room31_20221126
ご案内:「聖夜の森」にエリクシエルさんが現れました。 (11/26-14:56:07)
エリクシエル > (うっかりと、迷い込んでしまう――白い木々が光を灯している――聖なる気に満ちた森には粉雪が吹雪いている。) (11/26-14:57:20)
エリクシエル > (彼女は華奢な見た目と相反して極端な温度変化にも耐性はあるものの、少し薄着が過ぎた……修道士のような黒衣のワンピースローブの上から、和服のように交差させて着込むガウンローブ……秋の終わりくらいには丁度良いのかもしれないけれど、つむじ風の中で粉雪が舞い踊る、この場には少し不釣り合いの装いだった……ので。)……。<カタカタカタカタ>(少しばかり歩いていたら、だんだんと体が冷え込んで凍えて来てしまった。) (11/26-15:02:34)
エリクシエル > (聖なる気に満ちたこの場所だけに、彼女が内側から醸し出す聖性との相性が良い――黄昏色の瞳は、少しだけ辛そうに細められる事はあるものの、それでも、白い吐息を零しながら、辺りを見回して、陽射しを銀色に照り返す白き木々が放つ、不思議で綺麗な灯たちに、瞳を向ける余力は――聖性の導きに因り――あるようで――)あぁ……ここで、消えてしまうのも……すてき……ですね……。(白い靄を息つく度に漏らしながら、途切れ途切れに、身を震わせながら、両手をローブの裾に隠して寒さから手を守りながら、ゆるり、ゆるり、と歩き続ける。) (11/26-15:08:10)
エリクシエル > (黄昏の空のような、あるいは葡萄酒のような色合いの髪が、被る黒衣の頭巾から零れていて、粉雪に塗れ――冬の太陽の光に照らされて――まるで星のようなきらめきを放ち――だんだんと、寒さを忘れて行くのか、吐息を漏らしながらも、瞳は、少しずつ、少しずつ、冴えわたり――何処かへと向かって歩き続ける――けれど、向かうべき道を彼女は知らない。) (11/26-15:13:42)
エリクシエル > ……。今は、遠い、ですね。(と、呟く――もしも、火の精霊が近くに居たのならば、温めて貰うことも出来たのかもしれないけれど――今日のこの時は、彼女の周りに寄って来る精霊たちは皆無――そういう時もあるのだろう――潮の満ち引きや、風や空模様のにように……精霊のいない日も……それとも、何処かに隠れんぼしているのだろうか……。)……はぁ、ふぅ。(心細さは、無いわけではないけれど、何処か冷静に自分を見つめている自分が後ろにいるような気持ちもあり、再び、かたかたと震え始めるものの、何やら落ち着いている雰囲気はある。) (11/26-15:18:47)
エリクシエル > は…っ、はぁ……。おや…?(宛てもなく吹雪く森を歩いていたら、ようやく――大きな樹の洞の中に、冷たく肌をじわじわと殺して行くであろう冷たい風たちから逃れられる場所が、瞳に映る――そこに近づいていく。)ふぅ、ふぅ、此処なら……。(此処でなら、少し、歩みを止めて休んでもいい……と、大きな白い木の洞に、ローブの裾を翻しつつ滑り込み、赤子のように丸くなる……洞は狭くて、そうでもしないと入り込むことが出来なかった。) (11/26-15:25:12)
エリクシエル > すみません――おじゃまします――(と、幼子のような声で、囁くように。上がり込んでおいて、自分の身を粉雪たちから守ってくれるこの大きな樹に挨拶をする――赤子のように樹の洞の中で――まるで母の子宮の中で眠る赤子のようで――ゆるりと吐息するに合わせて、暖かな白い靄が上っては、冷たい空気に掻き消されてゆく。 (11/26-15:29:23)
エリクシエル > (そんな容赦なく、己の中から洩れる暖かみの象徴――吐息から洩れる白――を、冷徹なまでに掻き消していく雪風の姿を……それでも、息を漏らすたびに己から出て行く――自らの身体の暖かみを秘めた白い靄たちを眺めながら。)((……自然は疑いもなく、迷いもなく、在るがままに、私たちを冷たく吹き飛ばしてゆくけれど――それで、こんなにも私の中の暖かさは、冷たい風を前に迷うことなく、飛び立って行こうとする……何処へ、ゆくの?)) (11/26-15:36:15)
エリクシエル > この息は――私の想いの象徴で――私の想いは――。(息を吐きながら、飛び立って行く息の白を見つめている――消えては、また自らから出て来て、また消えて行く様をじっと見つめている――そうしながら、言葉を、途切れ途切れに紡ぎ続ける。何かに取り憑かれたようでもあるけれど、そこには静かな意志も輝かせていて――時々、それでも、やはり寒いのか、額を寄せて、身体をブルブルと震わせながら……何かを紡いでいる。) (11/26-15:42:18)
エリクシエル > スゥーーーー……。(静かに息を、長く、長く、吸い込みはじめる――)((これで……。))(マナを呼吸から取り入れて、自らの身体を燃焼させるつもりのようだ。息を胸いっぱいに吸い込んで、口をぐっ、と閉じて、目蓋も閉じる。マナを言霊の力で命に変えて、その命を燃やし続ける――そうして、身体の中を循環させる。)……っっ(ずっと息は止めてられないものの、可能な限り息を止め続けている。) (11/26-15:49:24)
エリクシエル > フ……ッ(堪えていた反動か、鋭く、細く、息を吐いて脱力してしまう――けれど、その成果もあって、身体はぽかぽかとは行かないものの、震えが止まる程度にはあったかい。それで、少しだけ気の抜けた緩い表情を見せて、ほっ、と息をつく――当然ながら、すぐにまた寒さの魔手が忍び寄って来るけれど。) (11/26-15:51:04)
エリクシエル > (何度か続けて、息を吸っては止めて、マナの力で得たエネルギーを体の中に巡らせる事を繰り返していると、だんだん、根気が尽きて来たらしく、だんだんと弱々しくなって――やがて、それすらもやめてしまう――しばらくは暖かいものの、また寒さは手を伸ばしてくるだろう。) (11/26-15:52:42)
エリクシエル > (そんな彼女を、この白い樹は包み込むように見守っている……自らの洞の中で、赤子のように丸まりながら、温もりを求めて足掻いでいる無垢な子供のようなこの人間と言う名を持つ命ある存在を――) (11/26-15:54:12)
エリクシエル > (このまま儚く消えて行く命なのだろうか――そうは言えども、彼女の瞳から平静さは消えることはなく――この聖なる気に満ちた森がそうさせるのか――苦し気な表情にその瞳を歪めることはあるものの、その奥では無垢なくらいに透明感のある黄昏色の瞳――まるでこの一時だけ――彼女の身体の中に、あるいは心の水面の上に――清き魂を持つ天使が舞い降りたかのようで――) (11/26-15:58:06)
エリクシエル > ぁ……。(不意に声が漏れる――そうして、再び凍えはじめた身に構わずに、樹の洞からゆるり、とした動きで出て来る。)……。(吹雪かれて、再び白が身体を埋め尽くし、それから彼女の髪が曇天から零れる木漏れ日のような日差しを受けて、星のように白光を輝かせ――歩き出す。)……誰か……私を呼んで……。(予感がしている……静かながらも、何処か、透明感のある恍惚とした雰囲気、と言えばいいのだろうか……掴んでも掴み切れない無垢なる平静な表情のままの、彼女は聖なる森を抜けて去っていった。) (11/26-16:03:22)
ご案内:「聖夜の森」からエリクシエルさんが去りました。 (11/26-16:03:26)
:::: PbsChat v2.7改変版 ::::