room53_20201231
ご案内:「クレヴィスの街 -郊外-」にイグニスさんが現れました。 (12/31-22:50:45)
イグニス > () (12/31-22:50:50)
イグニス > (コタツムリの誘惑を振り切って、どうにかこうにか時狭間から出てきた少女は、) (12/31-22:51:30)
イグニス > (太陽の尖塔跡地に木の櫓を組んでいた。) (12/31-22:52:03)
イグニス > (周囲に人の気配はなく?、自警団は今突如沸いた街の異変に掛かり切り。) (12/31-22:53:11)
イグニス > (櫓を高くしていけば否が応にも目立ちそうだが、今はまだ基礎部分。遠方から観測して目立つ程の高さを備えてはいなかった。) (12/31-22:54:12)
イグニス > (肌を切るような寒さの外気温の中、基礎部分に間引いてきた木を積み上げる。) (12/31-23:10:03)
イグニス > できた。 (にへっと微笑む少女。一体何ができたのか。目の前には可燃物の山しかできてないが、少女にはこれで十分の様だった。) (12/31-23:13:23)
イグニス > (後は新年を待つのみ。) (12/31-23:13:41)
イグニス > (大量の木材の上に陣取って鼻歌を歌っていた少女は、鼻歌を止めて鳳麟扇を翳す。) (12/31-23:56:28)
イグニス > (燦っと広げた鳳麟扇の先端が幾千幾万の欠片に剥離して地に空に浸透し、次の瞬間、積み上げた木材が鳳麟同様の欠片となって空へ噴き上がる。) (12/31-23:58:57)
イグニス > (まるで地に巨大なガスバーナーの口が開いたかの様だった。) (12/31-23:59:57)
イグニス > (切り倒したばかりの木は大量の水分を含むが、地にあっては無数の欠片に。空に噴き上がっては粉塵と言える粒度へと切り裂かれた木材は、多量の空気と熱を孕んで一気に焰へとその姿を変えた。) (01/01-00:02:21)
イグニス > (焰の尖塔が巻き起こす上昇気流に周囲の空気が巻き込まれて渦を巻き、渦を巻いた風に押されて焰が空へ伸び上がる。) (01/01-00:05:02)
イグニス > (僅かな時間に『太陽の尖塔』と呼ばれた光の塔にも匹敵する規模にまで大きくなった火焔は、しかしその莫大な熱量を、輻射熱を、クレヴィスへ届ける事はなかった。) (01/01-00:10:05)
イグニス > (巨体となった火災旋風が放つ熱量は全て、少女の新年のおやつに饗されたためだ。) (01/01-00:11:36)
イグニス > (当然不完全燃焼の証である煙が出るような燃やし方などしない。火焔の中心で鳳麟扇で仰ぎながら、少女は上手に燃料に供した全てを燃やし尽くし、) (01/01-00:16:41)
イグニス > (燃料の焼失と共に消え去るはずの光の尖塔が消えないことに首を傾げた。) (01/01-00:18:02)
イグニス > (『太陽の尖塔ver.3』。熱量を伴わない空間投影された尖塔は、少女が満たした再誕条件により発生した。ただ目立つ。それだけの光の塔である。) (01/01-00:24:17)
イグニス > (太陽の尖塔を中から見上げて少し考える。) (01/01-00:25:48)
イグニス > (この尖塔を残していって何か問題があるか?) (01/01-00:26:15)
イグニス > (A. 何も問題なし。) (01/01-00:26:36)
イグニス > (宙へ浸透させていた鳳麟を鳳麟扇へ編み直し、少女は足取り軽く時狭間へ去っていった。) (01/01-00:29:02)
ご案内:「クレヴィスの街 -郊外-」からイグニスさんが去りました。 (01/01-00:29:07)
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