room40_20200209
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」にキヨヒメとシルファーさんが現れました。 (02/09-09:39:46)
キヨヒメとシルファー > (館のホールでキヨヒメは、誰かを待っていた。お茶請けとお茶を用意はしておらず、少し緊張した面持ちでただ静かにそこにいた)「…………」(――何かを考え込む仕草。だが、やがて足音が響くと少しだけ身をピクリとさせた) (02/09-09:41:42)
キヨヒメとシルファー > (入ってきた私服姿のシルファーはキヨヒメに会釈をすると、そのまま彼女の対面に座る。そして彼女の顔を見つめると柔らかく微笑んだ)「お待たせ、キヨヒメ。何か話があるって聞いたけど……どうしたの?」(首を傾げてひとこと。なんだか、神妙そうな顔をしているキヨヒメを不思議に思ってか、ちょっと目をぱちくりとさせた。)「――来てくださってありがとうございます、シルファーさん。えっと、その……今回は、謝らなくてはならないことがありまして」「ああ、だからそんな顔をしていたのね。どうしたの?まあ、気楽に話してみなさい」(ふふ、と微笑むままに頬杖して話を聞く姿勢に。それを見て、キヨヒメはちょっと安心したように笑い――)「ありがとうございます、シルファーさん。では、今回のことなのですが――」 (02/09-09:52:20)
キヨヒメとシルファー > 「今回、私は殺し合いをしました」「…………!」(シルファーの表情が少し変わる。穏やかならぬ単語が聴こえたからだ。だが、キヨヒメはそんなことを気にせずに話し続ける)「迷い、惑い、自信を失っていた私に喝をいれる為、本気の私と戦うため。大事な弟が殺し合いを望んで私はそれに応えたのです。はらわたをキレイにするために腹の中を空け、首級を取られた際にみっともなくないように化粧をして、臨んだのです。……そして、どのみち死ぬつもりだった私は誰にもそのことを告げず、死合に行った」「……それで、生き残りはしたのね」「……はい。そして、あの子のおかげで私は道を見直すことができました。ですが、何も言わなかったことを謝りたくてシルファーさんにはここに来て頂いたのです」「……………」(語り終えたキヨヒメはそのまま、申し訳なさそうに深々と頭を下げた。シルファーはそんな姿を見て――) (02/09-10:01:24)
キヨヒメとシルファー > 「キヨヒメ、ちょっとこっちみて」(スパンッ!キヨヒメが顔を上げた瞬間、その頬にスナップの効いた手がヒットする。されるがままに平手打ちをうけたキヨヒメはその痛みにポカンとしながら、シルファーに目を向けた)「――私の答えはコレだけにしておくわ。あなた、優しい言葉よりもこっちの方が欲しかったのでしょう?」「……はい。殴られても仕方ないことと、思ってはいたのですが」「殴れるわけ無いでしょう。まして、拳を振り上げる意味もないわ」(シルファーは軽くウィンクをすると、キヨヒメの少し赤くなった頬をビンタした手で優しく撫ぜる。) (02/09-10:06:04)
キヨヒメとシルファー > 「…………」(キヨヒメは静かに、シルファーの手を受け入れた。殺し合いすることを黙っていたことはキヨヒメだって悪いこととわかっていた。それは不義理だ。あまりにも相手のことを信頼しない、そんな行為だった。恋人のゼルにも、姉分のシルファーにも話さず、ただ一人で――)「確かに、誰にもそれを教えなかったことはいいことじゃないわ」(シルファーは静かに口を開く)「でもね、あなたにも私の知らない事情があるんでしょ?それに、先手を取られて謝られちゃあ無事に帰ってきたことの方を喜びたくもなるじゃない」「あの……怒らないのですか?」「もちろん、怒ってもいるわ。断りなく命を捨てるなんて正気の沙汰じゃない。あなたまだ12歳なんでしょ?いくらなんでも、死に場所を探しに行くのは早すぎるわ」(シルファーは普段の微笑みを消して、キヨヒメを覗き込む)「……だから、何かあったら私に相談して。もう大丈夫だとは思うけど、私はあなたのお姉さんなんだから、なにか悩み事があれば一緒に悩んであげるしゴタゴタに巻き込まれてあげる。そのことを迷惑だなんて思わないから。……こっちもお姉さん分としてなんとかしてあげたい気持ちはあるのよ?だからさ、大人は遠慮なく頼ってね。迷う子を助けてあげるのが、大人の役割なのだから」「シルファーさん……」(シルファーの言葉にキヨヒメは少し申し訳なさそうな顔をして――むい、とほっぺをつままれた)「ほら、そういう顔はしないの。とにかく。私の言いたいことは以上で終わり!」(なんて言いながら、指を離したシルファーはちょっとイタズラッぽく笑っていた。キヨヒメの緊張を和らげるように、まるで子供のような笑みである) (02/09-10:23:43)
キヨヒメとシルファー > (そうだ、頼ってもいいんだ。誰に頼っても、自分の弱さを見せてもいいんだ。 キヨヒメはそんなシルファーの笑みに呼応するようにちょっと不器用に微笑み――)「じゃあ、お茶でも淹れようか。大福はたしかまだあったはず」「いえ、ここは私が!」(立とうとしたキヨヒメをシルファーは人差し指を立てて制した)「今日はお疲れ様会よ。ちゃんと無事に戻ってきたご褒美よ、キヨヒメ。……本当に、よかった」(ふわ、と頭にシルファーの手が乗せられるのを感じる。ビンタとは違う、慈しむようなその手付きにキヨヒメは目を細め――やがて、手が離れると厨房へと向かうシルファーを見上げて少し脱力した様子で背もたれに身を預けた。)「……私、やっぱり。背負い込みすぎ……でしたのね」(目を細め、ただひとこと告げて……) (02/09-10:28:45)
キヨヒメとシルファー > 「お茶が入ったわよ。……あら?……ふふっ」(シルファーは配膳を終えると、眠りについたキヨヒメを見て柔らかく微笑んだ。そして、お茶を淹れるでもなくそのままテーブルに置くと毛布をかけてあげて――その寝顔を静かに見つめていた) (02/09-10:30:20)
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」からキヨヒメとシルファーさんが去りました。 (02/09-10:30:26)
ご案内:「神隠しの森の館 -洗い場-」にジュリンノさんが現れました。 (02/09-12:30:40)
ジュリンノ > うぐぶェ”~!?ぢゅめでェェ~ぁ!!?(昼間とはいえ寒空の下、ひとりの金髪の少年が悲鳴を上げながら桶に入れた服を揉み洗いしている。 だが、体は震えていない。寧ろ全身を仄かな熱を帯びた赤いオーラが覆っており、右腕の腕輪の宝石のひとつが紅蓮に輝いている。) (02/09-12:32:29)
ジュリンノ > うぎぇ~!?つ、ちゅめでぇぇ~!!?(昼間とはいえ寒空の下、ひとりの金髪の少年が悲鳴を上げながら桶に入れた服を揉み洗いしている。 だが、体は震えていない。寧ろ全身を仄かな熱を帯びた赤いオーラが覆っており、右腕の腕輪の宝石のひとつが紅蓮に輝いている。) (02/09-12:33:12)
ジュリンノ > わッ…わ……わ…ッ……つめてッ……はよ終われ、つめて…ッ…!?くっそォ~!何で此処にゃあコインランドリーが無ぇのよ~!?(答えが分かっている愚門を自ら叫ぶ不毛さ。石鹸たっぷりに泡立ったそれを揉んで絞って、抗いきれぬ真冬の水の冷たさに悶える。) (02/09-12:35:17)
ジュリンノ > わぁぁ~ぁ……ぁ…。(だが、そんな品の無い悲鳴もやがて収まる。そして、少年は神妙になった。) (02/09-12:36:15)
ジュリンノ > ( それにしても、だ。先日の連中のアレの記憶と衝撃が、未だ抜けない。 両者共無事に戻る事が出来る、ひとまず安心するべき8終末を提供できた自信はある。 だが、この少年の心中は未だ穏やかになりきれていない。 ) (02/09-12:37:59)
ジュリンノ > ( 一連の出来事そのものとしては、恐らく収拾はつけたと思う。 だが、少なくとも当事者となった俺はあの2人にまた出会う時がくれば、十中八九この話題になるだろう。 その時、俺は当事者として、連中と比較的近い立場として、どう対すれば良いのだろう。 そっと蛇口をひねり、真冬の冷たきお水を桶に流してすすいだ。 ) (02/09-12:40:49)
ジュリンノ > ( 頭ごなしに否定したい処もあれば、肯定して褒めたい処もある。 それをどう練って口にすれば良いのだろう。 下手に感情に任せて好き勝手言うだけで終わる…というのだけは止めよう。 切欠や形はどうあれ、命のやり取りに対し、俺は多少てめぇを殺してでも、真摯に向き合わねばならないからだ。 ) (02/09-12:43:09)
ジュリンノ > ( あの連中にもし答えを委ねられた場合、俺はどうすれば連中を助けてやれ…… [助けてやれるか、だと?馬鹿かよジュリンノ、お前、あの時もそうやってお上様を気取って余計に傷つけて終わった事をもう忘れたのかよ!? いいか、お前は他人に上から講釈を浴びせかけれるような立場じゃあ、到底無い……寧ろ、お上の説教をもっと喰らわなきゃいけねぇくらいの立場だって事、忘れんじゃねぇぞ!?] …… 忘れるところだった。俺は救世主だのヒーローだのではなく、ただの俺として接するべきなんだ。 ケッ、疑心暗鬼まみれのお前も、たまにゃあ役に立つじゃねぇか。 ) (02/09-12:48:15)
ジュリンノ > ( [お前はお前のやりたいようにモノを言えばいい。間違っていたら、その場で正して言い直せばいい! お前はそういう行き当たりばったりな野郎じゃなかったのか!? 策を弄ずるなんか、お前のヒロインの役目だろうが!?] そうだ、そうだ。 変に構えたり考えたりせず、今のありのままで連中に臨めばいい。 間違いがあれば、その場ですぐに正せばいい。 自分の中の余計な思惑を洗い流すように、すすぎ終えた水を桶から流した。 ) (02/09-12:51:26)
ジュリンノ > (自分のシャツを絞って極限まで水を絞り出すと幾度か揺らして皺を伸ばし、竿に立てかけだす) (02/09-12:52:46)
ご案内:「神隠しの森の館 -洗い場-」からジュリンノさんが去りました。 (02/09-12:58:41)
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