room40_20200320
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」にジュリンノさんが現れました。 (03/20-21:13:49)
ジュリンノ > (夜も更けつつある広きホールに、ひとりの金髪の少年が現れた。) (03/20-21:13:58)
ジュリンノ > (ズっ、ズズっ。少年の足音に上塗りせんとばかりに重く鈍く響く、何かが地面を引きずる音。それは少年の手から伸びている……大型の斧であった。) (03/20-21:14:00)
ジュリンノ > (斧といっても薪割りの類に使う矮小なそれではなく、人体……否、屈強な肉体を持つ魔物の類に振るう事を前提とした、巨大な戦斧であった。) (03/20-21:14:09)
ジュリンノ > (このような代物をどこから取り出したか、何故この一室にわざわざ引きずってでも持ち込んだのか。それはこの少年にしか分からない……焦点を失った、鈍い黄土色の瞳で張り付いたような笑顔を崩さないこの少年の瞳の奥にしか、きっとその「答え」は、宿っていない。) (03/20-21:14:16)
ジュリンノ > (やがて少年は、暖炉の前に立ちふさがるように止まる。そして、己の背丈と同等以上の戦斧を両手で支えるように握り、持ち上げる。)ひ………ひひッ……!? (03/20-21:14:27)
ジュリンノ > (  俺は昨晩から、睡眠すらとらず考え抜いていた。この目の前の暖炉に住まう存在への、「真の復讐」となりうる方法を…っ!!!  ) (03/20-21:14:38)
ジュリンノ > (  その末に俺は、ひとつの「答え」に電撃を浴びたかの如く衝撃と共に編み出した。これこそ、ここに住まうようせ……否、「悪魔」への復讐となりうる、唯一絶対の手段…ッ!!!   ) (03/20-21:14:51)
ジュリンノ > (  この暖炉は、日常的に「奴」が利用している施設。此処が奴の住居なのか単なる遊び場の類なのかは知らん。だが、日常的に好んで利用しているあたり、少なくとも「奴」はこの暖炉を気に入っているに違いない。此処を……此処を※してしまえば、「奴」もあのちゃらけた笑顔を浮かべてはいられまい…!!!   ) (03/20-21:15:04)
ジュリンノ > (   この行為により「奴」のどんな感情を招くのか……正直、今の俺には分からない。だが、何だっていい。この「復讐」の俺の勝利条件は、この行為を以て「奴」の俺に向ける表情、意思を、感情を、「楽」以外の何かに変える事…ッ!!!別に怒り狂って俺が致命傷を被ったとしても、泣き崩れたとしても、俺を完全に見限って二度と俺との関わりを絶ったとしても……奴の「楽」を微塵でも崩せた時点で俺の勝利……!!勝利、勝利勝利勝利、絶対勝利!!!!復讐は、成就されるッ!!!!!!!   ) (03/20-21:15:17)
ジュリンノ > (   この館の住民は、俺のこの姿を見れば恐らく何らかの激情を見せて阻止しにかかるだろう。だが、他者の介入如きで止められる程、今の俺は甘くはない…!!! 仮にこの世界の住民総ての全身全霊を以て止めにかかられようと、俺は必ずやこれを完遂してみせる…必ず、完遂するッ!!!  ) (03/20-21:15:43)
ジュリンノ > (   そして、俺を阻まんとした者は1人ずつ順番に※す!!!俺に加担した者も※す!!!今の俺に関わりし者は例外なくすべて、全員、皆※す、※す※す※す※す、※すぅッ!!!   ) (03/20-21:15:53)
ジュリンノ > (   これまで起こった事を嘆いて取り返すなら、いくらでも嘆いてやる。だが、ここまで事態が進んだのは事実…ッ!取り返せない。ならば最優先課題は、これ以上の悪化を阻止し、我が不幸の連鎖を断ち切る事だ。「奴」の安穏を、抹殺する。そして俺は元通りの日々に戻る。それこそが至上目的、絶対目標。 貴様の安穏だけが綺麗にこの世から消える、その手段を編み出す為に貴様の安穏に1500秒以上の猶予余命を特別に許した。貴様の安穏の日々を完全に抹殺する、忽然と、消し去ってやる!!消えろ…消えてしまえ!!!そして狂ってしまえ!!!俺の安穏を無邪気に引き裂いたように、貴様の安穏を嗤って引き裂いてやる ! ! !   ) (03/20-21:16:04)
ジュリンノ > 償え、その安穏の終焉を以てッ!!!!ぐ”ぅ”ぉ” ぉ” ぁ” ぉ” ぁ” あ” あ” あ” ! ! ! ! (03/20-21:16:21)
ジュリンノ > (ホールいっぱいに響き渡る少年の狂いに狂いきった怒号。いよいよ少年は強大な戦斧を、目の前の暖炉に叩き下ろすべくめいいっぱい持ち上げて構えた。)   (03/20-21:16:31)
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」にイグニスさんが現れました。 (03/20-21:26:25)
イグニス > (何だか暖炉の外側が騒がしい。が、ここのホールが騒がしいのは時々あること。少女は全く意に介さず、安穏と惰眠をむさぼっている。暖炉の中にあるのはお気に入りの備長炭。それに一切の不純が取り除かれた様な、いっそ絹と見紛う程の艶を見せる真っ白な灰。そんな白い灰のシーツに包まれて、少女は寝返りを打った。少女を包む灰は、灰なのに砂の様に零れ落ちたりせず、布の様に少女の上を滑る。普段は天真爛漫な笑顔を見せる表情も、今は無垢な寝顔を曝していた。吸い込まれそうな程白い透明感をたたえた首筋が映える。) (03/20-21:30:49)
ジュリンノ > (あとは一心不乱に、全身全霊、総てを込めて振り下ろすのみ……。周囲への被害、及び俺への評価の下落具合については考慮しない。ただ、ただ目の前のこの石の塊に一撃を与えるのみ……さぁやるぞ、やるぞジュリンノ!!!)うお”ォ”ぁ”あ”ぁ”ぁ”!!!!!!!……う” ッ” ! ! ?(振り下ろさんと声を上げて視線を下ろした瞬間、少年は目の当たりにする。そして、渾身の拳を鳩尾に叩き込まれたかの如くくぐもった声を先程と同じくらいに響かせて、目を見開きて全ての動作を凍結させた。)  (………な、なんて……※※※な、寝顔……なン……だ……っ……) (03/20-21:34:27)
イグニス > (そんなホールの様子に、眠っていた少女の耳がぴくぴく反応する。微睡のなかに薄く目を開ければ、なんだろう? とても美味しそうなごちそうが見える。どんなに差し向けてもジュリンノが自らごちそうをくれるなんて事は無かったのに。) ――ゆめ? (気の抜けた表情でジュリンノと振り上げられた戦斧を瞳に映していた少女は、降ってわいた良い夢に相好を崩した。) ゆめなら、もう少しわがままに動いても良いよね。 (にへらっと少女が微笑んだ瞬間、ホールの内部空間が急拡大する。ジュリンノの背後にあった筈のテーブルはぐんっと遠ざかり、天上は見上げる程に高くなった。勿論、外へ通じる玄関口も、二階へ通じる階段も、遠くなり続けている。唯一距離が変わらない目の前の暖炉を除いて。) つかまえた。 (寝ぼけ眼に、にへっと嬉しそうに微笑んだ。) (03/20-21:43:41)
ジュリンノ > ……ぐ”……ぅ”……!?(……何故だ……何故、体が動かない…ッ!? 落ち着けジュリンノ、俺は今この時まで、幾度も復讐を誓ってきただろう…!今この目の前に、手を伸ばせば届きそうな距離に、俺が長年、1500秒以上にもわたって探し求めた、にっくき標的が馬鹿面ひっさげて惰眠をこいてるんじゃねぇか……!?この安穏とした表情を、少し崩すだけで俺の勝利が確定するんだ……さぁやれ、やれやれ……やれやれやれやれやれやれやれやれやれやれどうしたどうしたどうしたやれやれやれやれやれ…… やれよぉッッ!!!???   ) (戦慄に愕然を付け足して表情を歪ませ、声にならない声を喉の奥からひねり出してのたうちまわった。が、それが彼女に「次」を許す最大最悪の隙となってしまった。)……ッ…!?……(な、なんだ…ッ?……ホールがいきなし、広くなりやがった…この世界のリフォームてのは、一瞬で終わる……いや、違う、目の前に暖炉とか俺らの距離感まで、全く変わっていない…!!!) んえ……えぇ”ぇ”ええええええ-!!!? (あとは、突如起こった空間規模の異変に、いつもの狼狽しきった困惑の声を響かせるだけだった。) (03/20-21:50:22)
イグニス > (これで邪魔は入らない。仮に拡大し続ける空間に転移しようとしても、転移位置は即座にずれていく。これは夢。それは分かってる。でも明晰夢にはルールがある。夢を見ている者がきちんと結果を望み、結果に至るまでのお膳立てをする必要だ。基盤妖精たる少女のこと。本来なら結果だけを求めれば必要な過程の全てが付随するが、ここは境界の地。相応の準備が必要であると少女は学習していた。後はジュリンノが攻撃しやすいように、きちんと隙をさらすだけ。満足したように目を瞑り直し、再び静かな寝息をたてはじめた。) …………。 (……何だか期待に胸が高鳴る。わっくわっく。どきどきどき。……まだかな? ちらっと薄目でジュリンノを確認したい。まだ我慢。) (03/20-21:57:57)
ジュリンノ > くッ…そ”ぉぉ…?!(……やっぱり斧なんて似合わない武器、使うんじゃなかった…!!両手で己の身長と同等以上ある特殊金属性の戦斧を掲げているのだ。まして変に拍子が抜けてしまった今、途端に超大な重量が少年の両腕を主とし全身に襲い来る。それもそうだ。腕力以前に少年のような小柄な者が扱うようには作られていない。最低でも斧に精通した2メートル程度の筋肉の鎧を纏った巨漢が握ってはじめて適切な武器として威力を発揮する武器なのだ。如何に常人を凌駕した力があろうと、この少年に扱いきれはしない…!!) ……くそ…ッ……くそくそ…ッ…!? (額から無数の脂汗が垂れる。この摩訶不思議な現象は、きっとコイツが生み出している。脱出は厳しい、か。……この現状を打破する秘策……策は無いか…ッ…!!? 素直にコイツに振り下ろすのが最も手っ取り早く楽だ。だが…  そ れ で は い け な い” ッ ! ! ! ま た 奴 の 思 う 壺 ッ” ッ” ! !   兎に角今日はもう潮時ッ。脱出の手段を考えねば……撤退だ、撤退だッ!!!???) (03/20-22:05:30)
イグニス > (何だかジュリンノが、いつも見るジュリンノらしく、そわそわしている様な気配を感じる。あちこち見渡している様な。こちらに意識が向いてない時に薄目でちらっとジュリンノを見た。あおりになったジュリンノの横顔が見える。あの横顔は逃げる算段を付ける時のもの。捕まえておいて良かった。ここからジュリンノが離れようとした場合、既に拡大した空間を小さく戻していけば、ジュリンノの位置は元の位置に戻される。別次元時空間へ転移しようとしても同じこと。) …………。 (でも、それよりもっと良い方法を思いついた。そんなまどろっこしいことしないで、自分の腕の中に捕まえた方が楽。広がり続けていた空間が拡大をやめ、逆にぐんっと小さく縮小される。少しだけ。空間圧の逃げ道は暖炉にしか開かれてなく、急縮小される空間圧がジュリンノを勢いよく突き飛ばせれば、柔らかなクッションに受け止められる事になるだろう。) (03/20-22:18:31)
ジュリンノ > (嗚呼、目の前で惰眠をこいてる獲物を相手に何も出来ないとか、戦士としては失笑モノ、男としてすさまじく屈辱モノ…っ!! だが、一度崩れてしまった拍子は、少なくとも今晩は戻せない。 出直さねばならない…!これにより少年の瞳に光が戻ったは良いが、それは見る見るうちに狼狽に乱れていき、すっかり普段の慌てふためくジュリンノに逆戻りである。とりあえずこの姿勢を解くのも厳しい。下手に動けば均衡を失った斧の重量に潰されかねない。 幾度となく彼女を見下ろしては息を呑み、逃げ道を模索せんと矢鱈広大になったホールを見渡していると……) う” ッ” ・ ・ ・ ! ? (ホールが元の広さに戻る…ッ…!?こ、これはもしや、イケる………) か”ぁ”あああああッ!!??? (イケなかった。 急速に元の体積に戻らんとする空間のチカラが生み出したそれに少年は成す術なく弾き飛ばされ、拍子に斧を手放してしまい、その忌々しい暖炉の中のクッションに突っ込む事となる) ぐぶへー!!? (03/20-22:28:00)
イグニス > (ジュリンノの勢いが真っ白なシーツとシーツに包まれた少女に柔らかく受け止められる。同時にシーツの端が跳ねて、旗包みショットされたゴルフボールの様にジュリンノを包み込んで、さらにシーツの上から少女の手がかかる。全てはジュリンノが前後不覚に陥った一瞬の中で行われ、もし全てのプランが恙なく進行したなら、真っ白な灰のベッドに横たわるミノムシジュリンノは目を開いた少女とご対面することになるだろう。) (03/20-22:39:29)
ジュリンノ > うぐおぉぉぉーぐッ!?(くッ、一体何が起こりやがった…ッ!? 少年の常識の遥か斜め上を凌駕する事態の連続に、少年の思考が追い付かない。ともかくこの場から逃れねば……歯を食いしばった次の瞬間、意外にも柔らかというか滑らかというか、兎に角そんなモノに全身が包まれるのが分かる。ま、 まさか、罠か…ッ!? という思考をようやく働かせた次の瞬間、少年はがんじがらめとなっていた。な、こ、これ、これー?! )…ッ”(そして、にっくき彼女が眼前に居る。それには血管すら浮き出た瞳を見開いて)……き、貴様ッ…!?何のつもりだぁーッ!? (03/20-22:51:47)
イグニス > 何のつもりって、決まってる。 (にへっと微笑む。) 私にあんなの(大戦斧)見せつけて焦らすジュリンノが悪いんだよ。幾ら待ってもごちそうしてくれないから、積極的に貰うことにしてみたの。これで完璧に捕まえたつもりだけど、逃げられるかな? ジュリンノおにーちゃんっ。(囁くように煽った。) (03/20-23:12:45)
ジュリンノ > (が、雁字搦め…ッ。完全に拘束されている…!?此処は見た感じ、ホントにあの暖炉の中だとッ…つまり俺はコイツに引き寄せられた…!?この密室に…密室、に…。残酷なことに、徐々に巡るようになってきた思考で現状を少しずつ把握していく。捕らわれの身、だとぉ…!?歯を食いしばり、逆ににらんで返した。彼女にだけはある意味呼称されたくないそれに対しては眉間により皺を寄せる事で返しつつ)も、貰うぅ!!?…ッ……とッ、とうとう化けの皮を剥がしおったな…ッ!?おッ、俺なんぞ食っても、ぅっ…美味くねーぞッ!?(ぐぅッ…!!またしてもこいつの術中の中かッ!? この少年、珍しく異性を全く意識せず、純然と脱出の手立てのみを編み出し続けていた。) (03/20-23:17:05)
イグニス > 食べてみないと分からないでしょ? (至近距離からジュリンノに睨みつけられながら、あらためてミノムシジュリンノをぎゅっと抱き寄せて、ジュリンノの抵抗を吟味。) ん――。柑橘系の果実で薄く香りつけしたような水に近いかな? やっぱり拘束を強めると体の動かせる範囲が少なくて旨味が減るのかも。でもこれはこれで。 (にへっと微笑んで、少女は目を閉じた。夢の中でさらに寝るというのも贅沢のうちだ。尚、本格的に離脱を試みる場合、2D6を振り11以上の値を2連続で出せば離脱できる。諦める場合は、今夜一晩だけ拘束される。暖炉の外に出たなら、拡大された空間は元の大きさに戻っている事だろう。) (03/20-23:29:39)
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」からイグニスさんが去りました。 (03/20-23:30:27)
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