room49_20200701
ご案内:「※鬼ヶ岳。森の奥に佇む民家」に女さんが現れました。 (07/02-00:01:38)
女 > 《――――…ィン…》 《 リーーーィ…ン… 》 (07/02-00:02:40)
女 > (藁ぶき屋根の小さな民家の軒先で、微かに揺れる風鈴の音。ピク、と狐耳が動いた。うっすらと目を開く。辺りは、これと言って明るくも暗くもない。窓の外ではパラパラと振る小雨が深い緑の森をより色濃く濡らしている。) (07/02-00:06:21)
女 > (いつの間にか眠ってしまっていた。…という割にはしっかり布団の上なのだけど。枕元には、裁縫道具一式と縫いかけのお守り袋が置かれている。) んー…(ゆっくりと上体を起こす。両手を顔に押し当てて、拭うような仕草で指を両頬から首筋まで滑らせた後、ふぅ。と一息ついて、下していた亜麻色の髪をするすると三つ編みに結うた。) (07/02-00:08:52)
ご案内:「※鬼ヶ岳。森の奥に佇む民家」に娘さんが現れました。 (07/02-00:11:58)
娘 > 《ガラガラ―!》(っと大きな音を立てて開いた玄関戸。齢十程の少女が、履いてた草履をぽいぽいっと土間に投げ出して、息を切らした様子で床の間へと駆け込んだ。)おかあさんおかあさん!!おかあさーん!!(母を呼ぶはつらつとした声は、どこか不満気でもある。そのまま、布団の上の母の隣にぺたん!と座り込んで) (07/02-00:12:46)
女 > (ピコン!と立つ狐耳。顔を上げると、元気な声の方を向く。)おかえり。音祇。(慣れているのか、驚く様子もない。くすりと小さく笑うと、懐から出したハンカチで、いつもの様に娘の鼻先についた泥汚れを拭いながら)どうしたのでござるか?(と問うた) (07/02-00:15:46)
娘 > んっ!(鼻を拭われると、目を閉じて暫し静止…したまま、頬をぷくーっと膨らませている。背後では、狐尾がてしてし!と畳を打っている。ハンカチが鼻先から離れるのを待って、頬に貯めていた声を漸く発した。)ネギも行きたい!(目を開くのを忘れたまま、訴える。) (07/02-00:17:32)
女 > 何処へ、でござろうか…?(ゆるりと首を傾げながら続けて問う声音は、なんだか楽しげなもの。続く答えを待つように、ぱたたと狐耳が揺れる。) (07/02-00:18:26)
娘 > 時挟間!!おにーちゃんだけじゃなくってぇ、ネギも行きたい行きたい行きたいよー!でござるー!(やっぱり目を開くのは忘れたまま、抑えきれない気持ちに任せて忍法床転りの術!) (07/02-00:20:25)
女 > (娘の口から懐かしい世界の名を聞けば笑みを深めて。ふわゆらり、二本の狐尾が揺れ動く。)そう。じゃあ…いってらっしゃい? (07/02-00:21:31)
娘 > へっ?(転がるのを辞めて、閉ざしていた目をパチリと見開く。紅と勿忘草色を混ぜたような、紫色の瞳がキラキラと輝いた。ガバっと起き上がれば、母の目前にずいっと詰め寄って)いーのっ?! (07/02-00:23:06)
女 > 良いも何も、音祇が其処へ行きたい。って願った時点で、もうとっくに扉は開いてるのでござるよ。(ふわりと微笑む。そっと娘の両頬を包むように手を添えた後、ちょん、と鼻先をつっついて。)…だから、いってらっしゃい。 (07/02-00:25:47)
娘 > (その言葉を受けたなら、瞳きららの頬ぽやや。千切れんばかりに振られる狐尾。きゅっと唇を結び、ぎゅーっ!と母に抱き着いてから、期待と希望に満ち溢れた笑顔を向ければ立ち上がり。)ん…っと、じゃあ…っ、えへへ。(ウズウズを抑えきれない顔)いってきます!!でござるーっ!(ぴっ、と敬礼をしたかと思えば、玄関へと駆け出した。) (07/02-00:30:46)
女 > (勢いと慌ただしさに圧倒されながらも、小さく頷き、愛おしげに目を細めていたが…はたり。思い出した顔をして)…ぁ、お八つのかすてら、そこに置いてあるでござるよ。(そこ。と土間の台所を指さし、娘の背に声を掛ける) (07/02-00:32:38)
娘 > (ぐるん!と殆ど家を飛び出しかけていた体を引き戻す。台所にあったカステラの包みをはしっと掴めば、その手をそのままぶんぶんと振って)ありがとー!おかあさん!(まるで向日葵の様なとびきり明るい笑顔を見せた後、膨れた尻尾をぱたぱた振りながら外へと駆けて行った。) (07/02-00:34:55)
ご案内:「※鬼ヶ岳。森の奥に佇む民家」から娘さんが去りました。 (07/02-00:37:40)
女 > (残されたのは、開け放たれたままの玄関戸と、そこから差し込む柔らかな陽の光。いつの間にやら、雨は止んでいたらしい。)…ふふ。(思わず、小さな笑い声が漏れる。その後、ほんの少しだけ咳き込んでから、布団を出た。) (07/02-00:38:06)
女 > (カロン…と小さな音を立てて下駄を履き、土間へと降りる。玄関戸に手をかけて外を見遣ると、遠のく小さな背中が見えた。)-…やっぱり、この「時」が来るのは早かったでござるね。(あの人の子が、この小さな世界だけで満足出来る筈もない。少し寂しい様な…けど、それ以上に楽しみでもある様な。複雑な心境でその背を見送り…) (07/02-00:41:13)
女 > (ふと見上げた軒先の風鈴がリィン…と鳴った。聴き慣れた優しい音に、自然と頬が緩む。)さーぁて、と…。ー…♪ (夕飯は何にしようかな、そんな事を考えながら鼻歌まじりに身を退けば、開いていた戸を静かに閉めた。) (07/02-00:42:58)
女 > 《-…パタン》 (07/02-00:44:00)
ご案内:「※鬼ヶ岳。森の奥に佇む民家」から女さんが去りました。 (07/02-00:44:02)
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