room52_20201025
ご案内:「クレヴィスの街 -下町の教会-」にエリクシエルさんが現れました。 (10/25-16:00:19)
エリクシエル > (教会の前で、道行く人に地味豊かなクッキーと、暖かいミルクココアを供している人物が二人。一人は修道女姿の教会のシスター、それから、もう一人は修道女のようにも見えるものの、修道会で規定されたものとは異なる黒衣に身を纏う赤い髪の女性。) (10/25-16:03:09)
エリクシエル > (冬の冷たい気配が少しずつ、少しずつ、近づいていているのを感じるこの季節の、黄昏時のこの時間で、ココアを受け取る人々は、思わぬ暖かさに表情を緩めて、思い思いの場所でココアを飲みながら、ぼんやりしたり、何かしら喋ったりしている。) (10/25-16:06:30)
エリクシエル > 家無し人:姉さん、このあたりぢゃ見かけないカオだねェ……。(ニカァ、と笑って、黒衣の女に話しかける年かさの男。) (10/25-16:08:03)
エリクシエル > ええ。今日、たまたま、ここに居合わせて、手伝う事にしたんですよ。(ふふっ、と微笑みを零しながら、穏やかに受け答えしている。) (10/25-16:09:04)
エリクシエル > シスター:今日は神父様が用事でいらっしゃらないので、とても助かりましたよ。(幾分、歳月を重ねた表情の修道女は、こちらも穏やかな表情と眼差しをエリクシエルに向けてから、家無しの男に。)この方は礼拝に来て下さった方なのですが、人手が不足していると知って、手伝いを申し出てくれたのですよ。(と、粗野な感じの男に語る。) (10/25-16:12:10)
エリクシエル > ふふ。はい、どうぞ。暖かいココアと、元気になれる穀物クッキーですよ~。(シスターの言葉に笑顔をこぼしながら、また新たにやってきた物乞いと思わしき人に、ココアを紙カップに注いでから渡したり、クッキーの入った包みを渡したりしている。) (10/25-16:14:09)
エリクシエル > 家無し人;へえ、いい人ぢゃねえ。あんた、信心深い人なんだねえ。(と、エリクシルの首元にロザリオの十字架が煌いているのを見つけて、何気なく。) (10/25-16:15:45)
エリクシエル > うふふふ。(家無しの男の言葉には、ただただ、はんなりとした微笑をこぼして。)あなたの傍にも、きっと、神様が寄り添ってくれていますね。(仄かな儚さは、何処か浮世離れしていて、この世のものではない存在のような、幻想的で繊細な表情が浮かんでいた。) (10/25-16:18:51)
エリクシエル > シスター:そうですよ。あなたも神様の子供なので、いつでも神様と一緒ですよ。(他の訪問者にココアとクッキーを供していたが、そのやり取りを聴きつけて、こちらも、にこにこと清らかそうな笑顔を、家無しの男に向けるのだった。) (10/25-16:20:35)
エリクシエル > 家無し人:へえ。ありがとよ。おらァ、食い物だけ貰えればどちらでもありがたいんだけどネ。(と、肩を竦めて、冗談めかした感じに笑う。) (10/25-16:21:28)
エリクシエル > 粗末な格好の男の子;しすたぁ~、ココアちょーだーいっ(おかわりが貰えないかと、飲み終えた紙コップを差し出して、シスターにおねだりする男の子が。) (10/25-16:23:26)
エリクシエル > シスター:はいはい。(くすくすと笑いながら、シスターはそれ以上何も言わずに男の子の紙コップにココアを注いでやる。) (10/25-16:24:06)
エリクシエル > 家無し人;じゃ、オレッちも。(何食わぬ顔で、エリクシエルに紙カップを差し出してくる。) (10/25-16:25:09)
エリクシエル > はいはい。(くすくす笑いながら、こちらもそれ以上何も言わずに、ココアを注いでやる。) (10/25-16:25:40)
エリクシエル > (それから、シスターとエリクシエルは、顔を見合わせてお互いに笑う。もともとは、一人一杯ということにしていたのだ。) (10/25-16:26:12)
エリクシエル > シスター:少し足りなくなりそうですね。ちょっと作り足してきますね。ここをお願いできますか?(そう今日あったばかりの女性に声をかけるシスター。) (10/25-16:27:15)
エリクシエル > ええ、おねがいします。(そして、こちらもこちらで、ずっとここで働いているかのように、笑顔で応えて、頭を緩やかに下げて見送る。) (10/25-16:27:55)
エリクシエル > (春が来て、夏が来て、こうして秋が巡って来て、寒さから逃れるように、暖かさに手を伸ばすようにして、此処にやってくる人々……そんな事が、今までも、そして、これからも、ずっと、ずっと、繰り返されてゆくのだろう。) (10/25-16:31:30)
エリクシエル > (嬉しそうに、ココアを受け取る人々の顔を眺めていると、そんな想いが浮かんできて、何度も、何度も、繰り返されてきたであろう、この場所での、この季節ならではの、暖かさに出会えた時の、優しくて、暖かい顔――その事に想いを馳せて、やはり、優しくて、暖かい気持ちが胸を埋めていくのを感じている。) (10/25-16:34:21)
エリクシエル > (戻ってきたシスターは、そんな彼女の表情を少しの間見つめた後、仄かな微笑を浮かべながら、口にした。) (10/25-16:35:43)
エリクシエル > シスター:ね。こういうことをしていると、胸の中に神様を感じませんか。(ふわりと人差し指を口元に立てて、透明感溢れる表情で、優し気に目を細めて。) (10/25-16:37:30)
エリクシエル > ええ。とても、暖かい感じの。(と、微笑しながら、何処か曖昧な応え方になってしまったものの、きっと共通のものを感じているのであろう、優し気な表情が浮かんでいて。) (10/25-16:39:19)
エリクシエル > (そして、きっと、ココアを貰いに来た人々の心の中にも、何か暖かいものが、ほんの微かな瞬きほどの時間だったかもしれないけれど、そっと寄り添って、染み込んで、消えて行ったのかもしれない――。) (10/25-16:42:46)
ご案内:「クレヴィスの街 -下町の教会-」からエリクシエルさんが去りました。 (10/25-16:42:48)
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