room53_20210313
ご案内:「クレヴィスの街 -下町の一角-」にヒューナさんが現れました。 (03/13-20:57:24)
ご案内:「クレヴィスの街 -下町の一角-」にヒューナさんが現れました。 (03/13-20:59:39)
ヒューナ > (あちこちから夕食を準備する匂いが漂ってくる。そして、何故か腹をすかせたちっこいバニーガールが一匹)良き香りがするのじゃ。そろそろ夕餉の時刻じゃからのう。(家と家を仕切るフェンスの上に立って、辺りを見回して、自分に何かご馳走してくれそうな家がないか物色している。) (03/13-21:00:18)
ヒューナ > (辺りをきょろきょろ見回していると、ヌイグルミを抱えた二十歳前後の女性が歩いて来るのを目にして、そっと近づく。)……人形遊びと言う年齢ではないのう……(興味深げに女性の後をそっとつける。)おや?(女性はゴミ捨て場に足を運ぶと、手にしたネコのヌイグルミをじっと見つめ、愛おし気にぎゅっと抱きしめる。)……?……捨ておるのかや(女性はヌイグルミを抱きしめたまま動かない。)……捨てるならさっさと捨てるが良いぞ。いつまでも未練がましうしておると、そのヌイグルミも割り切れんからのう。(フェンスの上から女性に声をかける。女性はヒューナの姿を見て化け物を見た様な表情になった。)アヤシイかも知れんが、怪しい物じゃないぞよ。(女性を怖がらせないように慌ててしまい、バランスを崩してフェンスから落ちそうになる。) (03/13-21:11:52)
ヒューナ > で、それを捨てる気はあるのかや?(ぽいっとフェンスから飛び降りて、女性の足元まで歩いて行くと彼女を見上げた。)そのヌイグルミ、良く見せるのじゃ。(女性は奇妙な物に言われるまま、しゃがみ込んでヌイグルミをヒューナに見せつける。)解れた所はちゃんと縫い直しておるな、ここはちゃんと継ぎ当てておる。目も取れたがちゃんと付けなおしておるし、この服は手製じゃな。きれいに洗われておるし、元人形としては嫉妬したくなるぐらい、愛情をかけられておるな。(ヌイグルミの持ち主をしげしげと見つめる。) (03/13-21:23:19)
ヒューナ > 玩具の類はな。飽きるまで遊んでもらえればそれで満足するもんなんじゃ。……お主、まだそのヌイグルミに飽きておらんじゃろ。未練たっぷりじゃろ。こやつもまだまだ遊びたいようじゃしな。(そっとヌイグルミを撫でる。)……遊び足らずに主を亡くす玩具は悲しいもんじゃ。あの子もまだまだ幼かった、わらわを小さな手でぎゅっと抱いて、わらわに背伸びしてお姉さんのように振舞っておった。(ちょっと目を伏せる。)……、今はこのような形じゃが、昔はれっきとしたお人形だったのじゃ。(怪訝な目で見つめる女性にちょっと声が大きくなる。)寂しうてのう。あの頃は、何も分からぬ人形じゃったからな。あの子が死んだことも分からんで、何とか探しに行こうとしているうちに少しじゃが動けるようになったのじゃ。(己のことをとつとつと語る。) (03/13-21:42:07)
ヒューナ > 身じろぎする姿が見られたりしてのう。いつ間にか呪いの人形ととまで言われ、気づけばどこぞの好事家の所有物じゃ。ケースの中で飾られるだけで、誰も遊んでくれん。時折、あの子がくれた着物をはぎ取って新しい着物を着せようとするから、身をよじったのじゃが……、それがいかんかったようじゃ。(小さなため息をつく。)身のよじり方が、一部の連中にウケたようでのう。で、どごぞの馬鹿トカゲが大枚はたいてわらわをこの姿にして転売を企みよった。不思議なもんでのう、動けるようなると、物事も良く理解できるようになってのう。それが良いのか、悪いのか……。(ヌイグルミを撫でながら女性を見上げる。) (03/13-21:46:20)
ヒューナ > わらわのことはどうでも良いが、お主、何故そんなに大切な子を捨てようとする。遊び足りんで捨てられるのは、悲しい事じゃ。この子の涙の出ぬ目でも、泣いておるのが分かるぞ。(ヌイグルミを優しく覗きこんで撫でてやる。)お主も泣いておる。誰も幸せになっておらぬではないか。何故、そんな無駄ことをする。この子は、まだまだお主と思い出を作ることができる。わらわの様に途中で終わりではなく、これからがあるんじゃぞ。この子は物言えぬが、この子の代わりにいくらでも言ってやるぞ。お主が不幸せになることは望んでおらん。(女性をじっと見つめて強い口調で言い切る。) (03/13-21:51:16)
ヒューナ > (女性はヌイグルミを捨てるに至った理由をぽつりぽつりと話し出す。)……彼氏が子供っぽいから、その子を捨てろとぬかしたのじゃな。下らん、お主、男を見る目が無さすぎる。(びしっと指さして言い切る。)惚れた相手が大切にしておる物を捨てろと口にする時点で、その男はお主の事は思っておらん。ただ、自分にとって気持ちよい存在でいてもらいたいだけじゃ。その男、己の事しか考えておらんぞ。(じっと見つめる。)わらわのないすばでぃを必死にカメラで撮る酸っぱい臭いの男どもの方がまだまだ、マシじゃ。あ奴らは他人の大切にしておる物の価値を知っておるからな。(自分で言って自分で頷く。) (03/13-21:55:31)
ヒューナ > 大切なモノは、絶対に守るのじゃ。守れる力があるなら猶更じゃ。誰も幸せにならんようなことをするではない。戯け者が……。(小さな体を思いっきりふんぞり返して偉そうに言い放つ。)……わらわの様に、せつない思いをさせる玩具が増えるのは……、頂けんからのう。(女性をじっと見つめる。)良いか、お主、男の気持ちは変わるかもしれん。しかし、我ら玩具はのう、大切してくれて、楽しく遊んだ主を思うを気持ちは変わらぬぞ。このような形でも、あの子への思いは消えんからのう。よーく、考えるのじゃ。(ヌイグルミをそっと撫でる。)お主が捨てるなら、わらわがこの場で、この子が苦しまんように灰にしてくれる。ゴミ捨て場で雨に打たれてじわじわと朽ちるより、一思いに燃やしてもらう方がらくじゃからのう。(相手に決断を促すように見つめる。) (03/13-22:08:46)
ヒューナ > 言いにくいなら、わらわがそ奴に言ってやるぞ。なんなら、相談にものるぞ。(泣きそうになっている女性に優しく声をかける。)ついでに夕餉もご馳走してくれれば、その男の本性を暴いてやるぞ。(小ささを利用しての尾行と調査のことである。)復讐や始末するアイテムなら、商ってもおるしな。泥船に乗った気分でおるがよいぞ。(どことなく不気味な事を口にする。)さ、参るぞ。その子もちゃんと連れて帰ってやるのじゃ。この身体の良い所はのう、何と言っても飲み食いができる事じゃからな。……ままごと用の小さな器で出したら祟ってやるからな。ちゃんと人の食べる量をだすのじゃぞ。(随分と勝手な事を口にして、相手が承知もしていないのに勝手に肩に上がると、飯を食わせろと催促するのであった。) (03/13-22:17:03)
ご案内:「クレヴィスの街 -下町の一角-」からヒューナさんが去りました。 (03/13-22:17:06)
::::  PbsChat v2.7改変版  ::::