room44_20200224
ご案内:「何もない世界」にフィリアさんが現れました。 (02/24-23:46:12)
フィリア > (そこは、何もない地平だけが広がる世界。あるのは足元の大理石めいた感触を返す真っ白な床と、明るくも暗くもない人工的な証明で一定に保たれた遮蔽物のない広野。……その地平の彼方、世界の終端には巨大な鎖と繋がった白と黒の楔が幾つも打ち込まれ、まるでゲームのグラフィックがバグを起こしているかのように空間にブロックノイズが走っていた。) (02/24-23:50:49)
フィリア > ……困ったな。まさか、この世界とも繋がっていたとはな(フードを被り、あてなく彷徨うフィリアは空に浮かぶ謎のクリスタル状の構造物をみあげて呟いた。この世界は神隠しの森の館のなかのひとつ、小さな世界が繋げたとある世界だった。……だが、イビツに形造られたその世界はひどく不完全で、地平の彼方の楔で無理やり定着させねば崩壊を起こし消え去ってしまうほどだ。フィリアが歩くその地も、無限の距離と無限の地下があり様々な地形を再現することもありはするがいつ崩れ去り空間に風穴が空いてもおかしくはないモノなのだ) (02/24-23:55:28)
フィリア > (クライスと別れたまではいい。――神隠しの森の館に戻ろうとしたら神隠しにあってこのザマだ。何かを探していたフィリアだったが、やがて腰を下ろすとフウとひと息ついて彼方を見つめた。)…………(ここも、世界として判定されているんだな。 ――動物も植物もいない。時の流れすら曖昧なこの場所では死ぬことはない。あるとすれば、戦死のみ。それ以外で死ぬことはない世界。不完全で歪んだこの世界はフィリアにとっては見慣れたものだったが――こういうカタチで見るのは初めてであった) (02/24-23:59:52)
フィリア > (音はなく。人もなく。今はただひとりしかいはい真っ白な広野。出入り口は基本的には存在せず、勝手に入ることは本来できるはずもない。あったとしても、この世界の創造者が遊びに来るので救助はされるだろう。下手をすれば一秒を刻まないこの世界で長時間過ごすハメになるが。何にせよ、繋がってしまうならば油断はできない。もしかしたら何かに使えるかもしれないが――)――ここが“遊技場”なら、いつも通りの出方で出られる筈だ(座り込んでいたフィリアは、ひとまずここから出るために立ち上がる。その手にはいつの間にか彼女の愛刀、黒一閃が握られていた。)起きろ、黒一閃。……お前の出番だ(蒼雷をその手に纏わせ、柄を握るとバチバチと激しい音を響かせて鞘の蒔絵が輝き出す。そして、フィリアは刀をゆっくりと引き抜いてゆく。) (02/25-00:08:42)
フィリア > (引き抜いた刃は漆黒の闇の映身。月なき夜の闇を宿したかのような刀身は触れれば斬れてしまいそうなほどに鋭い輝きを切っ先に奔らせた。花を散らしたような 皆焼 ひたつら の刃紋は一瞬で雷に覆い隠され、フィリアは刀を静かに逆風に構え、静かに目を閉じる)…………ッ!!(目を開いたその瞬間、フィリアの左の眼が蒼炎を思わせる輝きを放ち、眼の色がみるみる内に涼やかなサファイアの瞳から猛々しきルビーの瞳に変貌してゆく!それに応じるように黒刀が纏っていた蒼雷は何倍にも、何十倍にも膨れ上がり巨大な雷刃を形成してゆく。さながら神が振るう神雷が剣の姿をとったように、凄まじいエネルギーの塊を持つ蒼雷が黒一閃を軸として剣となった) (02/25-00:19:41)
フィリア > 『雷光・ライトニングブレイド』(一閃。雷剣は一秒にも満たぬ刹那の間に空に一筋の切れ込みを入れ、振り抜かれた剣の余波を受け不安定な大地が砕けて崩壊を起こし、凄まじい轟音の最中フィリアの小さな身が地割れに飲み込まれてゆく。だが、彼女は頭から真っ逆さまに落ちてゆき――その先に見える光に手を伸ばす。彼女が奈落の果てに見つけた光に触れると、この世界から消えていった――) (02/25-00:24:02)
ご案内:「森の中の小さな世界 -1-」からフィリアさんが去りました。 (02/25-00:24:08)
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