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ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にキヨヒメさんが現れました。 (02/15-15:46:23)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にイグニスさんが現れました。 (02/15-15:49:18)
キヨヒメ > (キヨヒメは目を閉じ、修練場で目を閉じて瞑想していた。自らの意識を集中させ、ただ一滴の雫としてこの世界に蕩かすような感覚の中自らの内に眠る『カタチ』を練り上げてゆく。それは水の暴威。止まることなき川の流れ。そのことを念じ、考え――やがて緩やかに励起するミズチの力により彼女の周りで存在しないはずの水が滾々と湧き始めた) (02/15-15:50:20)
イグニス > (修練場で何かやっているのを感じ取り、少女はいつも通り暖炉の奥の壁を仰向けにすり抜けながら、『カカシ』に鳳麟を仕込む。気分は炬燵で寝ながら首だけ出す猫。地面に燐光を放つ赤髪が触れても気にしない。) (02/15-15:54:18)
キヨヒメ > (――私の術法は弱すぎる。制御できないモノは弱点になり、そして敗北を招く。 セフィとの決闘での敗因は自らのミズチとしての未熟。それゆえに彼女は水の力を使いこなせるようになりたいと、ササメユキを傍らにおいて練習中だった。イグニスの気配――にはまだ気付かず、湧き上がる水は勢いを増してゆく。イグニスが水に触れて熱した場合はキヨヒメは慌てて目を開くだろうけど) (02/15-15:55:41)
イグニス > (イグニスがこの季節にわざわざ水を熱する訳がない。という訳で、ちょっと悪戯心を起こした妖精娘は、地面に溢れた水から熱を奪った。地面に接する部分から雪の結晶状に氷の枝が伸びていく。) (02/15-15:58:28)
キヨヒメ > (違和感を感じたキヨヒメは目を開き――)えっ!?(なんかものすごいことになってるのを見てビックリした。水の権能は持ってるけど氷の権能とか持ってないキヨヒメとしては、こういうのホントに驚くしかない。)な、な、何なんですかこれは!? (02/15-16:00:59)
イグニス > (寒い寒い冬のこと。このくらいの事はあって不思議は――ある。この再現のためには、極度に冷えた地面が必要。そして氷は通常の気圧下では水より体積が大きいため、水に浮く。ますますこうはならない。悪戯は明白。驚いている様子にくすくすと笑いが零れる。) (02/15-16:05:14)
キヨヒメ > (未熟な川の化身であるキヨヒメは常に流れる水にできず、というか余程のことがない限り怒らない現象にもうびっくりだ。アワアワとしていたが、くすくすとした笑いを見てイグニスを感知する。)えっと、これは……あ!イグニスさん!!こ、これはあなたが!?(見つけたキヨヒメはさっそく立ち上がると、困惑の目でイグニスを見た。怒るわけではないがびっくりはしているらしい) (02/15-16:08:57)
イグニス > ん。こんにちは。(にへっとした笑みで地面の上から笑いかける。) 今日は水の練習? (02/15-16:10:11)
キヨヒメ > び、びっくりしました。てっきり妖怪の仕業かと……ええと、妖精?でしたっけ(トリエイジスの基準で言うと神魔は纏めて妖精となるのだが、そういうことは知らないキヨヒメは少し照れたように妖怪のようだと口にした)ええ、今までさっぱり制御して使えなかったので、疲れないようにまずは慣れようと思って水の練習をしておりましたの。人の身で水の力を使うのは大変ですわね……(髪を軽くかきあげて、浮いた汗を拭う。キヨヒメの水の力は極端なボトルネックである。人の姿では出せる水量に制限がある上に、その上加減もうまくできない。そんな感じのようである) (02/15-16:16:20)
イグニス > (トリエイジスにあっても神魔は人が超常の者を表す呼び名として定着している。どの立場から見るかによって種族や柱の名は様々に変わる。のだが、基盤妖精の1礎である少女については妖精で間違いない。) ん。 そう。(ちょっと考えて) 今はどこまで出来るの? (02/15-16:24:54)
キヨヒメ > えっと、十数病の集中である程度の水量を呼べるのですが、特に何ができるわけでもありませんわ。一気に大量の水を呼ぶと人の姿から離れてしまって刀が使えなくなってしまいますわね(そういうと、キヨヒメはゆっくりと手を見せる。ほんの少しだけ銀鱗が浮いており、一気に呼ぶと人から離れそうだ) (02/15-16:27:34)
イグニス > (ふんふんと頷いて。) 出した水を引っ込めることはできる? (02/15-16:29:14)
キヨヒメ > それは……まだちょっと、できません……(引っ込めれないらしく、顔を赤らめた) (02/15-16:30:36)
イグニス > それじゃ、出した水を操ることはできる? (02/15-16:31:23)
キヨヒメ > それはできます!ただ、まだ私の力が未熟ゆえか使いこなすとまでは行きませんわ。自らの五体のようにはいかないのです (02/15-16:33:35)
イグニス > そう。(頷いて。ふと思いついた。) そういえば目的を聞いてなかったけど、水を使ってどんなことをしたいの? (02/15-16:39:30)
キヨヒメ > (何をしたいのか、と問われると少し考え込んで……)そう、ですね。津波を起こすような程までは求めてはいません。ですが、戦う際の牽制などに転用できればと思っておりますの。今、使えるのは水を出す程度なのであまり多くのことは想像できないのですが、この状態でも水の力をあまり苦戦せず、最低限でもいいので使いたいというのが当面の目標ですわ (02/15-16:45:04)
イグニス > そうなんだ。 ちなみに練習の方針はもう考えてたりする? (02/15-16:49:09)
キヨヒメ > 目処は……その、瞑想でミズチの力を少しずつ慣らす以外はまだよくわからなくて。どなたかこういったことに詳しい方に弟子入りしようかと最近は思っておりますわ。……無理な話ですが、先ほどイグニスさんがなさっていた温度の変化も併せてできれば便利なのでしょうが、無い物ねだりですからね…… (02/15-16:51:54)
イグニス > (ふんふんと頷いて。期待通りの答えににへっと微笑んだ。) 私、教えようか? キヨヒメが師匠を見つけるまでの間。 (02/15-16:54:36)
キヨヒメ > (教えてくれると聞いてキヨヒメは目を輝かせた!)良いのですか?でしたら、ぜひお願いいたします!(キヨヒメは素直に嬉しそうにイグニスの申し出に食いついた!) (02/15-16:56:18)
イグニス > ん。(にへっと笑って。) それじゃ早速。まだ始めたばっかりだというから、先ずは慣らしからだね。元から身体に備わってないものを扱う時に必要なのは、それがどこから来てどこへ向かうのかを頭で理解して、全身で感じて、心で納得すること。キヨヒメはもう十分把握してると思うけど、技とか応用とかは基礎ができた後の後。ここまでは良い? (02/15-17:02:23)
キヨヒメ > (何処から来て何処へゆき、どうなるか。その判断と理解はできていることにはできている。何度か瞑想し、そして自らの内を見ようとしているからこそやってはいた)はい、そこまでは一応。技は応用はまず基礎の方――それ以前には身体を作るところから。そこまでは存じておりますわ、先生 (02/15-17:06:52)
イグニス > うん。(ここでようやく少女は暖炉の壁の中から這い出てきた。ひょっこり起き上がる。服には塵一つ付いていなかった。) じゃぁ、今のキヨヒメの理解を聞かせてくれる? キヨヒメの水源と、どのように水源から手元へ水を導いているか。 (02/15-17:09:10)
キヨヒメ > (全貌を現したイグニスを見て、キヨヒメは彼女を見つめた)私の水は『私』から出ています。ミズチとは川の化身であり、その身は川ですわ。ゆえに枯れることなく流れる水が、人の魂が新たな川の流れを作ってここへ。……あまり無理に掘りすぎると本流が溢れ出し、私の身はミズチになってしまう。……と、いった理解ですわ (02/15-17:20:30)
イグニス > (なるほどと頷いて。) キヨヒメ自身が大河から分岐する支流で、ここへ水を呼び込む水路そのものになってるなら、水を出すだけで引っ込められないのは分かる。上水路に排水を逆流はさせられないから。排水路を作ることが出来るなら、水をひっこめる事も出来そうだけど、水路一つにつき魂一つだと、上水路と排水路で魂二つ、もしくは人格が二つ必要となるかもしれないね。まずはここを掘り下げてみてほしい。排水路が出来たら、循環させられるから今後が大きく変わるから頑張ってね。(にへっと良い笑顔で微笑んだ少女は、再び背後の暖炉の壁をすり抜けていった。) (02/15-17:32:28)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からイグニスさんが去りました。 (02/15-17:32:37)
キヨヒメ > え、えっと……?つまり、もうひとつの魂や人格が必要になる、と……?あ、はい……?(イグニスの助言にキヨヒメは少し戸惑ったように告げた。その後もあまり上手く理解できず、首を傾げていた――) (02/15-17:39:08)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からキヨヒメさんが去りました。 (02/15-17:39:10)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にイグニスさんが現れました。 (02/15-20:34:39)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にキヨヒメさんが現れました。 (02/15-20:36:36)
イグニス > (時狭間で食事をしてきた少女は火真戸を開いて館の暖炉に戻り、パタンと真っ白な灰の上に倒れ込んだ。ふわりと少女を受け止めた灰は絹のシーツの様に連なって動き、まるで極上のベットの様。) ……まだやってるかな? (ふと気になって、暖炉の壁から頭だけ修練場に覗かせる。) (02/15-20:38:08)
キヨヒメ > (二つの魂……と、思いキヨヒメは頭を捻っていた。どうしたものかわからない。たしかにその理屈はアレから理解は及んできたが、それを可能にする方法は自分には難しいのだ)……どうしたものでしょうか(方法はある。だが、それは外法のひとつ。ゆえに手を出したことがないジャンル故にどうにも難しかった) (02/15-20:38:19)
イグニス > (同じ姿勢で佇むキヨヒメを見つけて、声を掛けてみる。) どう? (02/15-20:40:36)
キヨヒメ > (声をかけられ、キヨヒメはイグニスに目を向けた。)……ちょっと、難しいですね。二つめの魂を呼び覚ます手段はあるにはあるのですが……どうしたらいいものか、とんと検討がつかなくて (02/15-20:41:53)
イグニス > ――うん。(壁をすり抜けて修練場まで出てくる。) ちょっと説明が足りなかったかも。 (02/15-20:42:46)
キヨヒメ > え?(首を傾げ、高い視線になるイグニスの顔を見上げて、キヨヒメは目をまたたかせた) (02/15-20:44:03)
イグニス > (ちょいちょいと手招きでキヨヒメを呼び寄せて) 今から離すのは全部たとえ話だから、適宜キヨヒメの方で置き換えて理解してね。 (地面に図を描く。線を一本引いて左右に分ける。右側を指さして。) こっちが顕界。今見えてる世界。 (左側に太い線を描く。) こっちが大河。全ての水の故郷。水は全てここから生まれ、ここへ還っていく。 (大河から細い線を一本引いて、顕界と呼んだ右側へ斜めに引く。上流から水を呼び込む様に。大河と顕界を結ぶ線を指さして。) 大河と顕界を結ぶ水路がキヨヒメそのものだとしたら、もう一人キヨヒメが居ないと (ここで顕界から大河へ斜めに線を引く。大河の下流へ流す様に。) この線が引けないね。っていう意味で話したの。 (理解? と首を傾げた。) (02/15-20:49:47)
キヨヒメ > ……なるほど。私という『個』が川の流れになり、未熟な今の身ではもうひとつの私がいなくては拓くことができない……ということですのね。言うなれば役割の分担、戻す為の私が必要になるのでしょうか(イグニスのを見ながら、キヨヒメはフムフムと考える。純粋なミズチであれば大河そのものであるがゆえに水路を引く必要すらない。だが、人でもあるキヨヒメは上水と下水のふたつがなくてはならない。)……もうひとつの、私……どうしたらいいものでしょうか?方法はなくはないのですが、私の知るソレはいわゆる外法でして…… (02/15-20:55:08)
イグニス > 手段はあるよ。(にへっと微笑んで。) キヨヒメがあくまで一本の水路しか賄えないなら、その前提は崩さないでおこう。 (大河と顕界を繋ぐ2本の線を消す。代わりに大河から顕界に向かって伸びて、ぎりぎり顕界に繋がらず、そのまま大河に還っていくUの字型の線を引いた。) これなら線は一本。引いた水はそのまま大河に還っていく。代わりに、大河を流れる水は直接顕界に呼び出せなくなるどね。 (02/15-21:00:56)
キヨヒメ > ええっと……つまるところ、一本しか賄えないとしたら自己完結させるようにするといった感じでしょうか?直接出せないとなると、放つことができなくなるということで? (02/15-21:05:03)
イグニス > そう。この湾曲型の線と顕界の境界は、キヨヒメ自身の特性ではなく、魔術でパイプを作って越境させる。――と言っても、水路を繋ぎかえることが出来るという前提ありきの話だけど。 (02/15-21:08:22)
キヨヒメ > それは……試したことがありませんね。魂の陰陽から『男』の人格を作るよりは安全そうですわ。……でも、どうしたら?どなたかの力を借りなくてはそれをやろうにも、できませんわ (02/15-21:09:56)
イグニス > 顕界とのつながりを断つだけなら私ができる。問題は水路を大河なり顕界なりに再び伸ばして繋がないと、行き場を失った水が行き止まりでどうなるかな? っていう所で。 (02/15-21:12:30)
キヨヒメ > 川の水が行き止まりに入ってしまったら、それこそ決壊しますわね……『拓く』ことはたぶん、できます。まだまだ細くて大変なのですが…… (02/15-21:15:09)
イグニス > ん。だから繋ぎかえるにしても事前に準備は必要。それと、越境用のパイプだけど、キヨヒメは独力で全部やりたいタイプ? それとも固定的な使い方しかできないけど、便利な魔道具があれば積極的にそれを使うタイプ? (02/15-21:18:55)
キヨヒメ > どちらかといえば後者……でしょうか。私にも扱える便利な道具があるのなら、それを積極的に使いたいですわ。でも、使うことは使い、それはそれとして修行もしたいと言ったところですね。……何か思い当たる節はあるのですか? (02/15-21:25:19)
イグニス > ん。キヨヒメは大水を呼ぶとヒトの姿から離れてしまうって言っていたでしょう? (暖炉から出てきて、キヨヒメに見える様に左手のひらを差し出す。手のひらには、僅かな燐光を宿した緋色に透き通る鱗が載せられていた。) 私の場合はこれ。鳳麟と言うのだけど、同種のものが作れると思う。 (02/15-21:29:12)
キヨヒメ > ええ。トカゲを経て蛟竜となっていってしまいますの(――そして、イグニスの手に浮かんだそれを見て。キヨヒメは見惚れるように視線を向けた)……綺麗ですわ。あの、作れるのですか?こういうものが。私に合わせたソレを、作ることが? (02/15-21:31:16)
イグニス > うん。私のおばあちゃん――と言っても、ミストドラゴンなんだけど、そのおばあちゃんが良く自分の鱗剥がして売ってたから、どんな風に売れてって使われたか見てきた。絶対とは言わないけど、同じ水系同士、同じ加工法がキヨヒメのそれにも利用できると思う。それで、キヨヒメの鱗を使って作るなら相性問題は問題ないだろうし、アイテム固有の使い方しかできないという問題は、そのアイテムそのものを改良していけるし、――素材がキヨヒメ自身だからね? 良い事尽くめ。(にへっと笑って。) (02/15-21:38:52)
キヨヒメ > その使い方は思い浮かびませんでしたわ。……でも、その。ドラゴン?と違って、私の鱗はつるつるとしていて魚や蛇のものに近いのですが、それでも大丈夫ですか?(ニッコリと笑うイグニスに、軽く質問して。……それから、少し考えて――)あの、もうひとつ質問があるのですが、ちょっと欲張りなことを聞いてもいいですか? (02/15-21:41:58)
イグニス > 問題ない。加工法にちょっと工夫が要るだろうけど。 ん。なに? (02/15-21:44:22)
キヨヒメ > では、お願いしましょう。 ――ええと、あの水を凍らせるの……あれ、道具でなんとかできたりするものですか?戦術に組み込めるかな、と少し思ったのですけれど(イグニスの熱操作に興味があるようだ) (02/15-21:45:30)
イグニス > ん。 キヨヒメは素の状態で水を凍らせたり蒸発させたりできる? (02/15-21:47:52)
キヨヒメ > 私にはできません。ですが、火神の加護を受けたエンヨウの力を借りれば水を蒸発させることは可能ですし、ササメユキは『器』としての力があるので何か入れられれば可能かと……(そう、言いながらササメユキを取り出した。今まで振り回してこそ来たが、今まで真の力を発揮せず『眠る』その刀は、鋼の構成要素のひとつまでも神性が宿ってはいたが『空白』だった。例えるなら、まだ書き込んだこともない大容量ディスクのようなものである) (02/15-21:53:45)
イグニス > ん……。(言われてキヨヒメを見つめながら考える。) 私の直観で言うなら、キヨヒメに熱操作は全く推奨できない。キヨヒメは常に流れる水。流れる水は淀まず濁る事がない。氷結、または蒸発は、その特徴を阻害するもの。キヨヒメ自身が持つ特徴を伸ばすなら、むしろ水の圧力を増す方向。短期的には目立った効果は望めないけど、凍らせず、蒸発させず、水の性質を保ち続ける方が、後々の自由度が高くなる。 (02/15-21:59:24)
キヨヒメ > 流れる水は凍らない、というのはやはりそういうことなのてすわね……圧力?水の性質そのものを変えていった方がオススメ……ということですのね?なるほど……なら、今申したことはお忘れくださいまし。水の力を高める方を、頑張ってみます (02/15-22:01:34)
イグニス > ん。(素直で宜しい。と、にっこり笑って。) 圧力云々は追々ね。とりあえず魔道具作ってみようか。今、蛟竜に変われる? (02/15-22:08:18)
キヨヒメ > ――はい、しばらくお待ちいただけますか?それから、濡らしてしまいますのでこの舞台の端までお下がりください (02/15-22:09:52)
イグニス > ん。 (言われた通り舞台端まで移動……する代わりに、暖炉の壁をすり抜けて、壁から頭だけ突き出した。壁の花ならぬ壁の頭。完璧な防水対策だ。水が跳ねる様なら引っ込む気満々なのが分かる。) いいよ。 (良い笑顔。) (02/15-22:12:10)
キヨヒメ > (キヨヒメは静かに目を閉じ、両手を胸の前で交差させた。その瞬間、自らの意識を手放すようにその身の流れを表へと吐き出し――先程の瞑想時とは比較にならぬほどの水が存在しない水脈が爆発したように溢れ出した!)――――(その水は激しく舞い上がり、龍巻じみた轟音と共にキヨヒメを包み込み舞台の広範に渡って鉄砲水か土砂崩れめいた水の氾濫が巻き起こり、そしてそれは自らの意思を持つようにキヨヒメの小さな身体を一瞬で飲み込み渦巻いて天高く伸び上がってゆく!) (02/15-22:16:35)
イグニス > わぁっ。(おっきぃ! という第一印象に、その猛威にキラキラと目を輝かせる。レストランに連れられて行ったお子様が、綺麗にディスプレイされたご飯を見る様なワクワク感! ごくりと喉が鳴った。ダメダメ。今はまだ。) (02/15-22:20:12)
キヨヒメ > (その水の龍巻は一気に勢いを失い、まるで溶けるように空中にかき消えた。そしてその場に現れたのは、薄く水を纏い着物を思わせる透き通ったヒレのついた腕を持つ蛇龍。鋭利な角を持ち、東洋の龍神にフォルムは近いが、水生生物と蛇の印象が強い。肌を覆うのは月光に輝く銀に近い青い鱗、長く伸びた柔らかな身体は蛇というには太く長く、そしてその頭部は人間や牛豚を丸呑みにできるほどに大きい。見るからに『水妖』といった様子で、その巨大さはこの世界に存在する巨竜に比べればいくらか小さいが、それでも人間を一口で喰らうくらいのことはできようサイズだ。しかし、その顔立ちは何処か柔和で、女性的な目尻はその怪物がキヨヒメだとなんとなくわかる、そんな雰囲気を漂わせていた。)『お待たせしました、イグニスさん』(川の怪物は舌をチロチロとさせると、ザブザブと漣にも似た音を立てて水を引き連れてするりとそちらに顔を寄せた。川の本流そのものだけあって、この姿では水の流れを使いこなせるらしくとめどなく溢れ出る水は蛟から出ては還ってゆく) (02/15-22:27:00)
イグニス > ん。(にへっと頷いて、壁の中から出てくる。) それじゃ、力の通りが良い鱗と悪い鱗、水の通りが良い鱗と悪い鱗、それに血と、もしあれば髪が欲しい。 (地面に手をつけば、たちまち赤熱の光を放ち熔解した地中から、血を入れる透明な器を取り出す。ぴっぴっと容器から溶岩を切って、地面を元の形に均せば、キヨヒメの前に器を置いた。) お試しだから、ちょっとで良いよ。 (02/15-22:35:11)
キヨヒメ > 『髪はこの身にはありませんが、一応毛は付いておりますわ。――どうぞ、お願いします』(キヨヒメはとぐろを巻いて、そしてイグニスにその身を横たえた。水に薄く包まれた蒼銀の鱗にミズチの毛。大きな身体にビッシリと生え揃った鱗は意外と細やかなモノで、お目当てのものもあるだろう。目を細め、受け入れる様子) (02/15-22:39:08)
イグニス > そう? それじゃ遠慮なく。(にへっと笑った少女は、文字通り遠慮なく鱗にぺたぺた触り始めた。実は見れば分かったりするのだが、祖母との感触の違いも見てみたかったという知的好奇心が何より大きい。感触があるなら神経が通っている。神経が通っているなら力も通っている。ということで、鱗の上から、ここぞという所を軽く掻いて擽ってみたりする。ちなみに笑いを堪えて身を震わせた瞬間、その鱗は引き抜かれるだろう。震える体に合わせて一気に。ついでに血が滲むならそこから血も回収してしまう。今必要な分だけ採取して、少女はキヨヒメの頭の前に戻った。成果を見せて。) 良いのが採れた。戻って良いよ。 (02/15-22:43:50)
キヨヒメ > (そのまま遠慮なく触られれば薄く膜に包まれた鱗のすべすべした感触をしっかりと感じ取れるだろう。防御性能はあまりなさそうに見えるが、代わりに水の膜と柔軟さで補っているようだ。ナマクラ刀では刃は通らないだろうが――まだまだ成長途上らしく、柔らかいところと硬いところがある。ちょっと脱皮しそうなところもなくはない。くすぐられればちょっと身を震わせ――その瞬間にベリっと行かれてキヨヒメは少し痛そうにする。規模が小さかろうがササクレを取るようなものなので痛いことには痛いのだ。少し血は滲むが、イグニスが採取すると水が代わりに鱗の形をなして包み込み再生を開始する。落ち着かなそうに尾をぷらぷらと揺らすと、イグニスを見つめて)『終わりましたか?ええと、戻るのに少し段階を追うのでまた少々お待ちくださいましね』(そう、告げるとキヨヒメの身を水が覆ってゆく。先程の激しさはないが、それはそれとして飛沫がそちらに飛びそうだ) (02/15-22:53:18)
イグニス > 分かった。(にへっと笑って、今度は舞台上に避難する。) (02/15-22:55:03)
キヨヒメ > (水が集中し、キヨヒメを覆い隠すとその規模はどんどん縮小して人の姿へと変化してゆく!そして、水の中から歩み出るのは先のミズチ姿をそのまま人型にしたような、強靭な四肢を持つ龍角の生えたリザードマンだった。復活した振り袖は身体に合わせて変化しており、スリットが入って人外の脚を露わにしていた。人間ならばセクシーな衣装ではあるが、紅黒く輝く爬虫類の眼とトカゲらしいその姿ではそういった要素は伺えない。袖から除く手のひらは非常に大きくなっており、指先ひとつひとつにナイフのような爪が生え揃ったものとなっており、石舞台を力強く踏みしめる彼女は銀の髪を払った)この姿を経由して戻らねば、消耗が激しいのです。なのでもう少しお待ちを(そのまま、リザードマンはイグニスにペコリと頭を下げたよ) (02/15-22:59:58)
イグニス > 待った! それなら、その状態でも幾つか素材が欲しいから採らせて。 (02/15-23:01:50)
キヨヒメ > (リザードマンと化したキヨヒメはイグニスを爬虫類の瞳で見つめると、そのままそちらにゆっくりと進んでゆく。)どの素材がご所望ですか?(話すと、人間の骨くらいなら噛み砕けそうな牙が露わになる。精霊に近い先ほどと違い、かなり生物に近いようだ) (02/15-23:07:00)
イグニス > 鱗、髪の毛、血の3つ。さっき採った場所があるでしょう? そこと近い位置にあるのが欲しいな。血は……(と、舞台から降りて即席で作ってきた透明な磁器を差し出す。) これに。 (02/15-23:09:28)
キヨヒメ > わかりました。では、しばらくお待ちくださいませ(キヨヒメはそう語ると、二の腕の鱗を肉ごとむしり取った。痛みについてはこの形態では耐性が出来ているのか、先程よりも少し顔をしかめる程度だ。流れ落ちる血をそのまま磁器に注ぎ込み、ある程度経過すると血の流れが収まる。そして爪先で他の鱗も千切り取り、最後は――)すみません、髪を切っていただけますか?手がこれなので刃物が持てなくて(そう言うととても大きな手を見せた。刀を握るくらいのことは出来ようが、棒のように振り回すしかできない不器用そうな鉤爪と一体化したような手である。キヨヒメは帯にしまっている短刀を見て、お願いした) (02/15-23:15:13)
イグニス > ん。それじゃ後ろ髪少し貰うね。 (キヨヒメに後ろを向いて貰い、髪の毛に手を当ててすっすっと引く。短く束で切り取った髪の毛は2ヶ月もすれば元の長さに戻るだろう短さだが……問題ない。良い髪質のものだけ選りすぐり、切断面同士をくっつければ、最初から一本の髪だったように繋がる。) (02/15-23:19:16)
イグニス > とりあえず材料はそろったかな。お待たせ。もう戻って良いよ。――あ。さらに段階を踏む必要があるなら、その時点での素材も欲しいから気を付けて。 (02/15-23:20:11)
キヨヒメ > (髪を切られるのにいい気はしなかったが、致し方のないこととキヨヒメは割り切った。何も差し出さずに結果など、もらえるはずもないのだ) (02/15-23:20:39)
キヨヒメ > いえ、これより先は――段階があるとしたら、それはミズチの力を使いこなせるようにならないといけないと思いますわ。……では、失礼します(そして、リザードマンはイグニスから離れて四つん這いになると今度は龍の形を伴った水が背後から伸び、それが空中で渦巻くとそのまま勢いよく彼女に炸裂した!そして、一瞬で姿を消し去り飛沫と共に現れたのは普段のキヨヒメである。自らの手を確認し、頬や腕をペタペタと触り――フウとひと息ついた)お待たせいたしました。キヨヒメ、人の身に戻りましたわ(微笑みを向けるとササメユキを拾い、腰帯に差すとイグニスに近づいていった。ちゃんと段階を踏んで変化したためか、疲れもしていないようだ) (02/15-23:23:49)
イグニス > お疲れ様。(にへっと笑って。採取した素材を示し。) 力あるモノの体組織を素材にした場合、力あるモノが宿していた力の一部を引き出せるのは既に知ってると思う。今からするのは実験で、どの組み合わせが最も効率良くキヨヒメの力を媒介するかを確かめるためのもの。(と言ってキヨヒメに差し出すのは、蛟竜状態で採取した、力を良く通す鱗と水を良く通す鱗。) その鱗を杖や触媒代わりに見立てて、水を呼び出してみて貰える? (02/15-23:31:33)
キヨヒメ > ……わかりました。では、触媒ときて水を呼んでみますわ(キヨヒメはそのまま瞑想し、自らの内に眠る力を呼び覚ます。すると、その鱗に感応して水が普段よりも効率よく引き出されて湧き出した!) (02/15-23:34:22)
イグニス > ここまでは想定通り。それじゃ次。仲介役として血を媒介させるよ。(蛟竜の血を掬い、蛟竜の鱗を握るキヨヒメの手の内側に染みる様に垂らす。) これでもう一度。 (02/15-23:36:59)
キヨヒメ > ……はい(キヨヒメは血を渡されると、そのままもう一度同じことを行い始めた) (02/15-23:39:18)
イグニス > (注意深く力の流れを観測する。) (02/15-23:40:31)
キヨヒメ > (人としてのキヨヒメと、ミズチとしてのキヨヒメ。それらが血として力が混ざり合うことで本流の力をかなりすんなりと拓けたのか、かなりやりやすそうに水を引き出してゆく。)……!(まだ、操作はできない。だが、本能的にわかるのか出した水に明確に自分の意思を載せた!) (02/15-23:42:57)
イグニス > ん。一旦止めて、次。(水で手を洗うことを指示した後、リザードマン形態の時に採った鱗……皮? を手渡す。) これでもう一度同じことを試してみて。 (02/15-23:46:42)
キヨヒメ > (指示を受けると、キヨヒメの手から水が溢れ出す。そして、イグニスからトカゲの皮付き鱗を受け取るとまた同じように――人とミズチの境界。ドラゴニュートとして存在するキヨヒメの鱗は、パスとしてとても優秀なのか先程と違っていきなり流れが広がってゆく!だが、限度はあるのか先程のような量の水は出せず、一定の水量で安定した。人の姿の時よりは多いが、最大までやって水鉄砲だろう) (02/15-23:50:01)
イグニス > そのままね。(先と同じく、ドラゴニュート形態時に採取した血をキヨヒメの手の内に垂らす。) 馴染んでる? (02/15-23:52:00)
キヨヒメ > (血を垂らされると、ドラゴニュート寄りになってか普段よりもうまく手に馴染む感触を覚えた)はい。……これなら、思いっきりぶつける程度のことはできそうですわ(ドラゴニュート時は不器用なのだが、力を引き出すのがやりやすいらしい) (02/15-23:54:14)
イグニス > 分かった。 (にへっと笑ってキヨヒメの肩に手を置く。キヨヒメの手にあったドラゴニュートの鱗は消え去り、実験を始めた位置にある。時間潜航で結果を共有したままキヨヒメと過去へ潜り、再び採取したてのフレッシュな素材で実験をしようという試みだ。) それなら次にこうする。 (ドラゴニュートの皮の鱗の形状に合わせて蛟竜の鱗の一部を削り、蛟竜の血を表面に塗布する。次にドラゴニュートの鱗にドラゴニュートの血を塗布し、ドラゴニュートの皮を布代わりに、ドラゴニュートの鱗が内側になる様にして蛟竜の鱗に巻きつけた。) これでもう一度試してみてくれる? (02/16-00:03:37)
キヨヒメ > ……!!(キヨヒメは一瞬だけ、何かを知覚した。時の流れではなく『太刀筋』を目で追ったのだ。見えない筈のものではあるが、目だけはいいので見えたようだ。というか初見の気がしないので困惑したそうです)は、はい(そのままキヨヒメはイグニスの工作を見つめていた。ドラゴニュートと蛟龍の鱗や血を使い、組み合わせてゆく。そして手際良く作られた鱗と血の結晶を見て――)……あ、はい、わかりました!(そう言うと、キヨヒメは今再び試す!) (02/16-00:07:22)
イグニス > (皮を媒介にして蛟竜の鱗に働きかける様にして使えば、反動は少なく、より多くの水を呼び出せると期待している。が、その期待は口に出さないでキヨヒメの反応を見守る。こればかりは体感が重要で、体感こそが万言に勝る説得力になる。) (02/16-00:11:03)
キヨヒメ > (本流である蛟龍の一部に引きずられて溢れ出る水は、パスとなる竜人の鱗と血が間に噛むようになり人の身でありながら水がどんどん湧き上がってゆく。)あわわっ!?(そのまま強烈な勢いで引き出された水はキヨヒメの想定を超え、一気に噴き出して二人にひっかぶらせるだろう!普段ならばあっという間に人外になってしまう水量だが、キヨヒメは疲れた様子もなく水を慌てて『引っ込めた』。)……あれ?水の出し入れが、できる……? (02/16-00:14:56)
イグニス > (水が引っ込められる様子に、首を傾げた。) 水、引っ込められたね。――という事は、先の解釈はちょっと修正が必要だと思う。キヨヒメの中に水路は今2本感じられる? (02/16-00:17:47)
キヨヒメ > いえ、二本……といいますか。一瞬だけ流れが逆流したような、そんな感じがします。でも、なんでしょうか?これは……(キヨヒメは不可思議な気持ちを抱く。ミズチとドラゴニュートのふたつがあり、本流に近いがゆえに『流れ』を制御する権能が少しだけ働いたようだ。水路を増やし、一時的に別の流れを作り出すような無理を通すことが通力であるが、イグニスの工作がそれを少しだけ可能にした?だが、キヨヒメの水は全部は引っ込められず少しだけだった)……ですが、完全に制御はできないようですわ。先程感じていた別の流れも、消えてしまいました (02/16-00:23:29)
イグニス > (ふんふんと頷いて) 同じことをもう一度それを使ってできる? (02/16-00:25:13)
イグニス > (ふんふんと頷いて) 再現試験してみようか。さっきと同じことをもう一度それを使ってできる? (02/16-00:26:05)
キヨヒメ > 集中して、やってみます!(キヨヒメは二つの力を持つそれを握り、集中して出した水を『逆流』させはじめた。集中し、静かに念じると出された水がキヨヒメの元に集まり、静かに消え始めた) (02/16-00:28:17)
イグニス > (ふむふむと頷きながら、様子を見守る。) 再現はできてるみたいだね。 (にへっと笑って。) とりあえず一旦ここで止めて。 (02/16-00:30:06)
キヨヒメ > (フウウ……と息を吐き、そのまま留める。道具の補助を受け、発動した権能の感触にキヨヒメはちょっと落ち着かない様子ではあるがなんとか止められてるようだ) (02/16-00:33:08)
イグニス > (さっき浴びた水を払って。) キヨヒメは魔導回路か電気回路は見た事がある? 魔道具化する場合は、今使った力の通りの良い素材だけではなく、力の通りの悪い素材も絶縁として組み込みながら回路を組んで、最後に小さく凝縮するんだけど、使い方は物理的に組んだ回路に縛られる事になる。その分効率も良くなるんだけどね。魔力媒体としては現状でも役に立ちそうだけど、どうする? (02/16-00:38:33)
キヨヒメ > 電気……ああ、仏門の皆さまが使っているからくり技術のひとつ『えりきてる』のことですか?見たことはありますが……えっと、つまりは最後は凝縮して人の手に馴染むようにするということですか?おキヨ、そういったことには疎くて…… (02/16-00:41:16)
イグニス > 人の手に馴染む様にというよりも、小さく取扱いしやすくするの。……ん。でも、一気に魔道具化に進むよりは一旦ここで止めて置いて、キヨヒメはそれを使って暫く練習を進める方が良いかもしれない。さっきも何か掴んだみたいだし、何より今の段階なら壊れても自分で治せるしね。 (にへっと笑って。) 満足いく所まで練習できたら、また私の所に来るっていうのはどう? (02/16-00:48:32)
キヨヒメ > そう……ですね。ひとまずはこれを扱えるように、頑張ってみますわ。これなら、私が想像つく程度のことは十分にできそうですから(イグニスの笑みに呼応するように、キヨヒメも笑顔を返した) (02/16-00:50:00)
イグニス > ん。練習はそこのカカシにね。(にへっと笑って付け足す。) クレヴィスの冒険者ギルドにあるカカシでも良いよ。 (02/16-00:51:33)
キヨヒメ > わかりました!では、また修行をしてみます。ありがとうございました、イグニス先生!(キヨヒメはそう告げると、深々と頭を下げた!) (02/16-00:54:21)
イグニス > 頑張ってね。 (にへっと笑って、少女は暖炉の壁をすり抜けていく。この後の美味しいおやつに期待しながら、真っ白な灰のシーツを被った。) (02/16-00:56:39)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からイグニスさんが去りました。 (02/16-00:56:44)
キヨヒメ > (イグニスを見送ったあと……キヨヒメは、瞑想に入った。最低限、使えるように……!) (02/16-00:57:55)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からキヨヒメさんが去りました。 (02/16-00:57:57)
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