room40_20200107
ご案内:「神隠しの森の館 -裏庭-」にセフィさんが現れました。 (01/07-20:58:01)
セフィ > (仮眠の為の休憩で、そのまま此方へとやって来れば、館をぐるっと回って裏庭へ。一度周囲を見渡せば、ベンチの1つをハンカチを取り出して払い、ストン、と腰を下ろして。足を投げ出すようにして、月を見上げ) (01/07-20:59:29)
ご案内:「神隠しの森の館 -裏庭-」にキヨヒメさんが現れました。 (01/07-20:59:48)
キヨヒメ > (チャラチャラと、静かに雪駄の音が響く。地面を叩く後金の音が軽やかに響き、セフィの方へと近づいてゆく。夜の空気に広がるその音色は何処か、異国の情緒を思い起こさせるかのようだ。静かにやった来たキヨヒメは、セフィの隣へと控えめに腰を下ろし――)――こうして、二人きりというのは久しぶりですわね。セフィード (01/07-21:03:37)
セフィ > ――ぁ。 姉さん。 ごめんね、急に呼び出して。 ――うん。(隣に座るのを見ると、マントを外し、そちらの肩に掛けようと)・・・ちょっと、話したい事があってさ。 (01/07-21:05:05)
キヨヒメ > 今さら気にしませんよ。――大事なことなのでしょう?(赤いちゃんちゃんこを着たキヨヒメは、そのまま柔和な笑みを浮かべてマントをかけてもらう。長い髪を軽やかにかき上げ、セフィにその眼差しを向けて)どうしました?(ただひとこと、聞く姿勢のみを向けた) (01/07-21:10:34)
セフィ > ん、2日くらい前に、シルファーさんに手合わせをして貰ったんだ。その後、少し話をしたんだよね。(じ、と其方の眼を覗きこむ様に見て)――初めて会った時の事、覚えてる? (01/07-21:12:20)
キヨヒメ > シルファーさんと?ふふ、強かったでしょう?実際にやりあったことはありませんが、あの方は恐らくかなり『やる』方ですわ。私でも、勝てるかどうか(楽しげに喉を鳴らし。キヨヒメ自身、やりあってみたかった様子ではある。)――あの時ですね。あのとき、セフィードのことを坊やだと思っていたのがなんだか遠い昔みたいに感じますわね(追憶――あのとき、キヨヒメは特に何も感慨はなかった。知らぬ地で知らぬ少年に会い、そして求められて稽古の相手になった。ただ、それだけのこと。特に何もなく、気楽に構え、そして何気なく手合わせをした。そしたらそれなりに調子がよく、今までに見たことのない武器を楽しめた。それだけの、取るに足らぬと――と言うと語弊があるが、それだけキヨヒメにとってはさほど大したことではないあの稽古。) (01/07-21:17:57)
セフィ > (僅かに眉根を寄せて)―― 俺はね。あの日姉さんに逢って無かったら、手合わせをしてなかったら、聖騎士には、なれなかった。 なれたとしても、もっとずっと先だった。 今の俺の見た目の年齢より、ひょっとしたらもっと掛かってたかもしれない。 ――今の俺を作ったのは、姉さんなんだよ?(少しだけ、口調に不満げな色が混ざる) (01/07-21:20:15)
キヨヒメ > 確かに……あなたに力を見せたことはありました。……ですが、恋人ができて、大切な人の死を乗り越えて、戦う意味ができて。私はあなたが立派な騎士になることに、関与は特にしていませんよ……ただ、叩きのめしただけ。私があなたにしてあげられたことは、あまり、ありませんわ(キヨヒメは少し、目を伏せた。セフィードの思いとは裏腹に彼女はどうしても不安だった。ハッキリと、そう告げられても本人はどうしても――遅かれ早かれオルーサと出会い、強くなっていったのではないか。『姉』である自分は彼に顔向けできないのではないか。そう、考えてしまっていた。) (01/07-21:29:38)
セフィ > 違うッ!!(ずぃっと顔を寄せて。ぷぅっと頬を膨らまし)何言ってるんだよ。――俺は、姉さんに逢うまで、そこそこ自信もあったんだ。(顔を戻し)12歳とは思えないって言われたし、自分でも3歳から荒野で戦って来て、訓練もしてて、強い方だと思ってた。アルヴァダールの同年代には、負けた事無かったし。――けど、あの日、たった数手で、自分と姉さんの実力の差見せつけられて――。俺の鼻っぱしらへし折ったのが、姉さんだったから、だよ。ユニ兄様と戦えたのだって、姉さんに会って無かったら、俺はあの時死んでたよ。あの日から、俺はずっと、姉さんを目指して来たんだから。姉さんは、凄いんだよ。・・・あの日、言ったよね。俺。(もう一度視線を其方へ戻して) (01/07-21:34:18)
キヨヒメ > …………(キヨヒメは静かに、セフィードの目を見つめていた。彼女の周りには相当な強さの者達がいた。同年代の中では確かにキヨヒメは優れた部類ではあった――だが、それ以上に『英雄の素質』を持つ者が親友におり、噂に聞くだけでも自らを遥かに超える怪物たちもいた。何なら――自らと隔絶した差のない幼い剣客も、いた。だからこそキヨヒメは自らが大したものではないのだと常に思っていた。)そんなに、私のことを。買い被りではなく、目標として……やってきてくれたのですか (01/07-21:45:54)
セフィ > ・・・俺が何で姉さんを姉さんって呼んでると思ってるの?買い被りなわけないじゃないか。俺は今でも、あの日の姉さんを追いかけてるよ。 イメージだけでも、今まで1度も勝てた事無いけどね。未だにけちょんけちょんに遣られてばっかり。 でも―― ・・・あの日、言ったよね。俺がおキヨちゃんの相手が出来るくらい強くなったら、その時にもう一度、手合せして欲しい、って。(目を細めて)姉さん。俺と勝負、してくれない? 組手じゃなく、本気で。 (01/07-21:51:51)
キヨヒメ > ――あのときはただ、たまたま調子が良かっただけのこと。今の私があの時のように戦うことができるかはわかりません。今のあなたに勝てるか、というのも私としてはわかりませんわ。――ですが(弱気な発言。だが、卑下するようなことはなくただ淡々と事実を告げてゆく。だが、セフィの望みにはしっかりと応えたい。そんな色があった)……私の本気はどの本気がいいですか?(そう、告げた。セフィならわかるだろう、キヨヒメの『本気』は幾つかの定義がある。だが、キヨヒメは彼が求めるであろう答えのことはわかっていた。あえてそのことを彼の口から聞かんとするのだ) (01/07-21:58:24)
セフィ > ――本気の、本気で。 殺す気で、良い。 調子が良かったから、だけじゃないよ。強いってだけの人になら、俺は憧れたり追いかけたりはしない。俺が姉さんの何に惹かれたと思う?(目を細めて) (01/07-22:00:21)
キヨヒメ > ……それを望むならば、私は望み通り貴方を殺し、その死体を抱いて哭きましょう。そして、貴方を寂しがらせてしまわぬようオルーサさんも殺しに行きます(キヨヒメの目は本気だった。殺す気でいいというのなら、遠慮はすまい。そして、セフィが死んだ場合はその危害はオルーサにも及ぶ――それがどんな結果を生むか、全て承知の上で。生き残らねば全てが終わるだろう、キヨヒメは一族郎党皆殺しにすることすら本気だった。)……それは、何故ですか?この未熟者の何に、憧れてくれたのですか?(強いだけなら憧れてはいない、と聞いてキヨヒメは尋ねた。未熟者という言葉は自らへの絶対的な評価であるが、そこに自嘲の意図はなく。) (01/07-22:11:31)
セフィ > うん。それで良い。俺も、そのつもりで挑むから。(まっすぐに見つめ返す視線は、こっちも至って本気だった。つまりは、其方を殺す気で行く、という宣戦布告)――姉さんの技術が、血の滲む様な反芻の上の動きだったから、だよ。調子の良し悪しじゃないんだ。姉さんが体に刻んだ動きだったから。 だから俺は自分を恥じたし、負けたくないと思った。姉さんに恥じない自分で在りたくて、必死に考えたし、全力で鍛えて来た。姉さんに、負けない様に。(その負けない、に含まれるのは、強さの勝ち負けではなく、努力の差、を示していて)俺を、見て。姉さんが、今の俺を作ったんだ。 俺の全部、出すから。姉さんの目で、判断をしてみて。それが、姉さんが俺に与えたものだから。 (01/07-22:17:43)
キヨヒメ > ――私には、あなたと同じように理由が出来てしまいました。だから死なない為に抵抗します。 ですが、もし。それでも私が力及ばず死んだのならば。私の遺体を綺麗にした上でゼルさんに届けてください(怒りでも、闘志でも、楽しみでも、喜びでも、嫉妬でも、恐怖でもない。あるのは彼への愛情。その望みの通りに『死なせてやろう』という感情。命はくれてやっても構わない。――けれど、女として愛してくれたゼルを残してしまうことだけはイヤだった。)……ああ、なるほど。だから、あなたは私のことを――当たり前のこと過ぎて、見えていなかったようですわ。私からすればあなたは自慢の弟ですが……その腕を、見せてもらいましょうか(少し前までの自分だったら、恐らく何もできぬまま死ぬだろう。だが、今はどうか?――その、偉大な姉として彼女は戦おうと思った。)わかりました。……遺言状を書いて、ハラの中を空けておきます。死に狂う前にあなたも色々と話しておきなさい、何が起きても悔いが残らぬように。あなたの全てをこの姉に見せてもらいます。あなたも、私が憧れるに相応しいか、姉として相応しいかを見定めなさい。――この月の光のように、私は血に狂う修羅となる(全てを忘れ、立ち向かうと。空を見上げてキヨヒメはそう告げて。その横顔は、何処か静かな狂気を帯びていてーー) (01/07-22:35:34)
セフィ > (ゆっくりと、口の端を引いて。約束の期限は、後僅か。結果を残すには、まだ足りない。ずっと、遥か上だった姉を、超える。自信なんて無いけれど、超えてみせる。越えられなければ、この先に進めない。何よりも、自分がずっと追い続けた姉が、自信が無いなんて、どうしても嫌だ。あの親にしてこの子あり。死ぬ覚悟も、殺す覚悟もあるわけじゃない。あるのは、超えると言う自信を奮い立たせる意思だけ。その後どうなろうが、今考えてもどうせ分かりはしない。)――いつ死ぬか判らないのは、いつもの事だよ。俺は。勝てば姉さんを超える。負けることは、考えない。・・・約束、したからね。姉さん。 (01/07-22:43:17)
キヨヒメ > (キヨヒメの顔はいつも通りの――否、それ以上に母親のような目になっていた。シルファーという気質の似たお姉さん分ができたからだろうか。もろく砕け散ってしまいそうな気配はなく。)そうですか。……ええ。約束破りと人を貶める嘘は私がとても嫌うことですから。大丈夫ですよ、セフィード……あなたが坊やではないことをしっかりと、刀で見てあげますわ(そして、ぬくもりを求めてか。キヨヒメはセフィの手を控えめに両手で包むように握る。――そして、その手を静かに離した) (01/07-22:48:59)
セフィ > (手に触れられれば、一度ぐっと強く握る。ふわり、と笑みを浮かべ)――姉さんが、どれだけ凄い人なのか。俺が証明してあげる。姉さんが自分を誇りに思えるように。俺ももう、あの時の俺じゃない。(にこ、っと子供の姿の時のままの、子供っぽい笑みを浮かべて手を解いて)冷えちゃったね。風邪引いたら大変だから、そろそろ中に戻って? 俺も少し仮眠して来る。(す、っと立ち上がって) (01/07-22:53:40)
キヨヒメ > (正直なところ、キヨヒメは自分のことについては半信半疑もいいところだった。セフィは自分を超えている、そう認識しているがゆえに死ぬのはきっと自分なのだろうという感覚があった。ならば、セフィの言葉通りに自分に自信が持てるだろうか?ジュリンノに『気遣われた』時のような、生易しさを感じないでいられるだろうか?多くの疑問が頭をよぎる。――けれど)楽しみに、していますよ(そう、楽しみにしてみよう。キヨヒメは先に進めない。どうしても進めぬまま、皆が前を歩いてゆく。置き去りにされ、そのまま変わらぬまま。そんな感触を忘れぬまま、目の前の弟に戦いを挑む。――そうでなくては、きっとキヨヒメは前には進めない。)ええ、そうしますわ。……でも、私はもう少しだけここにいます。ちょっとだけ、夜風を浴びていたいのです (01/07-22:59:08)
セフィ > なら、これはそのまま掛けていて。――姉さんに上げるよ。支給品だけどね。(ふっと笑って。)風邪引かない内に戻ってね? それじゃ、行ってきます!(ひらっと手を振ればいつもの様に駆けだして行き――) (01/07-23:01:52)
ご案内:「神隠しの森の館 -裏庭-」からセフィさんが去りました。 (01/07-23:02:30)
キヨヒメ > 返しますよ。頂くわけにはいきませんから。……ええ、風邪を引かぬように早めに戻ります、あなたも暖かくして寝るのですよ(そのまま、去りゆくセフィを見つめてキヨヒメは緩やかに手を振った。)………………(空を見上げて、キヨヒメは息を吐いた。) (01/07-23:04:20)
ご案内:「神隠しの森の館 -裏庭-」からキヨヒメさんが去りました。 (01/07-23:04:23)
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