリル付きショットガン。やれやれというようにロザリーは肩をすくめる)『面倒が増えましたね。失敗作が二人も』(失敗作と言われ、琴音の眉がぴくりと跳ね、しのぶは気圧されたように唇の端がうごめく。そして、まだ仕事を終えないロザリーを心配してか、男が割れた窓をくぐって出てくる) (12/21-17:31:05)
サラ > 『遅いと思えば……琴音にしのぶか。失敗作とは言え、不完全ながら核持ちは相手するのが大変だ』(パキパキとガラスを踏み潰しながら近づいていくと、ロザリーが男を見上げる)『時間が惜しいでしょう? 手っ取り早く始末しましょう?』『そうだね、半咲き程度もあれば余裕かな』(その言葉に身構える二人だが、スグに琴音が踵を返してこちらを抱きかかえて走り出す) (12/21-17:35:22)
サラ > 『逃げますよ! しのぶはとにかく着いてこれないように妨害をお願いします!』『う、うん!』(追いかけようと走り出すロザリー目掛け、しのぶが只管に散弾を放つ。小さい手ながら、再装填もスムーズなもので、弾幕にガードを強いれば次第に距離が離れていく。これは終幕の始まり、核にまつわる物語のフィナーレの…) (12/21-17:38:59)
ご案内:「※アンドレイファミリーの屋敷」からサラさんが去りました。 (12/21-17:39:10)
ご案内:「※ジャンク屋艦「ペガソス」通信室」にミリアンシェルさんが現れました。 (12/21-22:26:12)
ミリアンシェル > (通信室のイスに座って、何者かとやりとりをしている)ふむ。それで、分かったのかね? (12/21-22:27:09)
ミリアンシェル > (通信)「ああ。ミリアル・テリオン。骨董喫茶「Spirit Whisper」というカフェの店主だ。名前からしてミリアル社との関係もあるものと踏んでいたんだが、そちらの線どころか過去の一切が不明。そして5年ほど前から消息すら絶っている。かつて店舗があったコロニーには店舗があった痕跡すら残っていない。この私が、何一つ、それ以外の情報を、掴めなかった!」(歯ぎしりが聞こえそうな声音) (12/21-22:31:26)
ミリアンシェル > なんともはやミステリアスな話だ。しかし、カフェの店主? 医者では無く。((これは、いよいよもって手が無くなってきたものだ))(眉間に皺を寄せ) まぁ、あまり期待はしていなかったのだがね。情報量はいつもの……「いらん」 なんだって? (12/21-22:33:21)
ミリアンシェル > (通信)「こんなものは情報とも呼べない。これで金を取るなど私のプライドが許さん。情報量は不要だ。ただし、これ以上の契約もなしだ。これほどまでに一人の人間の痕跡が消えているなど、どう考えても異常だ。つついてはいけない何かしらの裏があると私の勘が言っている。ここで手を切らせて貰うぞ」 (12/21-22:35:53)
ミリアンシェル > そうかね。それなら仕方が無いが、意外だね。キミはそういう謎は情報を握っておきたい派だと思っていたのだが? (12/21-22:36:45)
ミリアンシェル > (通信)「その通りだが、今回に関しては自分でもわからん予感がする。私は自分の勘も信じる性質でね」 (12/21-22:37:36)
ミリアンシェル > ……わかった。なら、これでしまいということにしよう。が、料金は予定通り振り込ませてもらう。手切れ金と口封じ料がわりに受け取って起きたまえ。以上だ (12/21-22:38:57)
ミリアンシェル > (通信)「フンッ。勝手にしろ」(通信途絶) (12/21-22:39:14)
ミリアンシェル > (背もたれに持たれて、指の腹で眉間をもむ)謎の医者にしてカフェの店主か。彼ですらその消息を掴めないとはね。やはり楽な道などないということかな(やれやれ、と席を立つ。そして肩を回して凝りをほぐしながら部屋を出て行った) (12/21-22:40:50)
ご案内:「※ジャンク屋艦「ペガソス」通信室」からミリアンシェルさんが去りました。 (12/21-22:40:57)
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