room13_20220218
ご案内:「春色草原」にユリウスさんが現れました。 (02/18-20:16:23)
ユリウス > (――輝く月に照らされて、空を見渡せば。)(漆黒というには色が映える、美しい藍色と、星々。それから、)(――桜。)(“漆黒”というならば、己の方が余程そうであると言えるだろう。この桃源郷というにも相応しい、儚げで、ややもすれば自分さえも桜に攫われてしまいそうな、そんな気持ちにすらされてしまうような――。) ………これに魅入ってしまったら、確かに、攫われてしまいそうだ。…尤も、(私は、攫う側じゃない。“探す側”だ。)(シベリアアメジストを宿す瞳が、静かに、銀と藍色、それから白にも見紛いそうな桜色を、静かに映した。) (02/18-20:22:55)
ユリウス > (――嗚呼、気分で歩いてみるものだ。元より何処へ行くにも当てのない旅だ、思う侭にふらりと足を運んでみれば、成程。此処は確かに――美しい。)(真黒の長髪が、花弁と一緒にゆらりと揺蕩う。風が靡く度、散る桜と、真黒の長い髪と、これまた真黒のローブを宙に浮かせる。溶けてしまいそうな景色の中、ただ一人、ここに佇むのは全身で漆黒を宿した旅人風貌。そこに佇んで、何をするでもなく、ただ――空を。何か落ちて来やしないかと、そう望んでいるかのように。) (02/18-20:28:28)
ユリウス > (とある情報屋から手に入れた内容。)(『真黒な色をした短髪の男』『得物は長物の斬撃系』『女を侍らせた、とかなんとか』――)(あの事件を介してこんなところまで飛ばされて、何か問題でも起こしてやしないかと思ったが。驚くほど、情報量が少ない。普通に街を闊歩しているのならば、いろいろと出るはず、だが……大人しくしているような奴じゃない。ならば、何故……?)(ふるり、首を静かに振った。) (02/18-20:50:14)
ユリウス > (未だ、知り合いと言えば件の少女のみであって。己には、今頼れるような人はいない。――尤も、この旅人が大人しく頼るような性格をしているかどうか、という。それは箱を開けてからのお楽しみだ。)(少々肌寒い風が肌を撫ぜた。)(仕事、といえば。冒険者ギルド、何処かのお抱え、と。…自警団。さて、この世界はそれぞれ、どんな顔をしているのだろうか。貴族様がふんぞり返ったり、お上の顔色伺いなど、していられるものではない。だが。) (02/18-21:06:13)
ご案内:「春色草原」にエリクシエルさんが現れました。 (02/18-21:08:14)
エリクシエル > (少し離れた所で、修道女のような黒衣を纏った少女が独り――瞳を眩し気に細めて上を見上げている――月明かりと、ランタンの暖かい灯とで、闇夜に浮かび上がる桜が咲き誇っているその様子を見上げている――その佇む様は――まるで儚い蜃気楼のようで――その瞳はまるで自我のようなものは存在せず……ただ、この世界の、この場所の、この景色を、水面が鏡のように景色を映し出しているかのような、そんな表情を浮かべていた。) (02/18-21:15:36)
ユリウス > (さ、て。そろそろ肌寒くなってきたし、帰ろうか。)(踵を返し、少し歩いたところで――ふ、と。顔を上げれば、あの時の、少女がいた。何か、考え事だろうか。月明かりに映し出されたその横顔は、なんとなく、この世のものではないような気がして。) ――エリクシエル。(そう声をかければ、散った桜の花びらで出来た絨毯を踏みながら、そちらへ歩いてゆく。) 散歩か? (02/18-21:23:17)
エリクシエル > (先日と同様に、フードを被った姿のまま、上を見上げていたものの――ふと、聞き覚えのある声が聞こえて。)……ユリウス、様(相手の顔を見つめ……呼びかける名は、まだ、言葉を確かめるような、そんな様子で。)はい。少し、外に出たくなって。(こくり、と。) (02/18-21:32:07)
ユリウス > そうか。私も似たようなものだ。(さらり、風が吹く。彼女の瞳に確かに映っている桜色と、銀の月と。一つ、まるで水面をのぞき込むような仕草で彼女の瞳を覗くと、小さく微笑む。) ここは綺麗だ。心が洗われるようだな。 (02/18-21:34:48)
エリクシエル > そう、ですか……。(似たようなもの、と微笑む相手に、ふわりとした笑みが浮かんで、瞳が緩やかに微笑んだ。)……ええ。――このまま、心を洗われて――魂を洗われて――、消えてしまえればいいのに。(そのような事を柔らかな声で――囁くように――。もう一度、顔を上に向けて夜桜と、夜空と、そして、満月に近い明るい月――それらの景色を瞳に映して…今度はその瞳には、何処か嬉しそうな煌きを湛えていた。) (02/18-21:40:44)
ユリウス > 『消えてしまえれば』――か。お前は、確かに。儚げで、今すぐにでも消えてしまいそうだ。恐ろしいくらいに、この場に似合っている。(彼女の瞳に、ひとたび嬉しそうな光が灯れば、そっと視線を外して。風がすべてをさらうような、そんなひとときだ。) 消えた後……お前はどうするつもりだ? (02/18-21:44:06)
エリクシエル > ((私は……消えてしまいそう、と……そう、他者(ひと)にも見えているのでしょうか…?))(想う所ある面持ちで、視線をユリウスに向けるものの、その目線は逸れてしまっているようだ。)……消えた後。(そう、ぽつりと言った後、顎に手を当てて、じっと考え込み始める。)((消えた後……私は何処かに行ったり、何かをしたり、するのでしょうか…。)) (02/18-21:54:35)
ユリウス > 消えるのは構わない。だが、消えた後。そのあと……どうなりたい、とか。何かをしたい、とか。…誰かに会いたい、とか。そういうのは、ないのか?(すっと、シベリアアメジストの瞳が細められた。そこに映っているのは、どこまでも美しい、まるで天国のような、それだけれど。) (02/18-21:56:54)
エリクシエル > そう、ですね……。(言葉を探すように、瞳をいくらか彷徨わせはじめる。)……ただ、ただ、聖なるもの、尊いものに満たされていくような……そんな気持ちが、私の中に流れ込んでくると……本当に、消えてしまいそうに、なるのです。(とつとつ、とそんな言葉を並べると、少しだけ、はにかむような笑みを見せてから、穏やかな眼差しを返した。) (02/18-22:02:17)
ユリウス > ……消える、というのは。(ぽつり、つぶやくように。静かに言うのは。) 少なからず、誰かしらがお前を惜しむ、ということだ。消えてしまいそうなら……消えたくなるのなら。それを止めることは、私にはできないが。(それだけ、は。覚えておいてほしい。そう訴えるかのような、遠い遠い場所を見つめる瞳が、言う。) (02/18-22:04:59)
エリクシエル > ……。(ゆるゆる、と首を振って、そっと手を伸ばし、相手の手を両手で包み込むように取ろうとする。)……ごめんなさい。どうやら、心配をかけてしまうような言い方になってしまったみたい、です。(おだやかながらも、真っ直ぐな眼差しを向けながら。)私は消えたりしません、ので、だから――。(そこで言葉は途切れるものの、ただ、ただ、相手に柔らかな日溜まりのような優しい瞳を向け続けていて――) (02/18-22:09:38)
ユリウス > ……そう、か。(そう、一言。告げれば、ほう、と。何やら安堵したような、胸のつかえがとれたような。そんな気分になれば少し困惑したような表情を見せる旅人だ。そのように、他人を気遣う、など自分には――。) …出会ってあまり経ってないが、それなりに心配はするさ。私とて、そこまで心のない人間じゃあない。 (02/18-22:13:28)
エリクシエル > ――あなたが、優しい人なのは、出会った時から――(知っていました――と、言うには些か失礼なのだろうか、と、そう思ってしまい……少しだけ眉を下げるようにして言葉を途切れさせ、それから……柔らかに――暖かに――微笑んだ――夜桜が舞い散る景色、と、相手の困惑顔、と、それらをその日溜まりのような雰囲気を帯びたその瞳に――包み込むように映しながら。) (02/18-22:20:07)
ユリウス > そんなことはないさ。でもまあ…ありがたく、その言葉は貰うとしよう。(そう言って微笑むと、冷える風から守るようにローブを手繰り寄せ――手を差し出した。) 帰ろう、エリクシエル。此処は冷える。 (そう言って、差し出された手を取ろうが撮るまいが、この旅人は岐路につくのだ。この、奇跡の体現された、その季節に背をそんなことはないさ。でもまあ…ありがたく、その言葉は貰うとしよう。(そう言って微笑むと、冷える風から守るようにローブを手繰り寄せ――手を差し出した。) 帰ろう、エリクシエル。此処は冷える。 (そう言って、差し出された手を取ろうが撮るまいが、この旅人は岐路につくのだ。この、奇跡の体現された、その季節に背を向けて――)向けて――) (02/18-22:34:46)
ユリウス > そんなことはないさ。でもまあ…ありがたく、その言葉は貰うとしよう。(そう言って微笑むと、冷える風から守るようにローブを手繰り寄せ――手を差し出した。) 帰ろう、エリクシエル。此処は冷える。 (そう言って、差し出された手を取ろうが撮るまいが、この旅人は岐路につくのだ。この、奇跡の体現された、その季節に背を向けて――) (02/18-22:34:55)
ご案内:「春色草原」からユリウスさんが去りました。 (02/18-22:34:58)
エリクシエル > ふふ…。はい。(微笑みながら、それ以上言葉を重ねずに、にこり、とうなずいて――それから、差し出された手をそっと手にとって。)わかりました――ユリウス、様(やはり、感触を確かめるような言い方で、共にゆくでしょう――。) (02/18-22:38:50)
ご案内:「春色草原」からエリクシエルさんが去りました。 (02/18-22:39:39)
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