room52_20210219
ご案内:「クレヴィスの街 -裏通り-」にぷてらさんが現れました。 (02/19-21:43:33)
ぷてら > (白い息を吐きながらも、冷たい石畳の上に敷かれた薄い絨毯の上に、いつもの如くガラクタの親戚筋の商品を並べ、健気に日銭を稼いでいる。)寒い……(暖房も何もない露店である。頭からすっぽりとツルツルになった毛布をかぶって通り過ぎる人に声をかけている。尻尾にも古い毛布が巻き付けられ、見た目はどこかで発掘されたミイラを思わせる。)寒い……(客をひく声より、寒いと呟いている時間が長いのは、仕方のない事ともいえる。) (02/19-21:48:16)
ぷてら > (「しっかりと商うね」と店長が叱咤してくる。ふと横を見るとウサギのキグルミを着たちっこいバニーガールが凍えながらも接客らしきことをしている。)……どうですかー、他にはないガラクタ(ゲフンゲフン)素敵なアイテムの数々、寒い時は、この使い切りのカイロはどうですかー(コートの襟を立てて背を丸めて歩くおっさんに声をかける。)このカイロ、あっという間に真夏の気分になれますよ。袋から取り出して、一振りすれば……、あっという間に3000°。すごいでしょ。(おっさんが少し興味を示す。)何と、科学の最先端ですよ。普通は鉄を使用するところを、この商品はウラン235を使用しています。凄い熱線で、寒さなんて、どこかに行ってしまいますよ。使った人もどこかに行きますけど、小さい事です。(袋には隅っこに小さく放射線マークが入っている。) (02/19-21:56:03)
ぷてら > イラナイですか。なかなかホットな商品なんですけどね。(カイロをそっと金属製の容器に仕舞いこむ。)それでは、100パーセント自然由来のエコな商品はいかがですか。(ハミガキのチューブの様なモノを取り出す。)寒い時は、身体全身にこれを塗布します。すると、あっという間に身体がホカホカとしてきます。いいでしょ。(興味を示したおっさんに、ドラゴンスマイルを一つ)あの神秘の物質、カプサイシンをこれでもかと、練り込んでますから。くれぐれも粘膜、特に目には付けないようにして下さいね。大変な事になりますから。(おっさんは苦笑しながら去って行った。温かくなると言っても、自らが使用していないのだから、どんなものかは察されてしまう。) (02/19-22:01:55)
ぷてら > 寒い……、あ……(空からちらちらと白いモノが舞い落ちてくる。)雪ですか……、早く屋根を(店長と2人がかりで、慣れた手つきで露店の上に水らしいテントを張る。この時、ちっこいのは何にもしていない。あちこち小さな穴が開いていたり、あからさまにツギアテが目立つが、無いよりはマシである。)これを張ると暗くなるんですよね。(雪の勢いはどんどん強くなり、行きかう人はどんどん少なくなる。) (02/19-22:13:45)
ぷてら > ……店長ぉ、もう店じまいしましょうよ。(今日の稼ぎは今夜の宿代にも届いていないが、寒さに耐えるならば、馬車の中で毛布を巻き付けて、震えながら転がっているほうがマシに感じられる。)今夜は、具なし、出汁なしのスープで我慢しますから。(ただのお湯のことである。)あっ(気づけば、ちっこいバニーガールが雪の中に埋まっている。雪の上に飛び出た耳を持って、大根のように引き抜いて。)損切というのは、商いをする上に置いて大切だそうですよ。もう、今日はだれも来ませんよ。私たちの命が危険なピンチに陥っています。(ぐっと店長を見つめて。)可愛い、店員を護るのも店長のお仕事かと……(上目遣いに訴えかける。) (02/19-22:19:04)
ぷてら > えっ(店長は一言、店じまいは任せた。と言ってさっさとどこかに行ってしまった。)……(一人取り残され、うつ向いてブツブツ呟く。)……(あまりの怒りのためか、全身から湯気が立ち上がっている。)あの野郎……(ぐっと、顔を上げた、その目には、凶悪な怒りの光が)許すまじ……(怒気を全身から発しながらも、いそいそと店じまいをする辺りが、悲しい所であるが、自然に体が動いているので気づいていない。その横で再び、ちっこいバニーガールが雪に埋もれているが、もう気にしていない。) (02/19-22:22:54)
ぷてら > いつまで、雪に埋もれているんですか。戻りますよ。少なくとも、馬車の荷台は風はある程度防げますからね。(フラフラと、〇甲田山の行軍のように立っているちっこいのを懐に入れると、荷物をまとめて絨毯で包みだす。)…えーと、この角度で、こうやって……(角度の調整によって、収まりきらないような商品の山が、コンパクトに収まってしまう。ちっこいバニーガールが自分の胸の谷間でやっていることを応用したのである。)さ、行きましょ。お友達のGにどこに新鮮でおいしいモノがあるか、聞いてください。自警団の隙をねらって、チョイチョイです。見つからなければ、ご飯、見つかったら留置所で寒さから逃れられます。どちらにせよ、損はありませんから。(誇り高きドラゴンも堕ちる時は、どこまで堕ちる、ということを身をもって教えながら、絨毯に包んだ商品を背負って、トボトボと雪の中、歩いて行った。)天は我を見捨て……てますね。(力なく呟く言葉に、涙の色が滲んでいた。) (02/19-22:30:58)
ご案内:「クレヴィスの街 -裏通り-」からぷてらさんが去りました。 (02/19-22:31:02)
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