room52_20221217
ご案内:「クレヴィスの街 -スラム-」にエリクシエルさんが現れました。 (12/17-15:58:17)
エリクシエル > (クレヴィスの北を目指して歩いていたつもりが――もしかすると、あのY字路を左に曲がった辺りからだろうか…?だんだんと通りの感覚が狭くなり、明るく開け放たれた窓が見えなくなり、その変わりに閉ざされていたり、打ち付けられて開けられなくなっている窓が散見されるようになって来てる気がする――通行人の姿は見えない――何か、道を間違えている……?) (12/17-16:02:24)
エリクシエル > (後ろに引き返すべきだろうか……?あるいはそうなのかもしれない……けれど、おそらく、此処を抜ければ北の展望台が見えて来るはず……そこで帰り道のことも誰かに尋ねることができたのなら……そう考えていた、はず。) (12/17-16:03:45)
エリクシエル > ………。此処(クレヴィス)にも……、このような、場所が…。(人の無気力や、陰鬱な感情を香らせてるような、どこか朽ちたような匂いを感じて、ローブの裾を口元に持ってきて、淀んだ空気の匂いを誤魔化す。) (12/17-16:05:56)
エリクシエル > (ワンピースローブの上に、コートローブを重ね着して、しっかりとフードを被り、灰色のタイツとレッグウォーマーで、冬の寒さから身を守り――それでも、今日の寒さはそれでは心もとないもので、凍えそうな冷たい風は、彼女の身体をじわじわと冷ややかに追い詰めてゆく。) (12/17-16:10:13)
エリクシエル > (時々、視線を感じる――自分に何を求めているのか、欲望や期待を伴った心的エネルギーを纏っているのを感じるのは、研ぎ澄まされた精神を彼女が養っているため――神聖なる邪気払いの布地で作られた黒頭巾の顔を俯かせて、そっと首元に下げられた十字架に両手を添えた。) (12/17-16:13:50)
エリクシエル > (淀んで、何処か濁りのある香りもそうだけれど――人を堕落させる堕気を感じる――)((やはり、引き返すべきでしたか……?))ファル・エル・イス・リア・セーメタ……。(十字架を両手でそっと握りしめて、胸元に小さく捧げ持ち、そっと瞳を細めて、囁くように呪文を唱える。) (12/17-16:19:15)
エリクシエル > (ファル・エル・イス・リア・セーメタ―――無限なる光の化身たる神なるファルは、私と共にいる。) (12/17-16:20:48)
エリクシエル > (ファルと呼ばれる東の地の何処かに伝わるあの神は、焼きつくし奪いつくす神で、それは羽根飾りをつけた少年の姿、もしくは若々しい青年の姿で描かれているが――その真義は、”偽り”を焼き尽くし、”迷妄”奪いさる、人間に真実を齎す神なのだとか。) (12/17-16:23:36)
エリクシエル > (この神に捧げる呪文と出会った時の、魂の震えから、何か縁を感じて、時々、この神に関わる呪文を唱えている――きっと、私を心的にも物理的にも、この迷路から抜け出すことが出来るまで――共に歩いてくれる、はず。) (12/17-16:26:29)
エリクシエル > (三度ほど、呪文を唱えると、少し心が澄んで清らかになったような心地を覚える――けれど、もちろん、淀んだ空気や、じわじわと暖かみを身体から奪っていく冷えは変わらず――この濁ったような空気の中で、呼吸法を行うのはさすがに嫌……かなり躊躇いを覚えてしまう。…そう想うと、口元が真一文字にきりりと結ばれてしまう。) (12/17-16:28:58)
エリクシエル > (彼女の顔は白く――奪われてゆく暖かみを象徴しているかのようで、半分ほど下がった目は、冷たさと不安や疲れ、そしてこの空気にやられて弱りきっているかのようでもあるけれど――その瞳の奥は、何処か淡々とした平静な……茜色の空の向こう側で瞬く星のような冴え冴えとした様子を帯びていた……それが、彼女の心の水面の様子をそのまま表してるかのようで。) (12/17-16:32:39)
エリクシエル > 方向は――あっている。はず。(そこだけは自信たっぷりに、そのように呟く様子には不安は無さそうだけれど。)………っ。(生臭さを感じて、思わず立ち止まり、口元を覆う。何やら生活ゴミが建物と建物の間に――しかも、まず大人では通れない程に狭い――無理に通ろうとすると挟まれて抜け出せなくなりそうなくらいに狭い――そこに雑然と捨てられている……ような生ごみ、の類……。思わず早足して、その匂いの支配域から逃げ出そうとする。) (12/17-16:36:22)
エリクシエル > ((ぅ……せめて、匂い……匂いだけでも……でも、匂いが消えても、この穢れそのものが消えるわけでは……。))(口元と鼻孔をローブの裾で覆いながら、早足して進み続けるものの――淀んだ空気はますます濃厚になり、堕性を意味する……例えば埃だとか、放置されたゴミだとか、体臭が腐ったようなのとか……あらゆる堕の属性にある全てが混濁として空気に混ぜてかき混ぜて、濁らせたような、そんな感じ……。))……。ダメ、ここから私を消滅させて、ください、誰か……。(裾で覆われた口元から思わず弱音がか細く漏れて、それでも、前へ進む歩みは止めることはない。) (12/17-16:44:13)
ご案内:「クレヴィスの街 -スラム-」にソードさんが現れました。 (12/17-16:46:17)
ソード > よぉ。なんか具合悪そうだけど大丈夫か?(不意に後ろから掛けられる声。それに反応を見せれば、即座に)おっと、俺は怪しい奴じゃねぇ。自警団の者だ。ほらちゃんと証拠もある。(自警団の所属を示す腕章を見せる) (12/17-16:48:07)
エリクシエル > (魔法修行の成果として、鋭敏な感性を獲得した代償が、この鋭すぎる感覚――とにかく、濃厚なものや、強い刺激は苦手――このような事に耐えることも、意志の力を高める役に立つらしい……。)((けれど……。))(深い呼吸をする事が叶わないので、意識が朦朧としてくる……それでも、その意志は内面で密かに輝きを失わずにいて、彼女の歩みを止めることはなく、身体と心を支え続けている。――皮肉な事に、そんな透明なる意識の獲得が、この淀みの苦しみをさらに増す程の聖性を彼女に与えているわけでもあるのだけれど……。) (12/17-16:48:27)
エリクシエル > ……っ、ひゅっ……――(人の声、に、思わず過敏に反応して、背が、ぴっ、と伸びて、声がか細く鋭く漏れる。驚いて、くるりと後ろに機敏に振り返った。鮮やかな身のこなしだ。)じけ、……本当、ですか。(弱りきった目に緊張を宿らせつつあったものの、自警団、と聞けば、瞳を燦然と輝かせる。きらきらした目で、自警団さんに詰め寄る。かなり、距離が、近くなる。) (12/17-16:53:35)
ソード > 本当だぞ。と言っても場所が場所だから、信用できねぇかもしれねぇけど。(周りのスラム街を見回して)もし信用ならないと思ったら、その時は遠慮なく逃げるなりしてくれていいからよ。とりあえず俺はあんたをどうこうする気はねぇから。(そう言って、両手をあげよう。武器は腰に下げたロングソードが一つだけ。服装は軽装だ) (12/17-16:58:06)
エリクシエル > いえ、あなたを信じます――。(迷いのない瞳は眩く輝いていて、やや距離を詰め過ぎたと思い直して少しだけ下がると。)どうか中央広場か、街の出入り口の何処かまで案内して頂けませんか……そこまで行けば帰れると思いますので。(深々と頭を下げて――全体的に清らかな雰囲気の彼女は、まったくこの場所には似つかわしくない……正反対とさえ言っても良い雰囲気で、醸し出される聖性を帯びた気配は、神々や精霊から愛されていそうだ――完全にスラムの異物で、端的に言うなら、浮いている……。) (12/17-17:05:36)
ソード > そっか。じゃあ、責任もってエスコートしねぇとだな。あんたは、スラムの住人じゃないんだろ?(相手の姿や纏う空気から、迷い込んだと判断していたが、一応確認をして)よしきた。じゃあ、中央広場まで案内してやるよ。しかし、運が良かったな。ここまで手を出さなかったわけだし。(浮いてはいるが、独特の気配ゆえに逆に近寄りがたく思われたりしたのかな?なんて思ったりしつつ、手招きをして先行し始めよう) (12/17-17:08:39)
エリクシエル > はい。住人ではないです……。(ふるふる、と首を振って。)((ここで暮らすなんて……無理……。))(口元をローブの裾で覆いながら、そんな事を心の中で――心から呟いて。)……やはり、このような場所は治安が悪いのですね……。(先行く自警団さんの後ろを、頼もしそうな瞳で見つめながら、ついてゆき。) (12/17-17:14:04)
ソード > だよな。じゃねぇかとは思ったんだ。(だからこそ声を掛けたというのもある)まぁなぁ。自警団もスラムの巡回はしてるけど物騒だからさ。巡回できる団員も限られてるんだよ。(街中と違って危険度が高い。故に自衛能力の高い自警団員でないと巡回すらままならないのだ。それゆえに治安維持しきれなくなって、の悪循環。わかってはいるがどうしようもない部分) (12/17-17:18:33)
エリクシエル > 声を、かけて頂いて、よかったです。(話していると少し気がまぎれるのか、明るい声で。)……物騒……それほどまでに……(物騒、と言う単語に、改めて実感が湧いて来て。)……私、中央広場や時計塔や、市場の辺りしか、この街のことを知らなくて。(負の部分があるなんて、想像もしなかった、と、少しだけ俯き気味になりながら。) (12/17-17:22:51)
ソード > スラムへの迷子の保護も俺らの仕事だからな。あそこ、入り組んでるから迷いやすいんだよ。(運よく会えて、ホントよかったわと笑って)まぁ、どこの街にも少なからずあるもんさ。知らないで良いなら、知らないままに越したことはないって奴だよ。でも知ったのなら、そういう場所もあるって覚えててくれ。(道のりはわかっているらしく、迷いのない足取りで路地を進んでいく) (12/17-17:26:22)
エリクシエル > 迷子、…ですね。(大人なのに迷子、と、少しだけ気恥ずかしそうに笑み。)はい……覚えます。(神妙な面持ちで、囁くように。)((もし、可能なのであれば――この堕気を少しでも払えれば……。))(と、自分に出来ることはないのだろうか、と、思案気味な表情を自警団さんの後ろを歩きながら浮かべていて。) (12/17-17:32:12)
ソード > (進むうちに少しずつ周囲の雰囲気が変わってくるのがわかるだろう。明るくなってきたとでも言うか)よし、見えて来たぜ。あそこの通りに出れば中央広場が見えるはずだ。(そう言って、正面。建物の間の路地を抜けた先に見える大きな通りを指さす) (12/17-17:34:22)
エリクシエル > ああ……本当に、見覚えが。(明るい雰囲気が出て来た景色に伴って、ようやく息苦しい空気から解放されて、ほっ、息をついて。)あの、ありがとうございます。(と、深々と頭を下げてお礼を述べた。) (12/17-17:37:36)
ソード > いいってことよ。(お礼を告げる姿に笑いながらに答えて)それじゃあ、俺は巡回中なんでもう行くぜ。気を付けてな。(そう告げて、来た道を引き返していくことだろう――) (12/17-17:39:20)
ご案内:「クレヴィスの街 -スラム-」からソードさんが去りました。 (12/17-17:42:30)
エリクシエル > あ、そうでしたね……。(あの場所にもう一度向かうのか…、と、何とも言えない表情を浮かべて。)……ご苦労、さまです…。(と、感性が鋭すぎるが故に、あの場所に向かう自警団さんに尊敬の念が浮かび、思わず敬意の籠った声音でそう言って、また頭をぺこりと下げた。)ありがとう、ございました…っ(きっと、去り行く背に、ひときわ大きな声を出して。) (12/17-17:42:49)
エリクシエル > 御名前を聞けなかったですね……。(ふわり、と、眉を下げて、それでも柔らかな笑みを浮かべて。タイミングは見計らっていたものの、そんな雰囲気でも無さそうだ、と、迷っているうちに、機を逃してしまったような――お礼は、いつか、どこかで、と考えるべきなのかもしれない。) (12/17-17:45:51)
エリクシエル > 今日は、もう、難しいですね――北の、展望台。(先日の時計塔での出会いで、関心を持ったのだ――きっと、そこでも、時計塔の老女さんの時のように、思い出を重ねるに値する何かがあるのではないだろうか――この街の綺麗な何かに触れることが出来るのではないだろうか、と、期待して――まさか……、)((まさか、道に迷うとは、思いませんでしたね――))(柔らかい苦笑いを浮かべながら、後ろに両手を組み合わせながらくるりと振り返り、中央広場のある通りへと歩き出す。) (12/17-17:50:53)
エリクシエル > まだ、この街の知らないことが――いっぱい、ですね。(淀みから自由になった喜びを身体で現わすように――両手を広げて、それから、くるり、くるり、と踊るように廻り――軽やかな足取りで、明るい街の景色の中へと―ー彼女は姿を消した。) (12/17-17:53:28)
ご案内:「クレヴィスの街 -スラム-」からエリクシエルさんが去りました。 (12/17-17:53:39)
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