room52_20200618
ご案内：「クレヴィスの街 -喫茶自警団前-」にツキゴローさんが現れました。 (06/18-22:34:27)
ツキゴロー > (普段は裏通りに無意味に仲間と屯している男は、今日は珍しく？ クレヴィス自警団前の喫茶店に入っていた。) (06/18-22:35:54)
ツキゴロー > (自警団前とあって安全性は抜群。客層は男が入るにはちょっと躊躇う華やかさで女性が多く、提供される甘味類も女性向けのものが多かった。) (06/18-22:37:39)
ツキゴロー > (つまり男は、浮いている。) (06/18-22:37:55)
ツキゴロー > (背後に聞える黄色い声とパステルカラーな雰囲気の店の中、1人だけグレートーンを背負いながら、男は自警団をじっと観察している。) (06/18-22:39:19)
ツキゴロー > …………。(随分前に頼んだコーヒーを一口すする。 コーヒーはとっくの遠に冷め切ってぬるくなっていた。) (06/18-22:40:49)
ツキゴロー > っ！ (男の目的の人物が自警団から出てきたようだ。 雑誌を持つ左手が雑誌を叩くと、雑誌の中からパシャパシャ小さい音が響く。) (06/18-22:42:09)
ツキゴロー > (知らない者が見れば怪しいことこの上ない行動だが、今の男は周囲から浮いてなかったし、周囲の注目を集めたりもしなかった。) (06/18-22:45:03)
ツキゴロー > (男よりあからさまに、もう隠す気もさらさらない女性陣が、( 少数ながら男性陣も )窓に鈴成りになって目的の人物を撮っているからだ。) (06/18-22:47:25)
ツキゴロー > (クレヴィス自警団といえば、クレヴィスの花形も花形。有力な者は下手な冒険者よりも名も顔も売れ、良いカットが撮れればアイドルの写真集並みに『売れる』のである。) (06/18-22:49:23)
ツキゴロー > (購入者は決して裏社会とは関わりのない表社会のミーハーなお姉さんから、何に利用するのか甚だ不明だが表に出てきそうにない裏社会の者まで兎に角幅広い。) (06/18-22:51:55)
ツキゴロー > (そんな遠慮会釈のないシャッター音に紛れつつ雑誌を叩き続けていた男は、目的の人物が喫茶店の中から追えなくなった時点で雑誌をテーブルに置いた。) (06/18-22:54:10)
ツキゴロー > ふう……。 (06/18-22:54:24)
ツキゴロー > (良い仕事をした風を装っているが、男はただ喫茶店に長居しているだけである。) (06/18-22:55:03)
ツキゴロー > (だが今日のノルマは果たした。 雑誌を鞄に仕舞って、男はテーブルから立ち上がり喫茶店を出て行った。) (06/18-22:58:45)
ご案内：「クレヴィスの街 -喫茶自警団前-」からツキゴローさんが去りました。 (06/18-22:58:50)
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