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ご案内:「時狭間」に黒衣のダリアさんが現れました。 (01/04-13:07:43)
黒衣のダリア > (林檎を一つ、注文すると、カウンター席でゆっくりと食べ始める。) (01/04-13:08:32)
黒衣のダリア > (今日は良く晴れた日で、窓辺からは外の光が差し込み、木々が日を浴びて宝石のように輝いているのが見えるだろう。) (01/04-13:09:12)
黒衣のダリア > (良く晴れた日ではあるものの、寒い冬の季節。暖炉の炎はとても身に染みて嬉しく思える。) (01/04-13:09:54)
黒衣のダリア > (店内は静か。店の主人は沈黙しているし、客もまた物静かなもの。口元には柔らかな微笑が、瞳には静かな幸福感で光に溢れているものの―――。) (01/04-13:11:20)
黒衣のダリア > (何故か――。店の主人にミカンを勧められた。季節の風物詩だとか。)はて。(オレンジとはまた違うもののようだ。グレープフルーツは故郷ではたくさん見かけ、朝の食卓に良く上ったものだ…。)……?(ポンと手渡されたミカン。これはどう食べるのだろう。) (01/04-13:18:09)
黒衣のダリア > (食卓用のナイフが手近にあったので、綺麗に切り込みを入れると、ゆっくりと剥き始める。案外、簡単に皮が向ける事に気付く。もっと簡単な剥き方があるのかもしれない。そうでなければ、ここの主人が無造作に食べ物を勧める事はないだろう。きっと。) (01/04-13:20:06)
黒衣のダリア > (ミカンを食べてみる。オレンジよりも甘く、グレープフルーツ等よりも遥かに食べやすい気がする。どれも美味しいフルーツだけど、このミカンはとても気楽に食べれる感じがして……。)ああ…。(そうか、だから、炬燵に山積みされているのを時々見かけるのか、と、合点が行った。そうか、そうなんですね、と。) (01/04-13:21:50)
黒衣のダリア > (黒衣のダリアはまた一つ賢くなった。…なるほど、トランス状態であるとは言え、この物質界では知らないことがまだまだ一杯あるんだな、と、再確認をする。そうか、これがミカンと呼ばれるものなのですね、と。) (01/04-13:23:13)
黒衣のダリア > これは……。油断をすると、また一つ、二つ、と、手を伸ばしたくなる果物ですね。(ミカンをもぐもぐとして、飲み込むと、頬に手を当てて、この店のご主人に微笑みかけた。) (01/04-13:24:51)
黒衣のダリア > (だから、か、どうかはさておいて、この店の主人はまたミカンを差し出した。)……あ。いえ。せっかくのご好意ではありますが、食べ過ぎてしまいますので。(両手をご主人に向けて、ミカンにストップをかける仕草をする。) (01/04-13:27:01)
黒衣のダリア > (なかなかご主人はミカンを引っ込めない。)……そうですか。では、もう一つだけ……。(折れたようだ。微笑みを浮かべて、ミカンを受け取った。)本当に美味しくて、食べやすい果物ですね。これは。(そう言いつつ嬉しそうに、ナイフで丁寧に皮を剥いていく。) (01/04-13:29:02)
黒衣のダリア > (ミカンはとても瑞々しく、果汁は透き通るように喉に染みわたって行く……。)とても、おいしくて、元気が出ます。(ゆっくりとした所作でミカンを口に運ぶ。) (01/04-13:38:13)
黒衣のダリア > (そうして、時間ばかりが過ぎて行く……――外の世界では、今日も誰かが働いたり、事件に巻き決まれたり、重大な責任を果たしたり、悩み苦しんだり、大事な話を誰かに打ち明けたりしているのかもしれないけれど、ここだけはまるで時間が止まっているかのように、とても、ゆったりとした時間が流れている。) (01/04-13:40:00)
黒衣のダリア > (まるで、世界に取り残されてしまったかのように、ここだけが時間から切り離されているかのようで、世界とは、違う時間の進み方をしているかのように感じられる…この……。)……不思議な。(――そう、何とも摩訶不思議な時間。) (01/04-13:41:08)
黒衣のダリア > (良く磨かれた店内は、とても呼吸がしやすく。空気が外の清らかな森の空気の御蔭もあってか、炎の中の元素の煌きが見える程に、澄んでいる……。呼吸が楽なので、深呼吸もし易い……。)……フーー………。(吐いて。)………スゥ―――。(吸い込む。しばらく、胸いっぱいに空気を吸っては吐く仕草を何気ない様子で繰り返す。) (01/04-13:44:43)
黒衣のダリア > (カウンターの上を、小さな蜘蛛が慎重に歩いて、黒衣の女の目の前を横切って行く。)……―――。(興味津々見つめている。) (01/04-13:47:19)
黒衣のダリア > (炎は全てを焼き尽くすけれど、暖炉の炎がパチパチと立てているこの音は、とても耳に心地よい。) (01/04-13:52:59)
黒衣のダリア > (目を瞑ると、暖炉の音だけが聞こえて来る……。パチパチ……。パチパチ……。パチパチ……。) (01/04-13:54:13)
黒衣のダリア > (パチパチ……。パチパチ……。) (01/04-13:57:27)
黒衣のダリア > (暖炉の音を聞きながら、黒表紙の聖書を読み始める―――詩編の幾つかを何気なく眺め―――。) (01/04-14:02:02)
ご案内:「時狭間」にイグニスさんが現れました。 (01/04-14:02:43)
イグニス > (パチパチ……。パチパチ……。) (01/04-14:02:48)
ご案内:「時狭間」からイグニスさんが去りました。 (01/04-14:02:52)
黒衣のダリア > (祈る者の詩に溢れている――。黒衣の女には全てが善き詩に見えた―――。”わたしの魂は塵に着いています。御言葉によって命を得させてください――。) (01/04-14:08:10)
黒衣のダリア > ―――主よ。(詠うように、奏でるように。)私の祈りを捧げ奉ります。あなたの道を、あなたの聖なる掟を今、示してください。(玲瓏に、明澄に、柔らかな波のように、滑らかで穏やかな朗読が続く。――友人の気配を感じたように思えて、少しだけ暖かい笑みが零れた。) (01/04-14:10:42)
黒衣のダリア > ――神意に叶う道を、あなたに従う道を私に見分けさせて下さい。私は驚くべき貴方の御業を歌います。 (01/04-14:12:24)
黒衣のダリア > ――私の魂は悲しみ、涙を流しています……あなたの御言葉の通りに…もう一度、私を立ち直らせてください――。 (01/04-14:13:40)
黒衣のダリア > (何処か満足げな面持ちになると、静かな微笑みを浮かべ、半ば瞑目したような表情になりながら、聖書の文言を眺め始める――。読書の時間が続く。) (01/04-14:14:52)
黒衣のダリア > (想えば修道女のような黒衣に身を綴んでいるこの姿は、聖書を手にすると、”それらしく”見えるものかもしれない。首にはロザリオ、手には聖書、面持ちは何処か敬虔な面で、瞳は聖性に満ちた輝きを帯びているかのような――。) (01/04-14:21:38)
黒衣のダリア > (しばらくして、黒表紙を閉じると、膝元に聖書を置いたまま、何気なく窓に目を向ける。) (01/04-14:27:41)
黒衣のダリア > (外の景色はとても素晴らしい――風で木々の葉が波打って、まるで緑の海のように美しい。) (01/04-14:28:16)
黒衣のダリア > (ぼんやりとそれを眺め続けて……時がまた、過ぎて行く……。) (01/04-14:28:47)
黒衣のダリア > (何も、かもが、美しかった。) (01/04-14:30:43)
黒衣のダリア > (この場所が、この時が、この世界が―――。) (01/04-14:31:05)
黒衣のダリア > (人々に取り残された時間軸の中の、この暖かい場所が、全てが輝いているように見える。) (01/04-14:32:20)
黒衣のダリア > (日がゆっくりと傾き、時計の針が進めば、黄昏の刻に近づいてゆくだろう……。) (01/04-14:34:07)
黒衣のダリア > 不思議ね。こんなに止まっているように見える時間でも、雲が流れ、時が流れ、世界が流れて行く―――。 (01/04-14:35:39)
黒衣のダリア > (そう言い残すと、主人にお代を払い、黒衣の女は店を後にする。) (01/04-14:36:48)
黒衣のダリア > さて。あそこと、あそこを掃除して……――。(そうして、意識は物質世界寄りの思考を巡らせはじめ、超越した意識は鳴りを潜め、…やがて、女は雑多な世界の中へと戻ってゆくのだった。) (01/04-14:39:29)
ご案内:「時狭間」から黒衣のダリアさんが去りました。 (01/04-14:39:33)
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