room50_20200513
ご案内:「裏街道」にぷてらさんが現れました。 (05/13-21:09:26)
ぷてら > (穏やかな寂れた裏街道を壊れかけのような馬車が軋りをあげながらゆっくりと進んで行く。)……(御者台にはアラビアンナイト風の小太りの胡散臭いおっさんと並んで座って、ひたすらおっさんの過去の武勇伝を聞かされている。)フィクションの割合はどれぐらいですか?(調子づいて講談師の如く喋るおっさんを冷めた目で見つめてポツリと言い放つ。)……(何かを察知したのか、御者台の下の荷物箱から何やら取り出して、首にはめる。それを見たおっさんは思わず悲鳴じみた声を上げる。「それ、隷属の首輪風首輪、子供が付けるもの違う。知らないと思うけど、それ着けられると、私、立場非常に悪くなるね」 隷属の首輪風首輪、装着した者を絶対的に支配下に置く首輪に似せて作られた首輪、倦怠期を迎えたカップルなどがプレイに使用することが多いアイテムである。)知らなかったら、着けません。店長は気づいていないかもしれませんが、人の臭いがします。少なくともここ最近お風呂につかったことはないでしょうね。(鼻をひくひくさせて街道の両側に広がる草むらを見つめる。) (05/13-21:18:30)
ぷてら > (「それ、野盗か」とおっさんが焦った声を上げるが、少女はどこか諦めた様にため息交じりの声を出す。)こんな所で襲ってくる野盗って、大概、食い詰めているか、馬鹿か、食い詰めた馬鹿ぐらいしかいないと思いますがね。(「いざという時の、野盗参上っ」馬車の前に3人ほどの薄汚れ、刃の欠けた片手剣を手にした男が立ちはだかる。しかも、自ら名乗りを上げる親切さである。)店長どうします?(剣を見せびらかすように振り回す野盗を眺めておっさんに尋ねる。「今こそ、ドラゴンの怖さを思い知らせるときね。あいつらに生まれてきたことを後悔させてあげなさい」おっさんは、野盗を指さして少女にGOサインをだす。)……分かりました。(少女はゆっくり御者台から降りると剣を振り回す男たちと対峙する。) (05/13-21:24:26)
ぷてら > (「おい、女の子に戦わせるのか!」、「可愛そうに、首輪の力で無理やり……」、「あのおっさん、こんないたいけな子に……」ぷてらの首輪を見た野盗に何故か正義の怒りが巻き起こる。)……がおーっ(そんな野盗の思惑なんぞ全く慮ることなく、彼らの前に立って、尻尾をピタンと大地に打ち付け、両手を上げて気のない声を出す。「……」野盗たちはただ、呆気に取られて立ちすくんでいる。)店長、怖がってくれません。(御者台のおっさんを見て肩をすくめる。「ドラゴンの姿になるね。お前ら、この子、とても貴重で、とても強い古の種族のドラゴンね。さ、本当の姿を見せてやるね」おっさんは、呆気に取られている野盗に向かってニタリと笑う。) (05/13-21:37:22)
ぷてら > 店長が言ってますので……(少女はその場でセーラー服を脱ごうとする。「何してるか」御者台のおっさんが叫ぶ。「なんて事させるんだ」野盗がおっさんに非難の声を上げる。)変身すると服が破けますので、脱ぐだけですが……、馬車の裏でやるんですか、目の前で変身した方が何かと説得力が……、分かりました。(「誤解してる。少し待つね。怖い怖いドラゴン現れるね」おっさんは手を振って野盗の誤解を解こうとするが、何故か野盗は正義の怒りに身を任せているように見えるが、実際の所、ドラゴンを見たいという好奇心のため、襲い掛かるようなそぶりだけを見せていた。)準備できました。(古の恐怖が馬車の陰からぬっと姿を現した。) (05/13-21:44:22)
ぷてら > (馬車の陰から現れたモノは、身長は2mたらずで、頭から背中にかけて鮮やかな赤、お腹、手足の先、尻尾の先が白い、つまり、白黒のハチ割れの猫に近い、と言うかそのものの配色で、かろうじて角とゴツイ尻尾がささやかにドラゴンであることを主張していた。)……(ドラゴンはゆっくりと野盗たちの前に進み出る。野盗たちは、「これが、伝説の」、「初めて見た」などと口にするが、最終的には口をそろえて「思っていたのと違う、小さい」と何故か不満の声を上げる。)がおーっ(そんな野盗を前にして両手を上げて、気の抜けた威嚇の声を上げる。勿論、野盗は怯まない。)この姿でも怖がってくれません。(御者台のおっさんをみて肩をすくめる。「ブレスで薙ぎ払うね」おっさんは彼女に無理な注文を押し付ける。)ブレスですか、吐いたことないです。それより、私、ブレスって吐けるんでしょうか(根本的なことをおっさんに尋ねる。「これって、何かのコントか」、「面白いからもう少し見てようか」野盗たちはドラゴンとおっさんのやり取りを気楽に眺めだした。) (05/13-21:54:14)
ぷてら > (「ドラゴンなら何か吐けるはず」のおっさんの無責任な言葉にドラゴンはむっとした表情を浮かべる。)吐くんですね。分かりました。(ちょっとむかつきながら、ドラゴンは口を大きく開き、その口の中に指を突っ込む。)☆☆☆☆☆(その口からはブレスと言うにはあまりにもおぞましいモノ。消化しかけた昼飯が勢いよく吐き出され、野盗たちに直撃する。)ーっ(涙目になりながら野盗を睨みつける。野盗たちは悲鳴を上げ、その場から立ち去っていく。)あっちの方に川がありますから、そこで洗うと……(親切に川の方向を指さして。)これで、良かったんですか。(口の周りにブレスの残骸をつけたままおっさんを睨みつける。おっさんも御者台でえずいていた。)着替えてきます。(ドラゴンはとぼとぼと馬車の裏に消え、暫くするとブレスの残骸を口の周りに付けた少女がつまらなそうに現れて御者台に上ってくる。「これ使うと良い。あんな恐ろしいブレス見たことないね。古の種族は怖いね」おっさんはタオルを差し出してきた。そのタオルで口の周りを拭きとるとおっさんをじっと見つめる。)お昼をブレスにしたので、お腹がすきました。(つまらなそうに呟くと、首に巻いた隷属の首輪風首輪を外す。)……、これつけていると、いろいろとお得なことがあるんですよ。(「貴女にはお得かもしれないが、私の立場は悪くなるだけね。人前でそれ着けないで欲しいね」と懇願するようにおっさんの声を無視するように草むらの奥の方を野盗を探すように見つめる。)臭いが離れました。この隙に行きましょう。(何事もなかったようにおっさんを促すと、馬車はまたゆっくりと進み始めた。凶悪なドラゴンブレスを喰らった野盗たちは暫く臭いが取れずに食が進まなくなったとこの事であった。) (05/13-22:08:37)
ご案内:「裏街道」からぷてらさんが去りました。 (05/13-22:08:46)
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