room53_20220321
ご案内:「クレヴィスの街 -街道-」にエリクシエルさんが現れました。 (03/21-16:37:34)
エリクシエル > (クレヴィスの街からの帰り道に、ふと、頼りない足取りで歩いている冒険者2名――大型の剣を背に背負う男――それから、剣と銃らしきものが一体化したような武器を腰に帯びた男――どちらも、満身創痍な様子で、腕をぶらぶらさせていたり、指先から血を滴らせていたりする――に、エリクシエルは出会った。) (03/21-16:45:39)
エリクシエル > いかが……されました、か…。(男たちが気が付くと、瞳を驚きに見開いて、傍に寄って来た女性の姿が目に入る――淡くくすみがかった儚そうな色合いの赤い髪に、黄昏の彼方に見える夜の気配を纏ったような色合いの瞳は澄んだもの――身に纏う黒衣は修道女を思わせながらも何処か柔らかで、清らかな――そして何処か神秘的な雰囲気を纏ったローブを重ね着した――魔女のようでもあるし、何か聖なる道を歩む修道女のような――あるいは、その容貌の何処かこの世のものには属していないような幻想的な――男女や性別の色合いが全く希薄な美しい容貌は――天から地に降り立った、人間とは違う、何か、にも思えて来る。) (03/21-16:51:51)
ご案内:「クレヴィスの街 -街道-」にエリクシエルさんが現れました。 (03/21-16:52:21)
エリクシエル > (二人の戦士たる男たちは、驚きに目を見張り、息を飲み、しばらくの間、呆けたように沈黙をしてしまう――痛みと疲れで息を切らし、忌々しそうに歪めていた表情、全てが沈静化してしまい――まるで、凍り付いた氷像のように固まってしまった。) (03/21-16:53:40)
エリクシエル > 傷が――(黙ってしまった二人の言葉を少しの間、待っていたものの、やはり気になるのか心配そうに眉を寄せ、表情を曇らせて、まるで自らの身体が痛むかのように口元を結びながら、震える脚――膝の辺りに血が染みている――指先から血が滴ってる様子――等に目を向けてから、そっと、二人の戦士の顔を伺うように見上げている。) (03/21-16:56:47)
エリクシエル > (黙っていた男たちは、その言葉と、その自分たちの顔を伺う様子に――ようやく我に返ったように反応を返した。「ああ、魔物にやられたんだ――あのクソいまいましいグリフォンめ。」と、強く憤るような言い方の大剣の戦士。「話を盛るならよ、アレ、たぶん、ヒポグリフだよ――グリフォンに種付けされた馬から生まれた亜種って奴だって。」相棒を何処か窘めるように言う銃剣使い。) (03/21-17:00:12)
エリクシエル > (黙っていた男たちは、その言葉と、その自分たちの顔を伺う様子に――ようやく我に返ったように反応を返した。「ああ、魔物にやられたんだ――あのクソいまいましいグリフォンめ。」と、強く憤るような言い方の大剣の戦士。「話を盛るなよ、アレ、たぶん、ヒポグリフだよ――グリフォンに種付けされた馬から生まれた亜種って奴だって。」相棒を何処か窘めるように言う銃剣使い。) (03/21-17:00:47)
エリクシエル > それでは、治療を――(表情を和らげて、彼らを安心させるように微笑んで見せて。)私は、通りすがりの魔法使いです――時々、奉仕のために無償で治療も行っているのです。(瞳を半ばつむりながら、胸元に手を当てる様は、何処か清らかで敬虔な雰囲気で――魔法使い、と言うよりは修道女と言い表した方が、適しているのではないかという……。)いかがでしょうか。(と、囁くような優しい声音で、男たちに問いかける。) (03/21-17:05:15)
エリクシエル > (それを聞いた男たちは――まず答えるよりも、面食らったような顔をした――それから、互いに顔を見合わせた――それから、大剣使いの男の方が「――なんで、そんなことを?」と、痛む手先を忘れたかの様子で、呆然と問いかけた。) (03/21-17:07:00)
エリクシエル > ……。そうする事が、私の喜びで――(胸元に手を当てたまま、言葉を探すように柔らかに瞳を細めて俯き気味になり。)そうすることが――私の心を洗い――何か、光が巡って、世界を巡ってゆくような感覚がして――(祈るように瞳を閉じて、胸元の指先も何か大切なものを握っているかのように丸められ――それは心の声を聴いているのか、何か神聖なものの声を聴いているのか。)――わたしにとって、それが、とても、いいことだと思える――ただ、それだけなのです。(何処か明るい、嬉しそうな様子で、口元を綻ばせながら、俯かせていた顔を上げて、にっこりとする。) (03/21-17:10:31)
エリクシエル > (そう語る目の前の女性に、再び、二人の男たちは呆然とする――そのうち、銃剣使いが――「おい、頼もうぜ――こんな親切、そうそう何度もない――それに、あのバカどもをさっさと探し出して、今度こそ依頼のブツを回収しないと。」銃剣使いの彼は、落ち着いた様子で、大剣使いの男にそう促しにかかる。) (03/21-17:13:09)
エリクシエル > (相棒にそう促され、大剣使いの男は「……あ、あぁ……まぁ、俺らを騙くらかして、なんかしようとしてるわけじゃねぇのは、まちがいねぇだろうし……。」相棒を横目で見て、半ば夢でも見てるかのような表情で、戸惑い抜けきらない様子で、こくこくと頷いている。「……アンタ、すまねぇが…アンタの治療とやらを、やってもらえると、助かる――頼む。」と、そこで頭を下げる大剣使い。「姉さん、よろしく頼む。」銃剣使いもそれに倣うように頭を下げる。) (03/21-17:16:07)
エリクシエル > では――。(瞳を柔らかく細めて――手を翳し――)楽にして、私の魔法を受けて下さい――(その瞳は、清らかで、無垢で、純粋で、透明な、何か色無き何かで満たされて――それを見た二人の男たちは、その不可思議な何かに思わず吸い込まれるような視線が釘付けになる。) (03/21-17:19:05)
エリクシエル > ――エン”ス”・プレーナー・シェ”リ”・レコーヴィ・ヨア―――(玲瓏な声が、囁くように辺りに響いて、広がってゆく――半ば閉じられた半眼は、柔らかで優し気でありながら、何処か神秘的な――幻想の世界に属する何ものかであるかのような雰囲気を帯びている――その言葉の意味としては、「無限なる、聖なる愛が、大空に響きますように」等と言った意味合い。) (03/21-17:26:16)
エリクシエル > ――癒しが――祝福が――降り注ぎますように――(翳した右手を、大剣使いの男に、それから、銃剣使いの男に、交互に――額にそっと触れるか、触れないか――手を翳しては、額のそっと掌を持って何度か持ってゆく――)ヤゴニス・ウィンギア――シェルティ・プレーナ――フェルタ・シェルティリーア(痛みから自由になりますように――聖なる愛の祝福――痛みの業を照らし出す祝福――)レコーヴィア・シェルティ・プレーナ―……フラーニア(天に響く祝福の、聖なる愛たる祝福よ――降り注いで) (03/21-17:34:09)
エリクシエル > (エリクシエルの翳した手には、目には見えない――けれど、その手の視覚を持つものなら、淡く白い光が、幾重にも降臨を広げながら輝いているのが見て取れて――視覚できない男たちには、何か不思議な力が――けれど、何処か心安らぐ力が働いているように見える――それが、男たちの額の触れるか触れないかの位置に彼女の手が来ると、ゆっくりと光の帯を伸ばしていって、身体の中を上から下まで流れて行く――すると、男たちは何か暖かなものに包まれているかのような、安堵した表情を浮かべて――そうしている間に、傷口がゆっくりと塞がってゆく――) (03/21-17:37:49)
エリクシエル > (――そして、男たちは癒された) (03/21-17:39:49)
エリクシエル > (彼女は、傷が癒されるのを見届けると、いくらか言葉を交わした後、微笑みながら会釈をして去っていった――) (03/21-17:40:24)
エリクシエル > (そうして、男たちは、クレヴィスへの帰路につく途上で出会った、不思議な女魔法使いの話を、冒険者の酒場でする――すると、曰く、自分たちも、マンドラゴラを採取する依頼に無償でついてきて貰った――曰く、行きつけの鍛冶屋の親父が呪われたけれど、解呪して貰った――曰く、どうやら治安の悪い地区の教会に併設されてる孤児院で時々、手伝ったり子供の相手をしてるらしい、等――) (03/21-17:43:29)
エリクシエル > (彼女は――魔法使いのエリクシエル――そう名乗っているらしい――と) (03/21-17:43:49)
ご案内:「クレヴィスの街 -街道-」からエリクシエルさんが去りました。 (03/21-17:43:52)
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