room11_20200506
ご案内:「闇の集う場所 -深層-」にホボゴブリンさんが現れました。 (05/06-19:45:44)
ホボゴブリン > (闇集う場所の深層。通常ならば居ない筈のその場所に、ゴブリンに似たシルエットを持つその魔物たちは集まっていた。) (05/06-19:46:46)
ホボゴブリン > (闇深く。月明かりも届かぬようなその場所で、星明りだけを頼りにその仔細を観察するなら、似ているのがシルエットだけだと気づくだろう。) (05/06-19:47:57)
ホボゴブリン > (その内実は自堕落にでっぷり太った豚と、日々の鍛練で培った筋肉の塊である力士程に違う。) (05/06-19:50:07)
ホボゴブリン > (またその集まり方も尋常のゴブリンやホブゴブリンとは一線を画していた。) (05/06-19:50:50)
ホボゴブリン > (ただ寄り集まって屯するだけならば烏合の衆。少し力の強い天敵を放り込めば途端に離散する様な脆弱さだが、ここに集まっている魔物は明確な統率の下にあることが個々の魔物の配置から感じ取れる。) (05/06-19:53:30)
ホボゴブリン > (あえて語弊を躊躇わず例えるならば、人間の知恵を手にしたゴブリン。というところだろうか?) (05/06-19:58:15)
ホボゴブリン > (暫定的に粗ゴブリンと称する。) (05/06-20:00:14)
ホボゴブリン > (魔物たちがやっていることは、パッと見何かの儀式に見える。) (05/06-20:01:55)
ホボゴブリン > (中央の石を削ってできた装飾の施された寝台には、体躯は良いが深い怪我を負ったホボゴブリンが一匹寝かされ、その魔物の手前にある台に透明かつ屈折率の高い魔石が安置されている。) (05/06-20:03:19)
ホボゴブリン > (そしてその魔石の前に整列する魔物たち……。――生贄を捧げる現場だろうか?) (05/06-20:07:17)
ホボゴブリン > バゲギャギャガビャビョ!(魔石の横に立った司祭が何かを叫び、それに集団が呼応する。)《バゲギャギャガビャビョッ!!》 (05/06-20:09:12)
ホボゴブリン > バゲギャギャブドゥギボボガビャビョ! バゲギャギャボウボビギャグガベ バゲギャギャヂガダボボヴドヴズ! (05/06-20:11:19)
ホボゴブリン > (何者かへの明確な意思が籠められた呼びかけが空に木霊する。) (05/06-20:12:31)
ホボゴブリン > (時ならぬ突風が魔物たちを過ぎり、遠雷が鳴った。) (05/06-20:15:05)
ホボゴブリン > (偶然だ。しかし魔物たちの期待は高まる。) (05/06-20:15:15)
ホボゴブリン > バゲギャギャヂガダボビドベドゥダバダ! バゲギャギャボウボビギャギダバベ! (05/06-20:15:33)
ホボゴブリン > (水分?を多量に含んだ黒い雲が空を覆っていく。雷が雲の中を駆け巡り、雷が弾けた空気の圧が地上を叩く。) (05/06-20:18:40)
ホボゴブリン > ギャベ! (05/06-20:19:42)
ホボゴブリン > (司祭の声に、ホボゴブリンが各々の武器を構え、魔石に向かって全力で駆けた!) (05/06-20:21:35)
ホボゴブリン > (前後左右、そして上を塞いだ同時攻撃! あらんばかりの意志を乗せた一撃! 『魔石よ砕け散れ!』という想いが、己の全体重、魔力をインパクトの一瞬に発揮させる!) (05/06-20:26:39)
ホボゴブリン > (――――魔石は砕けなかった。 魔石は砕けなかった!) (05/06-20:28:01)
ホボゴブリン > (その事実に、司祭と魔物たちは沸いた!!) (05/06-20:28:28)
ホボゴブリン > ボボッ!! バゲギャ ギャ ボボガビャ バ バゲギャ ボ ジョボダヌ バドゥ! (05/06-20:30:43)
ホボゴブリン > (渾身の一撃を入れた魔物たちがすぐさま魔石の前から離れる! そして離れた瞬間に後続の魔物が更なる同時攻撃を魔石に放った!) (05/06-20:34:15)
ホボゴブリン > (魔石への攻撃は続く。集団による連続縄跳びの様に絶え間なく、途切れなく、回転を早めていく。) (05/06-20:37:03)
ホボゴブリン > (強い風が魔物たちを転がしても、強い雨脚が魔物たちを叩いても、負けじと魔石へと己が武器を叩きつける! 魔物たちの上空で輝く稲光も無視して!) (05/06-20:40:44)
ホボゴブリン > (それは偶然だった。上を塞ぐホボゴブリンの掲げる剣からお迎え放電が空へ伸び上がり、雷雲との放電経路が繋がったその瞬間! 剣は魔石に叩きつけられた!) (05/06-20:46:34)
ホボゴブリン > (これまで魔物たちが積み重ねてきた同時攻撃とは比較にならぬ威力の雷撃が迸り、魔物を大気を弾き飛ばしながら、地上と雷雲との間を電撃が何重往復と繰り返す!) (05/06-20:49:16)
ホボゴブリン > (儀式に参加していた魔物たちは一人残らず耳目をやられ、儀式は中断された。) (05/06-20:51:27)
ホボゴブリン > (……が、強い光に眩んだ目が回復した時、魔物たちは祭壇の上に立つ力強い姿を見た。) (05/06-20:53:36)
ホボゴブリン > (深い怪我はどこにも見当らない!) (05/06-20:54:37)
ホボゴブリン > (彼らの祈りは、彼らが奉じる何かへと確かに届いたのだろう!) (05/06-20:55:10)
ホボゴブリン > (そうして歓喜に沸く魔物たちは、未だ衰えぬ雷雨の中、魔石と王を担ぎゆっくりと自分たちの巣へと引き上げていった。) (05/06-20:56:59)
ご案内:「闇の集う場所 -深層-」からホボゴブリンさんが去りました。 (05/06-20:57:06)
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