【外見】 漆黒が基調の金で装飾が施された騎士の鎧。 表が黒、裏が赤のマント。 左肩に、剣と狼のシルエットが入った盾が重なりあった銀色の紋章。 左腰に黒鞘に収められた、両手でも片手でも扱える長さの両刃剣。 時折ヘルムの奥に覗く赤い二対の瞳のような光。
【性格】 温厚篤実。剛健。不動。
【戦闘関連】 魔力に似た黒い霧を自在に操り、武器や防具、馬や狼などの動物等に具現化させて使用する。 それら自ら作り出した物であれば、実戦で通用する以上の扱い方が可能。 しかし、霧を短時間で何度も具現化させ続けるとまるでスタミナ切れの様な症状を起こし、戦闘を続ける事が困難に。 鎧を酷く破損させられると戦闘力が低下。 粉々に砕かれたり、鎧という現状を維持出来無い攻撃を受けるとロスト。 ただし、紋章部分かもしくは何処か一箇所でも鎧として認識出来る部分が在れば時間は掛かるが再生可能。 霧は必ず何かへと具現化させねば戦闘で利用する事は出来無い。
【その他備考】 動く鎧となってしまった以前の記憶がなく、グランと言う名も本物の名かどうか実はわからない。 通常の動く鎧と違い、無念を抱いたままただ人を襲うのを由とせず、その無念の記憶を取り戻そうと旅をしている。 そうしている内に、何となく人を襲うよりも護る方が好きな特殊な動く鎧となってしまった。 それ故かそれとも別に理由があるのか、普通にしていると人の中に溶け込めるようになっている。 声音はヘルム越しなので少々くぐもっているが、何処か落ち着いた低い男の声。
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