room01_20250102
ご案内:「時狭間の丘」にアステル☆さんが現れました。 (01/02-14:25:56)
アステル☆ > (時狭間に向かう途中、風に声を掛けられた妖精が宙に滞空する。なになに?) (01/02-14:26:31)
アステル☆ > ――マーチが? ふーむ……。(腕を組んでしばし思案。) (01/02-14:27:18)
アステル☆ > (謝ることはできない。状況が揃えば妖精は必ずやる。自分の行動で後でどんなに痛い目にあったとしても、『懲りない! めげない! 顧みない!』のが、妖精の妖精たる所以である。) (01/02-14:32:23)
アステル☆ > (妖精がちょっと足りないとか、おバカとか、学習しないと思われる所以でもあるが、永劫を在るものには必須の愚かさでもある。) (01/02-14:35:59)
アステル☆ > (妖精の夫となるものは大変だ。かの夫は妖精の善意、妖精の悪戯の第一のターゲットであり、『何度やっても面白い! 飽きない!』と信頼されている。) (01/02-14:41:39)
アステル☆ > (そしてほんの少しでも喜んでくれたなら、その『お裾分け』が、ほんの僅かに過ぎった思考、こんな事があったらどうしようと考える畏れと期待、誰かの願いをトリガーにして世界に散るのである。スリップリングとか。) (01/02-14:46:29)
アステル☆ > (話を戻して、悪戯とは驚きであり、驚きとは意外性である。平坦に続く日常に加えるちょっとした刺激。期待を潰してしまったのは同じ妖精として気の毒だ。人なら放置だが、妖精なら話は別。) (01/02-14:54:05)
アステル☆ > うむ。 (01/02-14:54:43)
アステル☆ > (一つ頷いて、妖精は時狭間に飛び込んだ。時狭間のマスターなら何でも用意してくれる。妖精の欲する物も用意してくれるだろう。) (01/02-14:55:48)
アステル☆ > (しばし時を置いて、妖精が時狭間から出てくる。通用門は当然の如く窓だ。透明な窓を透過して、瞬きの道を使い、出入り口以上の『大物』を外へ運び出す。) (01/02-14:57:28)
アステル☆ > (時狭間から持ち出したアイテムを見て、なんだなんだ。と妖精に風がまとわりついた。) これが気になるか? (01/02-15:02:27)
アステル☆ > (さもありなん。風精、風妖精なら見過ごせないだろう。妖精が持ち出してきたのは、トイレットペーパーだ。風の精霊、風の妖精たちを観客に、妖精を中心に風が渦を巻く。) 遊び道具だ。 (01/02-15:05:59)
アステル☆ > (トイレットペーパーの外側から捲れ、ひゅるるるるっと釣り具の糸巻機からリールが放たれる様に真っ白な紙が空へ伸びていく。) (01/02-15:10:00)
アステル☆ > (遊び方が伝わった瞬間、観客がプレイヤーに変わり、トイレットペーパーは芯を残して空へ奪われていった。) 思う以上に柔らかいから丁寧にな! (01/02-15:13:33)
アステル☆ > (さて。これでちょっと時間が出来た。次は大物。洗濯物である。時狭間の丘に自生する樹々の間をロープが跳躍する。枝に当たっては鞭の様にしなって巻き付き、間髪入れず楔(木の棒)を仕込んでピンと張る。) (01/02-15:19:23)
アステル☆ > (張ったロープにふわりと着地するのは、瞬きの道経由で外に運び出された洗濯物だ。大きく真っ白なベッドシーツが緑の丘に並ぶと綺麗なコントラストがいっそ壮観である。) (01/02-15:22:52)
アステル☆ > (完璧だ! シーツの端から、重力に引かれてぽたっぽたっと落ちる水滴を眺めながら、妖精は叫んだ。) マーチ! (01/02-15:26:39)
アステル☆ > (悪戯したい妖精の欲求は満たせないが、吊られた布をはためかせたい。含んだ水気を飛ばしたい。本性に掛かる部分の欲求は満たせるだろうと推測する。) (01/02-15:34:35)
アステル☆ > (そして呼んだからには撤退だ。神秘を開示する相手は限定するべきであり、かの妖精はひらひらしたスカートもめくりたいのである。) (01/02-15:37:46)
アステル☆ > (サンッと翼を羽ばたかせ、妖精は森の奥へ逃げていった。) (01/02-15:38:40)
ご案内:「時狭間の丘」からアステル☆さんが去りました。 (01/02-15:38:45)
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