room53_20210408
ご案内:「クレヴィスの街 -裏通り-」にぷてらさんが現れました。 (04/08-22:01:54)
ぷてら > (店長は、露天商のいかがわしい寄り合いに出向いたまま戻る気配なし、相方の人形は次期外れの花見の酒の匂いに釣られてどこかに消えてしまった。たった一人、売れる気配もない商品を前に商いを続けている。)……(ジトってした目で行き交う人たちを見つめる。経験則から、こんな時はどんなに客引きをしても徒労になる、という確信を持っている。)頭のさびしい人に、強力毛生え薬なんてありますけど、いります?(頭が随分裁くしているオジさんに声をかけてみる。) (04/08-22:08:56)
ぷてら > (砂漠化の進んだ紳士が身を乗り出してくる。)……ドラゴンも毛が生えているぐらいですからねー、で、この薬ですよ。(いきなり、危険な化学剤を扱うような手袋をはめて、イカツイ箱を取り出す。)超強力毛生え薬、毛根を元気にするなんて、生易しいものじゃありません。毛根を無から作り上げるんです。生きているものなら、何でも毛が生えます。鱗も甲羅もかんけいありません。(恐る恐る箱から小瓶を取り出す。)臭いを嗅ぐと、鼻の中、気管、最悪、肺まで毛が生えます。(真顔で説明する。) (04/08-22:18:05)
ぷてら > 頭に塗布する時は、手袋をはめて、マスクをして下さい。手で直にすると指先から毛が生えます。(ぐいっと頭の涼しい紳士に薬を差し出す。)目に入ると、眼球から毛が生えます。口の中に入ると、口の中に毛が生えます。……運搬中に瓶が割れて、大変な事になりました。(恐ろしい体験をしたと怪談を語るような表情になる。) (04/08-22:24:07)
ぷてら > いかがですか、あ、毛の質ですか……(生えた毛の質を聞かれて、微妙な顔つきになる。)ゴワゴワの縮れ毛です。……えーと、お客様のパンツ……、そうです。その手の毛です。(頭のさびしい紳士がそっと後ずさる。)アフロヘアだと……、思えないですね。危険だから、仕舞いますね。で、お買い上げいただけますか?(引いている真しににこりと微笑みかける。) (04/08-22:30:13)
ぷてら > ああ、いりませんか。残念です。(苦笑して、手を振って去って行く紳士を見送る。)すごい毛生え薬なんですけどね。あの人形をこの薬に付けるとどうなるでしょうか……(黒いを笑みを浮かべる。)しかし、アイツのことです。薬のついた身体で飛びついて来るかも、絶対そうしますね。アイツなら。(この考えは、危険性を考えて却下する。)いずれにしろ、危険ですね。(毛生え薬を慎重に仕舞いこむ。) (04/08-22:39:22)
ぷてら > んー、縮れた剛毛でなければ売れるかも知れませんが……、ここは改良の余地があるところですね。(生えるのがサラサラな髪であれば、それなりの需要があるかもしれないと考える。)あの錬金術師に少し投資してみますか……。(ドラゴン業界広しと言えども、こんな危険な投資をするのは、そうはいないと無い胸を張る。)ブレスが吐ける? 空を飛べる? それが何ですか。 この世は銭なのですよ。ドラゴンも銭が無ければ、ただのトカゲです。(ふふふと悪い笑顔を浮かべる。)あ、私は……(自分が銭のないドラゴンであることを再認識して、表情が引きつる。) (04/08-22:49:35)
ぷてら > 私は、トカゲ……(ポツリと呟く。)でも、こんなに可愛いトカゲはそうはいないですよね。(通りかかったおじさんに同意を求めるも、相手は面倒臭そうに去って行く。)っ!(落ち込んだ気持ちを払い落とすように顔を上げる。)うー、そこの営業風のおにーさん、会話を盛り上げる。「小粋なジョーク集」は、いかがですか。ええ、会話を盛り上げる事、間違いありません。(うすっべい本をおにーさんに見せつける。表紙には古めかしい字体で、「ゆくわいな小話集…(ポツリと呟く。)でも、こんなに可愛いトカゲはそうはいないですよね。(通りかかったおじさんに同意を求めるも、相手は面倒臭そうに去って行く。)っ!(落ち込んだ気持ちを払い落とすように顔を上げる。)うー、そこの営業風のおにーさん、会話を盛り上げる。「小粋なジョーク集」は、いかがですか。ええ、会話を盛り上げる事、間違いありません。(うすっべい本をおにーさんに見せつける。表紙には古めかしい字体で、「ゆくわいな小話集」と書かれている。) (04/08-22:56:09)
ぷてら > 「昨日、随分変わったペットを散歩させていたね」、「僕はペットなんて買ってないよ。昨日はワイフと散歩していただけだよ」……楽しいでしょ。(じっとりした眼差しておにーさんを見る。相手は、ため息をついているだけ。)……こんなのは、いかがでしょうか。「「インターネット経由によるウィルスの感染から守ってくれる」ソフトをインストールした。インターネットに接続できなくなった。」、……いりませんか。そうですか……。(相手はクスリとも笑わず去って行く。)こんなので笑えるのは店長ぐらいでしょうね。(ため息)少しでも売らないと、今日も野宿ですからね。(たった一人の孤独な戦いはしばらく続くことになる。そして、この夜、屋根のある場所で眠れたのはぷてらだけであった。)儲かっても、あいつらに分ける気はありませんからね。(この言葉、確実に実行されたのであった。) (04/08-23:01:59)
ご案内:「クレヴィスの街 -裏通り-」からぷてらさんが去りました。 (04/08-23:02:01)
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