room51_20200821
ご案内:「異世界 -3-」にアブ・ハッサンさんが現れました。 (08/21-21:48:25)
ご案内:「異世界 -3-」からアブ・ハッサンさんが去りました。 (08/21-21:48:37)
ご案内:「裏通りにある寂れたビアホール」にアブ・ハッサンさんが現れました。 (08/21-21:49:46)
アブ・ハッサン > (おしゃれな人たちは目にすることもなく、お金のある人たちはその存在すら知らないようなビアホールの壊れ方様な椅子に腰かけ、気の抜けたビールを前にして何事かを待っている。)今日は貴女も重要な役割あるね。(横に座るドラゴンっぽい少女に小声で話しかける。) (08/21-21:52:55)
アブ・ハッサン > そろそろ来るね(ホールの中に空き箱を並べて作られたステージを見つめる。)来たよ。あの人が我々の長老ね。(胡散臭い連中が見守る中、骨の生焼けのような、どこか間違えたインドの聖人風の白いひげの爺さんが空き箱の上に立ち、辺りを見回す。)あの人、私たち、胡散臭くていかがわしい商人たちのトップね。(トップと言うにはあまりにもみすぼらしい、ドラゴンっぽい少女の視線が一層険しくなる。) (08/21-21:56:13)
アブ・ハッサン > (その老人は、大きく息を吸い込むと 「もうかりまっかーっ?」 と大音声をあげる。)ぼちぼちでんなーっ(胡散臭い連中が一斉に応える。 「もうかりまっかーっ?」 長老か再び声を上げる。)ぼちぼちでんなーっ(薄汚いホールの天井から大音声のために誇りが舞い落ちる。)なに、ぼーっとしているの。ちゃんと挨拶するね。(ドラゴンっぽいの少女に声を出すように促す。 「ぼちぼちでんなーっ」 少女はいやいやながら声を出す。)今日は、長老から重大な発表があるね。(ワクワクしながら、いかがわしさがさく裂しているインドの聖人風の老人を見つめる。) (08/21-22:00:58)
アブ・ハッサン > (「商いは浪漫じゃ。時代にマッチした、生活を豊かにする、こんな謳い文句にだまされるではない。我らが商うは、浪漫、浪漫じゃ」長老は口角泡を飛ばしながら吠えるようにまくしたてる。)ね、商いは浪漫、私が言ったとおりね。(周りの胡散臭い連中も、賛同の声を上げている。そんな中、ドラゴンっぽい少女はこの場から逃げ出しそうに表情を浮かべている。)今夜は凄いことになりそうね。(少女の思いなんぞどこ吹く風で、おっさんは期待を込めて老人を見つめる。) (08/21-22:07:45)
アブ・ハッサン > (「最近の若い者は浪漫を解さんっ! すぐに目の前の銭に走る。何と嘆かわしい事かっ!」 老人の言葉に賛同の声が上がる。「悲しいことに、後継者も少なくなりつつある。まさしく、我々にとっての冬である」 老人が拳を振り上げる。この言葉に、同意する声と、現状を嘆くすすり泣きのような声が上がる。)……長老の仰る通りね。皆、お金、お金、浪漫無くして稼ぐお金に意味なんて……(ない と言いきれないのが悲しい所である。 「しかしじゃ、今日ここに、我らに新たな希望の新星が現れた。そこな、尻尾の少女よ。ここに」老人がおっさんの隣の少女を手招きした。)さ、呼ばれたね。早く行くね。(やる気のない拍手の中、少女は老人の横にむすっとした表情で立った。) (08/21-22:13:15)
アブ・ハッサン > (「この子じゃ。見ての通り、もう、いなくなったと思われていた、ドラゴンの眷属じゃ。この子が我らの希望ぞ」老人は少女を見つめて声を張り上げた。)……まさか、私の見る目、確かだったね。(彼女を店員として雇った自分の晴眼を誇らしく感じていた。「この子は、この時を持って、商人見習いから、商人助手に昇格した。近い将来、独り立ちすることも夢ではない。ハッサンよ。いい人材をみつけたな」老人の言葉におっさんは頭を深々と下げる。)こんな名誉なことないね。……独り立ち、あの子、私を超えるのか、それは……(急作りのステージの上で迷惑この上なしの表情を浮かべる少女を見つめて呟く。) (08/21-22:17:55)
アブ・ハッサン > (長老は、少女に商人助手として認められたことを示す、メダルを無理やり押し付けた。)あの子も、もうすぐで一人前ね。(少女は押し付けられたメダルを汚いモノのように持ちながら、席に戻ってきた。)これで、大っぴらに仕入れもできるし、マーケットで商談もできるね。……もし、成功したら、私を良い待遇で雇ってほしいね。(少女に媚びるように言ってのける。そこには恥も外聞もなかった。)冷たくしないでほしいね。私、貴女に商売教えた恩人ね。(恩着せがましいことを口走るが、少女は聞く耳を持っていないようであった。) (08/21-22:35:04)
アブ・ハッサン > でも、貴女、まだまだ助手ね。これから、どんどん修行するね。そして、いつかは(ステージの上の長老を見つめる。)貴女、寿命長い、とても長い、私たちのことも貴女にとって、一瞬ね。(少女を見つめて、真面目な表情を浮かべる。)長い一生でも、浪漫がなければ、タダ存在するだけね。貴女、きっと大成するよ……(呆れた様な表情を浮かべる少女に吐いた言葉は安いアルコールがなしたことなのかは、本人にも良く分からなかったようであった。) (08/21-22:47:53)
ご案内:「裏通りにある寂れたビアホール」からアブ・ハッサンさんが去りました。 (08/21-22:47:55)
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