room52_20220101
ご案内:「クレヴィスの街 -カフェテリア-」にエリクシエルさんが現れました。 (01/01-12:28:11)
エリクシエル > (クレヴィスの繁華街にあるカフェテリア、天井は高く、天井がアーチを描いていて、まるで中世の神殿の中のような雰囲気で、けれど下の店内は黒を基調としたモダンな雰囲気で、蓄音機からは静かにオーケストラが流れていると言う、そんな店内の様子。) (01/01-12:32:17)
エリクシエル > (デカフェのアーモンドミルクラテとフムスと野菜類を挟んだサンドイッチを頼んで、ぼんやりと物思いに耽りながら、食事をしていると、カフェの入り口に活けてある百合の花が目に留まる。) (01/01-12:34:27)
エリクシエル > (こちらの世界では、品種改良により、季節違いの花であっても、年中手に入るようになっていると、小耳に挟んだ事がある―――本来は、夏の終わりには花を散らして、秋には姿を消していくのが百合の定めだったはず―――いつか、どこかで、夕暮れの光を受けて、凛と立つ百合の姿を見た――そんな記憶があったはず、と、そのまま、カフェの入り口に目を向け続けている。) (01/01-12:37:05)
エリクシエル > (過去、思った事がある。その、黄昏の光に照らされている百合を見つめながら、思った事がある。) (01/01-12:37:50)
エリクシエル > 私は、そう、そうね…確か……。(ぽそぽそと、囁き声のような独り言を言いながら、筆記具を出して、心の中で巡る心象を言葉に書きだしはじめた。) (01/01-12:39:19)
エリクシエル > ============================== (01/01-12:40:04)
エリクシエル > 晩夏の夕暮れ (01/01-12:40:15)
エリクシエル > 茜色に輝く水辺の傍で (01/01-12:40:27)
エリクシエル > 百合が花開いて、命を歌う (01/01-12:40:37)
エリクシエル > 誇らしげに、清々しく、黄昏色に身を染めながら (01/01-12:40:48)
エリクシエル > もう秋が来て、そして冬になるというのに (01/01-12:41:02)
エリクシエル > あなたの命の終焉は近づいていると言うのに (01/01-12:41:14)
エリクシエル > どうして、そんなにも、希望と喜びに満ちた姿で咲いているのだろう? (01/01-12:41:29)
エリクシエル > 彼らは絶望を知らない (01/01-12:41:43)
エリクシエル > 未来の事など考えない (01/01-12:41:56)
エリクシエル > あるがままに、命を咲かせるだけで (01/01-12:42:05)
エリクシエル > たとえ、もうすぐ震えながら、朽ちて行くのだとしても (01/01-12:42:18)
エリクシエル > どうして (01/01-12:42:28)
エリクシエル > どうして、そう在れるのだろう? (01/01-12:42:37)
エリクシエル > それとも、私たちは、古の時代に (01/01-12:42:48)
エリクシエル > そのような在り方を忘れてしまったのか (01/01-12:42:59)
エリクシエル > 言葉によって、知性を手にする代わりに (01/01-12:43:11)
エリクシエル > 火の力を手に入れる代わりに (01/01-12:43:22)
エリクシエル > 命の在り方を、置き去りにしてきてしまったのか (01/01-12:43:33)
エリクシエル > 遠い (01/01-12:43:41)
エリクシエル > 遠い、遥か彼方の神代の時代に。 (01/01-12:43:50)
エリクシエル > ============================== (01/01-12:43:56)
エリクシエル > ふ……。(筆を置いてから、吐息を微かに吐いて、ゆったりと背もたれに背を預け――そのまま、再び、入口に活けてある百合に目を向けた。) (01/01-12:45:17)
エリクシエル > 思い悩むことなく、憂えることなく、あの百合もまた、ここに活けられ咲き続けている―――(…ふゎり、と笑みを柔らかに浮かべて、想いに瞳の光を溢れさせて) (01/01-12:47:02)
エリクシエル > もしも―――あの百合を想い、あの百合に瞑想し、あの百合を通して祈るのなら―――その在り方を、心に抱きながら生きることができるのかしら―――(半ば瞳を閉じ気味にしながら、遠い――遠い――何かへの憧れと―――まるで、迷いの森の中で、道を示す星を見つけ出したかのような、喜びに口元を緩やかにしながら――。) (01/01-12:49:36)
エリクシエル > (――と、独りの世界で呟いていると、カフェの店員さんに「どうしたんですか??何かお悩みなのですか!」と、ズイズイ、詰め寄られて、目をぱちくりさせてしまう。) (01/01-12:50:54)
エリクシエル > えぇ、いつも、そうよ――(驚きはしたものの、すぐに微笑みを浮かべて。)悩みながら、迷いながら、生きる道を見つけ出していくの。(等と柔らかな面持ちで、そう言いながら、思い込みの激しそうな個性的な店員さんと、しばらくお喋りをするのでした――) (01/01-12:52:37)
ご案内:「クレヴィスの街 -カフェテリア-」からエリクシエルさんが去りました。 (01/01-12:52:40)
:::: PbsChat v2.7改変版 ::::