room00_20220327
ご案内:「時狭間」にエリクシエルさんが現れました。 (03/27-17:41:20)
エリクシエル > <カランカラン――>(ドアベルが鳴ると、黒衣を纏う女性が一人、時狭間へと入って来る。)こんにちは――そろそろ、こんばんは、ですね。(ふふっ、と笑みを零しながら、マスターに挨拶を――それから、ゆるりと頭巾を取ると、ふるふると首を振って。) (03/27-17:44:04)
エリクシエル > ほんの……少しだけの、現実逃避、という事で――(ほほえみを零し続けながら、蓄音機のスイッチを押して、何やらレトロなBGMをかけはじめた。)注文は――ハーブティーを、おねがいします。(少し考えた後に、注文を口にした――迷う間、頭の中では、アーモンドミルクで割ったカフェインレスのコーヒーだとか、甘さ控え目のメープルシロップのオートミールクッキーだとか、ヘルシーな嗜好品がぐるぐると廻っていたものの、どうやら、それらを振り捨てて、無難なものを選ぶ事が出来たようだった……。) (03/27-17:48:25)
エリクシエル > ふう……。よいしょ。(息をついて、カウンター席に、丁寧にローブの裾を整えてから腰掛けると、マスターが、じっ、と彼女の事を見つめている事に気づいて、にこり、と笑みながら、首を傾げて見せた。) (03/27-17:50:31)
エリクシエル > (マスターは、それから、無言でハーブティーの準備をした後に、ハーブティーと共に、ワッフルが一つ載せられた小皿を差し出した。――おまえが食べられるやつだ――と、寡黙な口を少しの間だけ開いてそうひとことを――それで、彼女は目が丸くなった。) (03/27-17:55:15)
エリクシエル > …それは……どうも……ありがとう、ございます。(微笑みながらも、少し眉を下げて、なんだかそれは、困った様子でもあり、嬉しそうでもあり――。) (03/27-17:56:09)
ご案内:「時狭間」にエリクシエルさんが現れました。 (03/27-18:03:21)
エリクシエル > (その様子を見たマスターは、さらに億劫そうに付けくわえた「あの白いハイエルフが――」そう言いかけて、苦い顔になり。「最近、あまりにも、おまえが自分に厳しいから、今度はオレをけしかけるつもりみたいだぞ――好きにすればいいが、素直になっても、別に誰も責めたりはしないだろう。」そう言いながら、複雑な表情を浮かべる彼女を眺めて、マスターはさらにココア色のワッフルをトングで掴んで、彼女の目の前にあるプレーンなワッフルが乗った皿の上に載せる――色違いのワッフルは――横になったプレーンに寄り添うように、ココア色のワッフルが載せられ――なんだか、見ていて、ほのかに暖かくなるような気がした。) (03/27-18:04:53)
エリクシエル > (ゆったりとしたレトロ調の曲をBGMに――彼女は口元に手を当てて、プレーンとココアのワッフル(植物性のみ)と、マスターの顔を、思案気に見比べて。)……そうですか、心配をかけてしまっている、のでしょうか。(彼女の問いに、マスターはそれ以上は答える事無く、寡黙に適当な腰かけに座って、特に何をすることなく、くつろぎはじめた。) (03/27-18:09:54)
エリクシエル > (マスターの中には、件の白いハイエルフの様子が鮮明に浮かんでいる―――「マスター……あの子、最近、私の作ったお菓子を食べてくれないの――だから、あなたから、これ、と、これ、を勧めてみて……。」と、銀色の髪の、とんがり耳の女性は……乏しい表情ではあるものの、仄かな熱心さを瞳に滲ませながら、マスターの手を取って、レシピを数枚、手渡した――そんなことを、マスターは何気なく思い出しているようだ――正直、心配かけてしまっている?という問いには、答え辛いものがあるのだ。) (03/27-18:13:09)
エリクシエル > ……。(そうではあるものの――彼女は、自分の方を、ずっと見つめているので、口を再び開くしかないらしい。「あれには、あれの、考えがある。」と、無難な答えを返して、彼女の目の前のワッフルを指差して「――冷えても上手いが、冷めるぞ。」と、そう言った。)あ、はい、そうですね……ありがとうございます。(こくり、と、頷いて、手を合わせて)いただきます――天なる父の恵みに感謝しつつ――(半ば瞳を閉じながら、半分瞑想的な雰囲気になって、少しの間を取ってから、ハーブティーを啜り、ワッフルに手を伸ばした。) (03/27-18:17:05)
エリクシエル > (控え目に、小鳥がパンをついばむような感じだろうか――ワッフルを数度、齧って、もぐもぐと口元を動かして――)……なんだか、安心するの、と……懐かしい感じ、と……優しい味、ですね。(ふわ、と仄かに表情を優し気に綻ばせて――優しい甘味が、表情を緩めたようだった。) (03/27-18:19:39)
エリクシエル > (作るために使った型は、おまえの世界のものだし、素材はあのハイエルフが寄越したものだし、レシピに至っては、あのハイエルフが書いたものを、そのままなぞったものだから、それは、そうだろう――と、彼女の台詞にマスターは、そんな事を想っているのだが――)……。(彼女は、それでも、何処か嬉しそうで、安心したような、緩い笑みを浮かべながら、食事を続けているのを眺めていて、満足げに口元を結んで頷くのだった。) (03/27-18:22:34)
エリクシエル > 春が――近いのですね。(と、少しだけ強い風が吹く、黄昏時の時狭間の景色を、窓越しに眺めながら――それはなんだか、切なそうでもあり、儚さが滲み出る声音で。) (03/27-18:23:42)
エリクシエル > (別にそれに応える義務も義理もないのだが――マスターは、とりあえずは、こう答える事にした。「今年もまた、違った春になるだろう。」――季節は――一つとして同じではなく……今回の春も……次の春も……その次の春も……それぞれが、違う春なのだ、と――) (03/27-18:25:27)
エリクシエル > (言葉一つで、言い方一つで、なんだか、世界が違って見える気がした――彼女は、短い言葉に瞳を大きく見開いて――)………。そう、ですね。(幾らかの種類の表情――けれど種類としては、憂いと儚さの二色を混ぜ合わせたもののみの――その表情の後、言葉に迷うように、それから、確かめるように、そう、言葉を口にして。) (03/27-18:28:54)
エリクシエル > ((―――今年の春も、私は、希望を広いながら、歩いてゆくのでしょう、か。)) (03/27-18:29:16)
エリクシエル > ((―――今年の春も、私は、希望を拾いながら、歩いてゆくのでしょう、か。)) (03/27-18:30:23)
エリクシエル > ((―――今年の春も、私は、望む望まないに関わらず、変わる事を迫られて行くのでしょうか。)) (03/27-18:30:41)
エリクシエル > ((―――それでも、ひとつ、ひとつ、と、差し出される愛にすがりながら、きっと私は……。)) (03/27-18:31:45)
エリクシエル > (食べかけのハイエルフ特製のワッフル、と……マスターの寡黙で気難し気な表情を――この上ないくらいに、柔らかくて優しい表情を浮かべて、交互に彼女は眺めて。) (03/27-18:33:10)
エリクシエル > 春は、好きです、よ――。(花が咲くように、にっこりと、マスターに微笑みかけて、そこで、詩のような発想に思い至り、ふいに、俯いて言葉を選ぶように、口元に手を当てて思案気にする。) (03/27-18:35:36)
エリクシエル > 野の花は、待ち遠しいですね……春の暖かさな、太陽の愛が、そっと近づいてきてくれるので……だから、私たちも、きっと。(胸に、心臓のあるであろう所に、右手を添えて、幻想の世界に沈んでいるかのような――静かで、夢見がちな表情を、瞳を閉じたままに浮かべている。) (03/27-18:37:38)
エリクシエル > (それから、客である彼女と、主人であるマスターは、言葉をほとんど発する事なく――ゆったりとした、レトロなBGMが蓄音機から流れていて――時間が過ぎ去ってゆく――ただ。) (03/27-18:41:19)
エリクシエル > (彼女が店を後にするまでの間――店内には、穏やかで優しい――それから、何処か夢の中にいるかのような、ふんわりとして、曖昧な雰囲気で満たされていて――) (03/27-18:43:54)
エリクシエル > (それが、きっと、彼女に力を与えてくれるなり、甦らせてくれるなり、してくれたのだろう、と、マスターは彼女が去った後に、つらつらと考えつつ――彼女が先ほど、此処に存在していた余韻に浸るためなのか――彼女が店を出る前に消していった、蓄音機のスイッチをもう一度、押下するのだった――) (03/27-18:45:27)
ご案内:「時狭間」からエリクシエルさんが去りました。 (03/27-18:45:31)
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