room52_20220303
ご案内:「クレヴィスの街 -冒険者ギルド昼-」にマナ・ドゥリアスさんが現れました。 (03/03-21:37:40)
マナ・ドゥリアス > (そこは冒険者ギルドの一画。入り口から入って受付を抜けた奥にある酒場兼食事処というスペースだ。朝は依頼を見に来た冒険者や出発前の腹ごしらえを行う冒険者で賑わい、夜は夜で冒険後の打ちあげで賑わう場所であるが、真っ昼間のそこは閑散としていた。いるのはその日をオフにしたラフな格好の冒険者グループがちらほら、という程度。大抵の冒険者は既に依頼を受けてで払っているのだ) (03/03-21:41:28)
マナ・ドゥリアス > (その奥まったカウンター席に一人、見目鮮やかな緑の髪色をした少女のような人物がいた。中々に見目の麗しい整った外見をし、年齢は10代前半から中頃程度の駆けだし冒険者と言われれば納得できる程度の容姿をしている。が、身に纏っている装備品は派手さこそないものの、よく見れば一級品とわかる代物であり、彼女が外見通りの人物で無い事を物語っている。もっとも、界隈の冒険者ならば容姿の幼さ程度で相手を見誤ったりはしないだろう。特にここはそういう場所だ。もしそんな冒険者がいるとするならば、そういう輩こそが駆け出しかさもなければ余所から来たばかりの新参者だろう) (03/03-21:48:25)
マナ・ドゥリアス > (少女はまんじりともせず、カウンター席に座って手元に置いた本を読んでいた。人形と言われても納得する程度には動きがない。時折ページをめくる程度に動くだけで、それ以外では文章を追う目の動き程度しか彼女が生きていると判断できる所作が確認できないほどだ) (03/03-21:52:12)
マナ・ドゥリアス > (その彼女が手元から視線を外し、大きく頭を動かした。ほぼ同時に眼前のカウンターに湯気を立てたカップが置かれる。先頃注文していたドリンクが届いたのだ。視線をそのカップからカップを運んできた人物、酒場のマスターと思わしき年配の男性に焦点を結んだ)感謝。大儀である。(口から漏れ出た声は鈴を転がすような美声。しかし、その口調は実にぞんざいかつ偉そうであった。が、男性はいつものことと気にする事も無く、「あいよ」と一言だけ告げて仕事に戻っていった) (03/03-21:57:52)
マナ・ドゥリアス > (その背を見送ることもなく本を閉じた少女はそれをカウンターの脇に置き、今し方届いたカップを手に取る。所作の合間にさらりと揺れた緑髪の隙間から、少し尖った耳が見えた) (03/03-22:00:39)
マナ・ドゥリアス > (エルフ、ないしはそれに類する長寿族。ともあれ只人ではない証はすぐにまた髪の合間に消えていった。カップを口元に持って行く彼女は少しだけ鼻の前で香りを楽しむようにカップを揺らしてから口を付ける。その瞬間を切り取れば、それだけで一枚の絵になるような光景。白磁のような肌の喉が鳴る、瞬間。ごくり。割りと熱そうなカップの中身はほぼ一息で飲み干されていた。情緒もへったくれもない、容赦の無い嚥下であった) (03/03-22:05:46)
マナ・ドゥリアス > 美味。満足である。(味わったかどうかも怪しい飲み方だったが、彼女自身は満足しているようだ。干したカップをカウンターに置き、再び本を手に取ればしおりも挟んでいないはずの読みかけたページを正確に開き読書を再開した) (03/03-22:07:53)
マナ・ドゥリアス > (これは彼女の日常。契約にて冒険者の依頼を受ける冒険者。【荷物持ち】の二つ名を持つ界隈では有名な特異冒険者マナ・ドゥリアスの日常風景なのだ) (03/03-22:12:45)
マナ・ドゥリアス > (日がな一日、朝から晩まで、開店から閉店までの時間をギルド奥の酒場で過ごす。端から見ればただのニート。実際仕事に出ることは年に数回あるかないか、実体的にもただのニートに近い生活を送っている。生活費はどうなっているうらやましい。とはギルドを利用する冒険者からたまに聞かされる妄言である) (03/03-22:20:13)
マナ・ドゥリアス > (そんな妄言は鼻で笑うこともなく一蹴する彼女であるが、実際生活費の疑問は尽きない。長寿族ともなればそれなりの蓄えがあるということなのかもしれない。昔はよく働いた、などという。真実は本人のみぞ知る。再び本の文面を目で追う彼女は気付けば今日も日が暮れるまでそこにいたのだった。その際、最後に席を立ったときに持っていた本は最初のものとは別物だったということだが、彼女が持っていた本はその一冊しかなかったという) (03/03-22:27:19)
ご案内:「クレヴィスの街 -冒険者ギルド昼-」からマナ・ドゥリアスさんが去りました。 (03/03-22:27:34)
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