room49_20200108
ご案内:「*異世界 -山道-」にアカツキさんが現れました。 (01/08-20:35:01)
アカツキ > (彼女と別れてから、多分半日。太陽の位置からそう割り出した。一人の少年風貌、ある広大な世界、麓への山道を行く一人の少年風貌、黒き侍風貌。 足取り自体は軽やかだが……)………(時折、意味なく背後を振り返って、音もなく息ついてまた歩き出す。そんな繰り返し。) (01/08-20:36:34)
ご案内:「*異世界 -山道-」にスズカさんが現れました。 (01/08-20:40:19)
アカツキ > 。 (01/08-20:40:51)
スズカ > (それは、キヨヒメがまだ恋を知らず惑う中に居続けた頃。何処までも血迷い、そして館の中で自らの放言に後悔していた頃。彼女と離れた暁が心配そうにしているその最中――彼がまた一度背後を振り返った瞬間声が突然に紡がれる。)何を後ろ向きに歩いている?そんなにも気になるか、小僧(その声は前方から。前を向くと、そこには参道脇の大木に背を預けた女がいるだろう。まるで自然に溶け込んでいるかのように、当然のものとして彼女はそこに“在った”) (01/08-20:44:57)
アカツキ > ん!(突如己にかかった……聞き覚えのある声に思わず狐のお耳を逆立て、即座に”そこ”に目を向け、同時に見張る。―――一度だけだが、でも見覚えをしっかりつけたその姿に、肩を落として)………何さ、もう。…・今迄の、見てたのか…?(相手と対峙すると、無意識にいくつかの尻尾の毛が勝手に逆立って困る) (01/08-20:47:57)
スズカ > 当たり前だ。フラフラ歩きおって、焦れったくてかなわん(そう言いながら、身を起こすと空気を揺らさぬまま当然のように距離を詰めてゆく。そして、ごく普通に彼を見下ろすと――)それに、貴様の前に吾が現れるもまた当然のことだろう?青二才の方の弟子のことを考えていたろうからな (01/08-20:57:58)
アカツキ > …未練、って言うのかな。……アレじゃ全然駄目なのに、それでもこうして別れないといけないのかって思うと…。(彼女にかけられる言葉はもっとあったのではないか。あったとしても…。なんて未練。一度目を反らして寂し気に呟くも、次の瞬間には直立不動とあいなり、彼女の接近を微動だにせず受け止める。体躯の差から見上げるカタチとなるが、眼差しは乱れない。)……青、二才。……多分、初耳だ。誰の事さ。 (01/08-21:03:35)
アカツキ > 未練、って言うのかな。……アレじゃ全然駄目なのに、それでもこうして別れないといけないのかって思うと…。(彼女にかけられる言葉はもっとあったのではないか。あったとしても…。なんて未練。一度目を反らして寂し気に呟くも、次の瞬間には直立不動とあいなり、彼女の接近を微動だにせず受け止める。体躯の差から見上げるカタチとなるが、眼差しは乱れない。)……青、二才。……多分、初耳だ。誰のぉ……コト? (01/08-21:07:41)
スズカ > (静かにアカツキの言葉を聞いていたスズカだが――やがて、その問いかけを受けると静かにそれを受け止める。)キヨヒメだ。まだまだ未熟ではあるがあれも武人、誰に何を言われてもヤツ自身が答えを見つけなくてはならん。だからそう気にするな(冷然とした言葉。たとえ惑うとしても、その答えは本人が出さなくてはならない――と師は告げる。) (01/08-21:09:26)
アカツキ > あ、あおにッ………あ、あんな美人なのに、もっと言い方があるだろ…っ!?(男の弟子かと思っていたが、思わず肩を落としかけて素っ頓狂な声で迫るも束の間。)……それだよ。……今の彼女に、それはあまりに酷すぎるよ。(お耳が寝かさり、消沈して重くなった声。)……君は確か、彼女の師、なんだろ?……昨晩の僕らを見てたってなら、あの彼女を見て、君は何も感じなかったのか…!? (01/08-21:11:48)
スズカ > 小娘と言ったほうが良かったか?どのみち、事実として変わらんだろう(弟子に厳しい師匠である。)――なら、お前がアイツを娶るか?ヤツに必要なものはアイツの全てを受け止める相手……そして、それは吾ではない(それは確信を以てのこと。未来が見える――だからこそ、神は人に必要以上に肩入れしてはならない。)吾がヤツに言うことは何もない。吾が与えるものは武ですらない『力』 それをどう使いどう向き合うかはその者次第でしかない。それに、だ。そもそも吾が道を示してやったところで、アイツの『劣等感』を刺激するだけで根本的な解決にならん。吾が手を出したところでややこしくなるだけだ (01/08-21:26:28)
アカツキ > ……生憎、それは出来ない。(目を瞑り、毅然と首を振る。確固たる考えと状況による拒否。)……昨日の彼女を見て、僕、凄い怖くなったんだ。……彼女はいったい、どんな重圧に晒されて生きているんだ…?僕は彼女の、君以外との交流も何も全く知らない。(両手を広げて、声を大にし訴える。)周囲の人たちも、みんな彼女に「期待」をしてばかりなのか…!?……君のようなカタチで接する人たちばかりなのか?……もしそうだったら、彼女はとても危ない。あのままじゃ、絶対に彼女は歪んでしまう! (01/08-21:31:06)
スズカ > (静かに目を閉じ――そして開く。ゾットするほど冷たい、神としての目。)知らぬ女の為によく喋る。言っておくが吾は気まぐれで力を与えただけで、それはキヨヒメも知っていることだ。そして元の世界、フソウにおいてはアイツはただの武家の娘として生きていた。そうやって今までただの童女として生きてきた中で、あの世界に辿り着いた途端にアイツは強きものとして、姉として見られ、お前の想像通りに頼れる者としてその武を奮っている。そこまではいい……その事実そのものではアイツはああはならん。だが、マズイのはここからだ。アイツは『強者である』と自らを一度定義したがゆえに、戦う理由とやらがない事実に苛まれ自らを追い詰めている。他者の情事なんぞ疎ましく思っていたのもその証左だ(淡々となぜキヨヒメが追い詰められていたのか。周囲からの期待そのものは実際キヨヒメはそこまでの問題ではない。だが、重圧ではなく『ギャップ』が彼女を追い詰める。暁の叫びと裏腹に、スズカはあくまでも落ち着いていた。)たとえ歪んだとしても吾はその末路を見届ける。それがアイツとの約束だからだ(スズカの師としての在り方は、何も否定しないこと。その行き先がけして良いモノでなくても、武を教えた者としてその先を見なくてはならない。――干渉が必要な時は、それこそ責任をとって手首を斬り落とすくらいのものだ) (01/08-22:02:52)
アカツキ > (今迄にない冷酷な彼女の神格としての干渉。それでも、少年は臆する事なく唇をかんで見上げ続ける。「あの世界」とは何なのか。きっとそれは彼女の生まれ故郷とは別の地のコトだろう。そう前提としたならば。)……そう、だったのか。……(ここでまた一度目を反らし、細く呟く。彼女は周囲から敬られたのは良いが、きっと彼女にはそれを自然と自覚できる程の経験が無いんだ。にも拘わらずその先の領域にあるとばかり見られて、本当にそうある為に戦う理由を、空回りしながらも渇望していたワケなのか。)……なんて、話だ……(口元に手を添え、微かに声を震わせる。なんて果てのない、途方のないコトを彼女はしているのかと考え、戦慄すら覚えた。)……君が何も出来ない、彼女もそれを望んでるっていうなら……誰が彼女を受け容れるんだ?……今の彼女に必要なのはきっと、彼女のそんな弱さを知った上で、そのままで良いって言い続けてくれる存在なんだ…!…でも、それは僕じゃ駄目だ。僕が何を言ったって、きっと彼女には届かない。もっと彼女のコトを知ってて、彼女が弱い自分をありのままにさらけ出せるって心から信じられる、そんな相手が…っ! (01/08-22:12:15)
アカツキ > (…やっぱり、このヒトは”神格”なんだ。…!今迄にない冷酷な彼女の神格としての干渉。それでも、少年は臆する事なく唇をかんで見上げ続ける。「あの世界」とは何なのか。きっとそれは彼女の生まれ故郷とは別の地のコトだろう。そう前提としたならば。)……そう、だったのか。……(ここでまた一度目を反らし、細く呟く。彼女は周囲から敬られたのは良いが、きっと彼女にはそれを自然と自覚できる程の経験が無いんだ。にも拘わらずその先の領域にあるとばかり見られて、本当にそうある為に戦う理由を、空回りしながらも渇望していたワケなのか。)……なんて、話だ……(口元に手を添え、微かに声を震わせる。なんて果てのない、途方のないコトを彼女はしているのかと考え、戦慄すら覚えた。)……君が何も出来ない、彼女もそれを望んでるっていうなら……誰が彼女を受け容れるんだ?……今の彼女に必要なのはきっと、彼女のそんな弱さを知った上で、そのままで良いって言い続けてくれる存在なんだ…!…でも、それは僕じゃ駄目だ。僕が何を言ったって、きっと彼女には届かない。もっと彼女のコトを知ってて、彼女が弱い自分をありのままにさらけ出せるって心から信じられる、そんな相手が…っ! (01/08-22:14:24)
スズカ > (嫉妬が、無力が、失望が、焦燥が心を焦がす。何も見たくない、何も知りたくないとすら考えいつか応援するといった仲ですら疎ましくなった。そんなある童女のことを解きほぐすのは、師の言葉でも無理だ。だが、それでも)――いる。アイツを受け入れようとする男や、アイツに『戦う理由』を教える者は、この先現れる。神やってる吾は未来を見通す千里眼を持つからな、下手に手を出せんのはそういう理由もある……最悪の『分岐』をわざわざ連れてきてしまうこともあるからな (01/08-22:22:50)
アカツキ > …「戦う理由」なんて……(いつの間にか相手に構えていた拳を弱弱しく説いて、息ついて)…そんなの、探す必要なんか無いんだ。…戦わなきゃいけない時に刃を手にして立ち向かう、それで良いじゃないか…。……僕は今迄ソレが出来なかった。出来なかったばっかりに、ひどい事を沢山してきた。それが出来るっていうのはどれだけ凄い事か…!…それが出来ないのが、どれだけ愚かで…罪深い事か…!!(俯き、身を震わせながら地の底から這いあがるかのような後悔を声にして、ここだけ語る)……彼女は遥か「先」ばかり見て、そんな当たり前の凄さを忘れているんじゃないのか…?……本当に居るっていうなら、その人たちはいつ気づいてくれるんだ…?…彼女がどうにかなってしまう前に、心に届く「大丈夫」を、言えるのかな……。(『大丈夫』……この三文字が、自分や目の前の武神には届けられない。この三文字が彼女に対し何より強く響く存在、それがきっと必要なんだ。解いた筈の拳がまた震える。)……最悪の、分岐……なんだ、それは。 (01/08-22:30:51)
スズカ > 正直なところ、吾は『戦う理由』なんぞどうでもいいと思っている。吾が教えてやった武術に高尚なモノなどない、気に入らないやつをブチのめす為に使えばいいだろうにアイツはややこしく考えている。 ……お前も少し落ち着け。そういうセリフが届くのはまだもう少し先だ(スズカは首を横に振る。少し、落ち着けと言いながら軽く頭に手をやろう)……ヤツが『死に狂う』ことだ。戦いの為に戦い、血を流す為に血を流す。そして、そうなってしまえば行き着く先は無意味に死ぬだけだ。そして、これはまだ最悪ではない。吾が、手を下さねばならんようになる事態になることもある(告げる言葉は、最悪の出来事。武神であるスズカ自身が手を下す――その意味は、きっと暁にはわかるだろう) (01/08-22:44:04)
アカツキ > ……ここで君に吠えたところで、どうしようもない……んだもんね。……(途中から自覚はあった。それでも、彼女に近し存在である彼女になら、という望みも捨てきれない自分が居た。何度か肩を上げて下げて。撫で受けはするが、それだけではある。)…やっぱり、彼女はまだ未熟であるべきなんだ。もっとみっともないポカをやらかして叱られて、もっと色んなヒトの生き方に触れて…十何年もあとにようやくおぼろげに見出した気がする、くらいで…丁度いいんだ、きっと。……君だって、今の君があるのも、長年の経験から、なんだろ?(…改めて、今度は彼なりの確信を秘めた、挑発的ともとれる、そんな肯定を前提とした微笑と共に問いかけた。そして)……それだけは、世界中の神様が間違ってると言っても、許されてはいけない。(どんな約束の元だろうと、命を奪うなんて、この少年は許さなかった。如何に身勝手であろうと、この言葉を退かすつもりはない)…だから……彼女が間違ってもそれを受け容れてそれも彼女だと認めて、正しい道に連れ戻すコトを、今の彼女を取り巻く人たちに…たった一人でもいい。その受け容れようとする男のヒトでもいい、それに、気づいてくれれば…!それだけで、どれだけ違うか…! (01/08-22:54:57)
スズカ > お前の言いたいことはわかるが――それをアイツの前で言ってみろ。むしろ、アイツはお前を睨みつける結果になる。ふざけるな、そんなことを聞きたいんじゃないとな。アイツの価値観は狭まっている……何とかするならば、それはやはり機が訪れなくてはなるまいよ(手を離し、そう告げて。)フン、小童が知ったようなことを言うもんだな。盗賊がいつの間にやらどこぞのバカに引っ張られた末に門番になっただけの話だ、お前が考えているほど無様でもなければ未熟でもないわ(フン、と鼻で笑う)アイツが気づいていないだけで、現状すでにいる。あとはアイツがしっかりきづければ、といったところだ(そう言うと軽く歩き出して――)小僧、ひとつ言っておく。憐れに思って関わるならばアイツの側にいろ。できぬならば――これ以上関わるな。忘れ、そのまま旅に戻れ。無意味に傷だけを残したくなくばな (01/08-23:10:33)
アカツキ > そう、僕じゃ駄目なんだ。僕じゃ上から目線のご高説にしかならない。……だから悔しいんだ。もっと彼女と時間をかけて打ち解けられればって。……ただの無いものねだりなのは分かっても、そういう風に考えちゃうんだ。(……だから、「未練」なんだと思っている。どこか自嘲気味に笑みを零して、肩を落として息も落とす。が)…小童なりに、色んな凄い人を見てきたつもりだ。今度驕るから、お酒でも飲みながらその盗賊の話を聞きたいもんだよ。(話を聞きたい、それだけにとどめて)………彼女に、コレだけ言ってくれ。……「息が苦しくなってきたら、僕のところに来いって!……何日でも、いつまでも、君の息がしやすくなるまで、一緒に立ち向かうから」って…! ……(彼女が去り行くなら、止めはしない。けれど、その背に己なりに見出した精一杯の足掻きを託すくらいは、してもいいと思った。) (01/08-23:17:29)
アカツキ > そう、僕じゃ駄目なんだ。僕じゃ上から目線のご高説にしかならない。……だから悔しいんだ。もっと彼女と時間をかけて打ち解けられればって。……ただの無いものねだりなのは分かっても、そういう風に考えちゃうんだ。(……だから、「未練」なんだと思っている。どこか自嘲気味に笑みを零して、肩を落として息も落とす。が)…小童なりに、色んな凄い人を見てきたつもりだ。今度驕るから、お酒でも飲みながらその盗賊の話を聞きたいもんだよ。(話を聞きたい、それだけにとどめて)………彼女に、コレだけ言ってくれ。……「息が苦しくなってきたら、僕のところに来いって!……何日でも、いつまでも、君の息がしやすくなるまで、一緒に立ち向かうから」って…! ……(彼女が去り行くなら、止めはしない。けれど、その背に己なりに見出した精一杯の足掻きを託すくらいは、してもいいと思った。 彼女が本当に辛くなった時、無条件で無言で受け入れる懐のひとつになるくらいが、きっと今の自分の限界だ。) (01/08-23:18:13)
アカツキ > そう、僕じゃ駄目なんだ。僕じゃ上から目線のご高説にしかならない。……だから悔しいんだ。もっと彼女と時間をかけて打ち解けられればって。……ただの無いものねだりなのは分かっても、そういう風に考えちゃうんだ。(……だから、「未練」なんだと思っている。どこか自嘲気味に笑みを零して、肩を落として息も落とす。が)…小童なりに、色んな凄い人を見てきたつもりだ。今度驕るから、お酒でも飲みながらその盗賊の話を聞きたいもんだよ。(話を聞きたい、それだけにとどめて)………彼女に、コレだけ言ってくれ。……「息が苦しくなってきたら、僕のところに来いって!……何日でも、いつまでも、君の息がしやすくなるまで、一緒に立ち向かうから」って…! ……(彼女が去り行くなら、止めはしない。けれど、その背に己なりに見出した精一杯の足掻きを託すくらいは、してもいいと思った。 彼女が本当に辛くなった時、無条件で無言で受け入れる懐のひとつになるくらいが、きっと今の自分の限界だ。) (01/08-23:19:19)
スズカ > (アカツキの言葉を聞きながら、スズカは軽く手を振り返す。それ以上の言葉はない。だが、受け取ったコトヅテはしっかりと請け負ったのがわかるだろう。 ――すべてを吹き飛ばすような一陣の風が吹き込む。それは彼の眼を閉じさせるように強く、そして舞い上がる木の葉が視界を塞ぐ。やがて消え去った先にはもはや、何もなかった) (01/08-23:24:39)
ご案内:「*異世界 -山道-」からスズカさんが去りました。 (01/08-23:24:41)
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